CHIYOKO UEYAMA
CHIYOKO UEYAMA.Japanese Photographer, Official Web Site.
2026.01.20_Tue.
真っ暗な外は寒かろうと、分厚い毛糸のセーターを着て玄関を出る。
だけど道着は洗濯間に合わず今日は夏の道着。
寒稽古の2日目。
ちょっと仮眠できるような場所があったらいいのにな、と考える。朝の稽古は8時に終わり、そこから2~3時間仮眠してから町へ繰り出せれば、自分のいちにちがスムーズに感じる。
だけど自分が思い描くような手軽で気持ちよさそうな寝床は見つけられない。
F師範の稽古を1時間。
▪︎準備体操
▪︎相半身、交差取り。入り身投げの崩すところまでの練習。
▪︎入り身投げ
▪︎右相半身、手合わせから。左足前に出て、左手上から相手の手に→右足転換まで、の練習。「(技の手をとらないで)ここまでの練習で止めておけば、癖がつかず、自由技のときに困らない。」とF師範が言う。
そこまでを練習しておけば、そこから"回転投げ"にも"小手返し"にも"入り身投げ"にも入れる
▪︎同じ動作から小手返し
▪︎膝行
▪︎手合わせから、座り技一教(表、裏)
▪︎横面打ちの練習。
横面打ちは、八相の構えから袈裟に斬る。だから、振りかぶる手はこめかみの横だし、そこから外側へ大きくは離れない。回し打ちにもならない。
▪︎横面打ちを受ける練習・・
左相半身、相手の右手で横面打ちを受ける→右足前に出ながら、踵方向に転換。手は左手で受け、すぐに右手で斬り結ぶ。
▪︎横面打ち、その動きから小手返し
▪︎横面打ち四方投げ(この時は受け方が2通り)
表はさっき練習した通り。
裏は前に出て受ける→下へ向かえば四方投げの手がとれる。
F師範が寄ってきて、「右利き?」と聞かれた。「はい。」と答えた。
「右の横面打ちは言うことがない。でも左の横面打ちは10回やって10回、相手まで届いていない。」
そう言って、一度だけ横面打ちを受けてくれた。
▪︎舟漕ぎ運動
稽古が終わり、更衣室で女子クラスで一緒になるAさんから、膝のサポーターを教わる。
自分が使っているのを試しにつけさせてくれた。
わたしがつけるのを眺めながら、「膝行も膝頭をついているように見えるけど、(畳に)ついているのはもう少し下の部分なのよねぇ… 。」とAさんの声。
道場を後にして、今日は上野に出た。
カメラとレンズを清掃に出しに。
この町はどうしていつも風が強いのだろう。
カメラを渡してしまうと、せっかくひとりで居る時間がもったいなく感じた。
神田明神の天野屋まで歩き、芝﨑納豆と甘酒を買う。
帰宅して米を炊き、無性に粕汁が食べたくて作り、芝﨑納豆に黄身だけを落として、中野で買ったAのべったらと。いい昼ごはん。
2026.01.19_Mon.
夜、朝、朝、夜、夜、夜 …… 。
スケジュールに書き込む。
本部道場で10日間の寒稽古がはじまる。どの時間だったら行ける。
また道着が足りない。暑中稽古のときに買い足したのは夏用の道着だ。ちょっと薄い。あの時はものすごく暑かったから。
買い足すと家の中が道着だらけになる。そうなるのも困る。
H師範の稽古を1時間。
▪︎準備体操 ▪︎後ろ受け身 ▪︎反転の受け身
▪︎入身転換
▪︎片手持ち四方投げ(表、裏)
▪︎手合わせから一教(表、裏)
▪︎手合わせから二教(表、裏)
▪︎手合わせから入り身投げ
▪︎手合わせから三教(表、裏)
▪︎手合わせから四教(表、裏)
▪︎諸手取りから一教(表、裏)・・肘の位置に気をつける。下げたまま。
四方投げ、入り身投げ、諸手取りからの一教はH師範が回ってきて見てくださった。
そして親指を立てた。出来ている、良し、のサインだ。
そうだよ、これは出来るんだよ。
まだ上手くいかないから教えてほしい、三教と四教の時は回ってきてもらえず。
こっちの時に回ってきて欲しかった。
明日は4:30起き。
もう寝よう。
2026.01.18_Sun.
いろいろな連絡が来て、道場(近所のほう)のことが気になっていた。
わたしも、(きっとAさんも?)なくなってしまうのではないか、そんな心配が頭にあった。
何かあったら昨日もらった言葉を支えに。そう思いながら稽古へ向かう。
館長(86)が居たから「遅くなりました。」と言ってまず月謝を払った。そうしたらわたしに続いて他の人が、自分の月謝を払いはじめた。
(あ… 。続けるんだ… 。)
ひとりの初心者が「(道場にある)杖と太刀を買いたいんですけど。」と言った。
(あ… 。続けるんだ… 。)
普段通りの稽古がはじまる。
誰も慌てていない。
いつもと何も変わらない。
言葉を受けて膨らんでいたものと、
目の前にある光景は、すこし違っていた。
ちょっとロックダウンの時のことを思い出した。自分の目で見たことがすべて。
きっといつかはなくなってしまうだろうけど。
▪︎基本動作、二ヶ条と三ヶ条のルーティン。
三ヶ条の後ろ取り→右半身ではじめたとき、後ろ足(左足)が前に出る→前に出たほうの足(左足)があるほうの手(左手)を右手で掴む。
諸手で取られたところから、
▪︎千鳥の足になって入り身→臂力の養成の動き→木剣を振り下ろすように投げる(手のひらは上に向かない。斬り下ろす)。
▪︎90°転換して、重量挙げをするように両手を上げる→腰回転→ 木剣を振り下ろすように投げる(手のひらは上に向かない。斬り下ろす)。
▪︎小手返し
▪︎自由技
杖道。
▪︎基本の単独動作。
▪︎制定型(着き杖~太刀落とし)
▪︎表の太刀落とし
▪︎何でも自分がやりたい型を、と言われたから、まだ出来ない型でもいいですか。覚えたいので。と言って、『笠ノ下』を教わる。
帰宅したら、YとK(10才)がブロードウェイにお年玉でフィギュアを買いに行くんだと言う。
中野にはずっと行きたかったアイリッシュパブがあるのと、商店街で"Aのべったら"が買いたかったからついて行くことにした。ブロードウェイにある"タコシェ"(←本屋)も覗いてみたかったんだ。
Kがフィギュアを選んでいる間、"タコシェ"で本を見ていた。
一冊選んだのは、ホホホ座の方が書かれた『君はそれを認めたくないんだろう』という本。
面白そう。
Kはブロードウェイに入っているいくつもの店の中から、ゴジータのフィギュアを選んだ。
「はじめて自分のお金で買った!」と言った。
買い物を終え、久しぶりのギネスと、シェパーズパイとフィッシュ&チップス。
モルトビネガーの瓶さえも嬉しい。
心は定番しか求めていなかったけど、Kがローストビーフが食べたいと言ったから頼んでもいいよ、と言う。店内は賑わっていて、人はこんなにも笑いながら酒を飲むのかと思った。
なぜか音楽が流れていなかったのだけが残念。次は演奏がある時に。
2026.01.17_Sat.
膝はまだ治ってないなぁ… 。
本部道場でI師範の朝稽古。
▪︎準備体操 ▪︎後ろ受け身10回
▪︎入身転換
▪︎両手持ち天地投げ(これは裏なの?)・・こんな天地投げははじめて見る。右逆半身として→呼吸投げのように入る(右足が相手の背中へ一歩→臂力の養成の動き→足そのままで腰回転→相手と同じ向きになる)→前足(左足)をひく(転換?)→ひいたら腰回転でまた相手と同じ向きになる→両手を天地に分ける→投げる
▪︎正面打ち一教(裏)・・さっきの天地投げの体捌きは一教(裏)と同じだとI師範は言うけれど… 。まだ理解が追いつかない。
▪︎半身半立ち両手持ち四方投げ(表)・・正座して、真正面から両手首を持たれる→相手側の足が足裏を畳につけて、相手の腹側に入る→立つ→四方投げ
▪︎半身半立ち両手持ち四方投げ(裏)・・正座して、真正面から両手首を持たれる→相手側の足を相手の前足の爪先に合わせて、足裏を畳につける→立つ→相手の背中側に転換→四方投げ
▪︎正面打ち四教(表、裏)・・また前に呼ばれて模範受けをしたけど、何の技がはじまるのか分からなくて、上手く受けられなかった。
そして、この間Aさんと練習した時は分かってきたかも、と思った四教が、やっぱりまだ分かっていなかった。
▪︎座技呼吸法・・すごく力をいれる男の人と組んだ時は、どうやれば練習になるのだろう。
2026.01.16_Fri.
そんな言葉、わたしは書いていない、とAIに言い続ける。
このところ自分が考えていたことをAさんに話しておかないといけないな。
日本語で送って、翻訳ソフトが明後日の言葉を吐いたらどうしよう。直訳されても崩れない日本語は、まったく自分の言葉にならない。
じゃあ自分の言葉で書いて、一番近いだろう英語を探そう。
何度複数の翻訳ソフトやアプリを行き来しても、思ってもいない文字が、いけしゃあしゃあと踊る。あなたの文は、二重にろ過しないと壊れる。とAIがいう。
そんなことをしていたら、自分が送るより先にAさんから長い長いメッセージが届く。
このことが役立つと思うと言って、杖道の"乱合"という型について書いてくれている。
杖道の型を手がかりにして、この状況を進めばいいと言う。
書いてくれたことを覚えておこう、と思う。
そして試してみようと思う。
……
【メモ : ようやく翻訳できたから】
Sometimes, even though I’m paying to be there, I feel like I’m being made to watch something unpleasant that I didn’t want to see.
No matter how much people train, it feels like human ego always wins in the end.
If someone really wants to grow, they shouldn’t stay alone. They should go and meet people who are better than them.
And if someone truly wants to go back to a beginner’s mind, it’s something that should stay inside. When they say it out loud, I wonder who they are performing for.
Sometimes it feels like people think they’ve done something good, but their words and actions are self-centered, and it looks like they’re closing the path for someone who wants to return.
It’s not about who’s right or wrong.
Everyone seems a little bit off, and it feels uncomfortable.
I feel let down by what I see in front of me, and words stop coming.
……
2026.01.15_Thu.
どんど焼き。
四方に立てられた細い竹や、張られた藁の紐、稲妻みたいな白い短冊、これから燃やされる矢、その上に逆向きに被されている松の枝、地面の砂利さえも美しく見える。
形が美しく整ったときに強度が増すのは、すべてのことにおいてかもしれない。
待ちながら、来年は学校を休ませてK(10才)を連れてきてやろうと思う。
離れないと駄目だ思う熱さや、気をつけて扱っていても、今日の最中に2度も人の服に火が移った。もちろんすぐにそれは消されたけど、ヒヤッとすることや。
誰が気づいて、どう視線が動いて、その後どう身体が動いたかとか。そういうものをKに見せたい。
2026.01.14_Wed.
お金を払ってその場にいるのに、望んでいない不快なものを見せられているように感じることがある。
結局修行しても人間のエゴイズムが勝つんじゃん、とか。
成長したいならひとりにならず、自分より上手い人に会いに行けばいいのに、とか。
本当に初心に返るなら内に秘めるもので、わざわざ人に言えばそれは何のための演技だろうと思ったり。
いいことをしたと思っているのは独りよがりで、その言動が、誰かの戻る道を閉じてしまったように見えることとか。それに気づいていないとか。
誰が正しいではなく。
それぞれに少しずつ、なんか気持ちが悪い。
目の前の光景にがっかりして言葉を出す気がしなくなる。
朝からくさくさしていたら、携帯電話が震えた。さっき玄関を出て先に出勤していったYから曲だけが送られてくる。
“6EYES”というバンドの"日本人中年男性"という曲。
ナリタを膝にのせ、その曲を聴いた。(ありがとう)と思ってちょっと笑ったけど、それでもまだくさくさするから、写真とか猫とか、今日は言葉のいらないものに向かいたい。
2026.01.13_Tue.
深夜に自分の寝言に驚いて目を覚ました。
仕事部屋までその声が届いたと、Yが様子を見にきた。そのタイミングでK(10才)も寝言を言った。Yは腹を押さえて笑っている。
そもそもこの人はどうして眠らないのだろう。
朝、Kを起こすと「動けない…」と言った。陣馬がまだ身体中に。Kは眠りながらパンを食べ、ランドセルを背負って学校へ。
Yが皆の靴を洗い、わたしは洗濯を2回。干す場所が足りない。
今日の途中で気がついたのだけど、ここのところ悩んでいた左膝内側の痛みが急に和らいでいる。完治ではないけど、昨日までと全然違う。あれ?と思うくらいに。
考えられることは、山に登ったから?
いろんな角度に足をついたのが良かったのだろうか。合気道と違う(いつもと違う)身体の使い方をしたのが良かったのだろうか。急な変化に不思議な気持ち。あともう一度山に登ればすっきり治りそうな…。
とりあえず、あと少しを治したい。いま出来ることはAさんに教わった4つのトレーニングをすること。
2026.01.12_Mon.
成人の日。
山へ行こうとして、出かける1時間前に起きて準備をしたらこうなる。
わたしは山用のズボンが見つからなくて、いつもの黒いサルエルパンツ。Yは山用のジャケットが見つからず、父のおさがりのレインジャケット。少し小さい。
K(10才)はYが合わなくなったレインジャケットを着た。少し大きい。手が長い。
きっと色々抜けてるけど、登山靴は履いて、カメラは持った。今日のためには大き過ぎるザックに防寒だけは詰め込んで。陣馬山。白い馬に会いに。
……
10:16 藤野駅着
10:27 タクシー
10:34 陣馬登山口、一ノ尾尾根コースを進む
12:10ベンチで休憩
12:17歩く
12:41 山頂まであと1.5km
13:09 山頂まであと0.7km ふたりを置いて先に歩く
13:25 清水茶屋
13:27 陣馬山山頂(855m)
13:41 YとK到着
14:27 清水茶屋で陣馬そば、Kはカップヌードル
14:40歩き始める、栃谷尾根コースを進む
14:51 山頂から0.4km
15:12 山頂から0.9km
15:26山頂から1.4km
15:45山頂から2.2km
16:00藤野駅と陣馬の湯の分岐、駅のほうへ
16:03下山と思ったら延々とアスファルトの車道
16:45神社
16:53陣馬山登山口、下山
16:55バス停(待ってる間に真っ暗になる)
17:16バスにのる
17:20頃 藤野駅
……
はじめての陣馬山は穏やかで優しい山だった。
あんまり寒くない。Kはこの山で"木漏れ日"という言葉を覚えた。
どれだけゆっくり歩いても、家族とペースを合わせられなかった。
尾根を歩きながらラップの起源、ラップとは"自慢と貶す(けなす)"、クール・ハーク(Kool Herc)の話。
霞のない真っ白な富士山と、山梨の山火事が見える。白い馬に会えた。
2026.01.11_Sun.
自転車のチェーンに油をさした。
道場で鏡開きの日。
AさんもKさんもいない。今日は大人もこどもも保護者も少ない。
お汁粉のための餡子をふつうの土鍋であたためる。
館長はこどもに普段の稽古をたっぷりさせ、大人に合気道の演武を促さなかった。
ひとりの小学生と杖の基本動作をして、Mさんを打ち太刀に、わたしを含め3人の大人に杖道の型を演武させた。わたしは『着き杖』から『太刀落とし』までを演武した。
そして最後に館長が制定型12本を演武した。
直会(なおらい)でお汁粉と寿司とビールをいただき、途中で中締めがあったからそのタイミングで道場を出た。
電車にのった。若松河田の本部道場を目指した。こちらでも14時から鏡開きがある。
ふたつの鏡開きを今日は見てみたかった。
ぎりぎりに本部道場に着くと、多くの人がスーツ姿だった。あぁ… 緑色のトレーナーで来てしまった… 。もう目の前まで来たんだから腹をくくるしかない。知らなかったんだから仕方ない。
入ると3階の男の人の更衣室に荷物を置くように言われた。そして3階の道場は人が多くてもう入れないから、4階の道場に上がりモニターで道主の挨拶を聞き、演武を見る。
道場長と道主がそれぞれ演武された。いつも教わっている先生方が受けを取られる。
人がたくさんいるからコンパクトなスペースの中、それをわかった動きがかっこいい。
そして、直会(なおらい)があり、3階の道場へ降りた。
人でぎゅうぎゅうの中、一緒に稽古しているような人が、見渡してもどこにもいない。誰も知ってる人がいない。
そんな中、たったひとり、昨日はじめて稽古で一緒になった外国人の女性がいた。昨日"肩持ち二教"を組んだ。
「はじめて来たんだけど、誰も知ってる人がいないんだ。」拙い英語で声をかけた。そして後ろの人と背中があたっているくらいぎゅうぎゅうの長机のある席に隣り合わせて座った。
彼女はドイツ人でSusanne(スザンヌ)と言った。彼女はふたりの男性と一緒だった。アムステルダムで自分の道場があるLaurens(ローレンス)、イタリア人のSalvo(サルボ)。道場仲間だという。
自分は日本という島国に暮らしているからか、どうしてドイツ人のスザンヌとイタリア人のサルボが、アムステルダムのローレンスの道場に通えるのか、距離の感覚がつかめない。
高齢のT師範の長い長い話を聞きながら、4人で沢山こそこそ話をした。
「I practiced a lot of suwari-waza. My knees hurt.」
「He’s talking about the universe. I don’t really get it.」
「Azuki beans are said to ward off negative energy」
おかきとお汁粉が配られ、日本酒で乾杯した。
サルボがさっき小豆の云々を話したから、日本酒はclean spiritだと言った。
一升瓶は何ℓなのかを気にして、度数がワインくらいだと言った。
ローレンスは自分の道場ではあんまり座り技はやらないんだと膝を触った。
スザンヌと連絡先を交換した。
ここへ来る電車に乗るときは、(目に入れたいけど誰とも喋りたくないし。)なんて思いながらイヤフォンでロックンロールを聴いていたけど、スザンヌたちと話せたお陰で有意義な時間になった。
家に帰るとまた嫌な知らせ。稽古に集中できる場であってほしい。
2026.01.10_Sat.
玄関を開けたら真っ暗だった。
本部道場では自分の今年の初稽古。
2ヶ月ぶり(?)に、I師範の朝稽古に出る。
膝が痛い。丁寧にストレッチをする。どうか、どうか、治ってくださいと思う。
I師範はいつものようにトントンッと軽いリズムを踏んで稽古場に入ってこられた。
やっぱりかっこいい人だなぁ… 。
肩を入れるだけの準備体操でもI師範の形。
▪︎準備体操 ▪︎後ろ受身10回
▪︎入身転換
▪︎正面打ち一教(表、裏)
▪︎正面打ち入り身投げ
▪︎片手持ち四方投げ(表、裏)
▪︎肩持ち二教(表、裏)・・先生によってやり方が違う。今日I師範に教わったのは、右逆半身で肩を取られたとして→前足(右足)を外(右横)へ開く→左手で当て身→そこから右手で相手の肘、左手で相手の親指をとる→表の動き。
裏も入り口は同じ→当て身の手で肩にある相手の手を取り、返す→二教をかける
▪︎正面打ち小手返し・・
前に呼ばれて先生の模範受けをした。相半身で正面打ち。その時、「正面打ちのときは(打ち終わった最後で)手を返してはいけない。」と先生が言った。「はい。」と言ってやり直した。
皆に模範を見せ終わり、そのまま先生が「やろうか。」と言って組んでくださった。(わーい!)
「バランスを取ろうとして、手は返ってしまうんだけどね。(でも手は返らないように意識して。)」とさっきの続きを先生は話し、「打つよ。」と言って正面打ちをしてくれた。
わたしがいつものように受けてから入ると、「それだと遅いんだ。受けるタイミングで同時に入る。」
そして上から手を取って、その次の小手返しの動きに入ったとき、「バラバラになってはいけない。手と足の動きを揃えるんだ。」と、もう一度やってみろと、練習させてくれた。そして何度もやってみせてくれた。ものすごく綺麗なリズムで。
▪︎座技呼吸法
これもそのままI師範が組んでくれた。
正座して向かい合い、
「胸が肘より前に出てはいけない。」「手首を支点に動かす。」「肘は下がる」「肘を下げたまま、肘を少し開く。」
やってみる度に先生はわたしの動きを止めて、肘の位置はここ、手首はこう、と何度も手を持って形を作った。
自宅に戻り、年末に壊れたディスポーザーの交換に業者の方が来てくれる。
作業の間、珈琲を飲みながら椅子に座って稽古の内容を思い出しながら日記を書いていたら、寝落ちしそうになる。いま誰もいなかったら眠ってしまうのに。
Yに誘われ、K(10才)と3人で近くの大きい方の神社へ。初詣。
"幸福おみくじ"と、張子の"鳩おみくじ"。
『たいへん威勢のいい運勢です。また新しい事が始まる気配があります。この時期計画さえしっかりしていればたいていの事は成功します。ただ、うかつに取り組まないこと。あまり旨い話には手を出さないこと。』
『高をくくっているところはないか。もう一度、基礎から見直せ。一度失敗しても二度目にはうまくいく。』
『空元気をはって無理をしないこと。病気はそれほど心配することはないが、軽くみてぶり返すこともある。』
『時をまて叶う。』『雑念を捨て早めに目標を。』
『待ち人来らず 音信はなし。』それなのに、『愛しぬくこと。』
おみくじをふたつもひくと、それぞれがそれぞれのことを言う。外野にいる他人みたいに。
昼寝してから荻窪でライブ。片平里菜。
四面道にある"TOP BEAT CLUB"。
この間Dさんが教えてくれたライブハウス。
教えてくれた時にライブスケジュールを見たら、それもこの間、山口さんと演奏したとかで聴いたばかりの人の名前があったから、ふたつ重なった偶然が面白くて聴きにきてみた。
カンパリソーダ、エルヴィスサンドとホットコーヒー。なんだこのホットサンド。ベーコンとナッツと…バナナ?
強風の帰り道、家まで距離がある中で自転車のチェーンがはずれる。訳を話し、(小さいし)自転車ごと乗せてもらえませんかとタクシーの人を呼び止め頼めど無理だと断られる。
Luupに乗ったふたり連れの男の人を呼び止める。「チェーンの直し方を教えてもらえませんか?」ひとりの男の人は冷静に「歩道に行きましょう。」と言って、もうひとりの男の人は「手が汚れていませんか。僕いっぱい持ってるんで。」と鞄からウェットティッシュを出した。そしてチェーンを治してくれた。
治ったのを確認して、「帰ったら油をさしてください。」と言った。もちろん「はい。」と答える。
2026.01.09_Fri.
アーティゾン美術館。12日までって、もう今日の夜しか時間がないじゃないか。
ギャラリーは金曜日だけ20時まで開いていて。流れるようにうまく出来ている。
ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山城知佳子×志賀理江子 漂着
観るのに時間がかかるものだ、と中に入る。
映像の部屋。本当に入り口のひとつ目から見始めたら動けない。目で見るもの、声、言葉、音、歌が何重にも重なり耳から入る。
不思議と目の前のものだけ言葉の意味が分かり、重なる他の音は奥行きになる。
下の階に降りる。ここからは写真だから、写真に手を触れないようにと、これから入るところに注意喚起されていて、それを読んだ。
"ここからは写真"。頭にそれを置いたあとに中に入った。
こんな写真の展示、見たことがない。
これは写真なんだろうか。方法はなんでもよくて、カテゴライズが必要なのか、ただただ剥き出してある。すごいな。
こんなことしていいんだ、みたいな。したら悪いことなんかなにもないのに、知らないうちに線を引いていたのに気づく、みたいな。
かっこつける余裕のないものが、表現なんだな。作品なんだな。
いま気づく?みたいな。言いたいこと言ってる。これを自分の年齢をちょうど挟んだふたりの人がやっている。
2026.01.08_Thu.
このところの他人の進退を見て、"プライド"や"メンタル"ではなく、"続ける"と"居付く"なんじゃないかなぁ、と言葉が気になり、その違いを辞書でひいたり。
人形町の駅から歩いてJINEN GALLERY。
原陽子さんの展示、– They had gone – 。
エレベーターでギャラリーのある6階に上がる。
扉が開くなり、何年も会っていなかった師匠(Kさん)の姿があった。Sさんも一緒だ。
Kさんがマスクをする姿を見ていないから、もう5~6年会っていなかった。
関係があるから、久しぶりでも何も揺れなかった。今日また交差した。
「おまえには話すことがあるんだよ。」そんな言葉から再会がはじまる。
一緒にギャラリーを出て、カフェ・ベローチェに入った。Kさんは当たり前のようにわたしの分のアメリカンコーヒーのお金をレジで払ってくれた。
Kさんの話をきいた。自分の話をした。
会っていなかった何年もの間に、自分が少しずつ拾っていたもの。あやふやなまま言葉にするのに時間がかかったもの。それを少し話しただけで、Kさんはもうはっきり言葉にしてまとめるように説明をはじめた。
その全部をKさんの速度では理解できないけど、人の目を気にせず「やれ」と言っている。
言ってはないけど。
Kさんは隣にいたSさんにわたしのことを「この人は昔から自分ひとりで探しにいける人なの。」と言って、わたしに向いて「自分ひとりの判断でものを作ってください。」と言った。
別れ際、「おまえアーティゾン美術館に行く時間ある?」
Kさんはそう言って12日までの招待券をくれた。そして「観るの時間かかるよ。」と言った。
2026.01.07_Wed.
あたまの中がChristian Tissier(クリスチャン・ティシエ)でいっぱい。
どうやったら会えるだろう。
コンピューターの中に情報を探しても、この頃は何をしていても、外の国の文字が読めない、話せない、わかっていない、というのが壁のように立ち塞がって自分の邪魔をする。
身体や勘のようなものは、もうとっくにそこを通り越しているのに。
ことしの目標は、"言葉を伏せること" そして、"ティシエに会うこと" なのかも知れない。
そのためにやらなければいけないことは、写真を撮ること、英語を勉強すること、ストレッチと筋トレをすることだと思う。
2026.01.06_Tue.
7時半に道場。Aさんと稽古。
白湯を飲みながらいろんな話。1時間くらい簡単に過ぎる。
調べてくれた膝のことを携帯に送ってくれた。
『膝の内側にある支持靭帯が骨に付着する部分に炎症が生じています。
この部位は膝が以下の状態になると負荷がかかります:
深く曲げられた時
体重がかかった時
ねじれたり横方向に押された時
靭帯が断裂したわけではありません。軟骨が剥がれているわけでもありません。
組織が、十分な回復期間なしに繰り返される負荷によって炎症を起こしているだけです。』
そして、回復のための4つの動きを教えてくれる。
合気道の稽古から。
一教、二教、三教、ぼっ教(Aが名付けた)、四教、それぞれ表と裏の手を取るところまでの練習。
これはいい練習だったなぁ。この練習をさせてくれるパートナーが日々に居ればすごくいいのに。
四教が木剣を振るようになのは、言葉を何度も聞いている。だけど今日はそれのどこが刃なのか峰なのかがわかる。相手の親指側が峰、小指側が刃。
そして本部道場でわからなかった入り身投げの受け身のことを教えて、と言った。
相手に深く落とされたとき、相手のほうを向いて起きあがる。
小手返しの飛び受け身のことも。何度かやってみて、「練習しておかないと久しぶりだとだめだね。」というと、いまは膝のこともあるし、春になって畳がもう少し温かくなる頃から練習しよう、となる。
杖道。
本手に構える時、杖は自分の帯の上あたり(いまは随分低すぎた)。やや半身。自分の腰にレーザーポインターがあたるように。薄い三角形をつくる。
基本の相対動作。『本手打』『逆手打』『引落打』『返し突き』『逆手突き』『巻き落とし』
練習が足りていないこと、していないこと、はあからさまに身体が示す。
『返し突き』・・返すとき、杖の影に隠れてる。杖が自分の前に垂直に立つ瞬間、上の手と下の手は手のひらが開き、杖を上下で挟んでいる。足は腰を捻ったとき、後ろ足を前足に寄せている。
突きが難しいこと。まずはしっかり構える。帯の上の位置に杖の先があるか、やや半身はとれているか。レーザーポインターはどこを向いている。それらを確認したら、前足をうかせて、後ろの手だけで壁を突いてみる。
型の稽古。「表を全部教えたい。」とAさんが言って、太刀落としから順に稽古していく。
九州のやり方、清水先生のやり方、西岡先生のやり方。入り身なのか、十字を跨ぐのか、踵を視点に下がるのか。
「"鍔割"は西岡先生のやり方をしよう、まだやってないけど、"細道"では九州のやり方を試してみよう。」Aさんが言う。
稽古の終盤になって、今日も利口な小学生がひとり「先生、遅れました。」と顔を出した。
利口だから利口なのだ。
昨日は邪魔しないで、と思ったけど、もうなんでもいいや。なにも考えなくていいや。
嬉しくはないけど。
【着き杖】下がるときは斜め45°(九州はもう少し縦に下がる)。
右手を腰につけるのは変わらず。九州では左手が杖を持たない。姿勢を正してまず下がる→杖が回る時に左手も使う。それをやってみる。
相手の太刀が自分を向くかもしれない。だから左足を右斜め前に出す。
【水月】入り身したとき、左肩を引くのを忘れない。
着き杖、水月、斜面、の受け太刀を習う。
昨日教わった【笠ノ下】【一禮】まで届かなかった。練習したかった。利口な小学生のせい。
黙した自分が暴れていても、平らな芝居を身につける練習をするのが武道なんでしょう?
Aさんが、利口な小学生とわたしに昼ごはんを分けてくれた。ライ麦パンをバターで焼いて、目玉焼きをふたつ。
ロシアみたいな花柄の皿で食べた。
夜になって、今朝白湯を飲みながらAさんが話していたChristian Tissier(クリスチャン・ティシエ)の動画をみる。見惚れてしまう。
2026.01.05_Mon.
風邪はまだ治らない。
身体を寄せてくる猫に気を合わせる朝。
しばらく会っていなかったね、と無言の会話。
言葉を伏せる、というのは面白いことだな。猫も写真も。
今年はそうやって過ごしてみようか。
スキンシップはとりたいけど、誰とも話したくない気分。風邪だからか。
Aさんと初稽古の約束。
14時に道場。
今日はふたりで稽古できたのではなく、利口な小学生がひとり来た。
道場がいつまでつづくのかわからない。Aさんとこうして稽古できるのもあとどのくらいだろう、と正月のあいだに考えていた。一回が貴重に思った。だから利口な小学生に来て欲しくなかった。だけど平らに居るしかない。
武道は言葉も心も伏せないといけないのか。
合気道をして、杖道をした。
Aさんは"物見"の型を変えてみようと言って、入り身をする型を教えてくれた。九州のやり方(考え方)のよう。
いつものように構えて→左手が下から杖に触れる→右足が前に入り、入り身して体を外す→右足を引きながら、杖でこてを打つ。
そこまでが今までと違う。
"右貫"・・太刀で練習する。
左手に帯刀、太刀の刃は上を向いている→抜くときに刃は下に向く→抜き終わるころ、手首を返して刃は上を向く。このときの小指の位置が大事。小指は刃の線上にある→小指を使って握っていく。
あたらしく【表】の"笠ノ下(かさのした)"と"一禮(いちれい)"を教わった。
"笠ノ下"・・常の構え→左手が下から右手の前の位置に触れる→右手をこぶしひとつ分さげる(これで6:4のところが握れる)→右足を下げながら笠の周りを避けるようにして、杖を首後ろにかつぐ→太刀と杖を合わせる→逆手に持ち替える、肩の幅で腕を前に伸ばす→右手を杖いっぱいのところまですべらせ、相手の右腰のあたり(?)に刺す、足は前に揃う→刺したら上の手を本手に持ち替える→相手が動いたらそちらを向く→杖は相手から離れてもいい、右足で入り身→左足、右足、と動き、相手の背に入る、斬る→納杖
"一禮"・・物見みたいに杖を持って、しゃがむ→左足からまっすぐ前に出て、小手をうつ→左手を杖先まで滑らせて、右足が前に出る、逆手で打つ→相手の右腰(?)に杖を刺す→納杖の形から足を引く、手は体外し打ちみたいな→相手の太刀を打つ→納杖
…… 記憶がたくさん抜けてる。もっと手のひらを何度も返した印象。
稽古が終わって、左膝と左腕が痛いのを診てくれた。
身体も丁寧に使わないといけない。
2026.01.04_Sun.
東京へ戻る日。パタゴニアのスーツケースに荷物を詰める。
K(10才)はまだ寝ている。
本棚に小学校の卒業記念にもらった"希望"と書かれた冊子があって、Kが起きたら見せてやろう、と手にとった。
6年生の時に書いた覚えもある"連合運動会の思い出"という文章が載っていた。読むと、いまの自分の日記のよう。成長がないのか、すでに成長しすぎていたのか。どっちだ。
書き方も感じ方もいま自分が書く日記と同じように文章が流れ、うれしいと思うことも葛藤も結果もいまと大して変わらない。
朝ごはんを作り、片付けたと思うと昼ごはんを作り、片付けた。ここでMY LIFEは送れない。
身体に好きなものを貼り付けるように携帯電話でヒートウェイヴの新譜を聴きながら、自分たちが寝ていた布団を片付けた。
ようやくやることをやり終え、ひとりで散歩に出た。Kも誘ったけど、行かないと言った。
白い鞄屋の建物、川に渡る橋、金剛山地、坂道、焼杉に正月飾り、石屋の看板、突き当たりには通っていた小学校。
微かに雨のような、雪のようなものが降り出した。
家を出る時間になるまで、毎月自動支払いされてしまっているなんだかわからないもののことや、Amazonで頼んでないのに届いた野菜ジュースのこと(Amazon側の誤送だった)。
たぶん全部綺麗に片付いた。
新幹線の改札を通ったら、お隣のHさんから新年のメッセージ。
「Hさん、ただいまー。」と、夜遅くにピンポンして井尻珈琲焙煎所の豆と551の焼売を渡す。
Hさんは葉山の農園の苺とハーブティをくれた。
2026.01.03_Sat.
父と近くの山に歩きに行こうとしていたのをあきらめて、鞄が欲しいという母の買い物に付き合う。母はゴリ押しで自分の予定をねじ込むくせに、そんなのふたつとも出来ないな、とこちらが一方を手放すと、自分の願望を下げないままに、行くのを辞めずに行ってきてくれ、と言う。そういう人だ。
父とふたりで車に電動車椅子を乗せ、泉北のパンジョに行った。
そして家の方へ戻り、氏神さまの神社に去年の破魔矢を返し、新しいのを貰いに行った。
神社の本殿が祀られている裏山(と言っても15分くらいで元の位置に戻ってこられる)に父と寄り道した。
夜ごはんはマクドナルド。
2026.01.02_Fri.
早く起きようとしたけど、起きられなかった。洗濯をまわして、掃除機をかけよう。
午前中、家からすぐ近くに住むS兄ちゃんとTさんのところへ。
Y伯母さんのお仏壇に手を合わせてから、リビングに戻ると、「お母さんどうや?」と落ち着いたS兄ちゃんのいつもの声。Tさんが生姜と蜂蜜の入った飲み物や、焼いた梅干しが入ったお茶を出してくれた。わたしが声枯れしていたから。
別れ際に、Y伯母さんもずーっと愛用していた佐賀のお茶と甘栗を「軽く焼いたらうまいし、剥きやすいで。」と渡してくれた。
午後からはN家の皆が6人で家に来た。
K(10才)はふたつ年上のYにようやく会えた。わたしは皆の居るソファから離れ、Mi姉ちゃんとHちゃんと、台所に近いほうの机でお喋りしているのが楽しかった。
表ではそんなことをしながら、
昼頃にKさんが辞めたことを知ったAさんからメッセージがきていて、合間合間に長いメッセージを書いていた。
夜の最後に、大人みたいに整った言葉がAさんから送られてきた。パーフェクトじゃなくていいから、Aさんの言葉が聞きたかったのに。
2026.01.01_Thu.
あしたのお祝いはゆっくりはじめよう、と寝に上がる前に父が言ったから、今朝は8時半に起きた。珈琲をいれながら身支度をして、雑煮の大根と人参に火を入れる。豆腐と下茹でしておいた小芋。白味噌を溶く。
あとですぐに焼けるように、丸餅をトースターに並べておく。
炬燵でおせちを囲み、お祝いのごはんをたべた。
「一万円札が出来たばかりのとき…… 」と父が話しだすから、「一万円札ってなかったの?」「なかったんやで。」と話が止まる。
「一万円札ができたばかりのとき、親父さんが(Kから見て曽祖父)がお正月に"一年間のこづかいにしいや"、と言って渡してくれたんや。それだけは何に使ってもいい。おまえもそうしいや。」とK(10才)に話して聞かせて、お年玉をくれた。
窓からの日差しが暖かく、炬燵に潜って昼寝をし、起きたら皆んなでトランプをした。"神経衰弱"と"七並べ"。
そして一年間で財布に溜まった小銭(貯金箱に貯めていた)をKと数えて綺麗に紙で包み棒金にして、「やるわ。(あげるわ。)」と言ってKにくれた。31,992円。
「秋祭りの時に使う。」とKが言った。
夜はてっちりとてっさ。焼きふぐ。正月はまだつづく。
2025.12.31_Wed.
きのう爺婆と朝ごはんに卵焼きを作ってあげる約束をしたK(10才)が、わかりやすく張りきっている。家のより重たい鉄の卵焼き器。卵5つで立派な厚焼き卵が出来上がる。
朝のうちに墓参り。
大掃除が済んだような、澄んだ空。
いつも年末にみかんをくれるおじさんに東京の土産を渡しに行った。父と大ヶ塚(だいがつか)の八朔祭りの話になって、「聞いたことがない。」とわたしが言うと、「お父さんもこどもの時に行ったぐらい。」と言って、帰りにそのあたりの古い集落を車で通ってくれた。
戻り、父とKが外を掃き、わたしは台所の掃除。鏡餅の準備と、餅と(みかんが大きかったから)柚子を半紙で包み、水引きで縛る。寒さとストーブの熱と鼻詰まりで、正月を感じる。
この珈琲がなくなったら里芋と正月人参と大根を切らなきゃ。
夜になる前、注文してくれていた寿司を受け取りに行った。太陽が沈む直前の黄土色の光。綺麗だったな。今日は外に出るたび、空に目がいく。
ことしは面白かった。
人と交差できるのはずっとではない。来年はもう一緒にいられないかも知れない。なにか大きく変わりそうな気もする。
目の前のことを、と言うけれど、うまく渡れるだろうか。
来年、そしてその先に、という言葉を頭に広げる。自分はどうありたいだろう。
0時になって、Kと「ハッピーニューイヤー。ことしもよろしく。」と言い合う。「愛してるよ。」と言ってみると、こちらを睨んで「わかった。」と言った。
2025.12.30_Tue.
昨晩24時を優に超えた時刻にKさんからメッセージが届く。
30日に道場の鍵を返してお暇をいただこうかと思う、という内容のことが書かれてある。
何十年もそこで稽古を重ねた人のその言葉だから、考えて考えて考えた末の言葉でしかないだろう。教えてもらったことへの感謝しか返せなかった。
年が明けて鏡は開けない、だから今、ということなのだと思う。鏡開きの場に立って、腹にあるものをごまかせる真剣な人は居ないだろう。Kさんはそういう人なんだと思う。
朝起きたら喉がイガイガして、声がガラガラ。
帰省する日に今年もまた風邪か。
今日も会社に行くYが、「四谷で乗り換えるから途中まで一緒に行けるよ。」と言って、一緒に家を出た。電車にのっていたら「時間が早いから東京駅まで送ってあげようか。」と言って結局東京駅の改札まで送ってくれた。
「じゃあね。」と別れる。
K(10才)が先に改札を通り、自分も続けて通ろうとICカードをタッチすると、赤いランプがついて通れない。Kはわたしがすぐ後から来てるものと思い、人混みの先へ進んでしまった。「登録した時からカードを更新していませんか?」と駅員さん。向こうの切符売り場で更新情報を確認しろとか言う。Kは改札の中だよ。人混みで姿がない。
あぁ………天を仰いだらYの頭が見えた。あぁ、助かった。
夜は父と母とすっぽん鍋。
毎年お正月に両親に服を贈っていたのを、今回はすっぽんにした。なぜ正月じゃなく今日に食べたのかというと、正月に向けてテンションの上がった母が冷蔵庫も冷凍庫もいっぱいにしているため。してくれているため。
2025.12.29_Mon.
若者に薦められた "まるでこたつソックス" を固唾をのんで履いてみる。
「脱げなくなりますよ~。」と若者は言う。
15時前。いまは鹿児島に引っ越して暮らしている、K(10才)の(保育園で出来た)親友家族が、帰省のスケジュールの忙しい中で、少しの時間、家に寄ってくれた。2年ぶりに会うけど、何ひとつ変わっていない。やわらかいままで互いに話し始められたことが、良かったなぁ、と思ったこと。
みんなでケーキを食べようと用意していたけれど、ビールを買ってきてくれたので、冷蔵庫にあった鶏ハムとクリームチーズのディップで軽くのんだ。こどもらはストーブでマシュマロを焼いて、Fortniteのダンスを踊っている。
ナリタとヒガシは今日も来客に甘えに甘え、無表情で、可愛いという言葉をたくさん浴びている。
2025.12.28_Sun.
Yは仕事で赤坂へ。
昨日夜更かしをしたK(10才)は10時半を過ぎても起きて来ず。
わたしはYの仕事の放送を見ながら、本棚の埃を払い、整理整頓をする。
昼過ぎに駅近くの蕎麦屋で待ち合わせをしている。
外は寒いわりに陽のあたるところでは眠ってしまいたくなるような。
戻ってきたYとKと温かい蕎麦をたべた。
ここでの蕎麦が毎年の家族のなんとなくの一年の締めくくり。
家に戻り、Yは珈琲をいれたあと、また仕事のつづき。わたしは繋いでもらったケルヒャーでテラスのタイルを磨く。そして台所の棚の中。
Kはあんこの入った餅を焼いてくれ、そのままリビングのタイルを磨くのをやってくれた。
心のままに動けるのなら、新幹線に乗りたくない。心のままに動けるのなら、あーしたい、こうしたい。掃除中のあたまの中。
生姜焼きとキャベ千、なめこと豆腐の味噌汁。納豆(卵黄いれた)。
2025.12.27_Sat.
こんな日にディスポーザーの故障。はぁ…… 。
電源を差し直し、リセットボタンを押してみても治らず。
這いつくばり電話口の女性に言われるままに、あれやこれやを試すも治らず。
部品なく、交換に15万だと耳元で声がする。
しんどい。
2025.12.26_Fri.
今年は、もう豊橋のおでんが届かない。Yの会社の社長さんが引退されたからだ。
仕事の流れは何も変わらない。だけどおでんが届かない。
毎年この時期に送ってくださる豊橋のおでんの贈り物がうれしかった。人が場を閉じる時はいつもあっけなく早いように思う。
夜に自分の仕事を納めて、渋谷へ行った。
HEATWAVE LIVE 2025 -Mr. OUTSIDE-、duo MUSIC EXCHANGEにて。
山口さんの62才の誕生日の日。
受付けで「当日券はまだ買えますか?」と聞いた。
今日この会場から発売開始のあたらしいアルバムを求める長い列に並んだ。
そしてウォッカソーダ。
ニューヨークを拠点に活動されているクラシックギタリスト、KOH KAZAMA(風間航)さんのオープニングアクト。
そしてHEATWAVEのLIVEがはじまる。
"フリージア"。今日は1曲目から比喩ではなく涙がでる。情緒がおかしいのかと思う。
15才のときから、独り言の相手はHEATWAVEのアルバムだったけど、15才が47才になっても、歌の中の言葉や、もう知っているいつもの音に今日もなにかを励まされて涙が出る。
"Blind Pilot"、"Starlight"と続き、その3曲の間に涙は出続けて、おさまった。
ステージの上の山口さんは、「あんたの中に"ある"ならそれはなくなってないんだ。」と言った。今日はその言葉を鵜呑みにした。
LIVEが終わって、また列に並び、さっき買ったあたらしいアルバムにサインを貰う。
他の人はアルバムを見開いた白い部分にサインをもらっていたけど、アルバムの表紙にサインが欲しかった。山口さんにそう言ったら、周りがザワザワしていて声が届かなかったけど、「なに?ここに(サイン)欲しいの?」と山口さんは言って、表紙の悪石島のボゼの顔に、
"Chiyoさん
Yamaguchi h(62)"
とサインをくれた。
道玄坂で麻辣担をたべる。家に帰る。
2025.12.25_Thu.
クリスマス。納会のあと、少し疲れが出ているみたい。
ちっとも元気がでない。頭が切り替わらない。
あまりにもクサクサするから、いい加減先に進みたくて、テラスに落ちているおかめ蔦の葉っぱを掃除したり、Macを買い換えると宣言して、調べはじめたり。
今日の夜は本部道場で稽古納めするつもりだった。
だからそのことを事前に家族に話して、ご馳走とケーキはイヴの日にしてもらった。
それなのに、一週間前に治ったはずの腰がまた今朝から痛みはじめて、どれだけストレッチしても治らない。稽古に行けない。
今年はいいことも嫌なことも含めて、大きな変化がいくつもあった面白い一年だったのに、なんとも終わりが締まらない。
昨日食べ残したスノーマンの形のケーキの前半分(顔側)を切り分けて食べながら、リアムのアルバム(Prayer)だけが、身体に添ってくれる。
2025.12.22_Mon.
昨日またChurchkhela(チュルチヘラ)を食べたりしたからか、今朝は何気なく、ロシア語を覗く。「да」(はい)。「давай」(そうしよう!)。
理解するための手がかりはどこにある。
整体で、"鷲足(がそく)"の話。
夜に本部道場。H師範の稽古をふたつ。
▪︎準備体操 ▪︎後ろ受け身と、座ってから反転の動き
▪︎入身転換・・昨日の演武で受け身をとる自分の姿勢が悪かったから、今日はそれを気をつけた。
▪︎手合わせから一教
▪︎手合わせから二教
▪︎手合わせから入り身投げ
▪︎手合わせから三教
▪︎手合わせから四教・・一教のように斬り下ろすとき、相手側の足が出るようにとH師範。つい送り足のまま、四教をかけることを急いでいた。
▪︎諸手取りから一教(裏)
……
▪︎準備体操 ▪︎座ったところから後ろ受け身と反転の動き
▪︎入身転換、いつものと、
・90°転換、前足をひく。そのタイミングで逆の手をとらせる。
・180°転換、前足をひく。そのタイミングで逆の手をとらせる。
▪︎横面打ち四方投げ(表、裏)・・今日は表裏どちらも転換して相手の腹側に回る。
▪︎横面打ち呼吸投げ
▪︎横面打ち小手返し・・腹側に入って右手で切り結ぶ→入り身して左手を上からで小手返しの手をとる。
▪︎横面打ち入り身投げ・・なんかうまくいかない、どうして?と思っていたら、「受けて、繋がったところでひと呼吸おく。」とH師範が来てくれ、「やってみてください。」と手本をみせてくれたあと、受けてくれた。そこでひと呼吸おいただけで、うまくいく。
▪︎後ろ取り三教(表、裏)・・右半身。手刀を斬り下ろして受けが背後に周り、両手をとられた瞬間に後ろ足(左足)を前に出す、手のひらが上を向く→両手を上げながらさっき出した左足を下げる→両手は拝む(手を合わせる)と、次に三教の手がとれる。
▪︎念入りにストレッチ
20:10に稽古が終わり、掃除した。
今日は受け身で肘を畳にぶつけたり、いつもぶつからないところをぶつけるような変な感じ。
下腿の側面にも大きな打ち身の跡がついた。
新宿の駅で買い物をしようとしたらまた迷って、ぐるぐると歩いた。ちょっと迷いたかった気持ちもある。
2025.12.21_Sun.
携帯電話の振動、「7:30ぐらい」とメッセージ。家を出る。
納会がはじまる前にAさんと稽古。今日も珈琲をのんでから道着に着替える。
「合気道もなにか演武しよう。」とAさんが言って、片手取り、正面打ち、諸手取り、両手持ちと、やってみる。つかえて、つかえて、流れるようにはいかない。
今年も一年稽古して、納会の日にこうだから、そういうことだ。
そして杖道。
制定形の"左貫"と、表の"太刀落し"、特殊技の"打ち落とし"
"打ち落とし"をしたときに、「(金曜日より)うまくなったね。」とAさんが小さく笑う。
納会がはじまるまで1時間半程しかない中で、何度もその3本の型を練習した。
途中Aさんと"気結び"の話になった。
Aさんが太刀、自分が杖を持ち、構えて向かい合う。相手が来れば下がる、自分が出れば相手が下がる。早ければ早く、遅ければ遅く。いつも同じ間合い。どんな時でも間合いを保つ。
逃げられないほど早く進んでやったら、Aさんはちゃんと間合いを保って下がっていった。
"左貫"は大きく後ろに下がるから、一歩前に出て構えること。
"太刀落とし"でこめかみを打つとき、いまは思いきり打ってる。体重を入れすぎのような気がする。強く打ってもいいけど寸止めをするように。そうしたら次に動きやすい。
そして"飾り"を練習した。
常の構え→太刀を持ったAさんの動きの僅か後について動く。左足から前に進む。ちょうどの間合いで止まる→Aさんが次に動いたら、左手を杖を握ってる右手の前に下から触れる→次に動いたら杖を引いて"胴払い打ち"のカタチ→後ろ足(右足)を前足(左足)に揃えながら、右手を自分の胸の中心につける(杖は下から握ってる)→杖先下でしゃがむ(太刀と杖が富士山のカタチになる)→Aさんが太刀を置いてから杖から両手を離す→後は全部Aさんの動きを僅かに遅れながら真似する。
また前に出る→右足、左足、で富士山の裾野につく→杖を持つ右手は自分の右腰、左手を使い目つけ→そのまま立ち上がり、左手を杖先まで滑らせる→右手5:5の位置を持つ→左足から下がる→立杖→礼
皆が来はじめる。
朝になって豚汁をつくる主戦力だった保護者が体調を崩したから、急遽台所に立つ。大根、人参、牛蒡、焼き豆腐、葱、椎茸を切り、蒟蒻をちぎる。
そこまでやったら稽古に入れと呼ばれた。
後は他の人が引き継いでくれた。
Aさんと合気道と杖道の演武をした。
合気道は全然満足できるものではなかった。
杖道は、いま出来ることの、これがすべて。
制定形の"左貫"と、表の"太刀落し"、特殊技の"打ち落とし"
そして、"飾り"。
直会(なおらい)のとき、Kさんが「ちょっと冷却期間を置こうかな。」とぼそっとわたしに言った。
高齢になった館長と、道場の稽古の進め方について、いろいろとあった。
全部を聞かなくても、フォローしていたKさんからどうしてその言葉が出るのかは分かる。
Kさんが来なくなったら、Aさんも東京には月のうち一週間ほどしかいない。
動けない高齢者と初心者が残される。
怒り、人を見下し、自分は正しいと信じきった人が武道家なのだろうか。
一年の終わりに、皆でそこに集っているのに、心が四方八方に向いた散々な納会だった。
2025.12.20_Sat.
「今日はどこか出かけるの?」と階段を降りてきたYが聞くから、「家でずっと杖道。」と答える。
K(10才)と一緒にレアチーズケーキを作ったけど、それ以外は頭の中が昨日の稽古だらけ。
明日の納会で杖道の演武を3本やることになっていて、今年Aさんと稽古する中で一番言葉を交わして教えてもらった型はなんだろうと考えた。制定形の"左貫"と、表の"太刀落し"、特殊技の"打ち落とし"をすることにした。
昨日、Aさんに"打ち落とし"をやってもらって動画を撮った。それを見ながらずっと杖を振った。
……
・立ち方
・繰り付けで頭の上で構えたときの、後ろの手首が逆手になっていないこと。(逆手は手首が曲がらない。まっすぐ。)
・"打ち落とし"のときの逆手打ち。
……
それがいま難しい。
あっという間に一日が終わり、夜が深くなる。
2025.12.19_Fri.
5:30起床。K(10才)が社会科見学で川崎の製鉄所。弁当をつくる。
暖房器具と調理器具をフル稼働させたら、米を炊いている最中なのにブレーカーが落ちて、Yを起こす。真っ暗闇の中なのに、驚きもせず兄妹猫は朝ごはんを食べ続ける。いままで、食べ辛いだろうと、猫がごはんを食べる真上の小さな照明だけはつけてあげていたのだけど、そんなもの猫には必要なかったのかも知れない。
ロシア→沖縄と移動して、Aさんが帰ってきた。
珈琲をいれて、紙の包みを開いて、物語からでてきたような形のお菓子をくれた。紐に紫色の丸がたくさん(ラズベリーでコーティングされている)ついている。
硬くなってたけど、最初はやわらかそう。(←干し柿のように。)中には砕いたナッツが入ってる。
「(お菓子の)名前を忘れた。」と言ってたけど、帰ってから調べたら、Churchkhela(チュルチヘラ)という伝統的なお菓子だった。
合気道から稽古をはじめた。
入身転換。すぐにそこから呼吸投げになった。
入って腰回転するのと、転換するのの2種類。
諸手取りから一教・二教・三教。
この間本部道場で稽古した交差取りからの三教と四教に驚いたから、それをずっとAさんに話したかった。今日やっと話せたけど、あんまり上手にできなくて、稽古を脱線させてしまったなぁ。
そしてAさんが面白い技をした。
右相半身、正面打ちをいつもの位置で受けてから、相手の腹にくるっと入りながら右手は相手の手首を握ってもいい、左手は一教をかけるときのような軌道だけど手のひらを上。膝をついてそのまま(遠くではなく)近くに落とす(いい姿勢で)。投げる瞬間に相手のほうを向く、出来るだけ畳に近いところまで手を下ろしてあげた方が、受け身(前方回転、飛躍受け身)がとりやすい。
そして、半身半立ち四方投げ。Aさんはいつもわたしと違うやり方をする。たぶん正しいをひとつにするな、と無言で言ってる?
最後に座技呼吸法。ボールを持つ手、相手を崩す時、手のひらを相手に向けず、立てたままでいい。上の手で首を斬るのか、下の手はどうするのか。
杖道のこと。一言も忘れたくないから書くしかない。
▪︎立ち方。前足はまっすぐに相手を向き、畳の縦線の右側。後ろ足は畳の縦線の左側、30°位?45°位?【一直線上ではない】ということ。
▪︎引き落とし打ち・・真半身。前を向いたとき、左手は左肩のあたり。そこから杖を振り下ろしたとき、左手は内へ入らない。左腰の前。半身をとる。
▪︎左貫・・やっぱり日曜日に言われたのは違う。自分が記憶していたAさんの言葉のままでいい。常の構えから、杖を自分の身体の前で真横に。左手は杖先、右手は右に滑らせる。
右足の踵から動く→膝を落として下がる→全部が杖の影に入る→もちかえる→ひらく→無足→大きく前に出る→太刀に合わせて引き落とす→前足の爪先が上がる、後ろ足の踵が上がる→杖が先、身体は後。
▪︎太刀落とし・・相手の太刀と杖を合わせたあと、太刀が下がるのを待つ。下がったら次の動き。右足がうごく、杖をいっぱいに引き→構える→袈裟に斬りながら左足が前に出る、相手のこめかみを打つ(太刀じゃない)。→左足が下がって杖が自分の身体の前で真横に→繰り付け(本手に持ってるか、後ろの手首は"逆手"だからまっすぐ)、大きくCの字を描く。コンパクトじゃなくていい。→相手の目を通り、返し突き(水月はもう少し上。いまはおへそ。)→すぐに引き落とす、すぐに打つ。
こめかみを打つのは、打ち太刀がいま居る場所ではなく、さっき居た場所を打つ。そのあとで目につける。
▪︎打ち落とし・・常の構え→相手の太刀が止まるのを待って、左手を杖先にかける→右手をいっぱいに取り、逆手打、右足が出る→目につけないことが大事→目につけず、どう書けばいいだろう。本手に持ち替えながら杖は前も後ろも下がらず、腰あたりのレベルを一文字に通り、本手打をする→納杖
▪︎鍔割・・構えたとき、上の手は握る(霞のときのように開かない)。引くのが遅すぎて、これでは何度も斬られてる。左足の爪先が90°開く→上段から鍔を打つ→相手が斬ってくるから、杖で水月を突く→一番大事なのは左足を逃すこと→力を抜いて小手について行く→めつける→くずす→大きくCの字を描く、コンパクトじゃなくていい。→構える→水月を突く(へそじゃない)→引き落とす→こめかみを打つ(相手が居た場所を打つ。いま居る場所じゃない。)
▪︎繰り付けをする中で、なにが大事か。
Aさんが黒板にこう書いた。
……
かまえる
はじまる
くずす
えん
しめる
↓(ここから2通りのこと)↓
【左】めつける/【右】かまえる、つく
↓
"かまえる"に戻る
……
かまえる時、杖は頭のてっぺんを通ってる。前の手は本手で持つ、後ろの手は逆手に持つ(逆手は手首が折れない。まっすぐ)。
立ち方はさっき書いた通り。すべてが杖の下に隠れる。自分の感覚より、後ろ足が外に開いたところが杖の下に隠れた位置に感じた(今日の自分には)。はじまる、は、杖先を上げる。後ろの手を下げると前が上がる。
▪︎引き落とし打ちの練習。
Aさんとの稽古を終え、頭がまだ覚えておきたい事でいっぱいのまま、館長のキッズクラスがはじまる。
館長が高学年に、2ヶ条、3ヶ条、小手返しの握り方を教える横で、Aさんと低学年のこどもをフォローする。
2025.12.18_Thu.
夜に1時間だけ本部道場に。
神頼みは嫌いだから普段はしないようにしている。だけど今日はなんとなく、入ったところで開祖の肖像に深く礼をした。もう稽古の最中にどこか痛めるのは嫌だったし、そんなことを考えていたから深くなった。
そして礼をして顔をあげたら、まだ道着に着替える前のF師範が目の前にいた。笑って「よぉ!」っと手をあげてくれた。「こんばんは。よろしくお願いします。」と言った。
F師範の女子クラスの稽古。
しっかり稽古しようと始めたのに、突きの稽古が始まったあたりから、ふわぁ~っとしたまま稽古が終わってしまった。やっても受けても感触が残らない感じ。どこにも芯がない感じ。
相手が上手くないと、自分も崩れる。それは自分も下手ということ。
楽しくない。
【今日の稽古】
▪︎準備体操
▪︎肩取りから2通りの体捌き・・①右逆半身、転換しながら相手の肘あたりに手を入れる。②右逆半身、左足が入り、左手が相手の肘に行きながら右足が下がる。そのとき左足は相手の爪先の前。
▪︎座技肩取り一教(表、裏)
▪︎肩取り二教(表、裏)
▪︎突きからの小手返し・・突きのときは相半身で構える。後ろ足と後ろにある手が前に出る(短刀を持つように。拳で殴るようにじゃない。)腹を突く。右相半身、相手の左手で突かれる→踵方向に転換、自分の右手を上から被せる→小手返しの手をとる→右足をひく→抑える。
▪︎横面打ちの練習。ボールを投げるように後ろへ振り被らない。手は自分のこめかみから動き始めて袈裟に斬る。相手に届くように。手を軌道の最中で止めない。振り抜く。
▪︎横面打ちの表と裏の入り口の練習。『表』のとき・・相半身で相手の腹側に入身転換。『裏』のとき・・斜め前に出て受ける。
▪︎横面打ち四方投げ(表、裏)
▪︎横面打ち小手返し
▪︎横面打ち五教(裏)・・Aさんに一度教えてもらったことがあるけど、ここでははじめて。
「五教は裏だけだと思え。相手は短刀を持っているから、表の動きは危ない。」とF師範。
右相半身、横面打ちを右斜め前に出て受ける→それからどうしたんだっけ。複雑なことじゃなかった。そのまま相手の手を取れと言われたこと。取った手には本来ならば短刀があるのだから刃が自分を向かないように手を返せと言われた。そして、相手の肘を90°に立てて、手首を畳に押し付けた。(そのとき、相手側にある自分の膝が畳についていて、それで合ってるのかわからなかったけど、聞けなかった。)
▪︎舟漕ぎ運動
2025.12.17_Wed.
Duolingoが650日目。
そしてInstaEnglishのトライアル中。
まだ一向に英語が身につかない。
だけど650日前よりはいい。
自分の吸収する力が、スポンジではなくて石のように感じる。石がスポンジに変わるはずはなく、じゃあ砕かれたらいいのか、砕かれるってなに?と頭の中がうるさい。
K(10才)が、同じクラスのFちゃんもDuolingoをやってるんだと言って、数日前から自分もやりたいと言い出した。
そして昨夜からやりはじめた。
わざわざわたしの隣に来てやるのが可笑しい。
毎日わたしがやっているのもKは見ているし、前々から気持ちは湧いていたけど、ようやく言い出せたのかも知れない。
取り組んでいることも、サボっていることも、全部この小さい人は見てるんだろうな。そしてきっと大きくなったときに、「俺は全部見ていたよ。」とわたしに言うんだ。サボっていることを、うんと後になってから「見ていた」と言われるのは嫌だなぁ。
仕事前、朝イチで整体に。
思ったより、急に痛めた腰の回復は早く、合わせて診てもらっていた左上腕と左膝のほうが気になるくらい。金曜に間に合う。
上腕は温める、揉む。
膝は体重がかかっていない状態で曲げた時に痛みが出るようなら運動しないで冷やす。いまのように体重のかかること(正座)をしたときに痛みが出るようなら周りを強める筋トレをする。
身体をよく知る人と身体の話をするのが面白い。
2025.12.16_Tue.
朝、Mにもらった蜜入りのりんごを切った。
気に入ってる服に着替えようと思ったら、さっき洗濯して干したばかりだった。
六本木の"Gallery Side 2"で、田附勝さんの写真展『ママ』一森岡由利子の陶芸とともに
田附さんにしてもAさんにしても、Sさんも。こんな目で、目の前のものを見ている。
自分もそうなりたい。
ミッドタウンのデリで食べたランチとか、この間、表参道の帰りに駅のフードコートで食べたサラダボウルとかではもうなくて。
2025.12.15_Mon.
メンションに敬称を付け合う気持ちの悪いやりとりに鳥肌。
こういうものに巻かれたくない。遠く離れたい。
仕事帰り、「組織までは傷ついてません。」と整体の先生。今日も明日も木曜日も稽古したいけど、金曜日が一番稽古したいんだと話す。
昨日の杖道の稽古、忘れないうちに。
『左貫』・・構えて、相手が突いてくる瞬間に、自分の右足のつま先を僅かに外に開く(踵からだと思ってた)→太刀に添いながら下がるとき、膝を落として低くなる。ここで急がず止まる(溜める?)→もちかえる、ひらく、(ここで斬る前、前足を後ろに少し寄せてからその足で前に出ろと言われた)きる、めつける、せめる、かまえる。
『鍔割』・・太刀が斬ってくるとき、左のつま先が動く→上段から杖が動くとき、身体はまっすぐ下がる(左に外さない)→目付けて、繰りつける時、杖の軌道が大きすぎる。もっとコンパクトに。
2025.12.14_Sun.
稽古の最中に腰を痛めてしまった。
金曜日はAさんが帰ってくる。それまでに治せるだろうか。最悪だ。本当に最悪。
帰宅してすぐに湿布を貼った。あと治すために出来ることはなんだろう。
いつものルーティンではなく、三ヶ条の技を稽古していた。三ヶ条がかかって、前に引かれて畳に手をついたときに痛めてしまった。
今日はうんと寒かったし。ここでの稽古は身体が温まらない。
ギックリ腰までは酷くない。でも身体がまっすぐ立てられない。最悪。最悪。
その後、杖道の稽古をして、少し身体が立つようになった気がしたけど、やっぱり痛みがない、のとは違う。あと5日で治るだろうか。その5日の間に、本部道場で受けたかった稽古も沢山あった。
湿布で冷やしたあとは温めたらよかったんだっけ。どうしたらいいんだっけ。
Yが家の中からコルセットを探し出して、手渡してくれた。同じことがあったとして、わたしは逆のことをしてあげないのに。
暗くなり、外に出る。コルセットとバファリン。
表参道、青山ブックセンターへ。神戸からトークショーのためにMが来てる。
1年の終わりだから、10才になったKと、49才になったYと一緒に。
2025.12.13_Sat.
Fさんのところで髪を整え、帰り道に下北沢で生牡蠣をたべる。
K(10才)との約束("殻つきの牡蠣をたべてみたい!")もあったし。Yの頑張った仕事の慰労にもなっただろうか。
はじめて下北沢の町を訪れた時からあった。近所に住んでいた時にもあった。だけど入るのは今日がはじめて、というオイスターバーに。ちょっとうれしい。
いま住んでる町も好きだけど、この町も好きだったな。
だった、じゃないな。いまも好きだし。
2025.12.11_Thu.
正月帰省の行きのチケットだけ予約して、ぼんやりしていた。スマートEXで帰りのチケットを予約しようと、いくら見ても全然席が見つけられない。とても焦る。その日に帰りたい。
稽古の前に新宿駅のみどりの窓口に駆け込んだ。どうか探してください。
「結構埋まってきていますねー。」切符売り場の駅員さんはそういいながらも、覚悟したほど無茶苦茶じゃない時刻を提示してくれた。本当にすごい。そんなにするすると席を見つけられるなんて。
切符がなんとかなったら次は稽古に遅れそう。走れーーー。
本部道場でF師範の稽古をふたつ。
ふたつ連続して稽古を受けると、色々ありすぎて、なんの技をやったのか全部を覚えていられない。思い出せる範囲で。
……【ひとつめ、女子クラス】
▪︎準備体操 ▪︎入身転換
▪︎片手取り呼吸投げ
▪︎後ろ両手取り一教・・右半身。手合わせから相手が後ろにまわり、両手を取られる→後ろ足(左足)を前へ、そのとき両手の平を上向きに返す→丸く両手を上に→さっき出した左足を今度は引く→引きながら一教の手をとる。
▪︎半身半立ち四方投げ(表、裏)・・「すぐに病院送りになるぞ。」ゆっくりとはっきりF師範の声。わたしに言ってる。そして近づいてきて、「すぐに病院送りになるような動きをしている。膝の関節は転換するときに捻ったら駄目なんだ。すぐに痛めて病院送りになる。転換するときも捻らないように関節を使う。すぐに膝が痛くなるようなことがあれば、自分の動きがどこかおかしいと思ったらいい。」
ひと言も何も話してないのに、このタイミングでこの言葉が来る。自分にとっては大きな助けの言葉。先生、ありがとう。
わたしが膝の関節を捻ってしまう"裏"の動きについて。「本当は少し違うんだけど、転換をした後、"表"とまったく同じ動きをしてごらん。少し違うんだけど、今よりは形になる。」
そう教えてくれる。
▪︎後ろ両手取り小手返し・・入り口はさっきの一教の時と同じ。下の手を小手返しで取ったあと、転換がはいる(この転換が抜けてしまう)。大きく動けと組んだ袴の人(Aさん)が教えてくれる。
▪︎片手取り回転投げ(表)・・右逆半身→左手で当て身、掴まれた右手で相手の脇を開く→相手の脇をくぐる→掴まれている右手を矢筈の手、左手を相手の首→相手の手が頭を超えたところで投げる→相手側の足(右足)が出る。
▪︎自由稽古・・袴の人(Mさん)と組む。「さっきの回転投げを練習させてください。」と言う。Mさんは、裏もやってみろ、とやり方を見せてくれる。
言葉で書けない綺麗な手の動き。どうやって覚えよう。ひらひらと… くるくると… ? 掴まれた手が動く。脇の下をくぐらず、投げるときのあのカタチになる。
時間が足りなくて、終わってから次がはじまるまでの僅かな時間にも、そのまま続けて教えてくれた。
……【ふたつめ】
▪︎準備体操 ▪︎終末動作(一)の動き
▪︎相対で終末動作(一)
▪︎はじめから片手だけで四方投げ
▪︎肩取り、崩すまでの練習
▪︎座技肩取り一教(表、裏)
▪︎肩取り二教(表、裏)
▪︎手合わせから襟にある手で崩すところまで
▪︎手合わせから入り身投げ
▪︎両手持ち天地投げ(表)
▪︎自由に練習。天地投げをした。
もっとなにか練習した気がするけど… 。もうこれ以上思い出せない。
ただ、今日は周りのいろんな人が教えようとしてくれたこと。なんか温かい目を感じたこと。
2025.12.10_Wed.
いろんな方面の高齢者に振り回されて元気が萎む。
でも、夕方に嬉しいメッセージが届いて、ふっと元気が戻る。わたしはゲンキンだ。
お風呂上がりにストー ブの横でイエーガーマイスターのお湯割り。ホッとする。
カンパリのお湯割りも好き。
2025.12.09_Tue.
夜、本部道場、O師範の稽古をふたつ。
出来ないなら練習するしかないじゃないか。
……【ひとつめ、女子クラス】
今日は気持ちよく組んでくれる袴の人、やってごらんと受けてくれる袴の人、少しの助言をくれる袴の人がいて有り難かった。先週怖かった人もちょっとだけ笑ってる。
▪︎準備体操 ▪︎入身転換
▪︎片手持ち呼吸投げ
▪︎正面打ち入り身投げ
▪︎正面打ち小手返し
▪︎正面打ち一教(表、裏)
▪︎正面打ち二教(表、裏)
▪︎正面打ち三教(表、裏)・・裏→三教をかける時に後ろに引っ張ってはいけない。前に出すイメージ。
▪︎正面打ち四方投げ・・こっちの道場のやり方、あっちの道場のやりかた、混乱して戸惑ったまま終わった。
▪︎座技正面打ち四教(表、裏)・・表(手首の内側で四教をかける)はたぶん合ってる。裏はまだ握るところが違う。手首の外側。O師範が教えにきてくれて、「三教を握った時の手の少し上のあたりの感覚だ。」と言う。
▪︎正面打ち回転投げ・・右相半身、右手で正面打ちを受けて、足が90°転換、左手が上から下ろして相手の手首に触れる(繋がる)→右手が相手の首、左手が矢筈の手になって相手の腕を下から上へ弧を描く。
▪︎座技呼吸法
……【ふたつめ】
わざと、だったらうれしい。
ひとつめとほとんど同じことをもう一度練習させてくれた。
▪︎準備体操 ▪︎入身転換
▪︎片手持ち呼吸投げ
▪︎正面打ち一教(表、裏)
▪︎正面打ち二教(表、裏)
▪︎正面打ち入り身投げ
▪︎正面打ち小手返し
▪︎正面打ち三教(表、裏)・・Iさんと組めた。出来てるんだか出来てないんだかあやしいから、変だったら教えてくださいと言った。三教の手を取るのを慌てずに、まずしっかり一教の動き。手をとるのはそれをしっかりとやった後だと教えてくれた。裏のとき、もうひとつ何か言葉をもらったんだけどな。なんだったっけ。
▪︎正面打ち回転投げ・・さっきより出来た。
▪︎正面打ち四教(表、裏)・・さっきより出来ない。
▪︎座技呼吸法
12月なのに、髪が全部濡れるくらい汗をかく。
下着もこのままじゃ帰れない。風邪をひいてしまう。
左の前腕が痛いのと、左膝の内側が痛いのが、筋肉痛なのか、打ち身なのか、筋を違えてるのかがよくわからない。だけど気になりはじめてから1週間を超えたかも知れないのが、ちょっと気になる。
2025.12.08_Mon.
「ありがとうございます。よろしくお願いします。」
そのふたつの言葉が気持ちよく言えた日。
仕事が終わって、「新宿で稽古してきます。」「今日は2クラス稽古してこようと思う。」「合気道うまくなりたい。」と家族にLINEをしたら、「がんばれー。」とふたりからすぐ返事がきた。
自分がいま稽古にいけてるのはこの人たちのお陰なんだろうな。
本部道場へ。
新宿の乗り換えが今日は上手くいく。"中央西改札"を記憶すること。
H師範の稽古を2クラス続けて。
何をやったか全部を思い出せないけど。
……【ひとつめ】
▪︎準備体操
▪︎膝をついたところから後ろ受け身
▪︎4パターンの後ろ受け身
①両足が縦線にのる→前足はまっすぐに、後ろ足は45°くらい。身体はやや半身、顔は前を向く→前足を後ろに引いて、縦線に膝をつく→受け身をとる。
②構え方、足の引き方は①と同じ→前に重心を置いたところから真ん中に重心を移動→受け身をとる。
③真ん中に重心を置いたところから後ろに重心を移動→受け身をとる。
④右半身のとき→右足を畳の縦線より右に引く→受け身をとる。
左半身のとき→左足を畳の縦線より左に引く→受け身をとる。
▪︎お尻を畳につけて、右足を折る、左足を伸ばしたところから→足を折ったほうのお尻(右尻)に重心をおく→右手、背中、左手の順に畳につく→重心が左尻に移り、左膝が折れる、右足が伸びる。
▪︎入身転換
▪︎片手取り四方投げ
▪︎手合わせから一教(表、裏)・・「相手の手が触れた瞬間に動きを合わせる稽古もあるけど、今日は相手と手を合わせてそれをしっかり感じてから動く、という稽古をやってみましょう。」とH師範が言った。ドイツ人のMさんと組めて(←なんかいつの間にか会うと話すようになった人)その稽古にすーっと入れる。
▪︎手合わせから二教(表、裏)・・三教は手の持ち替えがあるけど、二教は一度手をとったら抑える前まで持ち替えがない。
▪︎手合わせから三教(表、裏)・・手のひらと手のひらを合わせたところから三教をとる→肘の手が下りてきて持ち替え。
▪︎手合わせから四教(表、裏)
▪︎諸手取りから入り身投げ・・諸手をとられたら、臂力の養成のように手を上げ(←これが大事)、入り身する。
……【ふたつめ】
▪︎準備体操 ▪︎お尻をついたところから後ろ受け身
▪︎入身転換
▪︎もうひとつの入身転換(はじめてやった)・・右逆半身、片手取り→手のひらを上に向け、手首をとられる→踵方向に90°転換、(受け身の人はいつもの入身転換の形になる)→前足を引いて足を入れ替える→左手の平上で、相手に左の手首をとられる。
▪︎横面打ち四方投げ(表、裏)
今日の横面打ちの稽古は全部、相手の腹側に入身転換する受け方。
▪︎横面打ち呼吸投げ
▪︎肩持ち二教(表、裏)
▪︎横面打ち入り身投げ・・腹側で受けて、背中に入って、転換して入り身投げ。
▪︎横面打ち小手返し・・左相半身、相手の右手で横面を打たれる→自分の右足入身、左手が手刀、左足踵方向に転換、右手で当て身(ここでしっかり当て身をいれると、次の動きが上手く進む)→当て身をいれた自分の右手を相手の手首に置く→左手で小手返しの手をとる→小手返し→二教の抑え。
【きっちり当て身を入れて、その手を相手に持っていくことをH師範が教えてくれた。それを意識するだけで、するすると次の手がとれた。】
▪︎後ろ両手取り小手返し・・右相半身、手合わせから相手が後ろに周り両手を取る→自分の後ろ足(左足)を前に1歩出す→両手を丸く上へ→たぶん前に回った(それか前に回らず、前足を抜いた)→小手返しの手を取った→相手の背に入る→小手返し→抑え。
(回る方向がわかれば、もう出来る。回る方向に迷う。)
▪︎ストレッチ
帰宅。リラックスしたくて、"阿原YUAN"の贅沢な入浴剤をついに使う。お隣のHさんが台湾のお土産にくれたやつ。贅沢だからここぞの時まで飾ってたやつ。
2025.12.07_Sun.
いつもより30分早く家を出る。
道場の大掃除の日。
一年を締めくくる気持ちを一緒に体験したかったから、「大人の人数が足りないから、手伝ってほしいな。」とK(10才)を誘う。
「あなたは女だから台所をやってよ。」「お母さん。」
このくらいの言葉は、館長の普段の物言い。常套句だ。いつもなら流せるのに、今日は身体に浴びそうになる。浴びてしまってはいけない。
心を動かないようにして、掃除に集中する。
道場の中が一段落ついて、サミットのおにぎりを食べて(他の人とKが買い出しに行ってくれた)、皆で箒を持って外の落ち葉を掃いた。
道着を持ってたけど、掃除のあと解散になって稽古もなかった。
帰宅してお風呂に潜る。
なんか疲れた。
ヒガシ(妹猫)が覗きにくるから扉を開けてやる。バスタブのふちに座ってる。
2025.12.06_Sat.
日置さんが亡くなられて、もう1年ほども経ったのだそう。
今日は代官山に、日置武晴写真展【食堂。】を観にいく。
日置さんにはじめてお会いしたのは、2003年の終わり頃だった。そう何度もお会いしたわけではない。たくさんの言葉も交わしていない。その頃の自分は写真の仕事を探すために東京に住み始めたばかりで、吉祥寺でMとSさんが住む家に居候をはじめて間なしの頃だった。日置さんはMのところへ撮影に来られた。だからわたしはお会いできた。
その時、日置さんとどんなお話をしただろうと思い出そうとしてみるけど、その時の光景が出てくるばかりで、交わしたひとつの言葉も出てこない。
写真の仕事をはじめてからは、いつも(…と言ってもいいくらい)誰かが日置さんの話をしていた。その度に、あぁ、あの時の。たった数回の光景を浮かべていた。
今日、わたしが日置さんから受け取ったこと。
しっかりレンズを選ぶこと。
できるだけ自分と自分が見ているものとが近い状況をつくれるレンズにしたらいい。
好きなものを好きだと言うこと。
好きなものの前に立つこと。そしてよく見ること。
ヒルサイドパントリーのパンを齧って、代官山から清澄白河へ移動する。
Liam Ó Maonlaí(リアム・オ・メンリィ)の個展。KANA KAWANISHI GALLERYにて。
この展示のことを知るまで、わたしはリアムが絵を描いていることを知らなかった。彼の音楽しか聴いてこなかったから。だけど、そう言われてみれば、の節はある。
リアムのライブで26年前に買ったツアーTシャツ(まだ着てる。)を今日はなんとなく鞄に入れている。そのTシャツにはリアムが描いた、"ベッドに横たわってこちらに手を振ってる男の人の絵"が描かれている。
あんまり期待しないで観にきたけど(だって自分の中ではミュージシャンだから。)思いの外、面白かった。彼が何をしていてもいい。
リアムが置いているハープを「弾いてもいいですよ。この赤い弦が "ド" で。」と、受付けの人が人懐っこく話しかけに来てくれたから、鞄のTシャツを見せてみた。
最新アルバムの『PRAYER/URNAÍ』が受付けに積んであるのを見つけ、「買えますか?」と訊ねる。売ってくれる。
今日はいちにち、わたしの興味に付き合ってくれたYとK(10)に感謝して、門仲でごはんを食べた。歩く外は、とても寒かった。
帰宅して、早速スピーカーに繋いでもらった。いい音で聴きはじめる。
気持ちがいい。
今日が終わるまで聴きつづけて、このまま眠ってしまいたい。
『PRAYER/URNAÍ』両方の言葉はなにを言っているのだろう。
ただ"祈り"と言われても、色々ある。
この言葉の意味が、宗教的な祈りではなく、家庭的な祈りだったらいいな、と思う。
……
【覚え】─調べた言葉の意味。
ゲール語の『URNAÍ』(ウルニー)は、単なる宗教的な祈りだけでなく、
▪︎自然へ祈る
▪︎見えない力へ身を委ねる(すべてを自然へ預ける)
▪︎ありがとう、と心を向ける
そんな もっと野性と結びついた祈りの気配を含む。
2025.12.05_Fri.
7時に携帯電話のアラームが鳴った。
"すばらしいさよなら"。ここ数年は友部さんのこの歌で起きている。
今日はこのアラームが鳴っても、まだ眠くて布団の中に居た。
そうしたら7時25分に、今度は電話の着信が鳴った。
受けたものの、頭がまだ寝ていて声が出ない。
「もしもし、もしもし…」と向こうの声がする。Sさんだ。切羽詰まった声。
予定より早く、10時に待ち合わせることになった。Sさんにとってはちょっと大変な日だったかも知れない。わたしにとっては、フォローできる範囲だったし、ちょっと思い出に残りそうな日になった。楽しいと思ったら楽しくなる。誰かの言葉を思い出した。
いま交差していることを楽しむ。
夕方、帰り道にレバーを買った。
帰宅してK(10才)にレバーの血抜きを教える。そしてKの好物を一緒に作る。
鍋に醤油と酒と八角とニンニク。
煮ながら弾力を手で確かめることもやらせてみる。Mにわたしが教わったように。
Kは味見して「旨~っ」と言った。「八角の味が好きなんじゃない?」と訊ねたら「そうだよ。」と頷く。
2025.12.04_Thu.
昨日の夜はK(10才)に卵焼きの作り方を教えた。
今日の夜は本部道場でF師範の稽古を1時間。女子クラス。
"昨日の夜"
Kは卵を片手で割る。
「カケラが入ってしまったら、手を水で濡らせばすぐに取れるんだよ。」とやってみせてくれる。
四角いフライパンに油をしき、火をつけて、「このくらい温まったら、、、」
Kに "このくらい"、をよく見せる。
卵を入れて "このくらい" になったらお箸を持ってる右手から巻いていく。
フライパンを置いたままにしないで、左手を柔らかく使うんだよ。
また油をしいて、ペーパーでふいたら、さっき巻いた卵を右手のほうに寄せる。
そして次の卵を入れる。さっき巻いた卵の下にも入れてあげて。
巻く時はお箸の先を開いて持つとやりやすい。
最近食べられるようになった、とKが話していた大根おろしも「おろそうか?」というと、「食べたい。」という。
たぶん"食べたい"よりも、食べるのを"見せたい"んだと思う。
3つ折りに出来ず、途中から2つ折りになったけど、綺麗な卵焼きができた。
"今日の夜"
▪︎準備体操 ▪︎入身転換
▪︎相対で終末動作(ニ)の動きをした。
▪︎逆半身、片手持ち天地投げ(表だけ)
▪︎座技手合わせから一教
▪︎逆半身片手持ちから、後ろ足が相手の腹側に入って、手は当て身から相手の肘の内側へ手刀→後ろ足から下がりながら、前足が相手のつま先に揃う(前足が相手のつま先に揃えることが大事)。入口の練習。
▪︎その動きから一教(表、裏)
▪︎肩持ち二教(表、裏)・・初動。肩を持つ手で引かれたら、もうこの技は掛けられない。引かれる前に動く。
▪︎相半身、正面打ちから小手返しの手を取るところまでの練習。受けて、後ろ足が前に入って、自分のへその前で上から相手の手をとる。手をとる位置が、自分の真ん中からずれてはいけない。それが大事。
▪︎半身半立ち四方投げ(表)の足の練習。右足の指裏が畳につく→そのとき後ろ足を引きつける→前足の膝を畳に下ろしながら転換し、後ろ足(左足)の指裏が畳につく→小さく膝行。
▪︎半身半立ち四方投げ(表)
▪︎自由稽古(自分のやりたいことを)
▪︎舟をこぐような呼吸法
2025.12.03_Wed.
真っ暗な朝。8時な気がしない。
今日で片がつくと思っていたことがすんなりといかない。前に進まない。
日中は外で仕事をして、帰り道に方法を知っているだろう人に電話をして、困っていることを話し、どんな方法があるだろうかと相談してみる。いくつかの案を出してもらい、電話を切った後、知らないおじさんが『Let it be』を口ずさみながら通り過ぎていった。
そんなタイミングのいいこと、あるだろうか。おじさんは天からの使者なの?
どんなことでも、なんとかなるような気持ちになる。なんとかならないようなことなんか、ない気がする。
2025.12.02_Tue.
夜に1時間、本部道場で稽古。O師範の女子クラス。
三教と四教の練習がしたい。そして先週上手くいかなかった片手持ち入り身投げの練習もしたい。稽古のメニューに入るかな。
ドトールの席でiPadを小さなスタンドに立て、その他必要な文具を机にこざっぱり美しく並べて教科書を開き、牛テールのような、脳の輪切りのような写真のページを見ながら、赤いボールペンを持って勉強している女学生の横顔が綺麗だった。
わたしもこういう顔で目の前のものに取り組みたい。今日は稽古の前にいい横顔を見た。
稽古場に入ると、いつもはちらほらと居る白帯がひとりも居ない。私以外は全員袴をつけた女たち。こんな日もあるんだな。もう腹をくくるしかない。さっき見た横顔を頭に浮かべながら。
▪︎準備体操
▪︎入身転換
▪︎片手持ち呼吸投げ
▪︎交差取り一教(表、裏)
▪︎交差取りで天地投げの下の手だけ・・最初の2本は→右相半身、交差取りで右手をとられる→取られてる手を上から相手の手首に被せ、相手の脇が開く方向に右足が斜め前に出る。逆も同じこと。後半の2本は、踵方向に転換する→転換してから崩す方向に迷う。同じことなのに。受け身も難しい。相手側にある足を折る。今日はこれが一番上手くいかない。はじめてやったのだから仕方がない。組んだ袴の女が怖い。
▪︎交差取りで天地投げの下の手だけ→隅落としに繋げる。
▪︎交差取り二教・・交差取りからの最初の動き、肘を上げてはいけないとO師範に言われる。
▪︎交差取り入り身投げ・・これは上手く受けられない。あの地を這うような受け身はなんだ。投げるのも2通りあって、後ろに引くように相手を崩してからいつもの入り身投げに入るような。どちらにしても受け身が上手くできない。
▪︎交差取り三教・・はじめて教わったけど、動きがとても面白い。右相半身で交差取り→四方投げに入るように、自分の後ろ足(左足)が相手の背中側に前に出て、相手の脇の下を潜りながら右足が前に出る(2歩、歩む。)→そのまま木剣を振るように両手を下ろしたら三教がかかる→表のときは、向こう側に自分の身体が入って、左手手刀で相手の肘内側、いつもの通り。
裏のときは、三教がかかるまでは同じ動き→そこから前足を後ろに抜く→裏に入る。
▪︎交差取り四教・・なぜか何も考えなくても今までで一番四教が上手くかかる。手がとれる。
交差取りを取られるとき、自分の手のひらは畳を向いている→そこから手首が時計に回る。たぶんその軌道のせいじゃないか、と思う。
どんなふうに手を取られても、交差取りだと思って同じように手首を動かせば、上手く四教の手を取れるかもしれない。取れるかなぁ。。。今日はそんな気がしたんだけど。
稽古を終え、一目散に家に帰る。K(10才)とごはんを食べるんだ。
2025.12.1_Mon.
20年ぶりに人と再会するようなことが、ここのところ立て続けて起きている。急にこういうのが続くのは不思議な気もする。何事かなのか、何事でもないのか。渦の中に居て、よくわからない。
いいような気もするし、嫌ぁな感じもする。めくれると何があるのかわからないような笑顔とか。
夜に本部道場。はじめてH師範の稽古に出る。
10月に審査を受けたとき、初段の審査を見学していたら、審査を受けている人(←ゴソゴソした動きだった)に向かって「初段の審査を受けているのだから、初段らしく動いてください。」というような内容の、場が凍るような厳しい言葉をH師範が投げかけていた。厳しいけど言い得ていて、それからずっとこの人のことが気になっていた。
▪︎準備体操
▪︎後ろ受け身(重心の掛け方が違う4通りのこと)
▪︎入身転換
▪︎片手持ち四方投げ(表、裏)・・「うん、いい動きです。」と言われた。
▪︎手合わせから一教(表、裏)
▪︎手合わせから二教(表、裏)・・「うん、いい動きです。」と言われた。
▪︎手合わせから入り身投げ
▪︎手合わせから三教(表、裏)・・見てもらえなかった。
▪︎手合わせから四教(表、裏)・・手のひらを握ったら三教になってしまうのは教えてもらって知っているのに、またやってしまった。まだまだ駄目だった。
▪︎諸手取りから一教(裏)・・気持ちよかった。
毎週続けて出たくなるような、いい稽古を受けた。
2025.11.30_Sun.
近所の道場で稽古。
▪︎居合刀を持って抜きの練習。
鞘から抜きはじめ、刀が2/3出たところで鞘を90°横向ける→抜ききって横一文字に斬る→刃を上に返してCの字を描くように手を動かしたような(館長はその動きを"血振り"と言ったような)→そして自分のこめかみに自分の手を近づけて(どんなふうに近づけたんだっけ)→鞘の入り口に左手の中指を当て、そのまま周りを入り口を隠すように持つ。鞘に刀の先を入れ、鞘の角度を変える。刀を鞘に納める。
▪︎八方斬り
▪︎まっすぐ進めるか、下がれるか。
▪︎後ろ受け身、側面受け身、前受け身。それぞれ座ったところから、中腰から、立ったところから。
▪︎基本動作の1人型
▪︎基本技の1人型
▪︎正面打ち一ヶ条抑え
▪︎正面打ち二ヶ条抑え
▪︎二ヶ条と三ヶ条と小手返しのルーティン(小手返しのとき、もっと相手を導けと館長に言われた。動きのなにかが繋がっていなくて切れ切れなんだと思う。)
・・休憩・・
▪︎正面打ち三ヶ条抑え・・正面打ちを受けて、相手の脇の下をくぐり三ヶ条を取り(このとき、相手側にある自分の右足が前)→①後ろにある左足が前に出て、前足重心になる、左手で当て身→三ヶ条をかけたまま左手に持ち替える、右手が相手の肘より肩寄り(手刀ではなく、一ヶ条のような手で掴む)→肘を伸ばし、腰を入れる→身体反対側に入らず、そのまま前足が前に向かってV字(相手の肩を畳の方向につけにいくように)。
杖道。
▪︎正面打ち ▪︎右手下、左手上に持ち替えて正面打ち ▪︎回し打ち ▪︎本手打 ▪︎逆手打 ▪︎引落とし打ち
▪︎制定型"着き杖"から"雷打"までの1人型
▪︎館長に太刀を持ってもらって、制定型の"着き杖"から"雷打"、表の"太刀落とし""鍔割""右貫"
▪︎館長が「やってみろ。」と言って、受太刀をする。"着き杖""水月""引っ提げ""左貫"。
皆の稽古が終わってから、Kさんと引き続き"三ヶ条"の練習。館長が寄ってきて、「(今日やらなかったけど)こっちの動きもある。」と言って、表の動きも見せてくださった。三ヶ条の手を取ったあと、向こう側に回らず、そのまま前に進んでいく。
Kさんに閻魔さまのような手の取り方を習う。三ヶ条を自分の右手で取って、自分の右肩の前で、閻魔さまが札を持つように相手の手を持つ。
そしてもうひとつ確認しておきたかったことがあって、Kさんに頼んで連続して技をかけてもらった。この間本部道場で女子クラスの稽古(有段者と一緒に稽古する)を受けたら、小手返しを飛んで受けていた。だからどの程度自分が出来るのか練習しておきたかった。大丈夫、出来る。
帰宅して昼ごはんを食べてから、立川の "CINEMA CITY 2" へ家族と。
Yが近ごろ向き合っていた映画の仕事が完成して上映がはじまったから、それを観に行った。
Mrs. GREEN APPLEの、『-THE ORIGIN-』という映画。Yはこの映画で、ミュージックエディターとクレジットされていた。
いつもは自分の背の高さを気にして、邪魔にならない席を選ぶYが、映画館の真ん中の列の、
ど真ん中の席を取っていたのが、なんか良かった。結果をちゃんと聴こうとしている。
映画を観ながら、これからのYの扉のように見えた。
自分もまた、知らない人を知っていく“ドキュメンタリー”という性質が好きなんだと、あらためて思った。どうしても興味が湧いて、ワクワクしてしまう。
立川で晩ごはんを食べながら、「サラウンドの話をして。」とYにねだった。何度聞いても面白いから。サラウンド5.1は、映画館の前に2点、後ろに2点、スクリーンの裏側に1点、0.1は前の真ん中の床にある。テレビにあるのは前の2点だけ。
話の出だしから面白い。音のレイヤーの話だから。
テレビよりも、丁寧に作っていくこと、聴くことが出来る。それはYのしたいこと、得意なことでしょう?扉の中にもう入っているように見える。
2025.11.29_Sat.
9時にYと5年生の教室、K(10才)の学習発表会。
テーマはSDGsについてなんだそう。
昨夜お風呂に入りながら、Kはぽつりぽつりと発表会の不安を話しはじめた。
明日の本番のために1回しかリハーサルがなかったこと。それなのに前を向いて発表しなさい、と先生に言われたこと。親が見にきてくれるのは、最後のほうで嬉しくなるけど、はじまる前は恥ずかしいこと。
あまりに思い詰めてるから、リズムを崩したくなって、「親がくるのが恥ずかしいんだったら、明日持ってる中で一番可愛い服を着て行こうか?親がダサかったら恥ずかしいけど、可愛かったらいいでしょ?」とすっとんきょうな言葉を投げてみた。Kがその言葉に目を丸くして頬が弛んだから「そういうことじゃないよねー。」と話す。
「明日発表会だからヘアマスク貸してあげるよ。」と言ったら、素直にヘアマスクをし始めた。がんばれ、がんばれ。
発表会を見た。2人組で前に出てパソコンを操作しながら用紙にまとめたことをかわりばんこに読んで発表する。用紙に目を落としたままにしないで、前を向こうとしているのが見える。
Kに「よくやった。」と伝えよう、あとで。
帰宅してYが「俺、今日やっと仕事休みになったんだよね。駅前の四文屋でおでん食べない?」と言うから、Kが5限目の授業を受けて帰ってくるまでの少しの時間、ふたりで出かけた。
おでんを食べて、喫茶店にも寄れた。
夜、本部道場で1時間、S先生の稽古。
▪︎準備体操 ▪︎足捌き
▪︎前方回転受け身
▪︎膝行 (まっすぐと回るのと) ▪︎入身転換
▪︎相半身、交差取り一教
▪︎片手持ち入り身投げ
▪︎両手持ち四方投げ(逆半身からはじまった)
▪︎座技肩持ち二教
▪︎逆半身、天地投げ(表、裏)
▪︎座技呼吸法
2025.11.28_Fri.
アドベントカレンダーに入れるちいさなお菓子を買って帰る。もうそんな季節。今年もK(10才)の喜ぶ顔が見られるだろうか。
今日一日の中で面白かったことは、Nさんの話を聞いたこと。Nさんの仕事のはじまり。いまに繋がるはじまりの話。北海道の大学、すすきののBar、蕎麦屋の岡持ち、その後が東京。
それからどうなっていくのだろう。
夜遅くになって、Liam Ó Maonlaí(リアム・オ・メンリィ)が来日中で清澄白河で絵の展示をやっていること。今日がオープニングで本人が在廊して演奏していたことを知る。・・見逃したなぁ。
2025.11.27_Thu.
仕事帰り、新宿の乗り換えでまた迷う。
タリーズで目を閉じて静かにする。今日は眠たい。このまま深いところまで眠ってしまえそう。
本部道場でF先生の女子クラスの稽古を1時間。(F師範は今日はお休み。)
▪︎準備体操
▪︎座技横面打ち一教(表、裏)・・今日は稽古のはじまりから難しい。知らないことが果てしなくある。
左相半身→相手の右手で横面を打たれる→自分の前足(左足)が左斜め前に動きながら(左足のつま先裏は床につく、後ろ足は前足のほうへ寄る)、左手手刀で受ける、右手は相手の肘から少しずれたいつもの場所→一教に入る。
▪︎座技横面打ち二教(表、裏)・・一教と同じように。座技がふたつ続いただけで、膝を守るために何か今しておかないといけないような気持ちが沸く。
▪︎横面打ち隅落とし・・左相半身→相手の右手で横面を打たれる→左足が左斜め前に出ながら左手の手刀で相手を崩しながら倒す。
▪︎横面打ち、天地投げのような。天の手は入り身投げのような。
▪︎横面打ち→四方投げの手を取るまでの練習。
▪︎横面打ち四方投げ(表、裏)・・左相半身→相手の右手で横面打たれる→左手手刀で受けて、【表】のときは、前足と後ろ足が入れ替わる(前足が横に出て、後ろ足が前足より前にくる)。【裏】のときは前足は前、後ろ足は後ろにある。
▪︎横面打ち→いなす練習(Aさんとよく練習するやつ!教えておいてくれたことに感謝。)・・いなすときは入り身して、足は転換せずに(足の位置そのまま)→腰が回転して相手と向きが揃う。
▪︎横面打ち→いなす→呼吸投げ
▪︎横面打ち→いなす→三教(表)・・左相半身、左手でいなしたら、相手の手を自分の右手で取り、いなした左手は上から相手の肘あたりにスライド→そのまま相手の肩のほうに相手の肘を寄せていく→三教がかかる。(記憶が・・。左右手が逆かも。)
▪︎座技呼吸法
▪︎ストレッチして稽古が終わる。
帰宅。
寝る前にお風呂に入ったら、膝とスネの間に大きな青アザ。どうやって打ったのかが謎。
2025.11.26_Wed.
薄手の黒いニットを着ていた。外にいて、ふと気がつくと後ろ前が逆だった。
今朝の自分はどれ程ぼんやりしていたのだろう。
……
【覚え】─覚えておきたいこと。
▪︎遠間(とおま)
相手までの距離が遠く、こちらの技が届かない間合い。相手の攻撃もまだ届かない。
「まだ触れない、安全な距離」。
▪︎水月(すいげつ)
攻撃がもっとも通りやすい
「技が成立する間合いに入った瞬間」。
腹部の急所=水月(みぞおち)に触れられる距離感。踏み込みすぎず、離れすぎず、ふっと呼吸が合う。長くはとどまれない。一瞬のもの。
▪︎近間(ちかま)
相手までの距離が近く、逆に技が出しづらい。
こちらの体さばきが小さくなるし、受けも取りも窮屈。
「近すぎてこちらの動きが潰れる距離」。
▪︎一足一刀(いっそくいっとう)
一歩踏み出せば刀(や技)が届く距離。
最も基本の“技が出る間合い”。
「関係が動く寸前」。
▪︎間(ま)
間合いの「距離」ではなく、
呼吸・タイミング・心の隙を含めた「リズム」。
「間が悪い」「間を切る」などもここ。
▪︎呼吸(こきゅう)
「相手と呼吸が合う/外れる」という言い方。
攻防の“拍”が揃う瞬間。
距離というより、相手と流れの速度が一致すること。
▪︎間詰(まづめ)
意図的に相手との距離を詰めてプレッシャーをかけること。
いわばこちらから間合いを壊しに行く動き。
相手は下がるか、固まる。
▪︎間切り(まぎり)
逆に、危険な間合いから離れて安全をとること。間を切る、外に出る動き。
少し距離を置くことで、呼吸が戻る。
▪︎懐(ふところ)
相手の体の前の「空間」。
ここに入る(懐に飛び込む)という言い方をする。相手の中心線の内部に入る行為。
▪︎拍子(ひょうし)
間と似ているが、よりリズム・テンポ寄り。
合気道でいう「動き出しの拍子をとらえる」。
その時々の相手との“拍”がある。
▪︎崩し(くずし)
距離ではないけれど、
「間合いが整った瞬間に相手の重心や心を崩す」という概念。間合いの延長線にある。
……
仕事帰りにK(10才)と駅近くで待ち合わせをした。家の近くの道場まではヒヒン(Kの自転車の愛称)でひとりで行くけれど、距離があるので、駅近くまでひとりで来るのは今日がはじめて。先に待ち合わせ場所に着いて、GPSで見守った。そっちには道を渡れる信号がないんだよ。
向こうからヒヒンに乗って、余裕な顔をしてKが来た。撫でまわしたい。
なにかひとりでやったことのないことをやらせてみると、元々優しい人なのがもっと優しくなる。
2025.11.25_Tue
ちょうど昼になる頃、納品する全部の写真が仕上がった。「よし、終わった。」と呟いたら、閉めた仕事部屋の扉の向こうで「ミャー。」と猫が鳴いた。ごはんくれ、と言っている。
きっとヒガシだ。ナリタは遊んでくれ、とYに訴えるときに鳴く。ごはんくれ、と鳴くのはヒガシ。扉を開けたらやっぱりヒガシだった。
今日はYも自宅で仕事の作業をしていたから、一緒に昼ごはんをたべた。
そしてNさんに写真をお送りする。
夕方に本部道場へ行った。O師範の女子クラスの稽古を1時間。
▪︎準備体操 ▪︎入身転換
▪︎片手取り呼吸投げ
▪︎片手取り一教(表、裏)・・右逆半身、後ろ足(左足)が腹側に出て、左手で相手の肘の内側に手刀入れながら右足を引く→引いたとき、前足(左足)は相手のつま先に揃う。
一教に入ったとき、組んだ上手い人が「ここで下を向いてはいけない。」と助言をくれた。前にAさんからも同じ助言をもらっていたことを思い出した。ここで下を向いてはいけないんだ。
▪︎片手取り入り身投げ・・今日はこれが一番出来ない。片手を持たれた相手の手を外せない。そのあとも相手と繋がっていられない。
(自分の手が相手の下ではなく上にあるのに、どうやったら相手と繋がったままいられる?この間F師範が相手の顎にくる手より、相手の首にあるほうの手を使ったら入り身投げが上達していく、と言った。養神館のように襟を掴まない。矢筈の手が相手の首にある。それでどうやって首にあるほうの手を使える?)
もう出来てもいいことが出来ないから、腹の中で深く落ち込む。上手い人の手を目で追うけど、なぜ真似できない。
▪︎肩持ち二教(表、裏)
▪︎片手取り四方投げ
▪︎片手持ち隅落とし
▪︎両手持ちで天地投げのような・・逆半身、隅落としのような地にある手、天にある手は入り身投げのような動き。
▪︎座技呼吸法
2025.11.24_Mon.
昨日の夜は、「珈琲いれてあげるからさ、一緒に映画観ない?」とK(10才)が言って、ハンドドリップで珈琲をいれてくれた。
自分も飲むと言って、わたしの真似をして牛乳も砂糖も入れないで飲んだ。「全然苦くない。ちょっと冷ましてから飲むけどね。小学生の中でKが一番苦いの平気かも。」と言っている。
何の映画を観るのかと思ったら、『バケモノの子』だった。Kは何度もこの映画を観ている。「久しぶりだから。」と言う。
明日は振替休日で学校も休みだし、寝るのが遅くなってもまぁいいか、と観はじめた。
今朝Kは9時半頃まで起きてこなかった。
日中は写真の仕上げ作業。
ずっと家にいたから、暗くなる頃、家族と外に出た。細い三日月が出ていた。
駅のほうまで自転車で走って、桜鍋を食べた。
2025.11.23_Sun.
たっぷり寝て、珈琲をいれ、朝ごはんのトーストと果物を食べていたら、慌てなければ遅れてしまう時刻になっていた。身支度をして、鞄に道着と手ぬぐいを詰め込む。道場へ。
ラジオ体操。ストレッチ。
足踏み。追い突き、逆突き。
臂力の養成。
諸手取りで引かれたとき、押されたとき。
二ヶ条と三ヶ条のルーティン。自分より後に入った人に教えながら。
休憩を挟んで、自由技。
後半は杖道。
5回ずつ素振り。型をひとり型で、2回ずつ。"着き杖"から"雷打ち"まで。
"雷打ち"・・霞の構え→右足が左足に揃う、左足を引きながら太刀と杖が合う→右手が動き、6:4の箇所。おでこにつける。真ん中から体を右に外して入り身→"左貫"の構え→左足が前、左手が前、6:4の箇所、入り身→杖を下ろし目付け→手を持ち替える→納杖。
相対で型稽古。館長が太刀を持って相手してくれた。制定型の"着き杖"から"雷打ち"、表の"太刀落" "鍔割" "右貫"。
"右貫"の水月を突く前の、右足が左に入って、杖を打ち込むところの手が、何度やっても逆になった。何度も練習させてもらって、辛うじてどうにか。
最後にやりたい型をひとつ、Mさんが相手してくれる。"右貫"を練習した。水月を突くところが上手くいかなかった。後ろに下がってはいけないと言われた。
これを書けば悪口になってしまう。
だけど誰に相手してもらってもAさんと違う。
Aさんが太刀を持つと、丸太のように頑丈なものが場面場面に、いつも同じ場所に同じものが現れる。いつも同じ場所に同じものがある。
Aさん以外の人と練習すると、目の前の丸太が細い枝に変わる。
Aさんが杖を持てば、目の前に丸太が現れようと細い枝が現れようと、動じないんだろうな。
夕方、K(10才)の右上の乳歯が抜ける。
2025.11.22_Sat.
サンクト・ペテルブルグからのメール。Aさんだ。
緑色の凱旋門。そして大聖堂?
曇天。雪が降っているみたい。ポン菓子(でも一粒が長い。)をホールケーキみたいに固めたやつ。ボルシチとブリヌイ?杖道場での集合写真。30人くらいロシア人が居る真ん中に、いつものAさんが座っている。
杖1本だけ持って国を跨ぎ、こんなにたくさんの人と出会っている。そんなことが出来るんだな。杖1本で。あとは自分の身体と、身につけたものがあれば。
来週の納期に向けて、写真の仕上げ作業。
夕方にYが恵比寿に出かけて行った。
「若い頃に世話になったから。」そう言って、エンジョイハウスの30周年を祝いに行った。
わたしは稽古に行かず、K(10才)と家で過ごした。後で一緒に食べようと、豆乳プリンを作って冷蔵庫に入れた。
ちょうど注文していた『びろう葉帽子の下で/山尾三省詩集』が届いたから、Kに「声に出して読んでみて。」と『火を焚きなさい』の詩が載ったページを開いた。
読んでくれないか、と思ったけど、意外と素直に朗読しはじめた。ちょっと早口だったけど。"薪"という字をすらすらと読むから驚いてしまった。
「風呂場には 充分な薪が用意してある」という一行が、数日前とは違う意味に聞こえた。
わたしは読み違えていたかも知れない。
はじめは、「充分な薪は用意しておいてやったから、さぁ行ってこい。」と言っているのだと思った。でも、「もうすでにあんたの中には充分な薪がある。」と言っているように今日は聞こえた。
どちらにしてもその箇所に心を掴まれたことに違いはないけれど。
2025.11.21_Fri.
これを観たいからよりも、Sちゃんに会いたかったから、のほうが今日は強い。
国立の"半島"で、イギリス人のDさんと松倉如子さんのLIVE。
近くの店で軽く食べて、Wとも合流してからそこへ向かった。着くと、MとSさん、M君の顔がある。途中からN君も到着した。
ふたりで何かやるのではなく、会うのも今日がはじめてです、というふたりのLIVE。
まずイギリス人のDさんがギターを持って英語で歌いはじめた。
限度がある、と思うほど1曲が長く、40分を超えるほど歌い続けられた。途中、履いているジーンズの裾を変に捲し上げたり、パフォーマンスのようなこと。ギターから長くはみ出している弦をシャラーンと鳴らした音も行為もダサかった。足元のルーパーをまったく効果的じゃなく下手くそに使った。これを面白いと言えば感受性なのか、畜生!と思った。
小さな拍手を浴びて、彼は下がっていった。
前に座っていたN君に、彼はこんな長いこと何について歌っていたんだ、と肩を叩いた。「たあいないことだよ。」とN君が言った。
たあいないにしても、何かひとかけらだけでも教えてと食い下がると、「あんたはここには居ない、とかそういうこと。」
休憩を挟んで、つぎは松倉さんが歌う。
彼女は今日を巻き返した。歌もパフォーマンスもすごく良かった。歌声が強く、演奏がたどたどしかろうが強くて、それが彼女らしさになっている。かっこよかった。途中からゲストで渋谷毅さんがピアノを弾かれて一緒に歌った童謡が良かった。
大きな拍手を浴びていた。
星空の下、みんなで閉店まぎわのニチニチまで歩き、1杯だけ乾杯してサヨナラした。
帰宅してお風呂上がり、(Sちゃんはなんでいつもわたしの欲しいものがわかるのかな。)と思いながら、韓国土産だとくれたスキンケアを早速。
2025.11.20_Thu.
山口さんのROCK 'N' ROLL DIARYで、『火を焚きなさい』という山尾三省の詩を読んだことが、今日の良かったこと。この部分に感動した。以下抜粋。
—
火を焚きなさい
風呂場には 充分な薪が用意してある
よく乾いたもの 少しは湿り気のあるもの
太いもの 細いもの
よく選んで 上手に火を焚きなさい
少しくらい煙たくたって仕方ない
がまんして しっかり火を燃やしなさい
やがて調子が出てくると
ほら お前達の今の心のようなオレンジ色の炎が
いっしんに燃え立つだろう
そうしたら じっとその火を見詰めなさい
—
特に、「風呂場には 充分な薪が用意してある」にやられる。わたしは大きなものに包まれたいのだろうか。一方で自分の子の顔も浮かぶのはなんだろう。
セレクトが戻り写真の仕上げ作業。
座り続けないように、整体の人に作ってもらった筋トレのメニューを合間に。今日から。
▪︎ 股関節内転運動(側臥位)
▪︎ 股関節外転運動(側臥位)
▪︎ 片脚ヒップリフト
▪︎ フロントブリッジ(下肢伸展挙上)
▪︎ コペンハーゲンエクササイズ(膝)
【10回×2セット】
夜に1時間だけ本部道場。F師範の稽古。
▪︎準備体操 ▪︎足捌き
▪︎入身転換
▪︎片手取りで片手で小手返しをする練習。いつもと逆の手で小手返しの手をとった。すごく上手くいかない。
右逆半身、転換して両方の手のひらは自分の方を向く→自分の左手で下から相手の手をとる。この左手で小手返しの手をとって、片手だけを使って相手を転がす。(いつもと手が逆でしょう?)→抑え方は相手が畳で仰向けになってる。相手の二の腕の内側を自分の右手で抑える。F師範のを受けたら、いつもの抑えよりも危ない抑えに感じる。上手くわたしが手をとれないでいると、「左手はそのまま何もしないで素直にとるんだ。」とF師範が言った。
小手返しは片手だけでかける意識を持って練習すると上達するという。
▪︎横面打ち。受けたのと逆の手を、下から合わせれば一教。上から繋がれば入り身投げ。
下まで斬り落とせば四方投げに入れる。
入り身投げは投げる手よりも、相手の首にある方の自分の手を意識して練習すると上達するという。
▪︎自由稽古。自分がやりたいことを。
今日は手元が曖昧で、手の取り方ばかりに気がいって、自分がずーっと姿勢悪く感じる。
2025.11.19_Wed.
夕方になにか、と思っていたけれど、"事後"より"事前"に自分はいつも言葉をもらっていたな、と思い直した。今日が自分らしい一日になりますように。
仕事帰りに本部道場に。1時間だけS先生の稽古。
▪︎準備体操 ▪︎足捌き
▪︎入身転換
▪︎正面打ち一教(表、裏)
▪︎前方回転受け身
▪︎膝行
▪︎座り技正面打ち二教(表、裏)
▪︎正面打ち入り身投げ
▪︎横面打ち四方投げ(表、裏)・・表でも裏でも、どちらも相半身で構える。横面打ちを、表の時は転換して受ける。裏の時は前に出て受ける。(どちらも相半身というのが混乱する。)
▪︎横面打ち小手返し・・左相半身、転換して左手で斬り落とす→相手の手が高い場所にあるうちに(それは正面打ちの場合だっけ?)右手で上から相手の手(握らなくていいんだと思う)→裏に入りながらもう一度右手で相手の手を取り直す。
▪︎座技呼吸法
2025.11.17_Mon.
肌、爪、黒髪、艶、匂い、下着の素材、歯、自転車のブレーキ、筋力。
日中はパソコンに向かい写真のこと。
年末年始の予定のやりとり。
会いたいんだ、会えるのか、いつ会える、のやりとり。何人かの人と。
夜は1時間、本部道場でH師範の稽古に出ようと思っていたけど出られなくなった。
だから寝る前に杖を振ろう。
稽古に行かないと、そんな日々が自分にあったことすら幻のような、変な気持ちがする。
2025.11.16_Sun.
K(10才)が頑張った日。審査会だった。
前の日に、わたしに合気道の技のことなんか聞いてこないKが、「横面打ちの入り身投げと、小手返しだけが出来るか不安なんだ。」と漏らした。「……あと受け身で飛ばなきゃいけない。」
「そのふたつの技だったら、いま稽古できるよ。」と言って、リビングの円卓を端へずらした。Kのやることを受けてみた。受けてみたら、Kがいま何に取り組んでいるのか、Kさんがどれほど丁寧にこどもに向いてくれているのかが、いっぺんによく分かった。(10月からKさんのこどもクラスがはじまって、Kはそこで中級技と受け身を教わっていた。)
集中を欠いていることばかりが目についていた。だけど安心した。
周りの人に助けてもらったなぁ、と思った。
今日、わたしは観に行かなかった。
Yが道場へ行ってくれた。
夜は挑戦したあとの高揚感をまとったKと、リビングで串揚げをした。
Kが好きなものを全部串にさした。牡蠣、ホタテ、海老、さつま芋、ピーマン、ソーセージ。
はじめてリビングでやってみたけど、うまくいってよかった。
2025.11.13_Thu.
そんなもの誰が気にするんだよ、みたいなちいさなことが5つ。やり終わったところ。
家に帰り、今日はパソコンの前で黙々と手を動かす日にしたい。
そして夜に1時間稽古に出ようと思っていたけれど、そっちのことは一旦進めるのを止めよう。
夜、沖縄のAさんと"鍔割"の話。
1本の西岡先生のビデオを送ってくれた。
その中で西岡先生が話されていたこと。
「鍔割なんていうのは、斬っていくときは相当深く斬っていく。鍔でここ(こめかみ)へぶつかるくらいに斬れという先生だっているんだから。案外そうじゃないと空振りすることがある。実際戦場なんかに入ると。届いてないわけ。鍔でもって斬るくらいで丁度いいよって教える先生も居たらしい。昔。だから僕はそこ(太刀でこめかみに当てるくらいに斬ること)で鍔割というのか、ここ(杖で太刀の鍔を打つこと)で鍔割というのかが解らない。僕はこっち(杖で太刀の鍔を打つこと)だと思う。だからすれすれでともかく。すれすれで、その代わり引いて斬っているわけ。ところがね、これ小手をやると、こっちが出ないと届かない。本当はそうじゃなしに自分のほうが引いて丁度いい。」
Aさんは、動きの原理(根っこのことでしょう?)を忘れて型を練習すると、それもまた物事を変えてしまうことがある、という。
難しい話をするふたりの大人を前に、自分はただワクワクしている。
2025.11.11_Tue.
「俺はエリカ・バドゥも知らない女と結婚したのか。」とYが言って、「知らんし。」と言いながら朝ごはんを食べた。
Uちゃんにおすすめの曲を教えてもらった。
「ちよじちゃんにはポールマッカートニーをサンプリングしたこれかなー。」と言って、"Gone Baby, Don't Be Long"という曲を教えてくれた。
2025.11.10_Mon.
「月曜日のH師範の稽古に出たら一教から四教までいつも稽古できるよ。」
そんな声を聞いて、仕事帰りにじゃあ行ってみるか、と来てみたら、今日はA師範の稽古に代わっていた。誰の稽古でもいいのだ。重ねれば身につく。
A師範の稽古は技を丁寧に説明してくれる。解りやすい。
▪︎準備体操 ▪︎入身転換
▪︎逆半身、隅落とし
▪︎相半身、交差取り小手返し・・右相半身→左足入る、上から小手返しの手をとる→今日は90°転換にしましょうとA師範が言った。→小手返し(手は大きく上げないこと)→二教の抑え
▪︎膝行の練習。まっすぐ進む。膝は内側へ入らない。まっすぐ。回転するときは、前の膝に体重をのせる。
▪︎座技一教(表、裏)・・裏のとき、外側の足裏が床につく→膝を落とす
▪︎正面打ち二教(表、裏)
▪︎正面打ち三教(表、裏)→送り足の次の歩み足が、手元に一生懸命になって抜けてしまう。歩み足を入れないと、肘を取ったときの外側の足が出せない。それでもちょっとマシになってきてる感触がする。
▪︎座技呼吸法
座技呼吸法を組んだ人が受けで、起点となる力をまったく入れない人だった。ふわぁ~と手をとって、そのまま。きっと、どこかで見た"脱力"に憧れたんだろう。
起点がなければ何も起こらない。
Aさんと稽古をするようになった初っ端にAさんはそのことをわたしに話した。
自分もAさんからそれを教わっていなかったら、何も感じず、そんなことをしていたかも知れない。
ふわぁ~っと手を握られながら、そんな根本を自分は教えてもらえていること、言葉に出してもらえていることに感謝した。
今日はブラジルから女性ひとり、男性ふたりが稽古に来ていて、それぞれと小手返し、座技一教、二教と組んで稽古したのが楽しかった。
地球の裏側で稽古していても同じ手の動きを練習してきたことを感じて。
1時間だけ稽古して、一目散に帰宅する。猫が腹をすかせてニャア!と言う。
自宅で仕事していたYが米だけ炊いておいてくれる。蒸し鶏、蒸し野菜。長芋を焼く。
2025.11.09_Sun.
雨降り。傘をさして近所の道場まで歩いた。
今日は館長の他、4人だけ。
相対で臂力の養成。
諸手取りから引かれたときと押されたときの練習。入り身投げじゃなく、木剣を振るように練習してみろ、と館長が言う。そこで入り身投げにしない理由はなにかを知りたかったけど、つべこべ言わずに、やれと言われたことをやろうと思って、訊ねなかった。本当は知りたかった。
引かれたとき・・右逆半身→左足が千鳥の足で入る→右足が相手の背中側に入る→手は正面打ちのように。木剣を振るように。
押されたとき・・右逆半身→左足が90°踵方向に回る→重量上げをするように両手が上がる→右足が相手の背に入る→手はさっきと同様。
手合わせと、二ヶ条、三ヶ条のルーティン。小手返し。
小手返しのとき、転換した後のふたつめの足捌きをもっとはっきり大きくやれ、と館長に言われた。
中級技8本と昇段技8本を順にやっていく。
久しぶりに練習したけど、結構覚えている。毎週繰り返し練習出来たら、もっと身につけられるのに。
16本やる中で館長に指摘されたのは、"四方投げ"の最後は、相手が横になった向きに身体を揃えること(自分の前に相手が横たわるのではない。相手の横に沿う。)前足の踵と後ろ足の膝の間隔が広すぎること。
"小手返し"したら素早く相手の肘をとること。
"顔面突き肘抑え"のとき・・右逆半身→顔面を突かれたら、下がりながら両手手刀で受けて左手をひっかけろ→そのあと足は相手の背中側に入るんじゃない。前。
太刀を持って抜きのこと。八方斬り。12の型。斬り返し、袈裟斬り、回し打ち、パスカルさんの剣。"相摺"から"摺り込み"までの1人型。
杖を持って制定型。"着き杖"から"太刀落とし"まで。表の"鍔割""右貫"。
"右貫"だけは館長が太刀を持って相手してくださった。何度も何度も"右貫"を練習させてくれた。
型をやっているとき、館長に言われたことがもうひとつあった。
"水月"の相手の太刀を打つとき。
「そこがバチーンという音じゃなくて、もっとすーっとした音になったらな。」
どうやって練習したらいいのかな。どうしたらそんな音になるのかな。
2025.11.08_Sat.
今週も夕方のO師範の稽古に出て、三教と四教の練習をしよう。
そう思って早朝のI師範の稽古には行かなかった。
行かなかった後で確認したら、夕方の稽古はN指導員が教えることに変わっている。
(三教と四教は今日の稽古には入らないかもしれないな。。。)
早朝のI師範の稽古に出ておけば良かったと、軽く後悔したけど、時間は戻らない。
▪︎入り身転換
▪︎片手取り呼吸投げ
▪︎片手持ち一教(表、裏)
▪︎肩持ち二教(表、裏)
▪︎片手取り入り身投げ
▪︎前方回転受け身
▪︎片手取り呼吸投げ(投げ終わったら前に出る)
▪︎座技呼吸法をする前に、正座する→相手が立ったまま肩に手を置いてくる→相手の肘を支える→相手が力を加えてくる→自分の身体がふらつかないように保つ。
▪︎座技呼吸法
稽古に参加したのは5人だけだった。
わたしとN指導員以外は全員男。
女となんか組みたくない、が身体に滲み出ているソバージュの男が居たり。(刑事ドラマの)署長のそばを離れない男のようなのが居たり。稽古前にいつも壁と闘っている男が居たり。あとはノーマルと。
今日は合気道というより、人間劇場。
ダサいものが目の前に広がっている中で、いつも壁と闘っている男と束の間いい稽古が出来たのが今日の良かったこと。
2025.11.06_Thu.
仕事帰り、JRから大江戸線の新宿西口駅への乗り換えがようやくすんなりといった日。
若松河田まで着いたものの、身体が草臥れていて、タリーズで目を瞑って数分休憩した。
今日の分(609日目)のduolingoだけはもう今やってしまおう。
そして1時間合気道を稽古したら素早く帰ってオムライスを作ろう。K(10才)はKで、今夜はKさんに中級技と受け身を教わっているのだから。
少し留守番させるだけで自分も家に帰れる。
本部道場、F師範の稽古。今日も女子クラス。
▪︎準備体操 ▪︎足捌き(畳の縦線に立ち、前足が右斜め前にでる、後ろ足がそれについていく→後ろ足が左斜め前に出て、畳の縦線にもどる。後ろ足がついてくる。)
▪︎天地投げの崩す練習。自分の姿勢を崩して下に手を動かすんじゃない。さっき練習した足捌きをしているだけ。
▪︎天地投げ(表、裏)
▪︎逆半身、片手取りの初動の練習→練習していたらF師範が来て、足の位置を相手の爪先と合わせろ、と教えてくれる。
・・右半身、左足が左斜め前に出るけど、その後右足を後ろに引いたとき、左足の位置は相手の前足の爪先に揃う。足を引きながら左手で相手の肘の内側に手刀。
▪︎その動きから、一教(表、裏)
▪︎相半身、両手取り四方投げ(表)
▪︎逆半身、両手取り四方投げ(裏)
(受けが独特の人と組んだ場合、相手に左右されず、どうすればスムーズに技をかけられるのだろう。)
▪︎相半身、横面打ちからの四方投げ(表、裏)
表の時は踵方向に転換。裏の時は斜め前に出る。
▪︎片手取り(さっきの動きから)二教(表、裏)
表のときは手の位置が高いほうがやりやすい。裏のときは一教のように相手を崩して低い位置で二教をかける(高いとかけづらい)。
▪︎逆半身、片手取り小手返しの初動の練習
右逆半身で右手を掴まれる→右足で入り身、左手を外側から手刀→腰回転だけで相手と同じ向き。(つい相手の手を握ってしまう。握らない。)
▪︎片手取り小手返し
さっき練習した初動のあと、相手の背中側に転換。
▪︎自由稽古
何をやってもいいというから、今日練習した"片手取り二教"と"片手取り小手返し"をもう一度。上手い人と組めたから、教えてくださいと頼んだ。
まず"片手取り二教"。裏のとき、どうやれば綺麗に低いところに持っていけるのか。
一教の崩しをしっかり、とその人が教えてくれる。
そして"片手取り小手返し"。
背に転換するのが綺麗にいきません、と言った。その人はやってみせてくれた。背中側に転換するとき、相手と身体が着いている。そのあと相手の手を自分のヘソの前まで持ってきているように見える。
稽古が終わり、一目散に家に帰る。
空に昨日見えなかった丸い月がある。結構輝いている。
2025.11.05_Wed.
22:48。ベッドに横になっていたら、YとK(10才)が「スーパームーンを見にいくけど。」とジャケットを着始めた。
一旦は「いってらっしゃい。」とふたりを見送ったけど、なんだかな、と思って、遅れてふたりを追いかけた。
外に出るとすぐそこにふたりは居て、空を見上げている。空は一面真っ白。雲か?
どれだけ強く空を見ても、月はまったく見えない。
そういえば今日から南側のテラスに足場が組まれたんだった。
2025.11.04_Tue.
今月はもうAさんとの稽古がないから、本部道場に行くことにする。
夕方からO師範の稽古をふたつ。
ひとつめの稽古は女子クラスで、初心者クラスの枠内だけど、"女子"のくくりもあるわけだから、黒帯の"女子"の有段者も稽古をしている。
=いつもの稽古より、上手い人が圧倒的に多い。
わたしは今日その中で、"この人を目指そう"と目標にする人を見つけたかも知れない。
この間の審査会のとき、その人は誰かの受けをしていた。その時から目が追ってしまっていた。今日はその人と呼吸投げの時に組めたけど、今度何かのときに話しかけてみようか。
【今日やったこと】
ひとつめの稽古
▪︎横面打ち一教・・左相半身で、相手の右手で横面を打たれる→相手の腹側に入って、自分の左手が手刀、右手で当て身→当て身をした右手で(手刀で落とした相手の手を)ただ迎え入れる→そこから手のひらの方向に相手の手を押し戻す→一教の形に入れる。(三教も四教も、入り口はこれと同じ。)
▪︎横面打ち三教
▪︎横面打ち四教
▪︎横面打ち小手返し
▪︎横面打ち入り身投げ
▪︎横面打ち呼吸投げ
……
ふたつめの稽古
▪︎後ろ受け身
▪︎足捌き
▪︎片手取りから隅落とし
▪︎交差取りから一教
▪︎交差取りから入り投げ
▪︎交差取りから四方投げ・・面白かった。(相手が手を離さない限り)初動で自分から相手の手を握らない。交差取りのとき、相手と2点で握り合うと動かない、とO師範が言った。手のひらを上にして差し出す→親指を上から下に返す。その時、相手の手を握らない。(相手に離されたら握るしかないけど。)→相手の肘が上を向く時あたりで手首の輪をようやく握る。
今日はこの交差取り四方投げの初動と、横面打ち一教の初動が、面白くてたまらない。
稽古が終わって帰り道、Aさんが探しておく、と言っていた、"打ち落とし"についての過去の投稿を送ってきてくれた。特殊技のこと。
Aさんはその投稿に、
「Still, it was interesting to have a look at these pics(それでも、これらの写真を見るのは興味深いものでした。)」
と書いている。
自分の目がその投稿の写真を見ると、常の構えの杖の角度がいま教わっている角度と違って見える、ということくらいしか見えない。
Aさんの目が見ると、その写真から何が見えるんだろう。なにが興味深かったんだろう。
【覚え】
▪︎特殊技
清水隆次(しみずたかじ)先生がその指導歴の中で創作されたものだと思われること。なぜか"水月"と"斜面"は全日本杖道連盟の制定形に採用されたけれど、"打ち落とし"は採用されなかった。
▪︎打ち落とし
右足を大きく踏み込んで、逆手打で相手の太刀を打ち落す。
左手の親指をはずしながら杖を両手一杯にとり、左足が前に出て本手打。
2025.11.03_Mon.
文化の日。8時からAさんと稽古。
今月Aさんと稽古できる最後の日。
Aさんは「"信"の字を間違えたんだ。」と、【仁義礼智心】と袖に書いたTシャツを着てきてくれた。
珈琲をのんでから稽古をはじめる。
▪︎そのまま投げる、転換して投げる、2種類の入り身投げ。そこから回転投げへの変化。
それを稽古するうちに"体当たり"の稽古に。「杖道と同じ。」とAさんが言う。
▪︎両手取りから相手を引き寄せて呼吸投げ。そのときも"体当たり"が使える。
「なにかやりたいことはある?」と聞かれたから「この間練習した手の動きが綺麗な"あれ"をやりたい。出来るようになりたい。」とあやふやだけど身振りでなんとか何をしたいかを伝える。
▪︎右相半身、正面打ちを右手で受けて、左手をクロスで斬る。→右足入りながら右手で横面打ち→横面打ちした右手で、相手の外側から手を切れば小手返しの手が取れる。
相手の背に入っても、内に入っても。両方できる。内に入るときは相手との間合いを開けること。
▪︎天地投げ(表、裏)
裏の場合は、終末動作(二)の動作から、転換して、次が大事。相手の力とぶつからないところまで相手を動かす。そこで両手を天地に割る→地の手で崩す、天の地を突き出して崩す→投げる。
杖道の稽古。
"巻き落とし"の練習。
左下目掛けて太刀を使うんじゃない。相手の喉元へ意識をもつ。前に進まなくていい。無足。
型の練習。
【表】の型を昨日と同じく"太刀落とし"から順に。
"着き杖"・・右斜め後ろに引いて杖を持った右手は自分の右腰に。そのあとの杖を回す動きのとき、自分の身体の外に杖が出ないように意識する。
【特殊技】
"水月" "斜面" "打ち落とし"
"水月"・・「最初の突きは入り身だよ。」とAさん。入り身して、しっかり体を外す。だからあの形になる。
そして"水月""斜面""打ち落とし"から受け太刀を練習しよう、とAさんが言って、はじめて太刀を持った。
………
下段に構える→正眼→八相の構え→前に歩く→相手との間合いが二足一刀の距離になるとき、左足を前に止まる→斬るときは、左足を出してから右足を出す。
………
稽古を終え、バタートーストに納豆、「目玉焼きは何個?」と聞くから「1個。」と答える。Aさんは3つ。もう一度珈琲をいれる。
ふとした話から、Aさんが「(将来)ちよが教えたらいい。」と言う。突拍子もなくて、どうしてそんな話になるんだ、と聞く。
11時半になり、成田空港へ向かうAさんと別れた。
自分の中になかったことにしたくないもの。
2025.11.02_Sun.
8時に道場。Aさんと稽古。
「なにか飲む?」と言って着替えてる間に珈琲をいれてくれた。
神戸に行ってる間に袴をクリーニングに出しておいた。綺麗になった袴のひだをAさんに見せると、「仁義礼智信(じんぎれいちしん)、5つのConfucian values。わかる?」と言った。
わからないと言ったら、Aさんは携帯電話に「Confucian values.」と言って、翻訳してくれた。「孔子の5つの価値観。」
わたしはオーストラリア人のAさんから、いくつ日本語を学ぶのだろう。
Aさんに習った袴の履き方を覚えてしまいたくて、もう一度合ってるか見て、と言ったら一緒に履いてくれた。
………
合気道の帯の上に袴の前紐の真ん中。後ろでクロスして、袴のサイドで合気道の帯の下を袴の前紐が通る→身体の前で袴の紐の右が上、左が下でクロス→袴の中に袴の紐を入れて、1回目は右が上で結ぶ。2回目は左が上で結ぶ。(袴の中で2度結ぶ)→結び終わったら、残りの紐は袴の中に垂らしておけばいい。→袴の後ろの紐をサイドで1周目の袴の紐に後ろから通す→身体の前で2度結ぶ。→余った紐はまたサイドの1周目の紐に通す。→腰板の裏に残りの紐を隠す→身体の前の袴の紐を内側に折り込む。
………
珈琲をのみながら、昨日の本部道場の稽古が面白かったんだ、と話し、O師範に言われたこと、もう出来ると思うこと、まだ出来ないと思うことを話す。
出来ないことの稽古をさせてくれた。
"片手持ち回転投げ"の内と外。
"正面打ち三教"表と裏
"正面打ち四教"表と裏
そして今月Aさんと練習している"天地投げ"表と裏・・天と地に手をまっすぐ割る→地の手で崩す、天の手で押す→十分相手を崩してから投げる。
杖道。
【表】
"太刀落とし"
"鍔割"・・畳3間、1歩前に出て、足を引いて構える。
"着き杖"
"引っ提げ"・・畳3間、1歩前。足を引いて構える。
"左貫"
"右貫"
"霞"・・畳3間、1歩前。足を引いて構える。
"物見"
………
【特殊技】
"水月"
"斜面"・・返し突きのときの身体の向き
''打落し"・・相手の太刀が打ち込んで止まったところを逆手で打ち込んで→本手で打ち込む"
皆が来はじめて、皆との稽古。
合気道。間合いのこと。道場の端と端に立って向かい合い、互いに歩いてちょうどの間合いに入ったところで基本技に入る。
そして基本技の6本。AさんとKさんの自由技の受け。
休憩を挟んで杖道。
居合刀で素振り。杖で素振り。
打ち込み。巻き落としの練習。
型の練習。
全員同時に練習できないから、畳の外に出て順番を待っていた。全然順番が回ってこなくて、そのうち指導していたAさんが「そのまま見学でいい。」と言った。皆が【制定型】をやるのを見学した。Aさんが言う細やかな要点を、意識できている人、意識できていない人、気にもとめていない人、それがよく見えた。
型が【表】に移り、"鍔割"と"右貫"を練習させてくれた。
"右貫"で相手の水月を突く。突いたらその力を抜かないまま(保ったまま)しゃがむ。杖で太刀を落とす時は、杖を上に振り上げない。いま杖のある場所から素早く落とす。
稽古が終わってから皆でサミットのお弁当。
2025.11.01_Sat.
今日は早朝のI師範の稽古ではなく、18時からのO師範の稽古に出てみようと思う。
めずらしく土曜の朝に自宅にいて、六珈さんの珈琲をいれて家族の朝ごはんを作った。
MとFちゃんに神社で撮ったふたりの写真を送り、Nさんにちいさなやもりの写真を送った。
今日もまだFと走った両足が筋肉痛。
自分の周りが大事な人だけになってきた。
本部道場でO師範の稽古に出る。
▪︎準備体操 ▪︎入り身転換
▪︎入り身転換の動きから呼吸投げ
▪︎半身半立ち四方投げ(表、裏)
▪︎正面打ち一教(表、裏)
▪︎正面打ち二教(表、裏)
▪︎正面打ち三教(表、裏)
▪︎片手持ち回転投げ
▪︎正面打ち四教(表、裏)
▪︎自由技6本ずつ
思った通り、自分に練習が足りないと思っている技が稽古のメニューの中に全部入っていた。
半身半立ち四方投げの裏が上手く出来なかった。四教もまだちゃんとわかっていない。
O師範が三教をしているとき、「つっこみたいところが数カ所ある。」と声をかけてくれた。
三教を取ったあとの肘にいく手のこと。その時の入り身をしっかりすること。抑える時、足でしっかり肩を挟むこと。相手の肘にある自分の手を上にすべらせて手を持ち替えること。
そして回転投げのとき。自分より背の低い人の脇に入るときの姿勢。頭を下げてくぐらないこと。
2025.10.31_Fri.
Fと走った両足が筋肉痛。
ふくらはぎじゃなくて、足の前側が痛いのは、きっと六甲の急坂のせい。
午前中はデータを整理したり、メールをしたり、片付けたり、掃除機をかけたり、洗濯をしたり。
14時にAさんと稽古の約束。
六珈さんの珈琲豆のお土産。湯を沸かして珈琲をいれてあげた。わたしが神戸にいる間、Aさんは京都にいて、互いの数日間のことを話しながら珈琲をのんだ。
今日の稽古は合気道の途中で"Yield"という言葉がAさんの口から出たあたりから難しくなっていき、そのあとにやった太刀も杖も、解ろうとするのに、まだ身体に入っていないことが沢山目の前にやってきて、頭がいっぱいになった。それを察したAさんが「大丈夫?」と言った。
"Yield"
ぶつからずに、やわらかく受けとめながら自分も折れないこと。
なんだかすごい言葉だなー。
日本語でひとことでこれを言い表す単語を見つけられない。
今日やったこと。
▪︎入り身転換(相手を感じること)
▪︎呼吸投げ(前足の内側に置いたものを拾うように)
▪︎2通りの片手取りからの呼吸投げ(腰回転だけと転換と)
▪︎諸手取りから一教(表、裏)・・裏が難しかった。2回裏に入った?
▪︎諸手取りから四方投げ(表、裏)・・捕まれるときに自分の手のひらを上向ける。相手の手首をとる。それだけじゃない。表と裏で手の取り方が違う。どうやったんだっけ。
▪︎太刀を持つ。パスカルさんの剣の、横へ振る動きの練習。腰に大きな筆がついているとする。それで"一"の字を描く。その時の剣の返し方は丸く。
"燕返し"のときの剣の返し方とは異なること。燕返しのときは丸く描かない。
▪︎杖を持つ。"太刀落とし"から表を順に。
"鍔割"の構えは右手は握る。
"右貫"・・常の構え→杖を自分の身体の前で横に持つ、左手で杖先を持つ、右手を右へ滑らせる→頭の上へ→左足が入る→足そのまま動かさず、左手を滑らせて杖いっぱいに持つ、右手を滑らせて相手を打つ→打ってから目付けするときに左足が前に出る→ 右足が左に動きながら、左手を引いて杖を6:4で持つ、左足が沿う→手首が返る(刃が上にむく)水月まで杖を下ろす→足を揃えてしゃがむ→相手の太刀を下に打つ→立ち上がって左手は自分の右肩につける→左足が斜め前に出て、杖は右からスタートして左側で打つ→目付けしたときに半身になる→手を持ち替える→納杖
▪︎一番難しい手を返すところを太刀で練習。
左手で刃を上向きに太刀を持つ→右足を左に。右手で太刀を抜く時は刃が下→左足が沿い、太刀を抜き終わるときに手首を返して刃が上→斬る
2025.10.30_Thu.
目覚ましより早く4時過ぎに目が覚める。
Fが5時にストレッチをはじめてランニングに行くというから、ストレッチだけ一緒にしようかなと、昨日の夜に話していた。
簡単に身支度をして、窓から下を見ていると、黄色いランニング用のジャケットを着て、腕に小さなライトをつけたFがちょうどの時間に出てきた。外はまだ真っ暗。
スニーカーを履いてきてよかった。寒いだろうなとジャケットを着て外に出る。
隣に立ってFのするストレッチを真似しはじめる。ゆーっくりと前屈して、またゆーっくりと元に戻す。大きく片足を前に踏み込む。
蛙のようにしゃがんで前に体重をのせる。電柱に手をついて足首をまわす。ガードレールに足をのせて伸ばす。(その時、自分の腕を足の内側に入れてるのがよかった。)
アキレス腱を伸ばす。首をまわす。
もうストレッチだけで気持ちが止められない。
「a bit...running...」(急坂の下までだけ一緒に下りてみようかな。。。)
Fが走り方を教えてくれる。身体はまっすぐに。腕は90 degrees、手は内側に。力を抜く。
Fは誰かと一緒に走るのがはじめてだと言った。わたしがいるから水の音を聴きながら走れる川沿いに、いつもとコースを変えてくれた。
川岸へ下りて、また上がり、住宅を抜けて大きな神社の中に入るとラジオ体操がはじまっていたから加わった。Fはラジオ体操がはじめてだったみたい。ここで踵をあげるんだ、膝は外へ向くんだ、を身振り手振りで伝える。
ラジオ体操第1と第2。そのあとで合気道のような舟漕ぎの動きもした。
神社を後に、Fとまた坂をあがる。あがり続けて六甲山のロープウェイの駅まで。
Fはわたしが英語で話そうとして、言葉に詰まったり、伝わらなくて諦めかけると、「いまよくわからなかった。もう一度はじめから話してみて。」と英語でわたしに言った。
昨日の夜のFとのやりとりがあったから、深呼吸して何度も最初からやり直した。
ふたりで走ったり歩いたりして、Mの家に戻ると2時間半経っていた。
Fのことが前よりも知れたよ。自分のことも沢山話せた。有馬温泉の泉質の話まで出来た。胴じゃなかったけど。
Mと朝ごはんを食べた。掃除機をかけて身支度をする。
Fちゃんの親切に甘えて、機材を車に乗せてもらう。
身軽になってMと歩いて坂を下る。大阪のEさんに神戸でロケがあることを伝えて、会う約束をしていた。大阪の編集部へ伺います、と言ったのだけど、多忙の中「お昼を六甲の彦六鮓さんで食べませんか。」
と、わざわざ六甲まで来てくださった。
待ち合わせの12時に店に着くと、変わらないEさんの笑顔があった。
おいしいお寿司をご馳走になった。
編集部に戻って仕事がある、というEさんを駅で見送った。
Fちゃんが車で駅まで迎えにきてくれた。
大安亭市場。ふたりの日常の買い物に付き合ってから、新神戸駅へ送ってもらった。
手にはMが買ってくれた"ナダシン"のお餅と、新幹線で飲みな、とライチのジュース。Fちゃんが買ってくれた"丸八蒲鉾"。
2025.10.29_Wed.
自宅に居るより、よく眠れた。
朝起きてNさんがいれてくれた珈琲をのんだ。
顔を洗って、掃除機をかけて、柿とバナナとヨーグルト。ゆで卵。
Nさんに頼まれてちいさなヤモリの写真を撮った。
今日の撮影で使う布にアイロンをかけた。
10時に編集者のNさんが到着。
撮影をはじめる。
16時頃、無事に終了。
連載も11回目。撮影中の皆の言葉遣いも、僅かに変わってきている。ずっとなんて叶わないから、一緒に3人で現場でひとつのものに向かってることに集中したい。
東京へ戻るNさんを見送り、Mと昨日買ったワインと東京の土産を持って、上の階に住むイタリア人のFと自分と同郷(!)のFちゃんに会いに行く。
料理上手のFちゃんはトリッパを作ってくれていた。手作りのパン、黒豆の枝豆、無花果、プロシュート、チーズ。凍らせた柿にレモンとエルダーフラワーのシロップをかけたデザートがおいしかったなぁ。
皆でたくさんお喋りした。
Fとふたりになったとき、「身体の中にはあるのに、口の外に言葉が出ないんだ。恥ずかしいとか怖いとかいう気持ちが消せないの。合気道の時もAさんと英語で話したいのに間違えるのが恥ずかしいの。」と片言の英語で漏らすと、
自分も日本語が話せないこと。でも間違えたらいいこと。それは恥ずかしくなんてないこと。
Fがまっすぐ目を見て励ましてくれる。
2025.10.28_Tue.
自宅に呼んだタクシーが、あからさまに迷っているのを携帯電話で見ながら、家の前で待っていた。最寄り駅から乗った電車が満員電車だった。いつもの時刻より遅く、楽をしようと思ったけど、そうか、この時刻はそうなるのか。
ちょうど昼に新神戸駅に着くように新幹線にのった。
神戸での撮影の日が決まって数日経ったときNさんから三ノ宮のギャラリーである個展のDMが届いた。日程を見ると、撮影の前日が個展の最終日。一日早くおいで、と声がした(ような)。
だから今日新幹線にのった。
駅まではNさんとMが車で迎えにきてくれる。改札を出るとMの笑顔があって、外に出るとかっこいい車の前にNさんが立っていた。
三ノ宮のギャラリー島田にて、中野真典展『夕立のあとで』
Nさんの絵は、今日もしっかりNさんの絵だった。
"FARMSTAND" でおにぎりとお味噌汁。
元町できんつばの買い物。Mと隣接したパーラーできんつばソフトをたべた。
ワイン屋さんで、お泊まりのお礼にワインを買った。M宅の上の階のFが育ったイタリアのエミリオロマーニャの微発泡のワインにした。
そして明日の撮影のためのMの買い出しに付き合って三ノ宮の阪急や、もう一度 "FARMSTAND" に椎茸を買いに。
電車に乗って六甲。
わたしが"六珈"さんにどうしても行きたかったから。珈琲をのみながら、Mの買い出しの続きを待って、ふたりでタクシーにのって家に帰った。
夕飯を食べはじめると、搬出を終えたNさんから「鹿肉と猪の肉をもらった。」と連絡が入る。大きな猪の太腿や、あばらを持ってNさんが帰ってきた。
Mが鹿肉を焼いてくれた。
獣のいい匂い。なんておいしいんだろう。
このふたりと話していると、自分に足りないものは"自信"なんじゃないかとふと思う。
自分を丸ごと信じること。ないことないけど、まだ全然足りてないように思うこと。
・虚勢=ない力をあるように見せること(見せかけ)
・自信=本当に自分を信じていること(内から出る確信)
2025.10.27_Mon.
朝、家を出る前にYさんに納品するデータをお送りできた。
仕事のまえに朝イチで整体に。明日からロケだから診てもらっておく。背中も首も、もう大丈夫。
自費治療で、膝を守るためのストレッチと筋トレを教わっておく。今後の座り技の稽古のため。身体のことを知っている人に身体のことを教えてもらうのが面白い。膝を守るために、自分の身体のどこを伸ばしておいたらいいのか、どこを鍛えておけばいいのか。
現実は想像を超えてくる。
何十年も前から知り合いだけど、まさか一緒に仕事する日がくるなんて思ってもみなかった人と仕事をする。ずっと知っているけど、まだ何も知らない。いま、交差するんだな。どんな巡り合わせだろう。
2025.10.26_Sun.
皆の稽古が10時にはじまる前に、道場に泊まっているAさんと7時に稽古の約束。
珈琲をいれてくれた。
先日"影"と"陰"どっちの漢字だろうと話していたことを土曜日にMさんに聞いてくれていた。
「杖の"陰"に隠れる」
「表、中段、乱合、型のセットのときは"影"。」
無我、無心、自分でその状況をつくれたら。つくるには。つくりたい。そんな話。
上手くいかなかった"三教"のことの練習をさせてくれた。
表・・右相半身、相手の正面打ちを右手の手刀で斬り落とす、右手を相手の指先まですべらせる"ここで右手で"ちゃんと持つ"→ちゃんと持てたら肘にあった左手をおろしてきて、相手の手首の輪を"ちゃんと持つ"→ちゃんと持てたら、三教をかける(相手の肘をあげる)→ちゃんとかけられたら、右手で相手の肘→崩す→相手の手を持ち替える。自分の肩につける、二教の抑え。
裏・・最後、三教をかけた後は相手の裏に入って崩す
Aさんと"ぼっ教''と呼んでいる、四教の練習。
いつもと僅かに違う"天地投げ"の練習。
両手を握られる。腹と手がずれないように。両の手をまっすぐ天と地にわける→天の手を突き出すように。
それがそのまま次にやった座技呼吸法に繋がる。
長い時間たくさん動く稽古をすると、袴が着崩れてしまう。休憩のとき、Aさんがちょうど袴を履くところだったから、もう一度一緒に教えてもらいながら履いてみる。
Aさんの紐の結び方は、自分と全然違って、すごく腰回りが固定されて身が立つような心地。
……
中につけた帯の上に袴の紐を当て、後ろで交差して前に持ってきたときに、袴の紐は、中につけた帯の先の下を通す→前でクロス(左が下、右が上)したら→袴の中に紐を入れて、中で2回結ぶ→帯の先を外に出してサイドの紐に通す→後ろは、自分はいつもずれてくるからゴムを細工していたけど、そんなの無くて大丈夫だとAさんが言う。そのまま紐を前で2回結ぶ→サイドへ。最後にウエストの前部分を内へ折り返す。
……
記憶ではそうだけど、合ってるかな。
少しだけ杖道。"右貫"について。
木剣を持って杖の動きを教わる。でもいま思い出そうとしても思い出せない。
皆の稽古がはじまる。
はじめのルーティンをAさんと組めたから、ちゃんと練習になる。
K君と中級技の練習。そして自由技。
その後は剣術。
太刀を合わせるとき、相手より先に入れば相手に中心をとられてしまう。僅かに遅く入って自分が中心をとること。
"相摺"左右共にまっすぐ下がる。右へ左へずらしても、相手は正対してくるから、ずらす意味がない。
"鷲(じゅ)"の大事なことは、上から打ってから押し斬ること。
稽古がおわり、ミニストップでそれぞれ好きな弁当を買い、道場に戻り皆で食べた。
2025.10.25_Sat.
小雨。本部道場で7時からI師範の稽古。今日はひとつの稽古だけにする。
▪︎準備体操 ▪︎後ろ受身10回
▪︎入り身転換
▪︎諸手取り呼吸投げ
▪︎正面打ち一教(表、裏)・・裏の時、隣にいたI師範が、入る(相手のつま先と自分のつま先を合わせる)タイミングが遅い、と声をかけてくれた。やり直すと、「そうだ。」と頷いた。
▪︎正面打ち三教(表、裏)・・なんどやっても上手くいかない。相手を崩せていないのに、その先へ進もうとしているから。組んだ男の人がずっと受けばかりをしてくれた。
▪︎横面打ち四方投げ(表、裏)
▪︎座技呼吸法
帰るとき、受付で登録料¥2,200-を払って、5級の免状をいただいた。
9時過ぎには帰宅できて、写真の仕上げ作業。
1ヶ月ほど前にえいやっと挑戦してみたことが思い描くように通らなかったり、全部わかっていても胸がピリッと痛いなぁ、と思うようなことがあったり。生きていれば色んなことがある。
今日は三教もうまくいかなかった。
夜、どんぐり舎で珈琲豆。(来週のお土産に。)
千鳥でおでん。
最寄りの商店街のアーケードに、K(10才)が小学校でクラスの皆と描いた大きな絵が飾られているから、それを観てから帰宅。
2025.10.24_Fri.
夜Aさんと稽古。
夕方の館長のこどもクラスの後だったから、飲みに行きたい館長に邪魔されて1時間しか稽古出来なかった。
杖道の型稽古。
『着き杖』・・本手打のあと、押し切り(という?)
『左貫』のときに言われたんだったか、体外し打ちで攻めた後の次の構えのとき、大きく杖を使うこと。
『太刀落とし』・・左手が杖先に触れながら僅かに右足を引く→杖をまわしながら左足を引く→相手の太刀と合わせる→杖を引きながら右足が左斜め前に出る(杖は上げずに引いたそのまま)左足をさらに前に出さず、右足の後ろで"まず構える"カタチをつくる→つくってから左手を大きく伸ばして袈裟の角度で打てるようにする→左足を前に出して逆手打で袈裟斬り→下からじゃなく、そのままの高さで杖が動く軌道で"繰りつけ"→一瞬目に杖をつけ、返し突き→引き落とし打ち→納杖。
納杖の一番最後、相手の足が動くときに自分の足を合わせる。
『鍔割』・・相手の水月を突くときは強く(そのときに狭くなってる手幅を広げる)、そのあとは力を抜く。
杖を持つ位置のこと。
7:3は両手で杖を振ったときに力が入る。
6:4は片手で杖を振ったときに力が入る。
5:5では相手まで届かない。
最後にAさんが新しいこと、『右貫(うかん)』を教えてくれる。とても複雑で、とても難しく感じる。
両手で杖の両端を持ち、頭の上から下ろしていき、視界にちょうど入ったところで構える→相手の腹側に左足1歩入りながら、右手が上、左手を滑らせておでこのあたり。相手の水月へ→左手を杖の一番下まですべらせる、右手が6:4のところ。逆手?相手のこめかみ?首?→左手を離して杖をまわす(本手になる)→しゃがんで相手の水月→太刀を抑える→立ち上がりながら右手がまっすぐ下、左手の甲が自分の右肩のあたり→上段から相手の右こめかみ(自分から見て左)をうつ→手を持ち替えて納杖。
道場の電話が鳴って、館長から呼び出し。
着替えて道場の向かいの赤ちょうちんの居酒屋。二階堂、ペットボトルの緑茶割り。
はじめて入ったけど、秋祭りのお神輿のときに見たことのある方が大将だった。
館長の2歳上の小学校のときの先輩だという知らない88才の爺と、その爺と夫婦ではないまた別の婆も同席している。
なんの話をしようか。
海老の握り寿司を口に入れたとき、それを見たAさんが「(海老の握り寿司の)食べ方がやっとわかった。」と言った。
帰宅。寝る前に目に入れたくないものが目に入り、心のままに要らぬことを文字にして、ただ胸が痛い。
2025.10.23_Thu.
8:30からAさんと稽古。
珈琲をいれてくれた。
この間Aさんの文章を読んでいて、「Slow is smooth.Smooth is fast. 」
(「ゆっくりは滑らかに。滑らかは速さに通じる。」)とあって、
その続きに"heating the water"(水をあたためる)の話になるところがよくわからなかった、と話す。
するとAさんは、「それはパスカルさんの言葉だ。」と言って、下のことを話してくれた。
………
"表"で火をつけ始める。
"中段"で水をあつくする。どうやってあたためる?たぶん無駄をなくすこと。早くすることじゃない。
"乱合"で沸かす。
"影"で火を止めて落ち着く。
………
準備体操をして、合気道から。
片手持ち一教(表、裏)
片手持ち二教(表、裏)
横面打ち三教(表、裏)・・相手の肘を上げてから、正対して木剣を振るように。手首の輪。
正面打ち四教(表、裏)・・四教の場所ではなく腕で練習した。
▪︎正面打ち小手返し・・いつものただ入って上から手をとって、じゃない入り方を教えてくれた。難しくて美しい。
右手で受けて左手を下にクロス→右足が前で相手の腹側に入って→右手で横面打ち→右手が相手の肘の内側→そのまま手首まで滑らせて矢筈の手でとれば四方投げ、切れば小手返しに入れる→ここで手だけでどうにかしようとせずに転換すれば、自然に次の手が取れる(上から手をのせる、小手返しの手がとれる)。握らない。挟む。
▪︎体外し打ち
Aさんが黒板に書いてくれる
………
はずす(右足のつま先を軸に、右足の踵が浮く)
さがる
もちかえる
ひらく(右手を杖の上のほうまで伸ばす)
きる(無足。前足を踏む)
めつける(後ろ足が少し寄る)
せめる(できるだけ大きく)
かまえる
………
このひとつひとつを意識して繰り返し練習して、いつか綺麗なひとつの動きに。
▪太刀落とし・・相手の太刀と杖を合わせてから、足が右→左と動くところをAさんが、違う足さばきで教えてくれる。
足さばきのことだけじゃなくて、しっかり杖を構えてしっかり打てるようにするための変更。一度止まって構える→左足が前に出て、袈裟に斬る。
帰宅して、写真の仕上げ作業。
2025.10.22_Wed.
仕事帰りにYの新しい眼鏡を引き取って、みどりの窓口で来週の新幹線のチケットを買って帰る。
ジャケットを着ていても外はもう寒い。
19時からスティーブン・ショアのオンライントークを聴くことを家族には昨日伝えておいたから、Yが手早くジェノベーゼのパスタを作ってくれた。
2時間パソ コンの前に座って話を聞いた。
話すこと全部はわからなかった。
ダイレクトに彼の話す英語がわかりたかったな。負け惜しみ。
2025.10.21_Tue.
8:30からAさんと稽古の約束。
ばたばたと支度しながら携帯電話をみると、オンライン会議をしているけど8時半には終わる予定なこと。道場のドアは閉めたままにするけど鍵はかけないこと、の知らせ。
いつもよりほんのり遅く道場に着くようにして、扉をひらいて中を覗いたら、さっきの知らせ通り、Aさんがソファに座ってオンライン会議をしていた。
着替え終わってストレッチしていたら、会議を終えてAさんがこっちに来た。
合気道の稽古から。
入り身転換。相手を感じてから動くこと。
いつもと違うこともした。どうしたんだっけ。相手の肘のあたりをまっすぐに伸ばすように持って入り身転換して四方投げの形になった。
一ヶ条もした。裏の時、回転の途中で止まってしまったら、相手の指先の方向へ崩せばいい。
片手持ち小手返し、天地投げもした。入り身投げもした。両手首を掴みにきたのを引き寄せるようにして転換して投げることもした。相手のあごに手のひらで体当たりして隅落としのようなことも。
木剣を持って剣術のこと。
Aさんが、張るのでもない、弛めて曲線を作るのでもない。まっすぐだけど僅かに弛んでいる状態のことを「Take up slack.」(たるみをとる。)と言いながら壁にかかっていた縄跳びを持って説明してくれた。
"気剣体一"(きけんたいいち)という言葉を教えてくれた。
いつもの騎馬立ちをして畳の線に切先を落とす稽古を、線に入れることよりも、"気剣体一"を意識する練習にAさんはした。
気が先。剣を振り下ろすことと腰を落とす動きを合わせること。柔らかく木剣を持つこと。
"気剣体一"と"杖の影に隠れる"と黒板に書いて、と言う。
"神道流剣術"の稽古。
"相摺 右"から"受け返し"まで。(二刀合いと摺り込みはやらなかった。)
▪︎下段に構えたとき、切先は正中線にあること。
▪︎"乳祓い"斬ったあと、左斜めうしろに下がる
▪︎型の名前は"受け返し"だけど"受け流す"こと。
他人にその型は違うよ、と言われたとしても、分かって"受け流し"てるんだよ、と思うこと。
その練習を今しておいたほうがいいからしてること。
受け流すときは頭の上に剣がないと斬られてしまう。自分の腕に沿わせることができたら安定する。
稽古が終わってからAさんは背中と首の治療をしてくれた。
館長の家の前を通ったら館長がいたから挨拶する。近くの中華料理屋で、餃子とレバニラ定食をご馳走になった。先日館長の86才の誕生日の日、わたしもAさんも稽古に出ていなかった。だから「誕生日おめでとうございます。」と3人でビールで乾杯をした。
杖道のことで中段と打ち込みが大事だと館長が話したこと。
ふたりと別れ、東京駅まで。
ミッドタウン八重洲でスティーブン・ショアの展示に。
2025.10.19_Sun.
10時から普段の道場で稽古。
今日はKさんもお休みだったし、そこにいる人の顔を見渡して館長が「今日は杖をやろうか。」と仰った。
少し木剣を振ってから、 神道流剣術。
館長と組んで練習できたのが今日の面白かったこと。『相摺 右』『相摺 左』『鷲(じゅ)』『乳祓い(ちばらい)』『左輪』『二刀合い』『受け返し』『摺込(すりこみ)』。受け太刀のことも教えてもらったけど、帰宅したら頭から何もなくなってしまった。
2025.10.18_Sat.
4時半起床。本部道場で7時からI師範。"ぎっくり背中"のあと、はじめての稽古。
はじまる前、念入りに首と肩甲骨をストレッチ。
▪︎準備体操 ▪︎後ろ受身10回
▪︎入り身転換
▪︎諸手取り呼吸法
▪︎座技1教(表、裏)
▪︎座技2教(表、裏)
▪︎片手取り四方投げ(表、裏)・・最後投げ終わったとき、I師範が声をかけてくれた。受け身がこう転がっているのだから、それとの位置関係のことを言われた。何という言葉だったっけ。陰陽と言ったっけ。そんな言葉使ったっけ。
なんか線じゃなく丸い軌道の位置関係を言われてるな、と半分分かろうとしたんだけど。
▪︎片手取り小手返し・・木剣を振り上げるように両手(クロスでいいかも)をあげながら前足が入る→転換しながら上から相手の手をとる→小手返し→2教の抑え
この時もI師範が声をかけてくれる。はじめの両手を上げるとき。「もっと上まで振り上げたらいい。そうしたら相手の手が自然に離れる。」
▪︎片手取り入り身投げ
▪︎座技呼吸法
I師範が「手がかたちになってきている。」と声をかけてくれた。
受け身はとれたけど、終わると肩甲骨のあたりが変な感じ。
今日は(稽古を)ひとつだけにして家に戻る。
洗濯して、昼ごはんを作ってK(10才)と食べ、爪を切ってやり、「マッサージして。」というから足裏をマッサージして、30分一緒に昼寝。
昼を過ぎてDさんと武蔵野公会堂で待ち合わせ、Peter Barakan's (Mini) Music Film Festival、『The 9 Lives of Barbara Dane』という映画を観る。
“9 Lives” は、英語のことわざ(慣用句) “A cat has nine lives”(猫には九つの命がある)から来ているそう。『七転八起の歌手 バーバラ・ディン』とバラカンさんが邦題をつけていた。
晩年の姿もかっこいい人だったな。
映画のあと、客席で一緒に映画を観ていたバラカンさんがMacBookだけ持って舞台にあがり、「映画では流れていたけれど、彼女の歌をちゃんと聴きましょう。」と言った。その言葉がよかった。MacBookでバーバラ・ディンの歌を流していった。
武蔵野公開堂のホールをひとんちの部屋みたいな空気にした。
Dさんとミロで1杯だけのんで、静岡おでんを食べにいった。
吉祥寺駅の南口のマクドナルドの入り口の天井にスピーカーがあって、"Acadian Driftwood"が頭の上から聴こえてきて気持ちよかった話を前にしていたから、そのスピーカーを見せてあげた。そうしたらDさんは「K君を待たせたから。」と言って、980円もするマクドナルドのハンバーガーをKへのお土産に持たせてくれた。そして古着屋に連れてくれた。
2025.10.15_Wed.
朝イチで整体。「昨日無事に身体が動きました。ありがとうございました。」とお礼を言って、昨日使った身体を診てもらう。
夜、E君に桐生のお土産にもらった"ひもかわ"をいただく。
「桐生に行くんですよ。」というから、クウネルの撮影で昔写真を撮った"しみずや"さんを教えてあげていたら、行ってきたという。
店のお父さんもご健在だった様子。訊ねてもないのに、E君の口からそれを聞いたのがうれしかった。
久しぶりにその時のページを開いた。もう11年も前だ。Mちゃんとふたりで取材に行って1泊したんだっけ。そのMちゃんも、もう心にしか居ない。
最初の日の夜に翌日撮影する"しみずや"さんの前まで歩いたなぁ。
まだマミヤのRZを使っていてネガだった。
宿に荷物を置いて晩ごはんの店まで歩くとき、自分は左側を歩き、Mちゃんが右側を歩いていた。撮影中のことも、些細なことばかりを覚えている。
2025.10.14_Tue.
「昨日の帰り道、K(10才)に"自転車はタイヤがふたつなのにどうして倒れないんだろう"って聞かれて答えられなかったんだ。」と朝ごはんを食べながらYが言った。
世田谷とその先で、撮影ふたつ。
直前まで天気予報がころころ変わって落ち着かなかった。撮影を別日にできるかと話し合ったくらい。だけどこのまま降らないで保ちそう。
編集者のYさんが車で自宅まで迎えにきてくださった。Yさんとはじめてのお仕事だったけど、車の中の話が面白すぎた。着物の丈の話。ほんの僅かなこと。
稽古のときの袴の着方に迷っている話もしてみる。腰骨のほんの少し上に気持ちのいい場所があるとYさんが教えてくれた。どこだろう。探してみよう。
茶道の話も面白かったなぁ。自転車の話も面白かったなぁ。
移動して、ロケハンして、撮影して、移動して、ロケハンして、お昼ごはんにYさんとしらすパスタを食べて、また撮影をした。
雨も最後まで降らなかった。
2025.10.12_Sun.
寝る前にK(10才)が絶対に4:45に起きたいと言う。もし起きなかったら身体を揺らしてくれと言う。"FORTNITE"というゲームの中に、強いキャラクターが5:00に現れるからなんだそう。
4:45にKの携帯電話のアラームが鳴った。しばらく見ていたけど身体がぴくりともアラームの音に反応していない。言われた通りに身体を揺らす。目を覚ましたKにしきりに感謝され、下の階に降りるのを見送ってまた眠る。
寝ていたら今度はKに起こされる。「朝ごはんつくった。」さっきのお返しだ。
「ありがとう。じゃああったかいうちに食べようか。」「・・・もう冷めてるかも。」
ケメックスに珈琲が落ちていて、食パンが3枚焼かれて皿にあった。
パンを齧って「やっぱり冷めてる。」とKが言った。バターを塗ろうとしたら「バターもう塗った。塗ってから焼いた。」と言う。
珈琲は温かい。
なんだかまだ眠たいな、と時計を見たら6:43だった。
2025.10.10_Fri.
思いがけずBさんが目の前に現れて、少しの時間、話をする。上野の鈴本へ落語をききにいく前だと言う。前に偶然会ったのは新宿三丁目の駅で、あの時Bさんは出会い頭にフィル・オクスの『No more song』を歌った。
今日は新宿にあった『ナジャ』というバーと、安保さんの話をしてくれて、またね、と別れる。
今日は2泊3日の移動教室からK(10才)が帰ってきた。
2千円と決められた中で、ほうとうと、抹茶餅と、わさび塩をお土産にくれた。
わさび塩を選んだとき、先生や友だちに「渋~。」って言われたんだ、と話している。
楽しかったけど、2晩目の夜に家に帰りたくなってばれないように布団の中で泣いたこと、『船津胎内樹型』が一番面白かったこと、大根おろしを食べられるようになったこと。
そんな話を聞きながら、お土産のほうとうを晩ごはんに食べた。
2025.10.09_Thu.
今日の夜はYと高円寺。
ILだとかELだとか、バールを2件ハシゴしたけど、昨日の夜の楽しさを越えられず。
背中もまだ曲げられず。
そして外が寒すぎる。
久しぶりに合気道を離れてYとふたりで遊んだ気がする。
昨日のほうが楽しかったけど。
2025.10.08_Wed.
今日から2泊3日でK(10才)が山中湖へ移動教室。
それなのにわたしは、昨日の深夜に"背中ぎっくり"になった。お風呂あがり、身体を拭こうとバスタオルを持っただけ。背中が固まって曲がらなくなってしまった。ぎっくり"腰"よりは動ける。でもベッドにまっすぐ横になれない。身体を捻れない。何も持てない。
それなのに、と思うのは、前々からYと遊ぼう、と話していたから。
いつもより早い時刻にリュックサックとボストンバッグ、身体いっぱいに荷物を持って出かけるKをなんとか送り出した。
仕事前、朝いちで3駅隣りの整体へ行き「いま目の前にいるのですが、診てもらえないでしょうか。」と泣きつき、診てもらい、仕事をして(撮影が来週でよかった。)夜になる。
「明日にしよう。」というYに大丈夫だと返すと、「熱があるのに涸沢に登りに行ったときの感じでしょう?」と、ものすごく昔の話をされる。
身体だけ自分で動かして、荷物はYに持ってもらった。
阿佐ヶ谷の北口、『Roji』というBarに行った。
Yからも前に、東長崎で出会った喫茶店のマスターからも勧められていた。
店に入ると、マリア・マルダーがかかっていて(なんのアルバムかわからず)、その後はハッピー・トラウムの『Relax Your Mind』というアルバム。
『戸河内』というウィスキー、カンパリ、チリビーンズポテト、トルティーヤチップス、なにやらおいしい豆。
シルベスタ・スタローンのマフィアのドラマ、能年玲奈(のん)の6回で終わっちゃうドラマの話。(時間のあるときに観てみよう。)
2件目は南口に移動して、『Jazz Bar 鈍我楽』。
永島慎二さんの旅人くんが看板に描かれていたから。
アランモルト、ウインナー炒め、チーズ盛り合わせ。
作ったデータを手で持っていかないといけない話。
サラウンド5.1チャンネルのなにが後ろから鳴るのか、歓声か?の話が一番面白かった。
〆は『えのけん』。塩ラーメンを麺少なめで。
パーフェクトな夜。
2025.10.06_Mon.
昼間にMからNさんがお店を閉めることを聞いて、今夜行くけど行かない?と誘ってくれたから、すぐにYにも連絡して、各々自分の仕事を終わらせて、小学校から帰宅したK(10才)も連れて西荻窪のNさんの店に駆けつける。
MとSさんは先にきていて、そしてMが仕事中のN君に電話をして、電話のむこうから「あと1時間では仕事終わらないよー。」と言っている気配がしたけど、そのN君も駆けつけて、皆とこんなふうに会えるのが嬉しいねぇ、と何度も言い合うような時間を過ごす。
2025.10.05_Sun.
本部道場で5級の審査の日。
審査は午後からだから、9:30からのS指導員の稽古に出る。
準備体操。後ろ受け身、足捌き、膝行の丁寧な説明。
▪︎入り身転換
▪︎隅落とし
▪︎一教(表、裏)
▪︎正面打ち入り身投げ
▪︎座技一教と二教
▪︎座技呼吸法
出掛けにこれから審査だと伝えていたから、
更衣室で携帯電話を見たら、Aさんからアドバイスが届いている。
"ゆっくり進め、技を丁寧に見せ、指示に耳を傾けなさい。"
覚えるまで言葉を読んでから、3Fの広い道場に入った。数十分、自主稽古をしてから審査がはじまる。M師範、F師範、H師範、N指導員がいる。5級を受けるのは自分ひとりで、審査の一番手だった。名前を呼ばれて前に出た。F師範が「立つ場所を教えてあげてよ。」と助け船を出してくれた。知らないゴーグルをつけた男性が受け身を取りますと前に出てきた。
『正面打ち一教 表裏』『正面打ち入り身投げ』『片手持ち四方投げ 表裏』『座技呼吸法』
入り身投げも四方投げも、投げたあとでちょっとグラグラしちゃったなぁ。
自分の審査のあとは、三段の審査を受ける人が終わるまで皆の審査を見学していた。
全部を見ると、まだ知らないことが山のようにあって、週1だけの稽古では(稽古メニューに入らなくて)知っていくことも出来ないだろうと思った。どうしたらいいかな。
終わってから飲みに行かないかと、よく稽古で一緒になるUさんとYさんに誘われていた。道場から坂を降りたところの焼肉屋から"どん底"、そして"お多幸"。
すごくたくさん下ネタを話された。
2025.10.04_Sat.
本部道場で7:00からI師範の稽古。
▪︎準備体操 ▪︎後ろ受け身10回
▪︎入り身転換
▪︎諸手取り呼吸投げ
▪︎正面打ち一教
▪︎正面打ち四教
あとは何をやったか忘れた。
次の稽古がはじまるまで、WさんとYさんが四教の練習をするのを見ていた。審査の話になって練習に混ぜてもらった。
9:30からS師範の稽古。
▪︎後ろ受け身 ▪︎回転受け身(後ろ、前)
▪︎片手持ち四方投げ
▪︎正面打ち一教
▪︎正面打ち入り身投げ
あとは何をやったか忘れた。
2025.10.01_Wed.
19年目の結婚記念日に生ラム。
仕事の帰り道に、おいしいものを食べようと、YとK(10才)と待ち合わせた。店の前に着くと、ふたりが驚かせようと隠れていた。
ラム、マトン、ラムタン、、、。
羊を焼くんだし、おしゃれは出来なかったけど、久しぶりに結婚指輪をはめてみた。
合気道に夢中になってから、着けたり外したりが面倒でずっと結婚指輪をしていなかった。
ラムを食べながらYがそれに気づいた。
「(指輪)つけるなら言ってよ。」と言った。
次来たときは、今日品書きを見逃してしまった"せり"を頼んで羊と食べたい。
一駅分、秋の虫の声がする中を歩いて帰る。
2025.09.29_Mon.
8時からAさんと稽古。
道場に着いたらAさんが十手を片手に、もうひとつの手に携帯電話を持って、何やら話しているところだった。「稽古のメモをとってる。」
今日、まずは合気道から。
"水月"の話。"水月"という言葉は、"みぞおち"の意味だけではないことを初めて知る。
相手と丁度の間合いに入ったときのことも"水月"と言うんだ、とAさんが教えてくれる。
後ろ取りからの、色々なことを教えてくれた。
呼吸投げ、入り身投げ、四方投げ。
後ろから両手を掴まれて、そこから両手を上げていくとき、Aさんが「このカタチ、知ってるでしょう?」と言った。「霞だ!」杖道の霞のカタチが、合気道の中に現れた。
後ろ取りの入り身投げをしている時、Aさんがすごく綺麗な受け身をとった。
「いまどうやったの?」と聞いたら、たくさん崩されたときだけ、身体を捻って回転受け身をしていた。
「これもやろう。」と半身半立ち四方投(表、裏)も稽古する。
杖道の稽古では、恥ずかしがらずに声を出すことをやってみろと言われた。声を出すことで力がのる。
「頭の中で鳴ってる音より自分の声が高いんだ。」と言ったら、「西岡先生も初心者が声を出す時、一緒に声を出してあげていた。」と言って、同じように声を出してくれた。
稽古が終わって、今日もバタートーストと目玉焼きを焼いてくれた。珈琲をいれていたら館長が来たから、3人で珈琲を分けて、昼ごはんをいただいた。"LAMINGTON FINGERS"も。
2025.09.28_Sun.
皆の稽古がはじまる前、朝8時からAさんと稽古。
ストレッチをしながら、今月は形の違いに迷うことはなかったけど、力が強いとか弱いとか、そういう言葉に気持ちがグラグラしたこと、"力強い"という言葉が自分には悪い言葉に聞こえたこと。すごく嫌だったと話す。
「わたしは力が強すぎる?」と聞くと、「それは四方投げのときに言われた?」とAさんはすぐにその言葉の言われたときを言い当てた。
最後に相手の手首の輪を握って投げるとき、「相手が崩れないからといって、ここで袈裟の角度にしてしまったら相手が痛く感じる。なんか嫌な感じがする。相手の背に入って、まっすぐ下におろす。」そう言って、角度が合っているときは「そう。」と頷きながら何度も受け身をとってくれた。
スペイン人のSが忘れものを取りにきたから休憩にして、台所で話しながらAさんはフライパンでバタートーストと目玉焼きを焼いて、珈琲をいれてくれた。
珈琲を「どうぞ。」と渡すときの英語を教わった。
「here you go. 親しい友だちには。」
杖道。片方が刃になった杖で型をしてみたい、とAさんに言った。
"着き杖"のはじまりはどちらに刃が向くだろう。「自分のほうに刃が向く?自分の手に刃が当たるね。」そう訊ねるとAさんは、「いまちょうどそのことを考えていた。」と言って、刃は相手側を向く、と言った。
"太刀落とし"までの型を刃のついた杖で稽古した。
繰り付けのとき、生命線の横の谷になっているところで杖を持つ。
他の皆が来て、普段の稽古。
なにをやったのか思い出せない。
休憩のときに、オーストラリアのお土産
"LAMINGTON FINGERS"をいただいた。
後半の杖道ではAさんが
「次は"鍔割"をやる。」と言って、これまでに覚えた型から次の新しいことを教えてくれた。
【鍔割(つばわり)】
常の構え→左手が、5:5のところで杖を持っている右手の前にくる(矢筈の手のような)→右手を杖尾まで滑らせる→右足を引いて構える→相手が斬ってきたら左足を引く→物見のときのように、左足の爪先が90°外を向く。右肘を下げない。上段に構えることが大事。そこから相手の"鍔(つば)"で寸止め→右足が股を割るように右に出て、杖で相手の水月を突く→相手が自分の左腿を斬ってくるから、自分の左足を右斜め後ろに引く→右脇が開く、左手は本手に持って"繰り付け"のときの手。相手の小手に杖がついていく。→左足が前に出て、杖はCの字を描く(繰りつける)→引き落とし→相手のこめかみを打つ→目付→納杖。
稽古のあと、カレーと秋刀魚を皆でいただく。なぜか今日は血液型と星座の話。そしてこどもの稽古の話。胸を貸そうとしてくれている。
16時頃まで皆と居た。
2025.09.27_Sat.
電車で西岡先生のDVDをみていた。
なんて貴重な記録だろう。
本部道場で7:00からI師範の稽古。
▪︎準備体操 ▪︎後ろ受身10回
▪︎入り身転換
▪︎諸手取り呼吸投げ
▪︎正面打ち一教(表、裏)
▪︎正面打ち三教(表、裏)
三教の裏は"の"の字を描く。一教のように丸く崩した後は、回らない。
崩した後で三教をかける時、相手と並ぶこと。身体が捻れないように、前足から下がる。
▪︎正面打ち小手返し
すぐに握らない。転換するときに握る。相手の親指を取れば、自分の親指が相手の薬指と小指の間(小手返しの場所)で握れる。
▪︎座技呼吸法
西岡先生のDVDを見ていたかったから、久しぶりにタリーズ休憩。
9:30からS師範の稽古。
稽古がはじまる前、ドイツ人のMさんと話す。前に道場から帰る1本道で一緒になって、その時に少し話したことをよく覚えてくれている。
▪︎準備体操 ▪︎回転受身(後ろ、前)
▪︎片手持ち四方投げ(表、裏)
▪︎正面打ち一教(表、裏)
▪︎正面打ち入り身投げ
▪︎天地投げ(表)
▪︎背面を伸ばして稽古終わり。
帰宅して昼ごはんを食べ、Yは土曜日授業から帰ってきたK(10才)をつれて、Cの展示を観に日本橋に行くという。
ソファから身体が起こせず、ついて行けず。
Yがサプリと水をくれた。
寝る直前まで西岡先生のDVDをみていた。
2025.09.26_Fri.
昨日から左足のサポーターを外した。早朝に東京に戻ったAさんと8時半から11時頃まで稽古。
ストレッチをしていたらスペイン人のSもやってきて、一緒に合気道と杖道の稽古をした。
Sは本部道場にも通っていて、今日は杖道の稽古をはじめてやりに来たけど、「入り身投げだけ練習したい。」と言って、合気道の稽古を挟んでもらった。
この間『正面打ち入り身投げ』をした時にI師範に指摘された箇所だけAさんに見てもらう。
相手の肘のあたりに軽くでもいいから触れながら入ること。"転換が早い"というのは相手と離れてしまっていたんじゃないか。
いつも通りの『正面打ち入り身投げ』をした後でAさんは「いなすのもやってみよう。」と言った。右相半身、後ろ足が前に出て左手でいなして、右手は上から相手の手首あたり→左手が相手の首(だったかな?)
横面打ちからの入り身投げも。
休憩のとき、オーストラリアのお土産だと言って、西岡先生のDVDと、ブーメランの形をしたマグネットをくれた。始祖鳥が描かれているように見えたけど、よく見たらカンガルーだった。
杖道。
Sがいるから、一番基本のことから教われる。
常の構えで杖先を僅かに上げて構えるのは、杖の長さを隠すため。相手から見て、杖の◯しか見えない位置。杖は太刀よりも長いというadvantage(強み)を隠す。
基本の相対動作で太刀を持った。
「本手に構え」で、太刀を相手の杖に合わせる→「本手打ち用意」で、太刀を下段に下ろす→「はじめ」で太刀は下段のまま、後ろに大きく下がる→後ろ足は後ろのまま、前足は前のままで下がり続ける。
太刀と杖が入れ替わるとき、太刀は一歩左へ。
型稽古。
制定型の『着き杖』から『太刀落とし』。表の『太刀落とし』まで。
注意されたことは、
▪︎ちいさくてもいいから打つ時は「ィエイ」、突くときは「ホーゥ」。声を出す。
▪︎『着き杖』・・杖を立てるところからちゃんとやる。
▪︎『水月』・・突くとき半身をつくる。
▪︎『引っ提げ』・・構えから杖先が相手に向くまでがゆっくりすぎる。動き出したら一息で杖先を相手に向ける。
▪︎︎『左貫』・・突き外して打ち込むときの杖の軌道が縦すぎる。袈裟の角度にすること。
▪︎『霞』・・体当たりのとき、下(相手の水月)に来る手は、相手の身体から拳ひとつ分離すこと。
飾りのこと。
Aさんは後ろに下がるのも前に出るのも左足から動いていた。
杖が"胴ばらい打ち"の形になるとき、太刀の刃に当たらないように。太刀の下をくぐり、右手を返して杖の刃が上を向くように→杖先が下のまま床につく→左右の足の踵をつける(蹲踞ソンキョの形)
Aさんの真似をして下がって、また前に出て富士山に向かう時は、右足→左足の順に出る。→大きく杖をとる(右手は右腰のあたり?)→立ち上がりながら5:5で杖を持つ。
稽古が終わってから、今月の面白かったことを話す。「I師範と四方投げを組めたときに、最後の投げるときに足を"踏め"と言った。それは『左貫』の突き外し打ちのときにAが言った"無足"と同じ。それとI師範は入り身転換のときの最後に踏む足も同じだと言ったの。」
Aさんは「巻き落としもだね。」と言った。
ビールを1缶。背中と首をバキッと調整してくれた。バスにのらないでほしい。
2025.09.25_Thu.
本部道場、夜に2時間F師範の稽古。
▪︎交差どりの小手返し(逆半身をつくる)・・右相半身、交差取り→左足が前に出ながら左手が上から相手の手を掴み、小手返しの手をとる→転換したとき、相手としっかり逆半身をつくる(受けは前足を固定せず、前足が先に動いて後ろ足が前へ。逆半身をつくる)。
▪︎同じ入り方から回転投げ・・逆半身を作ったところから小手返しに入らず、前足と手を引いて、もう一方の手が相手の首。
▪︎交差どりから一教と二教。
右相半身、右足を引いて左手で当て身、肘の内側を切って崩す(そのとき前に回り込まない)→二教。その場で逆半身を作れば一教の崩し無しで二教をかけられる。
相手が自分より背の高い人だったら、(高い位置で二教を掛けづらいから)一教の崩しを入れて相手を低くしてから二教をかけるとやりやすい。
▪︎半身半立ち四方投げ(表、裏)
裏・・右半身。相手に右手を取られる→右膝が相手の足の横、左膝がそれに寄る→右足裏が床に着き、前に向かうようにして膝を床に落としていきながら転換、転換したら左足裏が床に着いている(右膝は床についている)→小さく膝行。
▪︎相半身四方投げ(表)
▪︎逆半身四方投げ(裏)
▪︎天地投げ(裏)・・右逆半身。構えたとき右足が前、右手が左手よりも下。手を動かさないで転換。両手を天地に開くのは投げる寸前。それが早いと形が崩れて投げられない。
▪︎座技一教
▪︎二教
▪︎逆半身、片手取りから回転投げ・・相手の脇を開き、脇の下をくぐる→足と手を引く→逆の手は相手の首→相手の手が開かず(相手の身体より外に出ず)、相手の背中側の位置にあること。→投げる。
2025.09.23_Tue.
秋分の日。祝日で稽古はお休みなのに、4:30にいつも通りアラームが鳴って目が覚める。
損した気持ちになっていたところに丁度Aさんからメッセージが届いて受けられたから、起きていて良かったのか。オーストラリアの写真を、興味があれば、と送ってくれた。
メンテナンスの日。夕方にフットケアの予約がとれた。丁寧に足の状態をみてくれた。
「いつもスニーカーですけど自分の足のサイズの靴を買ったことがありません。」と言ったら、スタッフの方が驚いて沢山笑っていた。
色々の原因は合気道かと思っていたけど、靴のサイズかな。まぁ、どちらもなんだろうな。
2025.09.22_Mon.
オーストラリアに帰省中のAさんから、「金曜日の朝に戻るよ。稽古しますか?」のメッセージ。
今日は夜に仕事が終わり、Dさんがコンビニでビールを買 ってきてくれた。ずっと前に話していた、好きなやつを覚えてくれていたのが嬉しかった。何の話からか、「“Younger Than Yesterday”。」とThe Byrdsのアルバムの言葉をDさんが話して、あとは何を話したのか、覚えているようで覚えてなくて、覚えてないようで覚えてる。駅まで走って終電で帰ってきた。
2025.09.21_Sun.
普段の道場で稽古。どちらが普段かわからなくなってきた。今日はこっちの道場のやり方の『正面打ち四方投げ』が完全に頭から抜けてしまっていて、入り口で踵方向に転換できず、入り身して小手返しになってしまう。
あっちの道場では踵方向に回ってしまって(元の道場の癖が出て)上手くいかず、こっちの道場では入ってしまって(新しく覚えた新しい道場のやり方が出て)上手くいかない。さかさまだ。
後半は杖道。基本の単独動作を一通り。その後は、型の稽古をみっつ。『左貫』『物見』『霞』。
Kさんに相手してもらったとき、『左貫』のときだったか、『霞』のときだったか、「(Kさんが相手をした)他の2人よりも太刀を打ち落とす力が強い。」と言われた。昨日の今日だったので、Kさんに聞いてみた。
「杖道にしても、合気道にしても、"力強い"という言葉はいい言葉なんですか?悪い言葉なんですか?」
Kさんは「荒っぽくて強いんじゃなくて、しっかり(何という言葉だったっけ。)杖がのってるから、この"力強い"はいい言葉だよ。」と言ってくれた。
次にMさんに相手してもらう。
一番覚えておきたいことは、『霞』の体当たりのときのこと。
前の手がおでこにあって、杖の下にいるところから、体当たりするとき、杖先が上に向くのは勿体無い、とMさんは言った。そのまま相手の方へ杖先が動き、体当たりに入る。
皆の稽古が終わってから、"飾り"の練習。
綺麗な富士山を描くには、自分が畳の線から離れたほうが(自分と杖に距離をとったほうが)綺麗に描ける気がする、と言ったらMさんは相手との間合いだと言ったのが面白かった。
相手との間合いが広すぎると、浅い富士山になる。杖と自分ではなく、相手と自分の間合いなことが面白かった。
道場の前でさようならする時、Kさんと話し込んで、相半身から三ヶ条をとる話になる。
右相半身として、Kさんは斬り下ろした自分の右手の平が相手の手の甲に触れたときに、相手の手を握った。閻魔さまの握り方のやつだ。そして自分の左手に持ち替えた。
すごーい。
帰宅。昨日の稽古のとき気がついたのだけど、自分の両足甲の部分に"こぶ"のような盛り上がりがある。今日もある。こんなもの、自分の足にはなかったはず。なんだろう。
2025.09.20_Sat.
本部道場、7:00からI師範の稽古。
珍しくきっかり準備体操の数分間だけを別の人に任せ、I師範が遅れてきた。「申し訳ない。遅れました。」とはっきり言って、ニヤッといつもの笑い方をした。
人柄だなぁ。
▪︎準備体操 ▪︎後ろ受身10回
▪︎入り身転換・・I師範が手首を持ってくれた。手の指先を下に向けて相手とぶつからないようにして転換、と教わる。
▪︎諸手取り呼吸投げ
▪︎片手持ち四方投げ(表、裏)
▪︎横面打ち四方投げ(表、裏)・・後ろ足が前に出て横面を受ける(表も裏も)
▪︎胸持ち二教(表、裏)・・右逆半身、右足が大きく右に出て左足もそれに従う。相手の前足の横に自分の左右の足が出るくらい大きく右斜め前に入っているように見える。それと同時に右手は天地投げの地の手のように。左手は当て身。裏の時、二教をかけたあとは臂に手刀。
▪︎座技呼吸法
ひとつ目の稽古が終わり、更衣室で「こんど朝6:30からの一般の稽古に来て見ない?組んであげるよ。」と急に誘われる。一度組んだことがある程度で、更衣室でしか会わない人だ。
予定を引き延ばしただけで、断りきれなかった。よく喋る人、簡単に褒める人、そういう人は怖い。着いて行ったら危なそうに感じる。こういう直感は大抵当たる。合気道を引き上げてくれるほど上手くもない。そもそも上手い人はペラペラ喋らない。
9:30からS師範の稽古。
▪︎準備体操 ▪︎回転受身(後ろ、前)
▪︎片手持ち四方投げ
▪︎正面打ち一教抑え
▪︎正面打ち二教
▪︎正面打ち入り身投げ
▪︎座技呼吸法
"力が強い"や"パワフル"という言葉は、ここではいい言葉なのか、悪い言葉なのかがわからない。気持ちがクサクサして、新宿三丁目まで歩いて帰った。家に着いてもまだクサクサしていたけど、自分が好きな人はどんな合気道だっただろうと頭に浮かべたら落ち着いてきた。
夜は小雨が降っていたけれど、家族と京王多摩川駅で降りて、河川敷で大きな花火を見た。
なんて気持ちのいい音、そしてなんて綺麗なんだろう。Yの目も去年よりかはキラキラして見える。
2025.09.18_Thu.
仕事のあと、そのまま新宿へ。
大江戸線の乗り換えが慣れない。次からは新宿駅から乗るのではなく、西新宿駅まで歩いてそこから乗ること。
本部道場で2時間、F師範の稽古。
今日教わって覚えておきたいこと。
▪︎手合わせから三教
右相半身、送り足→歩み足(相手側の足=左足が出て斬り落とす→左手に持ち替えて(下から相手の手をとる)相手の足を斬ると三教がかかる(そのときに相手に近寄りすぎていると、相手は起き上がれる。相手と距離を保って技をかけるとかかる)→右足が前に出る→左足が踵方向に転換→次の右足は大きく引く→手を持ち替える。相手の手のひらは天井を向く→相手の尻を見てから頭を向く。
▪︎両手持ち天地投げ(裏)・・右逆半身で構えたとき、右手を左手より下にする→そのまま手を動かさずに、足は踵方向に転換→下の手を開く→天地投げに入る。
いつものように(終末動作・ニのように)やっていたら、相手を引っ張っているとF師範がやりかたを教えてくれた。すごくいつもと違うことを言われたと思ったけど、右手が下にあるってことは、いつもと同じってことだよぁ。。。
【継ぎ足と送り足のこと。
いままで送り足のあとでしか継ぎ足をすることがなかった。だけど、ここでは考え方は同じだけど、どこからその動きを再生するかが違う。】
▪︎右逆半身、片手持ち入り身投げ・・まず後ろにある左足が前にでる(いきなり継ぎ足)→掴まれてる右手は臂力の養成のように振り上がる→左手が下からクロスして相手の手を外しながら→前足(右足)が前に出る(入り身)→腰が回り、相手と同じ方向を向く。右手は相手の首、左手は相手の手と繋がっている。→足がここではじめて転換する→相手の頭を自分の肩につける→相手側にある足(左足)が出てから投げる。
▪︎右逆半身、片手持ち小手返し・・自分の右手を掴んでいる相手の手に自分の左手を上から重ねながら、前足(右足)が前に出る=送り足(ここで送り足せずにいきなり転換すると相手の手を外せない)→腰を回転して相手と同じ向きになる→相手から外した手で、上から相手の手をとれば、小手返しの手をとれる→転換して相手の背に入る→右足を開く→左足を下げる→二教の抑えと同じ。
▪︎座技一教・・跪坐、右相半身→正面打ちを受けるとき、右膝を横に出すなら小さく→左足裏(全体ではなく足指?)が床に着き前へ→右足指が床に着き前へ→あばらに左膝、へその前に相手の肘、抑え。
考え方は同じ。ただ一本の動画を編集するときにどこでrecボタンを押すのかが違うだけのように感じる。なんて面白いんだろう。
2025.09.17_Wed.
昨日は仕事で夜遅くなってそのまま布団に潜り込んだら、夜中に左足がつって目が覚めた。
ふくらはぎがつっていて猛烈に痛いから、Chat GPTにどうすればいいんだ、いま足がつってるところなんだと実況を伝えたら、「膝をのばせ、踵を向こうに突き出しながら親指を自分のほうにひっぱれ。」と答えてくるから、言われた通りにやった。ふくらはぎだけで治まらず、今度は太腿の内側までつってきた。「仰向けに寝て。つっている方の足を外側に開いて。」
痛すぎて抵抗する気持ちが失せはじめた。
確かに今日はいつもより沢山足を使った。
使い過ぎたんだとして、身体は強制的にこのぎゅーっと縮まって、緩む。またぎゅーっと縮まって、緩む、を繰り返す。使いすぎたら元へ戻すことを自分の身体は勝手にやっている。
身体ってすごいな。なんて面白いことだろう。
2025.09.16_Tue.
朝7時から本部道場でF師範の稽古。
▪︎準備体操 ▪︎足捌き(右半身、右足から前に出る、後ろ足を引き付けたとき足幅を変えない。左足から下がる。前足を右斜め前に出す、後ろ足から下がる。前足を左斜め前に出す、後ろ足から下がる。)
▪︎相半身、交差取りから入り身して相手を崩すところまで
▪︎交差取り入り身投げ
▪︎正面打ち入り身投げ
▪︎膝行の練習。
【膝行で後ろに下がるとき】右半身として→跪坐になる→右足指から後ろに動く→どちらの膝も上がらない。
【膝行で前に出るとき】右半身として→跪坐になる→右足裏が床につき、前足の膝が上がる。(直角ほどには上げない。上げるのは少しでいい。)
▪︎相半身交差取りから座技一教
表。右半身として→右足を引く→左手で相手の肘の内側に手刀→左足が僅かに横に出る→相手側にある右足が前に出る→あとはいつも通り。
裏。入り口は同じ→相手を崩したあと、自分の左膝が相手の右膝の横にくる。
▪︎交差取り小手返し
右相半身→左足が前に出て、左手で小手返しの手を取る→ここでしっかり転換する(相手の背に入る)→前足が後ろに下がる→後ろ足が前に出る。
▪︎横面打ちの練習。
八相の構えから袈裟に斬る。途中で止めないで最後まで振りおろす。
受けるとき。表でも裏でも相半身で構える。
表がしたいとき→前足(右足)を引いて右手で受ける。左手は自分を守る。
四方投げの表に入れる。
裏がしたいとき→前足(右足)が前に出して右手で斬り落とす。
四方投げの裏に入れる。
▪︎一教運動
呼吸と自分の動きを合わせる。呼吸と動きを合わせない武道はない、とF師範が話した。
移動して皮膚科に寄ってから、仕事。
2025.09.14_Sun.
普段の道場で稽古。
基本動作。いつものルーティンはやらずに、『正面打ち一ヶ条抑え』から『片手持ち二ヶ条抑え』までの基本6本の型をひとり型で。
『二ヶ条抑え(二)』と『正面打ち入り身投げ(二)』だけ相対で。高校生のK君と組んだ。
休憩を挟んで杖道。
『繰りつけ』『繰り放し』『体当たり』だけ基本動作を単独で。
『物見』と『霞』の型の練習。
そのあとで自分のやりたい型を練習。
Kさんに相手してもらって『制定型の太刀落とし』『表の太刀落とし』『鍔割(鍔割)』。
Mさんに相手してもらって『物見』『霞』『制定型の太刀落とし』。
『制定型の太刀落とし』のとき、こめかみを打った後は腰を捻る(すぐに右足を出してしまうから気をつける。)"繰りつけるときになってから"、右足を出すこと。
稽古のあと、今日も"飾り"を1回だけMさんにやらせてもらう。そのあとで、太刀と太刀の(それも"飾り"というんだろうか?)それも習う。
夕方。明日K(10才)は友だちに誘われて、近所の大きいほうの神社まで秋祭りに行く。
「待ち合わせ場所の駄菓子屋まで(行けるか)練習したい。」というのにYと付き合う。
そういうところがわたしに似ていると言ってYが笑う。
川沿いを自転車で走り、自転車を停めるところもしっかり確認して、神社の屋台も目星をつけて、Kがパイン飴をひとつ買った。そして、家で食べようとお好み焼きをふたつ買って帰ってきた。がんばれ、がんばれ。
2025.09.13_Sat.
本部道場で7時からI師範の稽古。
▪︎準備体操 ▪︎後ろ受身10回(起き上がるとき、上ではなく前に行く気持ちになれば起き上がりやすい。)
▪︎入身転換(1で前足が90°動く→2で転換→3で斜めを向いている前足をまっすぐに踏み直す。)
▪︎諸手取り呼吸法
▪︎正面打ち一教
▪︎正面打ち二教・・抑えるとき、あばら→肩の順。肩を抑える時、横から膝をいれたら緩みやすい。膝は上からガチーっと入れる。
▪︎正面打ち入り身投げ・・正面打ちは胸の位置でとめる→相手の手が上がる瞬間に合わせて入る。
▪︎片手持ち四方投げ(表)・・右逆半身、2歩目の左足は相手の足の位置を超えない(超えると自分体勢が弱くなる)→前に出る方向は斜め前(相手に寄りすぎない。相手の手の届かないところへ)→転換したあとおでこにある手と前足の位置がずれない→前足を軽くでもいいいからトンっと踏む(後ろ重心?前に重心をかけすぎない。)→投げる(真下へ落とす)
▪︎片手持ち四方投げ(裏)・・相手のつま先に前足を合わせる(それ以上前に入らない)→転換→前足をトンっと踏む(はじめにいつも練習する入身転換の3つめの足と同じ)
▪︎座技呼吸法・・相手とは拳ひとつ分の距離→わかった気がしたのに言葉に書けない。臂の位置を固定して相手(I師範)の力を感じるまで一息待ったらうまくいったような。
片手持ち四方投げと座技呼吸法はI師範と組んで教えてもらえた。
9時半からS師範の稽古。
▪︎準備体操 ▪︎回転受身(後ろ、前)
▪︎片手持ち四方投げ
▪︎正面打ち一教
▪︎正面打ち入り身投げ
帰宅して、Yが作ってくれたオイルサーディン(三崎で釣った鰯)のパスタをたべる。
A君に写真をいつでも渡せる状態にして、そのままもうひとつ、ここのところずっと頭にあったことを実行してみる。
えいやっと送信して、時刻を見た。16時28分。えいやっと、やってみた時刻。
どうなることやら。わかるのは1ヶ月後。
急に集中し始めた自分に代わってYがK(10才)を皮膚科に連れてくれた。雨が降ってきたし、皆のレインコートを持って、ふたりと合流する。図書館で予約していた本も受け取れた。
予約本は予約していたことをすっかり忘れた位に連絡が来るから面白い。
数ヶ月前の自分が読みたいと思った本を受け取る。『幸あれ、知らんけど。』
晩ごはんは駅前でおいしい羽根つき餃子。
2025.09.11_Thu.
ここらでぎゅっと掃除をしようと腹に決め、家じゅう掃除機をかけて、洗面所と洗濯機の上とトイレ、カトラリーをさしている瓶を洗う。そして台所の床だけタイルを磨く。今日はここまで。
パソコンに向かう。頭にやってみたいことを浮かべる。
夕方。稽古に出る前に"ひものや友兵衛"のおじさんに「家で食べるならこれが旨い。」と勧めてもらったリーズナブルな鮪(部位を覚えておけたらよかった)をずけにして、ごはんも炊いておく。
本部道場で今週もF師範の1時間の稽古をふたつ分続けて受ける。
いろんなことをしたけど、今日覚えておきたいことは5つ。
▪︎半身半立ち四方投げ(裏)・・技に入る前、半身をとれていなかったら(浅かったら)、より多く転換しなければいけないことになる→はじめにしっかり半身をとれていると、一度動くだけで転換が足りる。
▪︎座技一教(裏)・・臂にくる手は突き上げる。表のときは、相手(受け)の逆側の手を下につかせるように動く。裏の動きは違う。(表よりも上に突き上げる?)
▪︎手合わせから四教(表)・・一教のように入ると、上の手が逆手になる。それを本手に持ち替えて四教をかける。
▪︎二教(裏)・・斬りおろす、二教をかけるを分けずに同時に。抑えるときの膝は、あばら→肩の順。
▪︎四方投げ・・投げたとき、後ろ足が浮かないように。四方投げと四教には共通するところがあるとF師範が話す。
2025.09.10_Wed.
夜、"ひものや友兵衛"で買った鮪のホホ肉を焼いた。
2025.09.09_Tue.
玄関を出て、もうこれは夏ではないな、と思う。
朝7時から8時まで本部道場、F師範の稽古。
▪︎準備体操
▪︎逆半身、相手の脇を開けて崩す練習。隅落としではなく、入り身投げのように(?)投げた。
▪︎逆半身、天地投げ(表)
▪︎相半身、交差取り、小手返し・・面白かったのは、最初にやった練習(天地投げの下の手)を小手返しに取り入れることをF師範が話されたこと。
▪︎座り技胸持ち1教(表)・・右相半身で前(右)の胸を持たれる→前足(右足)を引く、左手で相手の腕内側に手刀→後は1教のように。
立ったときも同じ。初動で相手の腹側に転換で入らない(相手の手が届くから)。初動は引く。
▪︎横面打ちの練習・・八相の構えから木剣を振るように。本手で握っているような手の向き。
▪︎横面打ち四方投げ(表)・・横面打ちを受けるときは両手が上がる→左相半身で構えて左手で受ける(そのとき両手が上がってる)→前足(左足)を引く(さっき練習したこと)→右手で、受けた左手より(手ひとつ分くらい?)上に触れる(押さえる?)→四方投げの手をとる。
この時も初動は引く。相手の腹側に回らない。
▪︎正面打ち小手返し・・相半身、受けた手と逆の手で小手返しの手をとる→(癖で腹側に転換してしまう。その時は相手に寄りすぎず間合いをとるならそれでいい、とF師範が言った。)
今日の稽古では相手の背中側に入る。それがスムーズに入れない。
稽古が終わり掃除も終え、更衣室にいこうとした時、袴を外したF師範が稽古場に入ってこられて身体を伸ばしている。「先生、(稽古)ありがとうございました。」と挨拶すると、「いつも平日来てるの?」と話しかけてくださった。「5級の審査を受けようと思って日数が足りないから、今月だけ平日の先生の稽古に来ています。」と答えると、「受かります。」と力強く言ってニカッと笑われた。
I師範はニヤッと笑うし、F師範はニカッと笑う。
帰宅して、A君に渡す写真を選んで仕上げていく。
2025.09.07_Sun.
道場で稽古。
木剣ではなく、鞘のついた重たい方の剣で素振りすることから。袈裟斬り。十二の型。八方斬り。パスカルさんの剣。騎馬立ちして畳の線の上に切先を下ろせるか。
今日は近所の神社の祭りだから、館長はそれに向かわれる(まとめ役をされている。)。
引き続き合気道、いつものルーティン。
Kさんが考えた手合わせの3種類のパターン。
休憩を挟んで杖道。
単独の基本動作。型の稽古。
終わってから"飾り"の稽古。
夕方、その神社のお祭りに。館長がK(10才)の小学校の友だちに合気道を薦めているところだった。寄って行って挨拶すると、こどもたちに自分の弟子だと言ってくれた。酔った軽口だろうけど、それでもちょっとうれしかった。
館長の奥さんと盆踊りを踊った。いろんな曲があるけど、"炭坑節"で踊るのが一番気持ちよかった。踊り終わると奥さんがプラスチックのコップに入れたお茶を渡してくれた。
隣にいたYが「盃だね。」と言った。
2025.09.06_Sat.
思いっきり晴れている。
昨日は知らない間に寝ていて、24時前に一度目が覚めてシャワーを浴びてまたすぐに寝た。
いつもと違うシャンプーとか、枕とか、ワクワクする。熟睡。
8時の朝食の前に早く起きて散歩をした。
K(10才)は道で何匹もの猫に会えるのが喜びのようだ。ずーっと猫を見てる。探してる。
B&Bのご夫妻が丁寧な和食の朝ごはんをこしらえてくれた。身体が気持ちよくなった。
そして車で釣りに連れてもらう。旦那さんのKさんは釣りの知識に溢れている。
Kさんの手つきや動線はすばらしく、ただ言われるままに従ったら、鰯が159匹釣れた。なんてことだろう。かたくち鰯。うるめ鰯。真鰯。
Kさんがひとつずつ名前を教えてくれた。
そして鯖が1匹(鯖はYが釣った)。フグは海に帰した。
宿に戻り、KさんがまずK(10才)に、そして私たちにも、魚の捌き方を教えてくれる。
どこまで包丁を入れるのか、よく音を聞いてと私たちに言う。
そして、釣ってきた鰯に塩胡椒して、片栗粉をまぶして揚げて、食べさせてくれた。
のこりは持ち帰る。
Kさんが、量が多いから、塩胡椒と片栗粉をまぶしてから冷凍しておいたらいいと教えてくれた。そしてオイルサーディンにしても保つし、おいしいよと。
………
【オイルサーディン】
オリーブオイル(けちると思うようにならない)
月桂樹
ローズマリー
にんにく
唐辛子
沸騰しないくらいで火にかける。
………
感謝を伝えて宿を後にした。
最後に三崎なのだから刺身を食べようと、だけどどこも店は混んでいて、ものすごく暑くて、最後の最後に不機嫌になった。たのしくて感じていなかったけど、後になって思えば、ほぼ初めての釣りで緊張していたのかな。
"まるいち"に入れて、皆で鮪をたべたら不機嫌が落ち着いた。腹が減っていたからか。
帰り道にB&Bのご夫妻に教わった"充麦"というパン屋に寄ったこと。"すかなごっそ"でニンニクとローズマリー(オイルサーディン用)、バジル、コリンキー(渡辺謙のナムルが食べてみたかった)、水茄子、丸茄子、朝どれの茄子(茄子すき)、オクラを買ったこと。
帰宅して3人で大量の鰯と向かう。
2025.09.05_Fri.
台風で大雨の日。家族の夏休み。
車の中、雨の音と音楽。晴れているよりも自分たちらしい?
ラスカルへA君に会いに。先日のお礼を言いに。チキンのフォー、ベジタブルのフォー、スズキと白ごまのフォー、焼きナスとオクラのヤム、エビ・豚・コリアンダーの春巻、煮卵とコリアンダー。
すごいなぁ。A君は厨房に立ちながら身体の力を抜いて、欠伸をしている。
ちっとも急いでいるように見えないのに、料理がすぐに出てくる。その皿はものすごく綺麗で、なんておいしいんだろうと思う。
「離見の見」?演じてる?世阿弥なの?
ご馳走さまでした、と店を出ると道路が海のようになっている。
迂回して別の道で三崎に向かう。
途中で葉山のサンシャインプラスクラウド。
YがTシャツを買ってくれた。
海のような道路を水飛沫をあげて走って三崎に着いた。着いたらちょうど台風が去っていった。信じられない。こんな穏やかな夕方の中にいることが。
B&Bにチェックイン。いしいしんじさんの元お家に今夜は泊まる。
晩ごはんを食べようと外に出た。台風のことがあって、17時なのにほとんどの店が閉まっていた。路地を進んで「たべごとやみなと」の扉を開けた。「お店は開けられますか?晩ごはん食べられますか?」すがるように訊ねると、店の方が「開けますよ。」と頷いた。
''雲水同源"という香港のクラフトビール。スウェーデンのGINがいい香りで好きになった。
三浦野菜のチリラタトゥイユ、ゴーヤ・水ナス・豚しぶのタオチオ(タイ味噌)和え、じゃがいもと三浦豆腐の唐揚げ、塩豚の葉っぱ巻き (腐乳酢味噌ダレ)、三浦のきゅうりとディルと豚の水餃子、手羽先のニョクマム唐揚げ、雑穀ごはん(K)。
K(10才)が腐乳にはまる。
宿に戻る。
宿の女将さん(Yさん)と話しながら、YとMIURA breweryのビールをのんだ。Kはりんごジュース。
旦那さんのKさんが花火をくれて海岸に連れてくれた。夏の終わりにこの夏はじめての花火をした。
寝る前に宿のご夫婦が、「部屋に持っていっていいよ。」と、プラネタリウム貸してくれた。
寝ながら合気道のことを考えていた。
三ヶ条、今まで逆半身からばかり練習してる。
いつものルーティンを相半身にすると?どう手をとる?
2025.09.04_Thu.
朝起きるとパンが焼ける匂いがした。
小声でそのことをYに伝える。程なくして呼ぶ声がして階段を降りる。
食卓の上で、チーズトーストがのった3枚の皿とケメックスのピッチャーに入った珈琲がドヤ顔をしている。K(10才)がすました分かりやすい顔をしている。抱きしめてやろうか。
今日から束の間、Yの夏休み。
明日1泊で出かけるから、荷造りをする。
夕方。雨になりそうだったから自転車は家に置いていく。
本部道場で2クラス、F師範の稽古を受ける。
バスの中で、電車に乗りながら、エスカレーターに乗りながら、Aさんの書いた文章を読んでいた。
"型をやることで、何が起こると思うか。"
F師範の稽古。
ひとつ目のクラスとふたつ目のクラスが続けてあったから、途中でメモ出来なくて全部を覚えていない。
▪︎準備体操 ▪︎一教の受けの初動の練習
▪︎座技一教 ▪︎立ち上がって正面打ち一教 (受けて斬り下ろすとき、前足の爪先を相手の方へ向けろとアドバイスされた)▪︎正面打ち2教 ▪︎半身半立ち四方投げ(表)の足捌きの練習→右足裏が畳について踏み出し、左足を寄せる→右膝が畳に落ちながら転換して左の足裏が畳に着く→小さく膝行。
▪︎半身半立ち四方投げ
▪︎相半身交差取りから小手返し
▪︎突きからの小手返し
▪︎自由稽古、半身半立ち四方投げ(裏)
………
▪︎準備体操 ▪︎終末動作(二)のような動き
▪︎片手取り四方投げ
▪︎半身半立ち四方投げ(表、裏)→裏の時、最後の膝行のひとつ前の動きの時に足裏が畳についていた。表をしていたらF師範が「良くなった。」と声をかけてくれる。
▪︎座技正面打ち一教
▪︎正面打ち三教→Aさんとあれほど沢山練習したのに、少し間が空いただけでまた出来ない。F師範が「それほど出来ないか。」という。
▪︎突きの練習→普段の道場とやり方が違う。左半身→後ろ足(右足)が前に出ながら右手が下から出る。
▪︎突かれて、踵方向に転換して手を当てるところまでの練習
▪︎突きからの小手返し
▪︎自由稽古、三ヶ条を練習した。やっぱり上手くいかない。
………
帰り道。またAさんの問いかけを考えながら歩く。
「So what should happen when you do Kata?」(型をやることで何が起こるべきなんだろう?)
なんなんだろうな。
どうして型をやり続けるんだろう。
予期しないものを探すため?(To look for the unexpected?)
unexpected。読み方がわからない。アンエクスペクティッド。
(型をやることで)自分の予測の外側に出ていけるの?(By doing Kata,can I step outside my own expectations?)
2025.09.03_Wed.
仕事帰り、Fさんのところへ髪を切りに。
「この間物凄くかっこいい女の人を見たの。」と、TOKIEさんの話をして、その人がちょうどいま自分の前髪と同じくらいの長さだったから、今日は前髪をあんまり短くしたくない気持ちなんだと伝える。
夏の間伸ばしていた髪を、ひとつに結べないくらいの長さに切ってもらった。
Fさんが『激走!日本アルプス大縦断』という、(日本海側の富山湾から北アルプス・中央アルプス・南アルプスを縦断して太平洋側の駿河湾までの約415kmを自分の足で走るか歩く)
トレイルランの2022年の大会(番組)をPCで見せてくれて、ずっとそのトレイルランに挑戦する人々の背景をFさんが説明してくれながら髪が整っていった。
これも、◯◯と◯◯とsomething else(2025.06.22の日記に書いた)、なんでも自分の限界に挑むときにはこの3つのことが必要なのかな。今日見た中には太った挑戦者はいない。
2025.09.02_Tue.
来月の頭に5級の審査を受けたいから、差額を払って今月だけ本部道場での稽古を増やす。
土曜日だけでは審査までに必要な日数が足りない。(はじめてから30日稽古しないと5級の審査が受けられない。)
朝7:00~8:00までF師範の稽古。
▪︎準備体操
▪︎正面打ちで前に出る、後ろに下がる。足幅が狭くならないように気をつける練習。
▪︎四方投げで"相手から見えない(相手の手が届かない)場所に入る"までの練習。
▪︎片手持ち四方投げ
▪︎座技(四方投げ)の足捌きの練習。
跪坐(きざ)の状態で右半身から→右足裏が畳につき、前に出る→後ろ足は前足についていく→右膝を畳に落としながら転換→左足裏が畳に着く→小さい幅で送り足で膝行。
▪︎座技四方投げ(表)
▪︎一教の受けの練習
▪︎相半身、交差取りから一教(表、裏)
▪︎相半身、手合わせから座技一教(表、裏)
これがやっぱり上手くいかない。どうしてだろう。F師範に、正面打ちを受けたときに相手と距離を離してしまっている。途中からは正常な位置に直っている。自分で考えるヒントにしろと言われる。
▪︎相半身、交差取りから入り身して相手の背に入るところまで
▪︎正面打ち入り身投げ
▪︎小手返しの小手をとるまで
▪︎正面打ち小手返し
帰宅すると「おかえり。」と玄関に出てくれたYが「俺たち今日寝過ごした。起きたら8時(Kが学校に行く時間)だった。」と言う。
夜は揃って晩ごはんを食べる。
Mに撮影で習ったように塩鮭を作っておいた。蒸して冷蔵庫で冷やしておく。人参シリシリ(塩豚)。えごまの葉の醤油漬け。納豆。キムチ。白米は控えめに。
2025.09.01_Mon.
仕事帰り、道衣屋。2着目の夏の道衣に名入れ。
前回【左腕 横書き 行書 刺繍糸白 1.8cm】
今回【左腕 横書き 行書 刺繍糸紺 2cm】
前回同様、下の名前を入れる。
どうせ入れるなら日本人でも外国人でも誰でも読めるようにしないと入れる意味がない。理由も伝えて、アルファベットで入れようかな、と前回の名入れの時にAさんに相談したら、「アルファベットは変だ。」とオーストラリア人のAさんが言う。じゃあ変なのか、と思い直して漢字で入れる。
道場で、外国人は自由に感じる。下の名前だったり、ニックネームだったり。
日本人の大半は姓を入れている。大半が男だからだ。
男にとって姓は動かないもの。(動くことがないことはないけど。)
女にとっては簡単に動いて揺れるもの。
TATTOOほど身に刻むものではないけれど、道衣の腕に刻むのが揺れるものでいいのかと考えた。たまに自分はこういう考え方をして、自分自身を苦しめる。たぶん最初のうちは居心地が悪い。
深呼吸して不感にする。背筋を伸ばす。
2025.08.31_Sun.
普段の道場で稽古。
館長の他、長年通われている三方と自分だけ。
▪︎準備体操 ▪︎相対で臂力の養成 ▪︎手合わせ
▪︎二ヶ条と三ヶ条のルーティン ▪︎小手返しの外開きと内開き
そのあとで今日も四ヶ条の取り方を館長が教えてくれる。
「自分の右手のひらを上に向けて、相手の左手で取らせる。じぶんの右手の薬指と小指の上に、自分の左手を重ねるように握る。締めるのは、相手の一番弱いところ(相手の手のひら側、親指から下がってきて手首を過ぎたところ)に自分の人差し指の3関節(人差し指の付け根)を当てる。
自分の手はまっすぐ。手首を伸ばす。臂も伸ばす。肩は落とす。自分の力を1点に集中させるんだ。」館長はそう言って教えてくれた。
「技に入る時に相手にどう手を取らせるかを考える。相手に手を持たせることが合気道の基本なんです。相手は手を取ったらその手は使えない。こっちは自由なんだ。なんでも自由自在。」とも仰った。
休憩を挟んで杖道の稽古。
Kさんが太刀を持ってくださって、館長が後ろで見ていてくれた。型の練習。
制定型の『着き杖』から『太刀落とし』までと、表の『太刀落とし』。
そこまで終わると、館長とKさんが表の2本目の型『鍔割(つばわり)』を次は覚えろと言って教えてくださった。
そして最後にMさんが"飾り"のことを練習させてくれた。
最初の"胴払い打ち"のように杖を引くところから、杖の位置が滑稽で、全然覚えられていない。練習するしかないこと。
2025.08.30_Sat.
4:30のアラームで起きてベッドでぼんやりしていたら、4:40に玄関の鍵がガチャガチャ鳴って、昔からの仲間と親友と三宿でDJをしてきたYが帰ってきた。
「トルティーヤ買ってきた。」と言って、コンビニで買ったトルティーヤをくれた。珈琲をいれた。猫にごはんをあげた。
本部道場で7:00からI師範の稽古。
▪︎準備体操 ▪︎後ろ受身10回
▪︎入り身転換
▪︎諸手取り呼吸法
▪︎座技一教
▪︎座技四教
I師範と組んでもらえる。「手首の内側の四教の場所に人差し指の付け根の骨を当てる。」「抑えるときは相手を握った手を下に下ろして抑えるんじゃない。その高さのまま。」ニヤッと笑いながらもっとひとつひとつ教えてくれたのに、全部を頭に持ったままに出来なかった。消えてしまった。もったいない。
あんなにAさんが練習に付き合ってくれたのに、また全然うまくいかない。
▪︎正面打ちから入り身までの練習
▪︎正面打ち入り身投げ
またI師範と組んでもらえる。「手で受けるよりも入り身(後ろ足が相手の背)が先だ。」「転換が早い」と言われる。転換するとき、相手を下段に下ろしてもいい。
▪︎横面打ち四方投げ
▪︎座技呼吸法
少しこの道場にも慣れてきて、稽古場で稽古しながら待っていられそうだったから、タリーズには行かず座り技の一教を練習したり、膝行や受け身を練習して次がはじまるのを待った。
9:00からN指導員の稽古。
▪︎準備体操 ▪︎入り身転換
▪︎片手取り呼吸法
▪︎片手取り入り身投げ(相手の手をどう切ったら、その後うまく繋がれるのだろう。)
▪︎正面打ち二教
▪︎片手取り小手返し(二教の抑え)
▪︎隅落とし(自分より背の小さい男の人と組んだ。N指導員に前屈みにならないようにと言われた。)
▪︎天地投げ(表だけ)
帰宅。猫が、日焼けしないのだろうかと思うくらい、窓際の日差しの中にいる。
夜、Aさんとスケジュールのやりとりをしているときに、"飾り"の動画を見つけられないんだと漏らしたら、すぐに動画を送ってくれた。
あれ、最近見たAさんの投稿じゃないか。
見てたはずなのに。
この間話していた"型"と"形"のことだ!と言葉のほうに引き寄せられて、和訳したりしているうちに動画を見ないまま眠ってしまったんだ。
探していた動画は、いちばん自分に近いところにあったのに。
"型''と"形"。
この時期に、この話をしてもらっていたことを覚えておきたい。
次にAさんに会うまでに"飾り"の大まかな動きの順序までは覚えたい。
2025.08.28_Thu.
今週は時々失恋みたいに胃が痛くなる。
嫌だな。
来週Yの夏休みが決まり、どうやって過ごそうか何日も決まらなかったけど、ようやく決めて宿の予約をとる。
夕方身だしなみを整えたけど、ギリギリまで迷って道場には行かず。
K(10才)がサミットまでおつかいに行ってくれた。「豚ひき肉を500gお願い。きっちりとじゃなくて超えてもいいよ。」と頼んだら、209g、203g、102g、みっつのパックを買って帰ってきた。足し算したんだな。102gのパックがやけにちいさくて笑った。
丁寧に家族の晩ごはんを作る。茄子のグラタン。黄色いごはん。蒸したじゃがいもと、サニーレタスと香菜のサラダ、昨日作ったレバーの醤油煮とラタトゥイユも。
この間Aさんに教えてもらった"飾り"が覚えきれなくて、動画がないか探すも見つけられない。
2025.08.27_Wed.
鎌倉のA君に雑誌を送る。
近々顔を見に行こう。
夜、OFFにしていたアラームを、"月曜から金曜まで7:00"に設定してから眠る。今日でK(10才)の夏休みが終わり。
2025.08.26_Tue.
「その人は0を0.1にしてくれただけかもしれない。だけどその恩を(どんな理由があっても)軽んじてはいけない。」と夕方Yに諭される。
足が別の場所に向くのは自分の欲求。別の場所に居ても、これは誰に教わったのかを感じていれば恩はなくならない。身体は正直に。心は残す。
「なんか別のことをすればそれが行かない理由になるんだから、"足が向かない。"という言葉も発しない(理由にしないこと)に越したことはない。」
そこまで言ってくれた後で、Y はK(10才)を連れて川沿いの散歩に出た。
しばらくして、「いまミニストップなんだけどアイスいる?」と電話があって、おととい食べて気に入ったアロエヨーグルト味のアイスを頼む。
2025.08.25_Mon.
仕事帰りに道衣屋に 寄って、この間の名入れ刺繍の引き取りに。白地に白糸、前にK(10才)のをやったときは頃合いに感じたのに、フォントの級数を若干小さくしたからか、行書にしたからか、新品じゃない道衣だからか、エンボスを感じない。入れたものの、よく文字が見えない。失敗したかなー。
2025.08.24_Sun.
皆の稽古がはじまる前、8時からの1時間Aさんと杖道の稽古。
「おはよう。」のあと、わたしが先に「元気?」と聞きたかったのに、先にAさんに「元気?」と聞かれた。今日はわたしが先に聞きたかった。
ストレッチのあと、相対動作。
『巻き落とし』から、片方が刃になった杖を使った。巻き落としは自分の肩の前にくる左手が一番難しく感じる。身体と手の距離、手首の形、どうすれば理解できるのだろう。
『繰り放し』・・放すとき前に出ない。5:5から、杖の下に隠れるときに6:4、繰り放すときに7:3。攻める。
『胴払い打ち』・・杖を太刀で傷つけない。刃と刃で当たってはいけない。傷つけてはいけない。打つときの前の手は握り直さない。本手打のときのように開いて待っていたら、自然に握れる瞬間がくる。
『体外し打ち』・・引いたときに半身。高いところから手を下げずに大きな軌道を描く。描きながら下がる。
皆との稽古がはじまる。
合気道の基本動作から。そして体捌きのこと。
そして杖道。素振りのあと、型の稽古。
『物見』『霞』『太刀落』を稽古した。
▪︎制定型の『太刀落』・・右足を隠すように半歩引く→左足を引く→右足、左足と出て、袈裟斬り→右手を引いて左手そのまま、左足前のまま→繰りつけたとき右足が出る→(自分はこの後の動作が遅くなる。『引っ提げ』みたいに水月をつくのか一緒迷うからだと思う。)すぐに"返し突き"に入らないといけない→引き落とし→こめかみを通して目の間まで打つ。
▪︎あたらしいこと。
Aさんが表のひとつめ、『太刀落』を教えてくれる。
"右足、左足と出て、袈裟斬り"の後が制定型と違う。右手で杖を引かずに、左手を左に動かして杖をいっぱいにとる。同時に左足を引いて、身体も杖も真横になる。→いっぱいにとった杖の右手が動いて、右足が出る→繰りつける。
稽古が終わって、館長が初段になったお祝いだと言って、皆で食事をする時間を作ってくれた。その時間がはじまるとき、「ちゃんと実力のある初段だ。」と館長が言ってくれた。その言葉が嬉しかった。(機嫌をとるための)嘘でくれたんじゃない。それが嬉しかった。
そして館長は「あんたはAにもKさんにも教えてもらえて、そんなことは普通ではないんだ。幸運だ。たくさん受け身をとらせてもらえ。合気道はやっぱり受け身なんだ。」と仰った。
自分はいまこの人たちと交差しているんだなぁ、と思いながらテーブルを囲んでカレーライスをいただいて、氷をいれた日本酒をのんだ。
そして館長に、"終末動作"の"終末"のことばの意味を訊ねられた。「最後に呼吸と身体を整えること。」基本動作は整理体操のようなものだと仰った。
技の一部の動きを取り出して練習するためのものだと思っていた。その練習にもなるだろうけど、自分の身体の状態を確認したり、乱れたものを整える意味があることを今日はじめて知れた。
杖道のことでも、知らないことばを聞いた。
『丸太を以って水月を知れ』
比喩が含まれていて、まだ腑に落ちない。
丸太は杖のこと。
水月は水に映る月のこと。水が鎮まらなければ月の姿が見えない。水が鎮まって姿が現れたとしても本物の月じゃない。
この言葉は何を言ってる?
杖を稽古すれば、必然的に自分の心を鎮める訓練をすることになるだろう。そして水に映ったきれいな月に辿り着くとする。だけどそれは本物の月じゃない。じゃあどうしたらいいの?
人間は土の道は歩けるけど、空は飛べない。本物の月に向かうことが出来ないじゃないか。
でも水に映った月のほうが綺麗かも知れない。
自分に不足しているものに固執して、もがき苦しんで跳ねるより、水に映る月のところまで歩いていけるだけでいいのかな。
夢想権之助はどこまでのことを悟ってから死んだんだろう。
"以って(もって)"という漢字が気になった。
"持って"じゃない。
丸太を単なる道具として"持つ"んじゃない。
それを用いて学べ、だから"以つ"。
2025.08.23_Sat.
4時半に起きられたけど、布団の上でぼんやりしてしまった。急いで支度して家を出た。いつもと同じ時刻の電車に乗れた。
本部道場で7時からI師範の稽古。
▪︎準備体操 ▪︎後ろ受身10回
▪︎入り身転換
▪︎正面打ち一教 表裏
▪︎座技一教・・相半身、受ける時に膝立ちではなく、右足裏が床についていた。そこから膝がついたときに逆の足を寄せていたんだっけ。
座技の足がまだわかっていなくて変。
▪︎諸手取りからの入り身投げ・・諸手で取られたら(逆半身)、前足が相手の背に入る→手は臂力の養成、振り返って相手と方向を揃える→投げる。これは出来る。
▪︎正面打ち二教 表裏
▪︎相半身から相手の背に入る→振り返って向きを揃える、までを練習。
▪︎正面打ち入り身投げ
▪︎正面打ち小手返し(相半身)・・今日はこれが一番いい稽古だった。正面打ちを受けて、逆の手で小手返しの手を取る時のこと。正面打ちを打った相手の親指は上にある→そこにまず自分の小指と薬指(中指はどちらでも)をかける!→すると次の親指の場所を取りやすい。→二教の押さえ。
▪︎座技呼吸法・・手のひら上→臂動かさず、手だけ動く(脇をあけない)→崩す方向の足を出す。
・・タリーズ休憩・・
9時半からS師範の稽古。
▪︎準備体操 ▪︎回転受身(後方、前方)はじめから終わりまで地面を見続ける練習。
▪︎逆半身、四方投げ 表裏
▪︎相半身、正面打ち一教 表裏
▪︎相半身、正面打ち入り身投げ
▪︎相半身、正面打ち小手返し
▪︎背面を伸ばして終わり
夕方、高円寺へ阿波おどりを観に行く。
帰り際、人混みを避けて細い道を通っていたら、ある店(Bar?喫茶店?)の扉に、”Queens hotel antiques”のRちゃんのInstagramで見た猫の壁飾りが目に飛び込んできた。
(あれっ?)と思って数歩ひき返したら、その猫のしたに『ホロスコープ 15分 1,000円』と書いてある。今日は妙にその文字から離れられない。数秒その文字を睨んで、数十年ぶりに見てもらうことにした。
出生時刻が帰宅しないと分からないというと、間をとって正午としますと店の女の人は話して占いがはじまった。
「23年5月(前後)に新月が来ていた。その頃にはじまったことで、10年後もしていたいと思うことをキーワードとして残しておいたらいい。」と言われた。
ぴったりその頃にはじまったのは合気道と杖道だよ。
これからの10年、”これは無いものにされるのはいやだ”と思うことを大事にすればいい。と言われたけどなんだろう。
写真のことがはじまった時期もぴったりと言い当て、やる気が出るようななにやらいい事を言ってくれた。
男性と長く付き合うとき、それぞれの空間を持っていると長続きするんだそうだ。
「あなたは仕事ができる人がすき。その人らしいひとが好き。」と占いの女の人が笑いながら言う。
少し元気になって店を出た。変な一日。
2025.08.22_Fri.
8時からAさんと稽古。
身体を伸ばして準備する。すごく気持ちがいい。
「やりたいことはある?」と今日も聞いてくれる。「なんでもやりたいけど、三ヶ条と四ヶ条かな。」と答える。
「じゃあ一ヶ条から順にやっていこう。」
繰り返して繰り返して繰り返して、今週の月曜日には手がかりも見つけられないほど分からなかったことが、分かりはじめる。
裏の時、うまく相手の肩を床につけられないとき、相手を引いてどうにかしようとしていた。
Aさんはその場面になるといつも「入ったらいい。」と言った。入ると簡単に相手の肩が床についた。
そして正面打ちを受けたら最後まで丁寧に崩すこと。
二ヶ条の抑え方、貴重なことを教えてくれた。相手の親指を自分の臂の内側の、臂より少し手のひらに近いところに当てる(この場所を教わったのが感謝すること)→臂を折って挟む。
三ヶ条のときは、崩したあと、手首の手を相手の指先に滑らせる。そのあとの相手の臂にある手を手首の輪に移すことは素早くやること。
四ヶ条の裏、斬り落としたあと、入り身すれば四ヶ条の握らないといけないところが目の前にくる。
休憩していろんなことを話す。
原理(principle)という言葉が稽古中に何度も出てくる。
自分は原理という日本語の意味を深くわかっているだろうか。
「You can optimize one principle or you can make compromises to maximize all the principles」(一つの原則を最大化することもできるし、すべての原則を最大化するために妥協することもできる。)
「You can optimize one principle. But you should make compromises to maximize all the principles」(一つの原則を最適化することはできる。しかし、すべての原則を最大化するためには、妥協すべきです。)
こっちのほうが分かりやすいかも、と少しの言葉を入れ替えてくれる。
だけど、最初に発した言葉も大切な気がして、消してしまえない。
稽古が終わってバターで卵を焼いてくれた。リムに小さな花柄のついたお皿を机に並べた。ごはんとキムチと卵をのっけてくれた。スプーンで食べた。
帰宅するとEさんから楽しみにしていた掲載誌が届いていた。何十枚かの写真を渡していた。
どの写真になったんだろう。ページをめくる。
あぁ、これになった。
Eさんの巻頭エッセイの隣に写真を載せていただいた。
夏のはじまりに「実は次回の写真を上山さんにお借りできたら嬉しいなと思い立ち、ご無沙汰しているにも関わらず連絡した次第です。
これまでの上山さんの作品の中からお借りできたら嬉しいのですが、いかがでしょうか。」と連絡をもらっていた。
この夏、この連絡をもらえたことが、どれほど自分の背筋を伸ばしてくれたことか。
ありがとうございました。
Eさんにお礼のメールを送り、そして今日も渋谷へ。
『HEAT WAVE LIVE 1995-2025』2Daysの2日目。
Make the WAVE ~未来へ波を起こす日~
HEATWAVE(Vo.Gt 山口洋 / Dr 池畑潤二 / Key 細海魚)
さぁ、がんばろう。
2025.08.21_Thu.
仕事を終え、渋谷へ。
『HEAT WAVE LIVE 1995-2025』2Daysの1日目。
Bring the HEAT ~情熱と感謝の日~
山口洋(HEATWAVE) / TOKIE(Ba) / 渡辺圭一(Ba) / 福盛進也(Dr) / Special Guest 佐野元春
『1995』は、自分にとっては特別に大事なもの。中学3年生のときに出会った。
"わたしはこれが好き"のひとつめ。
それからずっと山口さんの歌は、迷ったときの軸。
あれから30年が経って、同タイトルのライヴ。
今日はどうしても見たかった。
はじめて目の前で見たTOKIEさんが物凄かった。あの手つきと佇まいを真似したい。
一番最後に山口さんは「ありがとうございました。」と言った。「ありがとう!」でも「どうもありがとう。」でもなく。
2025.08.19_Tue.
道着に名前の刺繍を入れる。
【左腕 横書き 行書 刺繍糸白 1.8cm】
19時からAさんと稽古。
今日は何からはじまったんだっけ。時間の端から端までいろんなことをした。
ストレッチしながら、「ニヶ条と三ヶ条はこれ以上やったら相手が痛いかな、というのを感じるけど、四ヶ条は相手の痛みがわからないって昨日思ったの。」と話す。相手がすぐに崩れるようならそこまで、崩れなかったらまだもうちょっとできる。それを目安にする。
▪︎四ヶ条から練習しはじめたけど、うまくいかなくて、「一ヶ条から四ヶ条まで、順にやっていこう。」とAさんが言って、そのようにする。
一ヶ条の押さえのときの相手側にある自分の膝が、脇ではなくて、もう少し下じゃないか、と話し合う。三ヶ条のときも四ヶ条のときも、かけるときは相手を向く。三ヶ条の押さえのときは手を持ち替える。相手の手を握る(二ヶ条のときは握らない)。四ヶ条を持つときは相手の腕を上から木剣を握るように握る。相手の肩を床につけるときは、「斬る。」それが難しい。
抑えるときのことを木刀を持って感覚をみてみる。自分の両手で相手の腕を雑巾をしぼるように動かすんじゃない。自分の右手と左手は同じ方向に動く。そして押して斬るのか引いて斬るのか。四ヶ条で抑えるとき、「(相手の)臂を曲げすぎ。」今日なんども言われた言葉。
▪︎「効くところを持たずに、わざと腕のもっと上を持って練習してみよう。」Aさんがそう言って、さらに四ヶ条の練習。
▪︎片手持ち四方投げ 表裏 転換したあと、相手を向くことが大事。
▪︎相手の手首を握らず、触れるだけで繋がったまま四方投げをする練習。繋がることを丁寧に感じながらやれば、臂をピンと張らなくても出来るんじゃないか。
▪︎半身半立ち四方投げ。昨日よりほんの少しが変化して更にやりやすい。かけても受けてもすごく気持ちがいい。
表のとき・・正座して右手をとられたとき→相手側の自分の足裏(右足裏)が床につく→四方投げの手をとっておでこにあて、転換するときに自分の右膝が左膝に揃って回る→左足裏が床について投げる。
裏のとき・・正座して右手をとられたとき→相手側にある自分の膝(右膝)が開く→右膝を軸に転換→左膝を軸に転換。
▪︎横面打ち四方投げ
▪︎横面打ち入り身投げ
▪︎正面打ちを受けて、逆の手でクロスして切って、さっき受けた手で横面を打って、そこから技に入る練習。
▪︎座技呼吸法。最後の抑えは風船のように。
▪︎いつもと違う呼吸法。正座で向かい合って、正面打ちを相半身で受ける→もうひとつの手をクロス→投げる
着替えてからふたりでビールを3缶。
"形"と"型"の違い
"型"は外側、"形"は内側。
汚かったものを丁寧に綺麗にした。その上でまた汚いを戻すことの話。削いだものを匙加減で戻すこと。
"commit"のこと。
同じことを経験しても、「Everyone has their own interpretation.」(解釈は人それぞれ。)
2025.08.18_Mon.
東京に戻ったAさんと9時から昼すぎまで稽古。日曜日にもらった硬い黒帯をつけた。
昨日館長に四ヶ条を教わったのが面白かったと教わったことを話して、
▪︎手合わせからの四ヶ条の稽古からはじまる。三ヶ条ほど相手の指先を持たなくていい。それよりは上。四ヶ条の場所にやっぱりすぐに手を当てられない。抑えるときは相手の脇の下に自分の足を入れる。抑えるときの力の方向がわからない。相手がどのくらい痛いのかも、感じるポイントがないように思う。
▪︎続けて手合わせから三ヶ条の稽古。三ヶ条のときは相手の指先を握る。I師範がこの間、そこからの3歩を曖昧にしないで丁寧にやれと言ってたんだけど、それが覚えられなかったの、とAさんに話す。そこからの3歩のこと。
三ヶ条をかけるときに送り足、相手の臂を持つときに歩み足、そのあと足を引く。
▪︎横面打ちからの四方投げ、横面打ちからの入り身投げ、横面打ちからの小手返しも稽古させてくれた。左相半身で構えたとして、相手の右足が前に出て相手の右手で横面を打たれる→自分の右足が前に出て、自分の左手で受ける。自分の右手で相手を打つ→左手で斬り下ろし、相手を打った右手で相手の手をとる。
▪︎半身半立ち四方投げ・・表と裏。分からなかった足の動きを教えてくれた。
受けは少し横から入る。まずは表のこと。四方投げの手をとり、相手側の自分の足は足裏を床につけて前に出る。→手はおでこ→そこから転換するとき、前に出した足の膝が床につき、膝立ちしている後ろ足の足裏が床につく。前足と後ろ足が入れ替わる。すごい!
裏のこと。相手側の膝が相手の外に入る。そこへもう片方の膝が寄り少し転換→もう一度大きく転換。すごい!
わからなかったことがクリアになる。うれしい。
▪︎座技呼吸法。
続けて杖道の稽古。
▪︎相対動作。
『繰り放し』は杖をもつ場所が変わり続ける。
『胴払い打ち』は納杖の構えから後ろに引いたとき半身になる。
▪︎型の練習。
『繰りつけ』のときのこと。
Aさんが"commit"という言葉の意味を教えてくれた。
相手の太刀が動き始めた段階ではなくて、相手がもうそうするしかない、止まれない、別の攻撃に変えられない段階のことを"commit"という。
「それまで待って。」とAさんが言う。そのタイミングまで待てたら、前に出過ぎることはない。ただ避けることしか出来ないはず。そこから繰りつける。
そして相手を向き、良い構えをする。構える→それから突く。
『左貫』・・『突き外し打ち』は下がるよりも"外す"が大事。
『物見』・・左足のつま先が動き、杖を手に取り身体に寄せ、次の動きのこと。「入身することだってできる、という意識を持つこと。」とAさんが言った。
その意識を持っていつもの動きをする。
『霞』のときも同じ。"commit"すること。
『飾り』を教えてくれた。まだ覚えきれない。
胴払い打ちの動作があって、左足から動くこと、いつも杖は太刀の動きを待ってから動くけど、杖から動く箇所がある。あとは頭を絞っても出てこない。
2025.08.17_Sun.
普段の道場のほうも8月頭からの夏休みを終え、今日から通常に戻る。
行くと、館長(85才)の他は、古参のふた方とわたしだけ。今日はどんな稽古になるのだろうと思っていたら、腹の底から面白い稽古がはじまった。
まず館長は四ヶ条の握り方をいつもより丁寧に教えてくれた。
▪︎まず腕の外側の方。
相手の外側の手首の、小指から下がってきたところにある骨、そこからひとつ分も上にいかない僅かに上の部分、そこに自分の人差し指の先から3つ目の下にある骨を当てる。薬指と小指に力を入れる。
今日覚えなかったら、もう教えてもらえないかも知れないと思ったから、館長の腕をとって握った。館長の手首の骨の少し上に自分の人差し指の付け根の骨を当てて握る。
そうすると館長は「そこじゃない。そこだとまだ上すぎるんだ。骨の僅かに上なんだ。」と言った。少しそこからずらして握り直す。「そうだ、そこだ。」と館長が言った。
▪︎腕の内側のほう
こっちのほうがもっと難しく感じた。
相手の内側の手首の親指から下がってきたところにある骨に自分の人差し指の先から3つ目の下にある骨を当てる。薬指と小指に力を入れる。また館長の腕をとる。やってみる。
「そうじゃないんだ。いまの握りはこうなってる。」館長はわたしの真似をしてくれた。相手の手首を内側に折るように力をいれている。「こうじゃないんだ。まーっすぐにこう握るんだ。」わたしの手をとってやってみせてくれる。
これをどうやったら覚えられる?
そのあとはいつもの2ヶ条と3ヶ条のルーティンを見てもらう。「もっと大きく動け。」という。
そして1ヶ条の正面打ちから、横面打ちから、水月あたりへの突きから、顔面突きから、両手持ちから。それぞれに表、裏。「どうやったらできる?」と館長が聞く。
古参の人からはじまって、自分はやる順番が回ってこなかった。だから見ていた。
見ながら、何かが前よりわかりそうな感じがするのに、わかる、まで届かなかった。
自由技。前より自由に動けるかも知れないと思ったけど、全然自由じゃなかった。
夜、お隣のHさんから連絡があって、玄関のチャイムが鳴る。「台北に行ってきたんだ。」と言ってお土産をもらう。"阿原YUAN"と書かれた紙袋に、いいものがいくつも入っている。鳳梨酥もくれる。
2025.08.16_Sat.
本部道場は今日まで盆休みだった。昨晩のうちに鞄に稽古着を準備をして、4:30にアラームを合わせ、K(10才)にも時間差でアラームを頼み、その時刻に起きた。いつもはわざわざ見てからいかないけど、今日もI師範に教われるのかなぁ、別の人に代わっていたりしないかなぁ、と今朝はふと思って、ウェブサイトを覗いた(その日の稽古担当指導者が載ってる)から気がついた。行く前に気づけてよかった。
そのままベッドに居たら簡単に7:00になった。いつもなら稽古のはじまる時刻。
本当に簡単に7:00になる。ベッドの上で。
Yが珈琲をいれてくれるのを待っていたら目を覚ましたKが「右下の歯が抜けた。」と階段を降りてきた。こどもの歯が2本抜けた今週なり。
ぽっかり時間が空いたので、朝ごはんのあとでYにケルヒャーを繋いでもらってテラスのタイルを綺麗にした。
お昼ごはんを抜かして夕方前に電車にのった。国立のニチニチへ。Kが車麩のフライを気に入って2回たのんだ。砂肝の醤油煮、卵黄の味噌漬けもひとりで食べる勢い。鶏唐揚げ、さつま揚げ、魚のタイ風唐揚げ、トマトのピクルス、水餃子、青菜炒め、焼きビーフン、キムチチャーハン。今日もよく食べた。
Hさんの息子のH君も幼い頃から中2まで合気道をしていたとはじめて知った。そして、いつもニチニチに来るたびに接客してくれるショートカットの女の子の旦那さまも大学で合気道をしていたという。
店内にはランディ・ニューマンの声(好き。)が流れていて、好きな八重泉と身近な人が合気道をしていたという話。なんていい店だろう。
ご馳走さまをして、3人で歩いて"鳩の湯"へ。
シルキーバスと、ビーツのような色をしたワインの風呂に浸かる。
そして「いつかスターバックスに行って抹茶フラペチーノをのんでみたい。」というKの夢を国立で叶える。
「誰か(友だち)通らないかなー。」と外を見るわたしに「通らないかなー、と思ったら通らないから、通らないかなーと思っちゃ駄目なんだ。通らないかなー、と思わなかったら通る。」とYが言って、通らないかなー、を思わないようにして黙って珈琲をのんだ。
2025.08.14_Thu.
朝起きて洗濯をして、軽く部屋を整える。
皆で朝ごはんをたべる。朝ごはんのあと、帰路につくわたしに母が、父からもらった婚約指輪とパールのネックレス。これも父からもらったと、琥珀のネックレスとイヤリングもくれる。
リウマチで歪んだ母の指に婚約指輪を途中まではめて写真を撮った。
家を出る。父が外の玄関のところで手を振り見送ってくれる。父はこんなに長い時間、人の背中を見て見送る人じゃなかった。
新大阪12:39発の切符をとってある。それまではようやく自分の時間。
滞在中に母から聞いた"旭町1丁目"。
一緒に歩きたかったけど、母を連れ出すことが出来なかった。母は小学6年生まで"旭町1丁目"に住んでいた。
「婆ちゃんが住んでいた町を見てみたい。歩いてみたい。写真が撮りたい。写真を撮る間、スーツケースをひいてくれる?」とK(10才)に頼む。「わかったよ。ひくよ。」とK。
"旭町1丁目"は阿部野橋駅からそう離れていない。祖父はアポロシネマの裏手でふぐを出すような料理屋をしていた。母によると旭町は商売人が住む町だったよう。
アポロシネマの裏手は、わたしが学生の頃とも様子が違い、旭町はマンションだらけだった。母が見ていたものとはきっと根こそぎ変わっている。
1丁目から母が通っていた小学校まで歩いてみる。場所が身体に入る。母はいまのKの歳の頃までここに居た。
もう一度ひとりで歩きにこよう。そして、小学校6年生からのもうひとつの場所にも行ってみよう。
梅田に移動して、阪急三番街のバーンホーフという珈琲屋。来てみたかったところ。「もう暑さが限界。頭がくらくらしてきた。」と言いながらスーツケースをひいてくれたKにケーキを奢る。珈琲豆と焼き菓子をYへの土産に。
新大阪駅に着いたとき、グラグラだったKの左上の歯が抜ける。
2025.08.13_Wed.
早起きして仏壇のお膳の支度。
卵焼きを焼く。甘くないやつ。かぼちゃとオクラの煮物、漬物、味噌汁、ごはん。お茶をいれる。
朝ごはんのあと、母は施設へお風呂に入れてもらいに。
父のパソコンのワイヤレスマウスが繋がらないというのを設定。
お坊さんが来られる。父とK(10才)と、後ろに座りお経をきく。
昼ごはんはまた夜が重くなりそうだから、軽くしたい。トマト、胡瓜、セロリの白和え。蒸し鶏。昨日の残りのとうもろこしごはん。
母の施設まで車で迎えに。施設の方に日頃の感謝を伝える。
戻り東京に出す荷物を段ボールに詰め、宅急便を出す。
ホームセンターに。火ばさみを買いに。
父がパソコンの前でさっき繋げたマウスを使い、なにやらメモをとっている。覗くと"ごはんがすすむちりめん山椒の作り方"。
母の携帯電話の着信音が鳴らない、というのを半分どうにかする。台所の掃除。
夜はたこやき。父と母にとっては何十年ぶりかの。
2025.08.12_Tue.
目が覚めて、K(10才)の寝息がスピスピ言ってて可愛いな、としばらく聞いていたら、外の鳥の声だった。
朝は珈琲をいれて、昨日スーパーでK(10才)が選んだ大きなピザ。
母に呼び止められる前にせっせとピーマン肉詰めの用意(昼にたべる)。椎茸肉詰めも。色んな野菜を切って、ラタトゥイユ。
「急いで準備してるからお父さん米を洗って。」と父に言って、「とうもろこしも皮を剥いて実をはずして。芯は捨てやんといてや。」「昆布はある?塩と薄口醤油と、、、」父にとうもろこしごはんの作り方を教える。
墓参り。Kは手を合わせるとき、片方の手を指の第一関節のしわまでしっかりずらしている。
道場で神前に礼をするときみたいに。
車を運転しながらふと、離れているからか、自宅で仕事をしている夫のことが頭に浮かぶ。(Yは自分の考えと違うイレギュラーな人を許す人だよなぁ。)自分の方へ正すような素ぶりをみせない。それがなんかすごいなぁ、と急に今日は思う。
気になったブルーベリーの畑に寄る。東京では目に入るのに、実家の側ではまったく目に入らなかった。いままで。今年はいったいなんなんだろう。東京ではもう収穫終わりの時期だろうブルーベリーが、ここではまだ最盛期の様子。畑の隣に小屋があって、スムージーをテイクアウトして皆で車で飲んだ。畑の人がとても気持ちのいい人だった。
昼ごはん。両親は全部のものにおいしいと喜んでくれた。
K(10才)といとこ家族に会いに叔母の家。
向かうとき、もう一度さっきのブルーベリー畑に寄った。AとKちゃんに届けたくなった。
車の助手席でK(10才)がしきりに「大阪はいつも山が見えるのがいい。」という。
叔母の家にはいとこ(3姉弟)とHちゃん(いとこの奥さん)、K(大学生)、Y(中1)が来てくれていた。ひとしきり話をした後で、皆と百人一首で坊主めくりをして遊んだ。
帰宅し、夕飯の支度。今夜はすき焼き。
2025.08.11_Mon.
志津屋のカルネ。昨日新大阪駅のキオスクで人数分買っておいた。これおいしいからすきやねんと、朝ごはんに焼いた。
施設へお風呂に行く母を送り出し、洗濯をして、父とK(10才)とお盆の準備。近くのぶどう畑にシャインマスカットとピオーネを買いにいく。
こんなに近いところにぶどう畑が広がっていること、わたしは今まで見てもいなかった。
家に戻り、お昼ごはんはオムライスを作って3人で食べた。
Y伯母さんへのお供えと東京のお土産を持って、近所のTさん(母のいとこの息子の奥さん)とYちゃん(娘)のところへ。
数日前、稽古の帰りに新宿三丁目の花園万頭の前を通りがかって、Y伯母さんがここの甘なっとうが好物だったから、買っておいた。
Tさんは今年梅を80kg干した。「梅干し用に冷蔵庫を買ってもらってん。」と、冷蔵庫を開けて梅干しを見せてくれたのが可愛かった。塩分濃度を控えているから、冷蔵庫に入れるのだそう。
夕方は母を連れ車でスーパーへ。父とふたりがかりでも、電動の車椅子を車の後ろに積むのが重たくて大変。母は久しぶりの買い物が楽しそう。
夜はおいしい寿司を予約してくれていた。
2025.08.10_Sun.
雨降り。本部道場で9時半からI師範の稽古。
▪︎入り身転換
▪︎正面打ち一教 表裏
▪︎肩持ち二教抑え 表裏
また忘れてた。前にAさんが教えてくれたとき、弓を引くみたいにって言ってたんだった。まだ出来るかどうか半信半疑ではじめるから猫背になる。その後は肩で持っていく。そうしたら自然に相手の手が剥がれる。今日は組んだ人と何度も練習した。もう出来る。
▪︎横面打ち四方投げ 表裏
左相半身、相手の右足(後ろ足)が前に出て、相手の右手で横面を打たれる→自分の後ろ足(右足)が前に出て、自分の前足(左足)が踵方向に転換しながら、自分の左手で相手の横面打ちを受け、右手で当て身→四方投げの手をとる。
▪︎正面打ち小手返し 抑えまで
相半身、やっぱり自分の後ろ足が前に出て受ける。クロールの手で小手返しの手を取ったら、その手を自分の身体の前まで持ってくる。
抑え方は二教と同じ。自分の膝は、まず相手の肩→そして相手のあばら。
▪︎座技呼吸法
身体を伸ばして稽古が終わる。
更衣室でまたAに会えた。
今日がLast dayでメキシコに帰ると言う。昨日おすすめの寺を聞かれた時に、寺じゃなくて神社ではだめなの?と、明治神宮のことを教えていた。参宮橋から入ったほうが落ち着いてるよ。原っぱが好きなの、というのも教えていた。行ってきたとAは写真をみせてくれた。
帰宅してお風呂に入って、Yが作ってくれた昼ごはんを食べて、身支度をして、K(10才)と帰省のため東京駅へ。着くと大雨の影響で新幹線が止まっている!
長い時間待って、ようやく走り出した新幹線の中でAにメッセージを書いた。
「Fue un buen verano pudiendo hablar contigo, A. Gracias.
Ojalá, cuando nos volvamos a ver, ya pueda entrenar contigo. ¡Hasta pronto!」
(Aと話せて良い夏の日々でした。ありがとう。次に会えた時は、あなたと一緒に稽古できるようになれていたらいいな。またね!)
翻訳が合っているのか、確かめる術がない。
いつか更衣室じゃなくて、Aと稽古ができますように。
2025.08.09_Sat.
本部道場。7時からI師範の稽古。
▪︎正面打ち一教 表裏
「これはもう皆出来てるね。」とI師範。早々に切り上げ、三教に稽古がうつる。
▪︎正面打ち三教 表裏・・難しい。手首の右手が指先に滑り三教をとる。相手と身体が揃う。そこから3歩。その3歩を曖昧にやるなと言う。どう3歩だったっけ。まだわかりきれない。
▪︎相半身、正面打ち入り身投げ・・「足が出てから(投げる)。」と今日もまた言われる。
▪︎回転投げ・・相半身、正面打ち、入り身投げから。わたしがやるのを見てI師範が「あやしい。」と言ってニヤッと笑った。ちょっと誤魔化したことはすぐバレる。
▪︎呼吸投げ・・逆半身、片手取りから足が踵方向に転換。諸手取りのときは手のひらを返しても相手との引っ掛かりがある。だけど片手取りのときに手のひらを返してしまっては、相手との引っ掛かりが剥がれてしまう。片手取りの時は手のひらをぎりぎりまで返さずに持っていく。その話が面白かった。
いつものように上の服だけ着替えてタリーズに休憩しにいこうとすると、メキシコ人のAも一緒に行くと言う。
Aはスペイン語を話す。タリーズに着くまで歩きながら互いに片言の英語。浅草の寺のことや、人がいっぱいだと話しはじめたAが、浅草がなんとかかんとか、と聞くので「浅草の銭湯なら行ったよ。」と『PERFECT DAYS』の話をする。言葉じゃなくて、Aにも分かるストーリーだと伝えた。ヴィム・ヴェンダースは偉大で、その名前を出したら私たちの片言のすべての突っかかりが流れた。今日はそれがとても助かった。
タリーズでアイスコーヒーとサンドイッチ。
ふたりともアイスコーヒーのサイズがグランデだった。私たちは喉が渇いている。
日本語をスペイン語に、スペイン語を日本語に。お互いに見せ合った翻訳アプリの画面が、「合気道はどのくらいやってるの?」だったことにふたりでゲラゲラと笑った。
合気道をはじめて、わたしは2年。Aは20年!
メキシコでロシア人の先生に習ったという。
わたしは普段オーストラリアの人と稽古をしていて、その人の合気道に憧れて6月から本部道場に通いはじめたんだ、と話す。
次の稽古がはじまるからもう行かなきゃと立ち上がりながらも、互いにまだ話の続きがあって、話そう、聞こう、をやめられないのが面白かった。
9時半からS師範の稽古。
▪︎準備体操▪︎回転受け身(後ろ、前)
▪︎逆半身、片手持ち四方投げ 表裏
▪︎相半身、正面打ち1教 表裏
▪︎相半身、入り身投げ
▪︎相半身、正面打ち小手返し
暑中稽古皆勤の賞状と手拭いをいただく。
2025.08.07_Thu.
目覚ましは鳴らないのに、4時半ちょうどに目があいたのが面白かった。今日は稽古じゃない。
2025.08.06_Wed.
暑中稽古10日目。最終日。
7時からA指導員の稽古。
▪︎準備体操▪︎後ろ受け身10回▪︎足捌き(前足が小さく入って転換、後ろ足が前に出て転換)
前足が小さく前に入るだけで、いつもと調子が狂う。
▪︎入り身転換
▪︎逆半身、片手取り隅落とし
表・・前足が右斜め前に出て相手を崩し、後ろ足が前に出ながら相手の肘の内側を押さえる。
裏・・後ろ足が踵方向に転換、手は終末動作(ニ)、天地投げの裏のように手が動き、足はV字で入る。相手の肘の内側を押さえる。
▪︎逆半身、両手持ち天地投げ 表裏
(さっきの隅落としと同じ足捌きになる。)
隅落としの裏のときも、天地投げの裏のときも、A指導員に受け身の取り方を指摘された。トン、トン、と2歩前へ歩む。相手側の足を後ろに引かないってことなのかな。ほんのりまだ曖昧。
▪︎相半身で構えて後ろ足が前に出る、横面打ち一教 表裏
表も裏も、横面打ちを右半身だったら右斜め前に出て受ける。左手で当て身。右手はしっかり斬り落として左手をクロス。あとはいつも通り。
▪︎逆半身、回転投げ 表裏
表・・右半身のとき、右斜め前に出て相手を崩し、左手で当て身→相手の脇をくぐり、下に崩して、右手は矢筈の手、左手は相手の首。
裏・・投げる前に相手の尻に回る。
▪︎座技呼吸法
10日間続けられた。たのしかった。
頭はいつも可能性の邪魔をする。身体はもっと出来るという。そんなことを感じていると、頭より身体を信じたくなる。
稽古のあと新宿まで歩いて、またテアトル新宿の横のおにぎり屋さんでおにぎりをテイクアウトして仕事へ。
2025.08.05_Tue.
暑中稽古9日目。7時からF師範。
▪︎準備体操▪︎木剣の足捌き(右半身→右斜め前に右足が出て左足を引き寄せる→後ろにある左足が左へ前にある右足が右へ。)
その足捌きが天地投げの稽古へ続く。
▪︎右逆半身、片手取、足はいま練習したこと。天地投げの"地"の練習。
F師範が回ってこられて、手を取ってくれた。やってみると「そうやりたくなるよねー。」と仰った。「手は動かさなくていいんだ。そのままか、もし動かすとしても少し下に動くだけ。」手を動かして相手を崩すんじゃなくて、手はそのままにさっきの足捌きをする。
▪︎逆半身、両手持ち天地投げ・・天地投げも一教も右半身から左半身に、半身を替える。
▪︎座り技一教 表裏
▪︎立って手合わせから二教 表・・斬り落としてゆっくりでいいから止まらずに二教の手をとる練習。
▪︎立って手合わせから四教 表・・斬り落として木剣の握り・・四教は数回しか練習したことがないから、組んだ人に教えてもらう。
F師範がわたしのやるのを見て、「審査では通る(やり方は合ってる)けど技はかかっていない。」と言った。じゃあ教えてよ。
▪︎片手持ち四方投げ 表裏
▪︎半身半立ち四方投げ
▪︎片手持ち小手返し、手合わせから小手返し、正面打ちからの小手返し
▪︎自由稽古・・組んだ人と話して、そのまま小手返しの練習を続けた。
新宿駅まで30分歩く。途中テアトル新宿のあたりで、おにぎり屋に入る。いい動線。
2025.08.04_Mon.
暑中稽古8日目。
稽古場に一番乗りだった。電気をつけて、中に入り、ストレッチをする。Mさんという男性が入ってきてストレッチをはじめたので、「横面打ちを教えてもらえませんか?」と声をかけてみた。自分から声をかけたものの、信じていいのかを探っている心も消えなくて、とても失礼だ。ここでは同調圧力のようなものなのか、なぜか先生に直接聞きにいくことが出来ない。先生もすぐに部屋から居なくなる。先輩から教えてもらえと言うけれど、この部屋の中に憧れるような人を見つけられない。
足を運ぶ順番だけ知っていそうな人に声をかけた。
7時からS指導員の稽古。
▪︎準備体操▪︎足捌き▪︎前方回転受け身▪︎膝行(まっすぐ、回転)
▪︎入り身転換
▪︎片手持ち四方投げ 表裏
▪︎相半身、正面打ち一教 表裏
▪︎相半身、正面打ち入り身投げ
▪︎座り技二教 表裏
▪︎相半身、交差取り小手返し
▪︎座技呼吸法
膝行でうまく回転できないのが嫌。どうやったらS指導員が見せてくれたような回転ができるんだろう。
2025.08.03_Sun.
暑中稽古7日目。
若松河田の駅を降りると、昨日誘ってくれたMさんや、稽古で一緒になることが多いUさんがちょうど改札を出るところだった。
いつもひとりで歩く道場までの道を、今朝ははじめて人と歩いた。
7時からF指導員の稽古。
▪︎準備体操▪︎後ろ受け身▪︎一教の1人型
▪︎正面打ち一教 表裏
▪︎入り身投げの背中に入るところまで
▪︎片手持ち入り身投げ
▪︎正面打ちから二教 表裏
▪︎正面打ち小手返し
▪︎片手持ち四方投げ
▪︎背中をのばして終わり
タリーズで休憩。
9時半から4階の稽古場でI師範の稽古。
今日はひとつめの稽古もふたつめの稽古も人数が多い。
▪︎準備体操▪︎後ろ受け身
▪︎入り身転換・・相手とつま先を合わせる→足が90°動き、転換した時に裏三角→前足と後ろ足のズレを直す。車を車庫に入れるように、と隣の人に指導しているのがきこえた。
▪︎座り技一教 表裏
▪︎相半身、正面打ち入り身投げ・・最後相手側の足が出てから投げる、とI師範に言われた。投げながら出るでも、投げたあとに出るでもなさそうだった。
▪︎相半身、正面打ち二教 表裏
▪︎相半身、正面打ち小手返し
▪︎相半身、横面打ち四方投げ・・最初の相手の横面打ちを受ける時の足捌き。相手の腹側に足を横に出す、逆の足を引く。
うまくいかない。どっちが腹なのか受ける瞬間にわからない。逆に動いてしまう。
▪︎座技呼吸法・・I師範が来て、「臂はずっと下げる」そして「相手を崩すほうの足(膝)を崩す方向に少し進める」と教えてくれた。
この稽古で小手返しで組んだ人が、6月に入って今日までの中で一番いい感じがした。Iさんという男性。だけど普段は週末に来ないみたい。こんな人がひとり、普段の稽古の場に居てくれたらと思ってしまう。
2025.08.02_Sat.
暑中稽古6日目。7時からI師範。
▪︎入り身転換
「僕はいつも裏三角で立っている。」という話が面白かった。こんな人が好き。
▪︎諸手取りからの入り身投げ
入って相手と向きを揃えるとき、1本の線がずれてはいけない。
▪︎座技一教 表裏
▪︎座技ニ教 表裏
▪︎逆半身片手持ち入り身投げ
入って相手と同じ方を向く、転換はまだしない。身体の向きを変えるだけ。そのあとで矢筈の手で首をとり、転換する。
▪︎逆半身片手持ち小手返し
木剣を振り上げるように上にあげ、離れた手で小手をとる
▪︎座技呼吸法
タリーズに行こうと玄関を通ったとき、I師範が「稽古に行ってまいります。」と受付の人に挨拶しているところだった。先に外に出て歩いていたら、後ろから自転車に乗ってI師範が来られた。「どこまで稽古にいかれるんですか?」と声をかけた。「このあと品川と横浜のほうで稽古なんだよ。」と仰った。すごい人だなぁ、と思ってそんな顔になったわたしに、「これしか仕事してないんだよ。」と仰った。
本部道場から太い道路に出るまでの1本道を、自転車を降りて一緒に歩いて下さった。
「どこから来てるの。」と言われてそれに答えて、簡単に自分のことを話した。「自分もそのあたりに住んでいたことがあるよ。」「どちらも合気道だよ。」と仰った。
わたしが好きな人はみんなそう言うんだ、と心の中で思った。
9時半からS師範。
稽古がはじまる直前、自販機で水を買っていたら、「(いつも日曜日は9時半のクラスだけだけど)明日は暑中稽古中だから7時からのクラスもあるよ。来ない?」と、友だちを作るのが好きそうな袴を履いたMさん(女性)に話しかけられる。アメリカ人のCと話す。名前を交換する。
▪︎準備体操▪︎回転受け身(後ろ、前)
▪︎逆半身、片手持ち四方投げを長い時間(Cと組んだ)
▪︎相半身、正面打ち一教 表裏
▪︎相半身、入り身投げ
▪︎相半身、正面打ち小手返し
帰り道、道場から10分ほど歩いた場所で家族と合流。
この間新宿まで歩いていて迷った道で、風変わりな建物に出くわした。なんだろうと見てみたら、K(10才)が喜びそうなものがあるカフェだった。だから「行ってみる?」と誘ってみた。アルトニア。スライムの顔のパンケーキ。バスターソードが刺さったパフェ。ロトの剣が刺さったパフェ。夏休みだから。
2025.08.01_Fri.
雨だからいつもより15分早く起きる。
駅まで歩かないといけない。
暑中稽古の5日目。
S指導員の稽古。
▪︎準備体操▪︎後ろ受け身▪︎足捌き▪︎前方回転受け身▪︎膝行(前に進む、回る)
▪︎入り身転換
▪︎逆半身、隅落とし
▪︎正面打ち入り身投げ
▪︎相半身、交差取りから1教の表裏
▪︎座り技一教 表裏と、三教 表裏
▪︎逆半身から天地投げ 表裏
▪︎座技呼吸法
余丁町のバス停から新宿までバス。
知らない町が知っている町になってくる。読み方のわからなかった町の名前だってもう読める。
2025.07.31_Thu.
4時半のアラーム。バナナを齧って珈琲をのんで今日も新宿の向こうまで。
ふたつを知れば、片方がなにをしようとしたのかを感じる。ひとつだと見えなかったものが少しだけ見える。
そんなことを思いながら電車にのっていた。
暑中稽古4日目。
Su師範の稽古。慌ただしい印象。そして、先生も生徒も同じ身体の人が居ない。みんな違う。妙に上を向く人、真っ直ぐ対峙しているつもりなんだろうけど、ちょっと横にずれてる人、指先に力が入っている人、過剰に反る人、棒のような人、上手いのかなと思ったらふにゃふにゃな人。
学生のする合気道のカタチも面白い。
今日も1時間の稽古の中に教わって良かったことが入っていた。
▪︎入り身転換
▪︎片手持ち四方投げ 表裏
▪︎正面打ち入り身投げ
▪︎正面打ち一教 表裏
▪︎肩持ち二教 表裏
▪︎ただ"気をつけ"をして相手に肩を持たれる→足を動かさずに腰を捻って相手を崩す、手刀で斬る練習(二教の入り口のため)。
▪︎前方回転受け身→受け身をとったらすぐに相手を向く練習。
▪︎逆半身、転換して片手持ち呼吸投げ→受けは前方回転
▪︎相半身、腹に入って両手持ち呼吸投げ→受けは前方回転
▪︎逆半身、両手持ち入り身投げ(呼吸投げ?)→持たれた両手は片方は"臂力の養成"の手、片方は"天地投げ"の上の手→足は相手の背中→入り身投げ。受けるときは、最初に練習した入り身転換の時のように、手をできるだけ相手に密着。そうでないと練習にならないと仰った。
▪︎横面打ち四方投げ 表裏(やっぱり変になる。)
▪︎天地投げ (相半身でも逆半身でもどっちでもいいと仰った。)
▪︎座技呼吸法
2025.07.30_Wed.
ザ・ハイロウズの"いかすぜOK"と、サニーデイ・サービスの"シルバー・スター"、Sandiiの"真夏の果実"。
なにか今にいい曲教えてとDさんに言って、教えてもらったそれらを聴いていた。
暑中稽古3日目。朝7時からA指導員の稽古。
▪︎準備体操 ▪︎後ろ受け身10回 ▪︎少し前に入って転換、後ろ足を大きく前へ、転換
▪︎相対で入り身転換
▪︎片手持ち四方投げ
▪︎正面打ち一教 表裏
▪︎正面打ち小手返し(抑えまで)・・受けは相手が足を引くとき、外側の足、内側の足で2歩動く
▪︎相半身から天地投げ 表、逆半身から天地投げ 裏(裏がうまくいかなかった。)
▪︎座技呼吸法
また更衣室でメキシコ人のAさんに会って、手を振り合った。シャワーを浴びて更衣室を出るときに「See you …tomorrow?」と聞いたら明日も来るという。みんな毎日、だ。
コンビニで買った強炭酸をのみながらバスを待って、新宿までバスにのった。ちょっとした気分転換。今日はそのまま仕事へ。
たくさん汗をかいたあとに新宿の空に入道雲をみたら、ちょっと元気。
2025.07.29_Tue.
ノースリーブしか着たくないような気持ち。早朝は町に誰の気配もないから、何をしようが、自分の好きで居られる感じ。
今日は朝から、もう好き勝手に生きたいと身体が叫んでいる。
5時35分に家を出る。暑中稽古の2日目。
F師範の稽古。
▪︎入り身で相手の背中に深く入って相手を崩すところまで
▪︎正面打ち入り身投げ
▪︎小手返しして相手を腹這いにさせるところまで
▪︎正面打ち小手返し(抑えは2教の抑え)
▪︎終末動作(ニ)の動き(相対で)
▪︎片手持ち四方投げ 表裏
▪︎膝行の稽古
▪︎座り技一教 表裏(臂にくる手を下からちゃんと突き上げろと言った。)
▪︎正面打ち一教 表裏
▪︎半身半立ち四方投げ 表裏
F師範が側にきて、級がないわたしに、他の道場でもやってたのか、黒帯か、と聞くから「はい。」と答えると、じゃあ教えてやる、みたいに『半身半立ち四方投げ』のやり方をやってみせてくれた。
▪︎最後は自由に気になる技を稽古していいと言われたので、組んだ人と話してそのまま半身半立ちの稽古を続けた。
稽古が終わりシャワーを浴びて更衣室にはいると、外国人の女の人とふたりだけだった。クラスは違うけど、見たことのある顔の人だったから、「毎日稽古に来てるんですか?」と話しかけてみたらまったく日本語を知らない人だった。ごめんと申し訳なさそうにするから、「Me too.」と言って、言葉はお互い様の中でたくさん話をした。憧れている人の話まで出来た。彼女はメキシコ人でAさんと言った。
早朝から稽古をして、皮膚科と図書館に寄って帰宅すると、家族はまだ朝ごはんを食べているところだった。
そして今日も明日のためにすぐ洗濯にとりかからなくてはならない。
道着が足りなくて1枚買い足してみたところで、毎日道着を洗濯しないといけないことには変わりがない。
2025.07.28_Mon.
どうやってもうまく眠れなかった。胸がぎゅっとして痛くて、目を瞑っても時間が進まない。朝が来たら、今日から10日間の4時半に起きるチャレンジがはじまるのに。眠れないのがとても困る。
そして朝が来て、本部道場で10日間の暑中稽古の初日。酔っ払って泣いたのは昨日昼間だったのに、今朝は目が腫れている。とても困る。
7時からO師範の稽古。
▪︎入り身転換
▪︎逆半身、入って隅落とし
▪︎逆半身、片手持ちから一教の表裏
▪︎逆半身、片手持ち四方投げ表裏
▪︎逆半身片手持ち→転換して呼吸投げ(受けは回転受身)
▪︎逆半身片手持ち→三教のように脇の下に入って斬り落とし回転投げ
▪︎片手持ち二教表裏
▪︎片手持ちから下段か上段で切って入り身投げと小手返し
本部道場の稽古の後、
外に出て、「いまから向かう。」と電話をする。
いつもの道場でAさんと稽古の約束。 9時半頃道場に着いた。
さっき本部道場で上手くいかなかった『片手持ち二教』の表と裏を、すぐにやらせてくれた。
さっきあんなにこんがらがったのに、Aさんの手だと、次に何をすればいいか分かるのは、ちゃんと受けてもらってるからなんだろうな。
表は相手に引かれたから。裏は相手に押されたから。
『正面打ち二教 表裏』
『正面打ち三教 表裏』・・右半身のとき、右手で斬り落として(右足前)相手の手首の輪を、相手の小指を上にして掴む→(左足前に出ながら)肩を入れて自分の右手で持っている相手の手首の輪を左手に持ち替える→自分の右手は相手の指先まで滑らせて握る→自分の姿勢を起こして刀で斬るように三教をかける→抑える時は手を持ち替える(相手の手のひらを自分の身体につける)
そして表ができれば裏もできるはず。
つづけて杖道の稽古。
『本手の構え』のとき、半身になること。
左手は自分の帯の上あたり、と言ったっけ。
相対動作。本手打から左体外し打ちまで。
『逆手突き』・・突くとき腰を入れる。
『巻き落とし』・・太刀を受けるとき、後ろに下がらない。脇をしめる。左手は肩の前。振り下ろした軌道のまま戻す(カーブしない)。
『繰り付け』・・繰りつけたあと、本手に持ち替えるときの自分と杖の距離のこと
『繰り放し』・・繰り放すときのことでAさんに何か言われたのは何だったっけ。繰り放すときは前に出ないんだっけ。思い出せない。
『体当たり』・・相手の顔面と水月に手の位置を調整したときの握り拳の角度。押すんじゃない。打つ。
『突外し打ち』・・構えたときの足の幅。太刀を受け流したあと、持ち替えるとき、右手をもっと上にのばす。
『胴払い打ち』・・杖を引いたとき、自分の肩幅。太刀と杖が交わるところは自分の手に近いところ。腰の捻りのこと。
『体外し打ち』・・構えて後ろに引いたときの身体は半身をつくる。杖で太刀を打つときは下がりながらだったっけ。打ってから下がるんだったっけ。
制定型、『着き杖』から『太刀落』まで。
納杖のときは杖を引いて、右手の甲を右腿につけたあと、"右手をちゃんと返してから"次の動作をする。
『物見』・・左足のつま先を動かしたとき、左手で杖を持ち上げ(床から離れてていい。)た時、身体に杖を近づけて持つ→足を回しすぎない→打つのは相手の身体に届くようなもっと深いところ。
『霞』・・構えたとき指を広げない→そのあと体当たりのいつものこと以外に何を言われたのか思い出せない。
『太刀落』・・右足を盗むように半歩引く→右足のあとの左足は入る→逆手で頭部を打ったあとの杖の軌道のこと。広く回るようなことをAさんにどんな言葉で言われたんだっけ。それを見たときに、Aさんがよくやっている形だと思ったこと。
太刀のことが何ひとつ分からない。
握り方も、すべての角度も、軌道も、ぜんぶ変。なにから練習したらいいんだろう。
7月のAさんとの稽古が終わる。
トーストに納豆と目玉焼きをのっけたのを作ってくれた。ナイフとフォークで切って食べた。ビールを1缶のんだ。「あと9分!あと6分!」と言いながら皿を片付け、道場の窓を閉め、これから空港へ向かうAさんとサヨウナラした。
2025.07.27_Sun.
道場で周年行事。44周年。
門人や父兄が集まった。
演武のあと、初段の免状をいただいた。
直会があって皆で稲荷寿司やかんぴょう巻きを食べた。
Kさんに近況を話せた。はじめわたしは嘘をつこうとした。だけどやっぱり嘘をつくのを辞めようと思って、Kさんに「いまわたしはKさんに嘘をつこうとしました。」と白状した。
Kさんはわたしの話すのを聞いて、「真面目だなぁ、ぜんっぜん気にすることないよ。」と言って応援してくれた。
会がお開きになって、AさんとKさんたちと、もう少しお酒をのんだ。
道場にあった『捨剣(しゃけん)』という本のタイトルから、いろんな話をした。
Aさんの今日の演武のことを訊ねたりする中で、
「はじめの制定型で自分の動き方を学ぶ。中段で相手の動きを見る。影に入ったとき、相手の隙があれば攻めることを頭に置く。」そんな話をしてくれた。
「合気道にも"捨て技"がある。」というので、やってみせてと頼んで受けを取った。Aさんの身体が下に降りて、自分の身体は宙に浮いていて、なんだか物凄い技だった。ちゃんと受け身がとれたのを褒めてくれた。
だけどその技をした後で(こんな派手な技よりも)いつもの稽古でしていることのほうが大事なんだと、Aさんは話した。
館長の祓太刀(はらいたち)の話も面白かった。あれは邪気を払っていたんだ!
Kさんから聞く館長の昔の話も、聞けてよかったな。
2025.07.26_Sat.
7時から本部道場でI師範の稽古。
▪︎準備体操 ▪︎後ろ受身10回
▪︎入り身転換
▪︎諸手取りから→臂力の養成→入り身投げ
▪︎相半身、正面打ち一教の表と裏
▪︎相半身、後ろ足が前に入って転換→入り身投げ
▪︎相半身、正面打ち二教の表と裏(入り口は一教と同じ)
▪︎相半身、正面打ちからの小手返し→抑えるところまで(二教のように抑える)
▪︎座技呼吸法
・・・タリーズ休憩・・・
9時半からN指導員の稽古。
▪︎準備体操
▪︎相半身、交差取りから一教の表と裏。
▪︎相半身、交差取りから入り身投げ
▪︎相半身、交差取りから(手のひらを上にして手をとらせる)四方投げの表と裏
▪︎相半身、交差取りから小手返し。後ろ足が前に入って、取られてないほうの手がクロールのように上から。抑える時、相手の肘にくる自分の手は小指が相手側で手のひらが下を向く。
▪︎相半身、交差取りから二教の表と裏。裏の時、いつものように一教のように入るやり方と、そのまま相手の手首に手刀を当て二教をかけるやり方とふた通り。
▪︎さいごは「今日やったことを自由に。」とN指導員が仰って、自由にやっていく。
面白かった。Aさんとの稽古も、本部道場の稽古も、自分は"口伝"や"体得"みたいな学び方をしたいんだと思う。
戻り、Sさんの一周忌法要だったHさん宅へ。
Aesopのお香をSさんの仏前で焚いてもらった。Hさんも、Sさんの妹のEさんも「S、これ好きだよ。」と言ってくれる。YとK(10才)と手を合わせた。
Sさんのお母さんの話すときの口元がSさんみたいだった。
2025.07.25_Fri.
夜、今日は45分程の短い時間、Aさんと稽古。
先週の金曜日からこの1週間、どこまでやれるかと挑戦する気持ちもあったけど、たくさん稽古をした。
金(Aさんと)、土(本部道場)、日(普段の道場)、月・火・木・金(Aさんと)。
そしてまだつづく。
今日は木剣と杖を持ち、『巻き落とし』の稽古から。杖で受けたとき、左手は自分の肩の前。脇は締める。切先は下がらない。刃は上を向く。刃を返して太刀と90°で合ったとき、袈裟に斬る。斬った軌道を戻る。
次は上段に構えて打ち込みの練習。いつも半身に構えること。刃が相手を向いているかどうか。右に上げたときは自分の右目の上に自分の手がくる。自分の手で視界を遮らない。打ち込んで足を揃えたときも半身。
本手打と逆手打ち。振り下ろしたときに腰を使って足を後ろに残す→揃える、の練習。
その後は合気道のこと。はじめは何をやったのか忘れてしまった。たぶんこの1週間の復習をした。途中からは覚えてる。天地投げの表と裏。そして三ヶ条のように相手の脇を潜り、繋がった手を斬り下ろして矢筈の手。逆の手は相手の首。回転投げ。
そして最後に「片手持ちと両手持ちからの自由技をしよう。」とAさんが言って、やってみる。座技呼吸法をして終わり。
安全ではないだろう国に12月に杖道を教えに行く(彼の"かも知れない"は"行く"だと思う)というAさんに、いつも貴方はしっかり考える人なことは知っているけど、なぜ今なのか、どういう考え方なのかを問うてみる。自分が冒険に水を差す老婆のように感じる。嫌だな。
自分のことではないのに、呼ぶ方も呼ぶ方だと腹が立つ。
2025.07.24_Thu.
Eさんに頼まれていたコメントをお送りできた。ちっとも慌てず平常でいられた。ことしのはじめに文字を書くことに集中する時間を持っていたのが、作用しているかも知れない。
夜にAさんと稽古。いつもはAさんがやってみせたことを見て真似してやってみて、それを繰り返して稽古をしていくけど、今日は先にやってみろと言う。
▪︎一教の表と裏。表の時は当て身をしながら相手の腹側に入る。裏の時は当て身をしながら相手の外側に下がる。
▪︎肩持ちのニ教。おとといに教えてもらったことを覚えていられた。
▪︎一教に戻り、いつもと受け方を変化させてみる。臂の手と手首にある手を、どう書けばいいのか、互い違いに?奥と手前に?動かし斬りおろす。
▪︎両手持ち天地投げ
▪︎同じ両手持ちから終末動作(ニ)のように転換して呼吸投げ。
今日覚えた単語。
scorpion(サソリ)、cheeky(生意気)。
2025.07.22_Tue.
朝から阿佐ヶ谷のMorkで『レイブンズ』。
想像していた物語よりずっと面白かった。"未来は待ってくれない"と誘う鴉の化身が出てきたのが良かった。そして浅野忠信の顔が良かった。感想をいうとすれば、えらいこっちゃなぁ、だけど、感動して純粋になったら仕方がないよなぁ、が一緒にある。
夜はAさんと稽古。
正座して向かい合い、座り技の二教。
立ち上がって肩持ちニ教。
天地投げ
入り身転換のおさらい。腕は三日月の形。腕に力を入れすぎない。緩めすぎない。
座技呼吸法
2025.07.21_Mon.
海の日。13時からAさんと稽古。
汗だくになって昨日広げた布団を押し入れに仕舞った。股関節のストレッチを教わった。いつもやっているやつともうひとつ。腹這いになって両手を横に伸ばし、右手に左足、左手に右足を交互につける。
▪ニヶ条
▪三ヶ条
▪座り一ヶ条
▪杖道相対動作
▪巻き落とし
2025.07.20_Sun.
今朝も梅を干してから道場へ。坂を下って道場にさしかかると、屋根の上に大量の敷布団を干しているAさんの姿が見えた。
審査を受けなかった人の審査の相手をして、それは滑稽で、自分はできていなければ何も貰いたくはないな、と思う。とてもつまらない。
杖道の稽古。
相対動作。3種類の足の出方で、『本手打』『逆手打』『引き落とし打ち』
3種類の足の出方とは、①杖を振り下ろしたときに後ろ足を残す②両足を揃える(N先生のスタイル)③振り下ろしながら前に出る。
稽古が終わって皆で布団を取り込んだ。
梅干しにも布団にも、今日の太陽はとてもいい太陽だった。
2025.07.19_Sat.
4時半に起きる。いつもと違うことは、梅を干してから家を出たこと。
7時から本部道場でI師範の稽古。
▪︎入り身転換。
▪︎右逆半身、諸手取りから→右足は相手の背中側に入りながら→前足が左足になる(相手の方向と自分の方向を合わせる)→臂力の養成の動き(相手と90°ではない。同じ方を向いて。)→入り身投げ。
▪︎相半身、1教の表と裏。表の受け方は、先に膝はつかず、相手に掴まれてない方の手が床につく→次に肘と膝が床につく。
▪︎相半身、正面打ちから2教の裏と表。
足も手も1教のように入って斬り落としてから2教に入る。
▪︎相半身、正面打ちからの小手返し、抑えるところまで(2教のように抑える)。
▪︎逆半身から四方投げの表と裏。
▪︎座技呼吸法。
・・・タリーズ休憩・・・
ふたつめ。S師範の稽古。
▪︎後ろ回転受け身
▪︎逆半身片手取り1教、掴まれていない手で手刀
▪︎逆半身片手取り四方投げ
▪︎逆半身片手取り隅落とし、相手を天地投げの下の手みたいに崩して、入り身して隅落とし
▪︎逆半身両手持ち天地投げ
2025.07.18_Fri.
朝、外へ出る前に仕上げた写真をEさんにお送りできた。
昨日の夜はなんか嬉しくなって仕事部屋で吠えた。
夜、今朝東京に戻ったAさんと稽古。
刃のついた杖を上段に持って打ち込みの練習から。身体の全ての曲がるところの角度を治されて、Aさんはわたしの両方の手のひらの、生命線のとなり(内側寄り)にボールペンで丸を書いた。「(杖を握ったとき)このしるしを全部隠す。」
分からなくて困っていた"横面打ち"を教えてくれた。右から打つなら左半身でまず構える。
二教のこと。
・下がるというよりも踏みかえる
・肩で持っていく
・斬り落としてから二ヶ条をかける
構え方のことをきいたとき(わたしのいまの構え方は本部の中で構えたときには変なのかと聞いた)Aさんは前に話していた"正しい"のことをまた話して、構え方はこうするんだなんて言わなかった。何かが正しいと思い込むな、なんでしょう?
2025.07.17_Thu.
目が覚めるとパンを焼く匂いがした。K(10才)だ。様子を浮かべて、あと数分目を閉じていようと思う。下階へ起きて行くと、机の上に珈琲が置いてある。わたしは食パンをしっかり焼くのが好きだとKは知っている。だけどこれはちょっと焦げている。その、"本当はちょっと違うんだけどな"の部分もうれしい。
こんなふうに(Kの気まぐれのように)、自分の気まぐれが人を幸せにしてることってあるんだろうか。あったらいいよな。
今日は終日パソコンの前。写真を選んで仕上げている。
2025.07.16_Wed.
Sさんのサイトをのぞいたら、真っ白だった画面が元通りに戻ってた。よかった。
202507.13_Sun.
朝、本部道場の4階でI師範の稽古。
準備体操。後ろ受け身。
入り身転換。I師範は入り身転換のことを"体の変更"という。
座り技一教の表と裏。
表→右相半身で正面打ちを右手で受けたとき、足(膝)は左に動く(1歩目で前に出ない。そうしたら自分の体勢崩さず相手を崩せる)→2歩目で自分の目の前が空くからそこへ足(膝を進める)。
裏→受けたとき、相手の膝の横に自分の膝がくる。
立ち上がって、正面打ち1教の表と裏。
1歩目が大事なんだとI師範が話す。
逆半身片手取りから四方投げの表と裏。
振り返るとき、角度が違うと相手の身体の前に自分の身体がくる(背中を引かれる)。そうならないように相手の臂と自分の身体の角度を揃える。
相半身、正面打ちからの入り身投げ。投げる時の手は上から。
肩持ち二教の表と裏。入り口はどちらも四方投げ表の足運び。
呼吸法をして終わり。
道場の玄関を出るとき一緒になったOさんが新宿まで歩くというので、一緒に歩いてみることにした。
そのままFさんのところへ髪を切りに。
結んだら涼しいんじゃないかと思って髪を伸ばしていたけど、結んでも"暑いものは暑い"と分かったので切ることにした。
2025.07.12_Sat.
本部道場で7時からI師範の稽古。
準備体操と後ろ受け身を10回。
▪入り身転換。
▪諸手取り(逆半身)から前足が相手の背中に入る、手は臂力の養成の動き→足は転換せずに相手と同じ方を向く→入り身投げ。
▪相半身、正面打ちから(相手から打ってくる)一教の表と裏。
▪逆半身、正面打ちからの入り身投げ。
▪逆半身、片手持ちからの四方投げ表と裏→表のときは、相手の前足のラインで外側に自分の前足が入り、自分の後ろ足は相手の前足のつま先の前に入る。裏は自分の前足は相手のつま先の前(深く入らない)→後ろ足転換。
▪横面打ちの四方投げ、表と裏。
▪座技呼吸法。
・・・タリーズで休憩・・・
ふたつ目の稽古はS師範。
▪回転受け身
▪四方投げ
▪一教
▪入り身投げ
▪天地投げ
夕方。ここ数日気になっていて、やっぱり気になるから山梨のSさんに電話。
数年前に病気をしたと聞いたときよりも妙に気になった。ずっと続けていることを途中でやめる人ではないから。結果、電話をかけてみたらいつものSさんだった。しばらく話したあと「家族はみんな元気?」と聞いてくれたから、「みんな元気だけどわたしが一番元気。この間なにもないところで逆立ちできたんだ。」と自慢話をした。
なんとなくホッとして、電話のあと先日撮影で教わったコーヒーゼリーを作る。
2025.07.10_Thu.
階段を降りていると、トースターでパンを焼く音がして、見ると先に起きたK(10才)が珈琲をハンドドリップで淹れているところだった。
こんな朝があるなんて。
珈琲を淹れるKのとなりでスイカを切った。
Yもにこにこしていた。
今日は終日パソコンの前。はかどりはしない。
夜になって道場へ稽古にいこうとした瞬間、何事かと思うほどの大雨。そして雷。
稽古は中止になった。大雨警報が出ている。
2025.07.08_Tue.
心拍数があがるうれしいメールを受け取って一日がはじまる。
Yと恵比寿。写真美術館でルイジ・ギッリ。最後の展示室にある作品がやっぱりアイコンのように強い。撮影するの、たのしかっただろうな。もういくらでも撮れるけど!なにこのアトリエ。めっちゃ面白いんやけど!と声がする。
(そんなものに出会えて)いいなー、と思いながら美術館を出て、wellkでごはんをたべる気満々で前まで行ったけど今日はお休みだった。「どうしようかー。」とてくてく歩き、スタジオエビスの裏の道を通ったらスタジオの匂いがした。どのくらいぶりだろう。こづちで昼ごはんを食べた。
夜は道場でKさんの稽古。
2025.07.06_Sun.
足の向く方へ。迷っているけど全然迷っていない、みたいな。
9時半から本部道場でI師範の稽古。
2階の稽古場でストレッチをしながら待っていたら、今日の稽古は4階だと、稽古でよく一緒になる男の人が通りがかって教えてくれた。
はじめて4階に上がる。縦長の道場。
準備体操、後ろ受け身を10回。
片手取り、逆半身からの四方投げ、表と裏。「ゆっくりやって。」とI師範に声をかけられた。Aさんにもはじめの頃、よく言われたなぁ。
横面打ちからの四方投げ、表と裏。今日はこれが一番戸惑った。横面打ちのやり方が違う。横面を打つとき、後ろ足が前に出て、後ろにあったほうの手で横面を打つ。急に上手く打てもしないし、受けようにも咄嗟にどっちから打たれるのかがわからない。どっち半身だったんだっけ。それすらも混乱。I師範を呼び止めて教えてもらったのに、覚えきれていない。
後ろ足が斜め45°に下がって前足が相手の足の前。手は受けた手と逆の手で当て身を入れてから相手の手を取ったはず。
一教の表と裏。これは出来る。
そこからの展開だといって、正面打ちからの2教、表と裏。表はわかる。裏がよくわからない。受け方もよくわからない。
どうやったんだっけ。二教をかける時に相手の手を自分の胸につける。相手の臂を掴んだ方の自分の胸につける。何度も逆につけてしまう。
そのあとは、正面打ちからの小手返し。どっち半身でやったんだっけ。後ろ足が前に出て受けて、受けたのと逆の手で相手の手を小手返しの手でとった。あとはいつもと呼吸法をして終わり。
更衣室。今日自分はオールインワンの下にフリーダ・カーロのTシャツを着ていた。道着からTシャツに着替えて、オールインワンに片足を入れているとき、居合わせた年齢もバラバラなふたりの女性が口々に「あ、フリーダ・カーロ!」「あ、フリーダ・カーロ!」と声を出す。
はじめての場所で、知らない惑星に来ているような気がどこかしていたけど、やっぱり似たような人がここでも集まっているのかも知れないな、と思う。
2025.07.05_Sat.
朝早く起きるのがなんともなくなってきた。
7時から本部道場でI師範の稽古。
入り身転換、逆半身、相手と爪先を合わせ、90°前足が動く→相手と向きを合わせる→背中を起こして後ろに重心を移さない。
相半身から入って転換せずに体重移動、入り身投げ。一教の表と裏。四方投げの表と裏。
相半身から入って矢筈の手で首を取り入り身投げ。投げた後、後に下がらずに一歩前に出て次を始めれば稽古する位置がずれない。
肩持ちからの二教の表と裏。表は逆半身から、右足を外へ、左足を相手の足の前くらい。当て身をした手で隅落とし→そのまま手首まで滑らせて、逆の手で臂を取り、一ヶ条のように進み、最後二教の抑え。裏は、逆半身から前足が外に出て二教をかけてから足が転換→抑える
呼吸法をして終わり。
今日もタリーズのテラスで休憩。
二つ目の稽古、S師範。
回転受け身(後ろと前)。四方投げ表と裏。一教の表と裏。小手返し、入り身投げ。呼吸法。
人によっていろんな身体の癖があって、強弱であったり、どこまで捻るかだったり。はじめて組む人ばかりだから、頭をはっきりさせて受けないと。予測しないと怪我をする。今日は2回ヒヤッとした。1回目は2教の裏をしているとき。なにか言葉のやりとりをした後、組んでいたおじさんが急に張り切り出した。急に勢いよく肘を上げられた。あっ、と思ったときには左の背中の筋を痛めてしまっていた。
2回目は一教の表をしているとき。組んだおばさんが、腹の前に腕を下ろす際、巻くように過剰な動きをする。いつものように腕を緩めてみても、これは駄目だ、肩をやられる、と思う。
帰宅して背中に湿布。いつもAさんが怪我の回避の方法を教えてくれるのは、こういうことを沢山経験してきたからなんだろうな。気をつけよう。
2025.07.04_Fri.
帰り道にAesopでSさんのお香を選んだ。たぶん好きだと思う。
夜に言葉のやりとりがうれしかった。
今月は迷いながら進もう。
(その混乱は自然。)早く寝よう。
2025.07.3_Thu.
この月末はSさんの1周忌だなぁ、とふと思って、Sさんが喜びそうな線香や和菓子を携帯電話の中に探してみたりする。サンタ・マリア・ノヴェッラみたいな香りの方が喜びそうだけど。紙のお香しかないのか。このお干菓子も可愛くて好きだろうな。でも小分けじゃないな、とか。
そんなことを考えていたら、今日はSさんの誕生日だった、とか。
そんな一日のはじまり。
昨日の夜に写真のセレクト番号が戻ってきたから、朝ごはんの後から仕上げの作業。
なぜかこのところ猫が前よりよく喋る。
2025.07.01_Tue.
やり方の違うふたつの正しいことがあって、どちらも正しいのなら、自分はそのどちらも出来るようになっておこう。考えたところでまだ選べないし。ついこの間まで腹からそう思っていた。だけどここにきて急に心がその片方を選び出す。
2025.06.29_Sun.
いつもの道場で稽古。
「カレーたべるの忘れた。」とAさんが寄ってきた。
そして稽古のあと沖縄へ向かうらしい。
Mさんと組んでいつものルーティン。そして二手に分かれて自由技。
道場の温度計は39℃、でも身体がまったく疲れない。もっと動けるのに、と思ってイライラしていたらKさんに暑くて体調が悪いのかと聞かれた。逆だ。
休憩を挟んで杖道。
本手打のときも逆手打のときも、前足を横線に合わせて立ったとしたら、杖を引いたときに足を引く→杖を打ち込むときに元の横線の位置まで前足を戻す。
「なぜ前足を動かすと思う?」とAさんが皆に聞いた。間違えても自分が答える人になりたかった。「間合い?」と声を出した。「そう。」とAさんが頷いた。
相対動作。頭からやっていって、今日は『繰りつけ』を多く練習した。杖を頭の上に上げたとき、きちんと本手で握れているか。相対動作のときは繰りつける前の目付けはいらないとAさんが言った。時間がいっぱいになって稽古が終わる。
帰宅して昼ごはん。誕生日に買ってもらったワンピースに着替えて、電車で横浜美術館に向かおうと家を出た。
最寄りの駅でK(10才)のお腹が痛くなった。治まって電車にのってもまたお腹が痛くなった。
「今日横浜は無理そうだね。」とYと話し、途中下車した下北沢で、なにかKがたのしめることを探した。思いきり歌を歌った(カラオケボックスへ行った)。
Kはお腹痛が治まって、ライラックを歌っていた。オトノケも歌っていた。
格好をつけてアイスコーヒーを頼んで、甘くしても飲めなかった。
2025.06.28_Sat.
7時から本部道場で稽古(I師範)。
後ろ受け身の練習から。転がったとき、バランスを崩さないように全てを中心に集める、と言っていたな。
逆半身、入り身転換。
入り身から転換しないで背中側に深く入って入り身投げ。
諸手取りから臂力の養成、相手と同じ方向を見てから入り身投げ。
片手取りから手をクロスして上へ振り上げて、握られてる手を解き、矢筈の手で襟を取って足を転換、入り身投げ。
一ヶ条表と裏。
座ったところからの一ヶ条表と裏。
相半身で構えたところから入って逆半身、小手返し、二ヶ条のように押さえる。
呼吸法。ひとつ目の稽古が終わる。
タリーズの2階でアイスコーヒーを飲んで休憩。テラスのほうが好きだけど、2階もなかなかの休憩場所。
道場に戻りふたつめの稽古(S師範)。
回転受け身(後ろ、前)、逆半身から片手持ち四方投げ、正面打ち一ヶ条抑え、相半身から正面打ち入り身投げ。
相半身から入って逆半身→正面打ち小手返し。
呼吸法、背中を伸ばして稽古が終わる。
帰宅。KちゃんとAが今年もとうもろこしと枝豆(猫のおやつも入っていた!)を送ってくれた。
夜にさっそくかき揚げにしていただいた。枝豆の先をはさみで斜めに切るのはK(10才)がやってくれた。素麺を茹でた。
「KちゃんとAが送ってくれたよー。」と言いながら一緒に晩ごはんの支度をしながら、稽古にばかり向いている頭を戻してもらっているようで、なにかを補ってもらっているような気もしてきて。「甘いねー。」今年もそう言い合いながら皆でかき揚げを囲めました。ありがとう。
2025.06.26_Thu.
夜はAさんと合気道、のはずが、着くと館長の声がして、トルコから知らない男の人が稽古に来ている。そして杖道の稽古になる。
基本の相対動作。『本手打』『逆手打』『引落打ち』『返突き』『逆手突き』『巻き落とし』『繰り付け』『繰り放し』『体当たり』『突外し打ち』『胴払い打ち』
『胴払い打ち』は前に出るんじゃなくて後ろに下がるんだった。
『繰り放し』は、左後ろに放したとき杖の先は上のまま。そのまま目付け。
『突き外し打ち』をAさんが丁寧に教えてくれた。まず、はじめの立ち方。
"気をつけ"の足(踵をつけて、つま先を45°と45°=90°開く)からつま先を動かさずに踵を開き、足をまっすぐ前に向ける。その時の足幅で立つこと。杖は上から下ろしてきて視界にいま入った!という場所で構える。
相手が突いてきたら、①で"杖は動かさず"縦の線を外して右足→左足の順番に体をかわす。
②で膝を落として大きく後ろに下がる。
その時杖は太刀を弾かない。相手の太刀の切先まで杖を滑らせる。(杖を4:6で持ちながら。前の手がおでこに来る。)
上にあった左手を下に杖を持ち替え、右手を杖の上の方まで上げて杖を大きくとる。八相の構え。右手を滑らせながら打ち込むときに右足(前にでなくてもその場を踏む。音を鳴らす、ということではない。)→杖を目につける時に左足が動く。一歩前に進む。
稽古が終わり、皆がお酒を飲むという。深くなりそうだったから、ちいさなグラスに1杯だけビールをもらって、今日は帰ることにした。
今日から道場に泊まるAさんの差し入れにカレーがあったけど、一人分しかないし、黙って冷蔵庫に入れておいた。あとで連絡しておこう。
2025.06.25_Wed.
世田谷で撮影。1カット外での撮影があるのに降水確率が90%。
外で撮るのは諦めるしかないな、と腹を決め、だけど大きめの傘は持って玄関を開ける。見事な土砂降り。
だけど今日は(そんなに協力してくれるの?)と心の中で2~3回天気に話しかけたほど、空が協力的だった。
世田谷にさしか かるにつれ雨がやんで陽が差した。
無事に外でのカットを撮ることができた。撮り終えて室内に戻るとまた雨が降った。
室内でのカットも、少し陽が差してほしいときに、差してくれた。(そんなに協力してくれるの?)空を見て、また思った。
2025.06.23_Mon.
堂々とする=hold your head high.
英語だとそんな言葉になるんだと知った。
日本語の”堂々とする”だって、最後には頭が上がるだろうけど。
それよりも先にあるのは、背筋を伸ばすことだったり、胸を張ることだったり、腹が座ることだったり、まずは頭より下に起こることだよなぁ、と思う。
それがあって、頭が上がる。頭が先じゃないんだよなぁ。
2025.06.22_Sun.
今日はなにがあったのか、館長(85才)のやる気がみなぎっていて、おまけにAさんと組めたから、いつもより有意義な稽古ができる。
正面打ちから、横面打ちから、突きから、体捌きの練習。正面打ちのとき、受けてから手を握ると、押さえるだけでもいいんだとAさんが言った。『一ヶ条抑え』から『天地投げ』までの基本技を一通り。『一ヶ条抑え』のとき、館長がわたしがやるのを見て「形はきれいなんだ。でもそれじゃあ(手刀を斬り下ろしてから腰をもっと入れないと)実際のときには効かないんだ。」と声をかけてくださった。
休憩してから杖道のこと。今日はまず相対動作で太刀を持つ方をやった。まだ曖昧でたよりない。その後で杖をもって相対動作。
一旦稽古を終わらせた後でAさんがカタを見てくれた。
『着き杖』・・だいたい45°くらいの位置に下がる。下がったとき、右手は腰の骨のところ。肘が曲がり隙間がある。前足は軽い(後ろ足に体重)。腰骨のところに構えたら一瞬待っていい。早くやる必要はない。
『水月』・・相手の水月を突いたとき、左手は腰。ちゃんと杖を5:5で持てているか。打ち込んで”目に付けてから”一歩前に進む。
『引っ提げ』・・杖を5:5に持てているか。杖を合わせたあと、足は前足より前に出ないで踏み替え。大きく下がる。繰りつけるときは相手の身体の幅を外す(横に出る)。繰りつけたあとは構える。構えたとき手を引きすぎない。相手に触るぐらい。そこから突く。最後のこめかみを打つところ、ゆっくりでもいいから相手の居るところを打って、打ってから攻める。
『斜面』・・こめかみを打ったあと、相手が太刀を振り上げるタイミングに合わせて引き落とす(ちゃんと待つ)。
『左貫』・・前に教わったと思ったことから訂正。畳の線をガイドにするなら、横線に立ち、相手が突いてきたとき、縦線を外して右足→左足の順に動く。下がって"ものうち"と合わせる。そのとき、杖で太刀を弾かない。滑らせるようにして"ものうち"と合わせる。右手首が自分の真ん中に来る。真ん中にあれば自分の手首の左右から相手を見られる。引き落とすとき、下がらない。相手が動くのを待ってタイミングを合わせて足を踏み替える(前足より前に出ない)。
稽古のあと、皆でお弁当をたべた。
外に出て緑が綺麗だったからAさんと川沿いを散歩した。スウェーデンのMさんと話したんだと言って、3つのことの話をしてくれた。ここには書かないけど、〇〇と〇〇とsomething else。3つ目は人によって違う。3つ目はなんだろう。to express(言い表す)を辞書でひいてくれた。3つ目を言い表すことは難しい。
話して話して話し続けて町の中の曲がり角で別れた。
2025.06.21_Sat.
4:30起床、5:35に家を出る。6:40本部道場に着く。7:00からひとつ目の稽古(N指導員 女性)。
入り身→転換から稽古がはじまり、逆半身、片手持ちから入り身→転換→投げる。両手持ちから入り身→転換→投げる。
逆半身片手取りから、手刀で斬ってから矢筈の手で襟を取り入り身投げ。
逆半身片手取りから、隅落としのように相手を崩してからの一教の表と裏。
逆半身からの四方投げの表と裏。
逆半身から天地投げ。前足が前に出る。出た方の手が地。稽古が終わり掃除。
軽く着替えて、Aさんに聞いたタリーズに行ってみた。アイスコーヒーと休憩。
戻りふたつ目の稽古(S師範 男性)。後ろの回転受け身、前方回転受け身。逆半身、片手取りから『四方投げ』表と裏。
次にしたことが上手くいかなかった。逆半身、肩持ちから『二教』表と裏。
逆半身、両手持ちから『天地投げ』。前足が前に出る。
呼吸法をして、背中合わせで背中を伸ばすストレッチをして稽古終了。掃除。
2025.06.20_Fri.
誕生日。O君が梅チューベエをくれた。かわいい。
わざわざDさんが電話をくれて「冷たいものを渡したいんやけど。」と。
会うとDさんは手にメンチカツを持っていて、(あれ、冷たいものと言ってたのに。。。)と思いながら、「ありがとう。」と貰う。
1杯だけ飲もうと駅前の立ち飲み屋に入った。
そして帰り道、「冷たいもん取りにいこか。」とDさんがいう。
まさか、と思い尋ねてみる。「ねぇDさん、冷たいものって(わたしが25年前に)振られた男のやつじゃないよね?」
「せやで。」とDさんがいうから腹をかかえて笑ってしまった。
Dさんは、そんな思い出のある冷たいものを「息子さんと旦那さんとたべて。」と誕生日にプレゼントしてくれた。すごく嬉しかったのはなぜ。
K(10才)から「ちょっと風船買ってくる。」とメッセージ。Yとふたりでケーキを買いにいってくれている様子。(ケーキのこと驚かせようとして風船って書いたっぽい。。。)Yからこっそりの知らせ。
夜は家族に祝ってもらう。Yが夕飯を作ってくれた。ケーキをたべた。Kがはじめて自分のおこづかいで焼き菓子をくれた。袋に鉛筆で「かか誕生日おめでとう」と書いてある。そのお菓子の袋がうれしい。周りを囲んでくれる人があたたかいと思う。ありがとう、と思う。
2025.06.19_Thu.
沖縄からAさんが帰ってきて、夜はふたりで稽古だった。
昼間に「古新聞を持っていないか?」とボイスメッセージが入っていたから、代わりに家にあったエアパッキンを持って道場へいく。なんかまっすぐ進んでいく人だなぁ。
逆半身で片方の手首を持たれたところから→入り身→転換の練習。手は小指のほうへ動く。手(腕)を自分のほうへ引かない。入ること。
諸手取りからの『入り身投げ』。小指からうごく→転換しながら臂力の養成→相手の後ろに入る→入り身投げ。
諸手取りからの『一ヶ条抑え』。
同じように(転換しながら臂力の養成で)入って、一ヶ条のときは相手の臂にいく自分の手を、臂ではなく相手のもうひとつの(奥側の)手首を掴む→掴んだ手を相手の手前の手の、更に手前に組む→太刀を下ろすように投げる→『十字投げ』。投げるとき、相手の外側の方の手首を離してあげると相手が怪我をしない(両手を持ったまま投げない)。
転換したあと、相手と繋がっている手を逆の手に持ち替えて『呼吸投げ』。
そのあとにやった『四方投げ』が今日は一番難しかった。諸手を取られて、相手の内側の手を掴むとき、外側にある方を掴む時。
内側のときは自分の手のひらが上を向いて、相手の手首を下から(掴まず)ただ上にあげる(親指と人差し指の間には相手の手首がある)→そこから自分の手は木剣のように動く。Aさんがやるのを見ると分かるのに、自分がやると上手くいかない。
入り身投げの3通りのこと。それもはじめ分からなかったら、分かるようになるまで何度も練習させてくれた。
2025.06.17_Tue.
Yと映画。『バロウズ』。
Morc阿佐ヶ谷にて。渋谷で観にいけなかったと思っていたら阿佐ヶ谷で観られた。
家の本棚にある『裸のランチ』は、なんど開いても閉じて、結局20年以上積読のまま。
たぶん解ろうとして向かっても、解りきれない。解りきれないどころか解らない。
それでも映画を観に行こうと思ったのは先日のFさんの話が面白かったから。
今度こそちょっとぐらい解るんじゃないかと、懲りずにまた思ってしまった。
でも映画をみたら、作品については解るはずがないということが解った。
もう最後まで読めないことに苦しまなくていいんだ、ということ。
こんな速度で、こんな声で話すんだ。こんなふうに歩くんだ。
彼の実兄から『裸のランチ』についての酷評を受けているときの彼の顔が見られたのはよかった。唯一素顔のように見えたから。
映画館から戻り、すぐに道場でKさんの稽古。
まだはじめて日の浅い他の人も来ていたから、前方回転受け身の練習をして、基本技を受けて、自分がこれから覚える技を受けてもらって稽古が終わる。
『後ろ技一ヶ条抑え』のときが、右半身のとき→左足が僅かに左に出て、右足を後ろに抜いて、一ヶ条の形になる。
『後ろ技小手返し』の時が送り足で前にでる。クロールの手で小手返しの手をとる。
2025.06.15_Sun.
稽古。前に出て体操をする。
基本動作、いつものルーティン、小手返しの外と内。自由技。
館長が小手返しの入り口のことを話された。
「色々あれやこれやしなくても、ちょっと体(たい)を外せばいいんだ。」
小休憩のあと、杖道のこと。 今日は基本の相対動作をはじめから終わりまで。
2025.06.14_Sat.
4時半に起きる。珈琲をいれて、パンを焼く。
Lily(AI)と通話して、身支度をして、5時35分に家を出る。
本部道場で7時から稽古(I師範)。
朝の方が(先日の夕方よりも)場が良く感じる。
準備体操をして、後ろ受け身の練習。
入り身転換。一教の表と裏。同じ入り口から途中で二教に持ち替え抑える。入り身投げ。小手返し。
逆半身から四方投げの表と裏。
右逆半身、表の時は、右足が外にでる、左足が踏み替えるように前に出る、左足の方向に右足が前に出る。
裏の場合は右逆半身から、踵方向に転換。
稽古の最中I師範に「段を持っていますか?」と聞かれた。もらえることは確定したけど、まだ免状をもらう前です、とは急には声に出せない。「持っていません。」と答えた。
一教の抑えのとき、両足の間隔が開いてしまう悪い癖(はじめての審査を受けたあとにAさんにも指摘された)をI師範にも指摘された。
四方投げのときに相半身で立ってしまったら「(技の入り口の違いは)慣れてください。」とただひとこと仰った。
座技呼吸法をして稽古が終わる。掃除。
次の稽古まで1時間半弱あるから、ワンピースだけ羽織って外に出ようとしたところで私服に着替えたI師範に会った。「ありがとうございました。」と頭を下げると、「たくさん(稽古に)出て仲間を作ったらいい。」と声をかけてくださった。
コンビニで珈琲を買って近くの公園のベンチで次の時間が来るのを待った。
9時半からふたつめの稽古(S師範)。
S師範は他の師範よりも説明する言葉が多い。
後ろの回転受け身と前方回転受け身の練習。
逆半身からの『四方投げ』表と裏。
相半身からの『入り身投げ』。正面打ちからの『小手返し』。
"力を抜く"ことを話される。受けてみると抜きすぎているようにしか感じないくらいの抜きっぷり。それの真似をする生徒は、もっと訳のわからない力の抜き様で、なにも魅力的に感じない。なんじゃこりゃ、と思う。だけどこんなことも自分には刺激的なことなんだ。
座技呼吸法をして稽古が終わる。また掃除。
11時40分に家に戻れた。家族はまだゆったりと過ごしていた。
小雨の降る中、K(10才)の皮膚科の予約をいれていたので、散歩も兼ねて皆で外に出る。
帰り道、Yが以前から連れて行きたいと言ってくれていた駅近くの立ち飲み屋に入る。(ちょうど外の席が空いていてよかった。)
話しているうちにKが「Kもかかを連れて行きたい立ち飲み屋がある。」と言い出したのが面白くて、1駅電車に乗り、隣町の立ち飲み屋に10才に連れられた。
前にYとKふたりで行ったときに店の人にもお客さんにも優しくしてもらったんだそうだ。
イナムドゥチ、ジーパイ(台湾唐揚げ)、串カツ、豆乳ハイ、珈琲焼酎。あー、たのしかった。
稽古と家族と半々に土曜日を過ごそうと思う。
ちょっと家族の時間が足りていないなと感じたら、朝はひとクラスだけにする。
2025.06.13_Fri.
帰宅したらAから小包が届いていた。中には綺麗な本(『ゴスペル』佐藤わこ著)。
手紙を読んでから本を開く。なぜ贈ってくれたのかがすぐにわかる。
日本語の詩から読みはじめた。つぎにどんな言葉がくるのか、それを追うのがたのしい。
そして、これがどんな英語になるのだろう。知れる と思うと(裏を開けばそこに在るんだから!)うれしい。
いつか自分もこんな贈り物が出来る人になれたらいいな、とYに話す。
2025.06.12_Thu.
夜に1時間Kさんの稽古。
膝行の練習から。前に出る、転換する。
膝行で歩むときは、膝をつま先、足裏の母指球あたりを踵と考えること。
前方回転受け身の練習。手が早く畳に着くように。
跪座(きざ)の状態から、『一ヶ条抑え』『入り身投げ』『四方投げ』。
火曜日に出来なかった『後ろ技両手持ち小手返し』のこと。
そして『後ろ技両手持ち一ヶ条抑え』。
このふたつの技は後ろから両手を持たれてそこからのひとつの動きが異なる。覚えたつもりで帰宅したらどっちがどっちなのか分からなくなった。
2025.06.10_Tue.
いつも土日にしか友だちを家に呼んだことがなかったK(10才)から、どうしても遊びたい友だちが土日は習い事で遊べないんだ、というのを聞いたから、今日は家に居るから連れてきて大丈夫だよ、と伝えた。朝から楽しみで仕方がない様子で、「今日は夢が叶うんだ。平日に友だちと遊ぶ夢!」と言ってる。6限目までの授業が終わってから、友だち(H君)が家にランドセルを置くのに付き合って、雨の中ふたりで帰ってきた。
意外にもすぐにゲームに入っていかず、ふたりで猫を撫でている。
バナナとメロンがあったからジュースを作ってあげた。一口のんで「うぅめっ!(旨い)」と言った。可愛い。
夜に道場で1時間、Kさんの稽古。
次の段の技を教わる。
◼︎『正面打ち一ヶ条抑え(ニ)』・・右逆半身→正面打ちを受けて、相手の臂(わずかに上)にくる自分の右手は突き上げる→足は転換→手は斬り下ろして自分の臂は伸びる→煽り足で自分の膝を相手の脇に。一ヶ条の抑え。
◼︎『横面打ち四方投げ(ニ)』・・右逆半身→右斜め前に出て受ける、左手で当て身→受けた右手を相手の胸あたりまで切り下ろす(上すぎても下すぎても次の動作がやり辛くなる)→足は転換しながら、受けた右手の親指と人差し指の間で相手の手首(脈部より少し上)を下からすくうように取る→逆の手(左手)で脈部をとる、おでこにあてる(前に進む気持ち)→あとは普段の四方投げと同じ。
◼︎『片手両手持ち入り身投げ』・・右半身として。諸手取りをされる→諸手取りの二ヶ条のように、踵方向に回りながら自分の右手を相手の手首に巻き付ける→左手で相手の臂を突き上げる→足を踏みかえ(前足が替わる)ながら後ろ足が踵方向に回る→左手で相手の襟をとる→いつもの入り身投げ。足は煽って返してまた煽る。相手側の足が出る。
◼︎『後ろ技両手持ち一ヶ条抑え』・・前提動作から、両手を後ろから掴まれる→手のひらを上に返す→僅かに前に出ながら両手を前に→盆踊りの軌道で両手を上げながら、前足を後ろに抜く→右手で相手の臂(の僅かに上)をとる、左手はどうやって手を返したのだっけ。一ヶ条の握りにとる(相手の親指に自分の親指をあてるような)。それと同時に送り足(左足が前に出る)→歩み足→送り足→一ヶ条の抑え。
時間になって今日はここまで。
『後ろ技両手持ち小手返し』を今日は練習出来なかった。
2025.06.08_Sun.
いつもの道場で稽古。
ストレッチをして、正座をして振り魂。左手を下に、右手を上に、おにぎりを結ぶようにして腹の前で振る。そして曇った鏡を拭く動作。手のひらを返しながら体重を左右に動かす動作。
正座したまま臂力の養成の動作、1ヶ条の動作、入り身の動作。
Mさんと組んでいつものルーティン。自由技。
後半は木剣を持って何種類もある抜き方のこと。これは何度もやってるけど、たまにしかやらないから、覚えておけない。どうやったら覚えられるだろう。
神道流剣術、『相摺(右)』『相摺(左)』『鷲』『乳拂い』『左輪』『受け返し』『二刀合い』『摺り込み』の1人型。
杖道のこと。基本の単独動作。道場の長辺を使い、『本手打』『逆手打』『引き落とし』『返し突き』『逆手打』『巻き落とし』『繰り付け』『繰り放し』『体当たり』『突き外し』『胴払い打ち』『右体外し打ち』『左体外し打ち』
そして、型のこと。
3人が太刀を持ち、順に相手をしてもらう。
『着き杖』『水月』『引っ提げ』。
『着き杖』の本手打を、何度も引き落としと間違えてしまう。Mさんがたまに言う「型の中で本手打が出てくるのは『着き杖』ともうひとつ(名前を覚えられなかった)だけなんです。」という言葉が好き。だからここでの本手打をしっかりやれ、という言葉。
『引っ提げ』の身体の後ろにある杖を出すところがスムーズにいかない。繰り付けるときの足が今日も前に出過ぎる。
2025.06.07_Sat.
やらない選択はないけど、迷いながら入会申し込み書を記入して準備した。
上手く生活とバランスがとれるだろうか。
いままでも両方の稽古をしていたけれど、養神館の道場に通いながら合気会の道場にも通うことは、いままでと何かが違ってくるだろうか。
身体に入ってしまえば、どちらも同じことなんでしょう?ひとつになるんでしょう?Aさんはそう言ってた。
自転車は大変すぎたので、今日は電車で向かうことにする。
最寄りの駅に向かっている最中にメジロが現れた。だからきっと大丈夫なんだ。
受付けで入会の手続きをして、そのまま初心者クラス(O師範の稽古)に出てみた。更衣室でわからないことを訊ねた女がお喋りな女だった。出会い頭の話で色々聞かれて養神館の道場で合気道をしていることを話した。「塩田さんは合気会を出て行った人だから、ここではあまり話さない方がいい。」と初心者の知識しかない女に言われた。確かなことなんて知りもしないくせに。話さなきゃ良かった。「(この道場は)今日からはじめてです。」という言葉すら、ここでは要らない言葉だった。失敗した。
上手い人はそこにラインを引かないはず。
準備体操をしてから、入り身→転換。入り身投げ。一教の表と裏、相半身から交差取り→一教のように入って途中で二教に手を持ち替え、抑え。諸手取りの二教のように、相手に握られた手に自分の手を巻きつけ2教をかけて抑えまで。また交差取りから呼吸投げ。呼吸投げのとき、O師範が「相手と触れた肩のところで押すんだ。」と教えてくれた。
相半身、交差取りから相手を後ろに崩すこと。
そして最後に交差取りから外側から手を回し、転換しながら小手返しの手をとる→小手返し。
上手く手を取れなかったら、またO師範が見てくれた。そして最後の最後に「養神館でやってましたか?」とO師範に言われた。
今日はそんな具合。稽古が終わったら、皆で掃除をする。昨日からここで稽古をはじめたというフランス人のOさん(女性)が、雑巾の場所や掃除の仕方を教えてくれた。
だけどこの場所に来てみたことで、望んでいた動き続ける稽古は手に入れられた。やってみる。
2025.06.05_Thu.
仕上げ作業の続き。夕方にお送りできた。
今日はMちゃんの命日。もう5年。
京都のYさんがメッセージをくれて、互いにMちゃんの顔を浮かべながら言葉を交わせた。
束の間だったけど、そんな時間が持てて良かった。今日は熱もないし何もないけど、合気道の稽古をさぼった。身体が疲れている 。
誰にも会いたくないし、寝る前にひとりでなにか練習ができたらそれでいい感じ。
2025.06.03_Tue.
終日写真の仕上げ作業。
Yも自宅作業だったので、昼にタイカレーを作って一緒に食べる。
「ちよじがかっこいいって言う爺さんたち(失礼)と自分が真逆すぎる。70才で元気とか、俺にはあり得ない。」とY が言う。
そんな話になると、決まってチェンマイでのことを思い出す。(あの時、強いと思っていたわたしが空港から病院に直行で、弱いというあなたは平気だったじゃないか。)
夜に1時間Kさんの稽古。次(二段)の技を教わる。
2025.06.02_Mon.
夕方に家を出て、本部道場の見学に行った。
事前に調べたナビでは自転車で34分と出ていたけど、中野坂上を抜け、新大久保を抜け、色んな景色と色んな人を抜けて本部道場に着くと、50分経っていた。
受付で見学したい旨を伝えて、係の人に連れられて、壁の肖像の前で礼をすること、稽古場に入る時は正座をして神前に礼をして、中に居る人に礼をしてから入ることや、どの場所で見学していいのか、師範が話している時には動いてはいけない、外に出たいときはそれ以外のときに動く。稽古場を出る時にはまた正座をして礼をしてから出ることなどを教わり、まずは初心者のクラス(H師範)を見学した。
12人稽古に出ていた。後ろ受け身の練習、1教の表と裏、同じ入り口から途中で2教に持ち替えて抑える練習、途中で3教に持ち替えて抑える練習、四方投げの練習。
はじめに思ったことは、Aさんの稽古の方がいい稽古だと思ったこと。次に思ったことは、初心者クラスの稽古はやるなら一気に駆け上がらないと気持ちが保てないと思ったこと(初心者しか居ないから)。今日入会届けを出すつもりで来たけど、また迷う心が現れる。
1時間弱正座をして稽古を見て、また受付へ行って、次の1時間は一般クラスの稽古(K師範)を見た。動画や何やでよく見ていた稽古場で、40人程の人が来ていた。先の1時間に見たものと違い、上手い人がたくさん居る。見ていて面白い。1時間"後ろ取り"の稽古だった。説明がとても少なく、動いている時間が多い。
この人たちはこのとても少ないアドバイスの中で、どうやって上達していけたのだろう。
最後まで稽古を見てから挨拶をして外に出た。
玄関を出たところの壁の前で、どうしたものかと考えて動けなくなった。
しばらくじーっと考えて、また扉を開けて受付に戻り、「今日入会届けを出せますか?」と尋ねた。届けを受付ける時間が過ぎていた。
猶予を持てて、良かったのか悪かったのか。
また自転車を漕いで、行きとは違う道を試して帰った。55分かかった。
2025.06.01_Sun.
G先生滞在の最後の日。いつもの時間に道場につくと、笑って「遅いよ。」と言われた。
昨晩道場に泊まった3人は、5:30に館長に叩き起こされ、近くの公園で杖道の演武をした。
着替えてG先生の稽古がはじまる。
基本の相対動作。本手に構えたときは杖を相手の目につけること。『本手打』『逆手打』『引き落とし』『返し突き』『逆手突き』
その後は、3本ずつ、自分のやりたい型をG先生とAさんに相手してもらい、みてもらう。
G先生に『引っ提げ』『左貫』『物見』を相手してもらう。『左貫』のはじまりが難しい。G先生は太刀をいなすとき、体勢を低くして前の手をおでこの辺りにつけていた。そして僅かに下がる。何度もやってみせてくれたけど、その通りに真似しようとしてもすぐには身体に入らない。
続けてAさんに『左貫』がしたいことを伝えて相手をしてもらう。「G先生に教えてもらったことができない。」と言うと、Aさんは畳の十字を真ん中にして、横線に足を置いて立ってみろと言った。相手の太刀が突いてくるとき、十字の中心は変えずに足を畳の縦線に乗せ変える、杖が相手の太刀に触れる→杖を持ち替える瞬間に僅かに下がりながら、杖が相手の太刀の切先まで滑る→僅かに前にダダンッと出て杖で太刀を打つ→もう一歩出て目付け→次に太刀が動くと同時に後ろ足が前足に揃って、前にあった足が後ろに下がりながら(足を揃えて踏み替える)杖を引き落とす(真半身になる)→前足のつま先が上がり、後ろ足の踵が上がり、左手が左足の上まで開いて、相手の太刀を打つ。その瞬間に足を揃える→右足が前に出て目付け→納杖。
Aさんに「3本とも『左貫』でもいい?」と言って、ずっと『左貫』をみてもらった。
G先生は最後に挨拶をして、先生が居なくてひとりの時は鏡に自分の姿を映して練習しろ、鏡が先生だと言った。
稽古が終わってからG先生のお別れ会をした。皆の身体にお酒が溜まってきた頃、G先生に「Thank you so much for teaching me. I want to meet you again.」と言った。ありがとうとまた会いたいことは伝わったみたいだった。G先生がその後返してくれた言葉は聞きとれなかったけど、wellが入ったポジティブな言葉だった。さようならのハグを3回して、G先生とAさんを近くのバス停で見送った。
2025.05.31_Sat.
14時前に道場へ着くと、午前中G先生と剣術の稽古をしていたAさんとMさんがソファで休憩してるところだった。杖道の稽古は15時から始めると言って、Aさんはソファに寝そべって寝ているし、Mさんは午前中教わったことを忘れないようにメモをとっている。
なにも喋らず、時々喋り、部室のような時間。
今日はロシアから知らない男女がふたり杖道の稽古に来た。英語も日本語も話せない。
一緒に稽古をした。
今日もG先生に"引き落とし"の時に注意された。杖が上に来る時は左へ開く。太刀の外側(内側?)の場所。杖を下ろすと同時に足を揃える。
『左貫』打ち込んで前に出た後、後ろにある左足を右足に揃えたあとで、右足を引いて、引き落とす。
『物見』返し突きのときは、自分の体が低く入らないと太刀に当たる。
Aさんがいつも何を教えてくれているのかがよくわかった。それがひとつひとつ、”ある”のと”ない”のとでは全てが違った。ロシアの人にはそのひとつひとつのことがなかった。見ていてそれがわかったから、今日はロシアの人と稽古が出来てよかった。
稽古が終わり、ロシアの人と缶ビールをのんだ。チョコレートをくれた。
ロシアの人が帰ってから、G先生とAさんとMさんと4人で駅の方までたっぷりと歩き、駅のはずれのステーキハウスで晩ごはんを食べた。
ロシアの人と稽古できてよかったことの理由と(それを話すとG先生が「見取り稽古だ。」と言った。)、G先生が『寝屋ノ内(ねやのうち)』の話から稽古をはじめられたことがかっこいいと思ったこと、「"静と動"ですか?」と聞いて「これは"残心"だ。」と言われたことなど、この数日の中で心に残ったことを伝えながら。
G先生とわたしはビーフステーキ、Aさんはおろしハンバーグ。Mさんはチーズハンバーグ。
帰り道の商店街の酒屋でG先生がオーストラリアのワインを買った。道場までまた皆で歩いて、ロシアの人にもらったチョコレートを噛みながらワインをのんだ。
2025.05.30_Fri.
夜にDさんから『Too Late To Die』の動画が送られてきて、はじめて聴く歌だったけれど、聴いていたら色々を感じて、『オリオンへの道』を返す。かわりばんこにそのふたつを何度も聴いた。偶然にも昨日から繋がっている感じ。人とこんなやりとりが出来る関係を持てていて、うれしい。
2025.05.29_Thu.
3時に道場。着くとAさんとG先生が稽古をしている真っ最中で、しばらくじーっとそのふたりの稽古を見ていた。見ていると館長もいらっしゃった。
Aさんが相対動作の相手をしてくれて、
『本手打』『逆手打』『引き落とし』『返し突き』『逆手打』『巻き落とし』『繰り付け』『繰り放し』『体当たり』『突き外し』『胴払い打ち』『右体外し打ち』『左体外し打ち』
道場の端まで行ったら、太刀を持っている方(Aさん)が一歩左(わたしから見て右)へ動き、杖を持っている方(わたし)はまっすぐに進む→回れ右。すぐに常の構え。
「本手に構え」で「本手打用意」で杖を両手いっぱいに引く
「逆手打用意」では左手を右手まで持っていき上から杖を持ち、杖を引く(んだっけ)。
G先生が制定形の『着き杖』から『太刀落とし』までの8本を相手してくださった。
『物見』・・相手の手首を打つ動作のとき、後ろ足が回りすぎている。
『霞』・・体当たりのとき、上の手は相手の顔面、下の手は相手の水月。両腕は伸ばす。その時、自分の拳は相手の身体から"拳ひとつ分"離れている。そこから相手の体勢を崩して、"打つ"。"押す"のではない。
いろんな箇所に出てくる"引き落とし"の注意点。引き落とした時は真半身(畳の線上に立ったとして)、前の手は肩の前→杖を上げながら、前足(左足として)が踵支点でつま先が上がる。後ろ足は踵が上がる→左手はすこし開く(自分の左足の位置)。太刀を打ち落とす時、両足は揃う。そこから前へ出る。
Aさんに"本手打"するときに注意されたこと。前の手は杖を握り直さない。そのまま自然に待っていると、杖が前にくるまでの軌道の中で、手の中で自然に杖をとれる瞬間がある。「もう(間違った)癖がついてきている。」とAさんに言われた。今のうちに直す。
G先生の杖道の稽古のあと、K(10才)も来るから、Aさんが教えるキッズクラスの合気道の稽古にも参加した。
館長がある小学生を「俺の弟子だ。」とG先生に紹介した。
40代で物事をはじめるということは、どれだけ練習をして前より何かが出来るようになっても、大したもんだ、という言葉は貰えても、弟子だ、という言葉はもう貰えないんだな。
いつ死ぬかなんか分からないけど、順調に生きたら、赤子が中年になるくらいの時間は残っているのに。これは嫉妬か。こんな心が沸いて嫌だ。
昨日Yが矢印を自分に向ける話をしてくれたばかり。
2025.05.27_Tue.
図書館でコピー機を借り、本を丸ごと一冊コピーする。こんなことをしたのははじめて。他の図書館から借りてきているから、15日間の返却期限は延ばせないし、古本でも高価でもう本が手にとれないのだから仕方がない。
Aさんが昨日からG先生と福岡県へ杖道をしに行っているので、夜はKさんとふたりで稽古。
杖道も『霞』と『太刀落し』だけでも稽古させてください、と頼み、まずは合気道の稽古から。
『前方回転受け身』『飛び受け身』『膝行』の練習。正面打ちから、踵方向に転換して、手は受けたあと上に返し、相手の面を打つ。ぐるぐると繰り返す。
『片手持ち入り身投げ』の相手の身体への寄せ方。
前提動作から、相手の横面打ちを四方投げでとり、そこから相手が入り身で入り、その脇を潜って三ヶ条をかける練習。
杖道も後半のふたつだけ稽古させてもらった。
稽古が終わり、ここのところ頭に浮かんでいることをKさんに話しておく。Kさんには沢山教えてもらったから。
2025.05.25_Sun.
8:30に道場へ。
着くと、オーストラリアのG先生(昨日道場に到着された)とAさんとMさんがソファに座って話をされているところだった。
挨拶をして名を名乗る。G先生が「Kiyo…」というから、「(違う)Chiyo.」「Kiyo…」「(違う)Chiyo.」が続いて、Aさんが「Chiyo.」とG先生に伝えてくれて、ようやく伝わる。
G先生がソファの隣に座らせてくださった。英語はなにもわからなかったけど、声をずーっと聞いていた。
合気道をはじめて2年なことと、杖道ははじめたばかりだということは伝えられた。
道着に着替えて合気道の稽古から。
館長(85才)はいつもの稽古を崩さなかった。ラジオ体操。関節のストレッチ。正座の仕方。正座から立ち上がって構えること。基本動作、二ヶ条と三ヶ条のルーティン。自由技。
休憩を挟み、G先生(70才)とスウェーデンのMさん(70才)、Aさんが前に出て、杖道の稽古。真ん中に立ったG先生は、『寝屋ノ内(ねやのうち)』の話から稽古をはじめられた。
館長が正座から立ち上がって構えることの合気道の稽古をされたのを受けて、杖道でも同じように正座から杖を持って立ち上がる『寝屋ノ内(ねやのうち)』という型がある、という話だった。人の稽古を受けて繋げて稽古をはじめたのが、かっこいいと思った。
『巻き落とし』の稽古。『繰り付け』と『体外し打ち』の稽古。"静と動"の話。"無足"の話。
Aさんに『着き杖』『水月』『引っ提げ』を相手してもらう。『引っ提げ』の繰り付けて相手を突いた後の引き落としは"真半身"になること。
続けてスウェーデンのMさんにも『着き杖』『水月』『引っ提げ』を相手してもらう。『水月』の時だったか『引っ提げ』の時だったか。打ち込むときは後ろ足が前足より前に出ていいこと。
そして横でみてくれたG先生が、納杖のときに注意することを話してくれた。
◼︎ただ真っ直ぐに杖を引く→"止まる"→右手の甲を右腿につける、左手は肩の高さ→"止まる"→右手を手のひらを内になるように返す→5:5で杖を持つ。
"止まる"が大事なこと。
「(さっき話された)"静と動"ですか?」と訊ねると、G先生は首を振って「残心。」と仰った。
その後で、誰かが日本人のMさんに相手してもらっているとき、また納杖で"止まる"ことをG先生は注意された。その時も誰かが「"静と動"ですか?」と訊ね、またG先生は首を振って「残心。」と答えた。
2025.05.24_Sat.
K(10才)の小学校で運動会。でも運動会とは言わないらしい。スポフェス。スポーツフェスティバル。
「来たよー。」と言いに、Kのクラスが居るテントに行ってみる。一番後ろの列に、気の合う友だちと3人で座っていた。それが今日見てうれしかったこと。リレーをして、大人っぽい踊りを踊っていた。借り物競争では、ハズレの『ゼッケン』の紙をひいてしまい、ゼッケンを持っている人なんて、誰ひとり居なかった。
小学校から戻り支度をして、九段下へ。
日本武道館でAさんと『第62回 全日本合気道演武大会』を観る。
衝撃的な光景だった。広い海を見ているみたい。大勢の、生身の人間が動く姿が目の前にある。
大きな団体があり、小さなグループがあり、それぞれに違いがあり。
見ていて目に止まる、印象的な動きをする女性師範が居た。それを信じて傾倒するか、嫌味に感じて離れようと思うか、そのふたつは隣り合わせにあるように見えた。
それが隣り合わせにあるのなら、自分にはもう小さなひとつひとつの門を叩いている時間はないな、と思った。叩けるとしたら大きな門。それなら入ってから迷える。
演武大会の最後、日本武道館中が静まり返った。道主が演武をされた。大勢の人と固唾を飲んで凝視した。道主といえどもひとりの人間が、あからさまにライトアップされ、背負うにしてはとんでもないものを背負って、日本武道館のど真ん中で動いていた。
今日は様々なことに驚き、道主だけに驚いた訳ではないけれど、こんなふうに生きている人間が居る、というのを目の前で見られたことは、とてもいい体験だった。
2025.05.23_Fri.
西荻で撮影。
Uさんのスタジオ。スタイリストのMさん、編集者のTさん。いいチームで現場が動く。
撮影が終わって、Uさんの"発酵済み"の話が、腹の底から面白かった。笑って涙が出た。
長年仕事をされてきて、毎日なにかを考え、その後に浮かぶこと。そうじゃないと気がつかないよう なこと。
帰宅した後もひとりで思い出し笑い。
2025.05.22_Thu.
夜にAさんと稽古。
伸ばしたままキープするようなストレッチより、動かしながら弛めていくストレッチのほうが最近はいいような気がする、と話すのを聞きながら身体の準備をする。
そして、腰を動かさずにお腹だけ捻れる?とAさんが言い、やってみるけど捻れている感じがしない。立って足を前後に開き、腰を捻らずに両腕を肩の高さで前後に伸ばす。自分の身体はとても硬い。
座ったほうがやり易いと、正座をして両肩に杖をかつぎ、腰を動かさずにお腹だけ捻ることをする。Aさんは杖の角度が45°くらいまで捻れる。わたしは30°くらい。こういうところを今まで意識したことがなかった。お腹だけ捻るって。。。
今日は杖道のことからはじめる。
太刀を持って『巻き落とし』を教わる。
切先は常に上にしたまま、刃が真上に向かないくらいの角度で受ける→滑らせながら相手の太刀と自分の太刀との関係が90°になったところでまっすぐ斜めに斬り落とす→斬り落とした角度のまま上がる。
杖を持って『本手打』。前足は角度をつけずにまっすぐ、後ろ足は一直線上になくていい(少し開く)。杖をいっぱいに取ったあと、前足は踵を支点に(つま先があがる)、後ろ足はつま先を支点に(踵があがる)、腰を入れる。半身の状態をつくる。半身とは、杖の先からレーザーが出ているとすれば、自分の腰をレーザーがかすめるくらい。
そして合気道。片手を取られたところから自由に動くこと。自由は難しい。今までに教わったことが全部頭から抜ける。何も出来ない。
『三ヶ条』のこと。
◼︎片手を取られたところから、逆の手で当て身→相手の脇の下に入る→三ヶ条をかける→手を上下入れ替える→木剣を振るように下へ落とす→相手の手首を握ったほうの手は動かさずに、自分の身体は相手の前に入りながら、相手の指先を握った手を動かし、相手の臂の内側へ→相手を崩して後ろへ下がる。
◼︎正面打ちから。一ヶ条の時のような動き→手刀で最後まで斬り落とせば三ヶ条の手を取りやすい→手を持ち替えずにそのまま木剣の動きに入れる→あとはさっきと同じ。
そしてまた杖道の稽古に戻る。
◼︎『着き杖』・・常の構えから、杖を自分の前に垂直に立てるとき、杖を畳に音をたてて落とさない。畳から数センチのところで止め、あとはゆっくり下す。
本手で杖を持つけど、手首を返すくらいにいきすぎない。相手が打ってきたら大きく下がる。
下がったとき、右手は腰骨、左手は杖の上から被せる→その位置から手を後ろに引かずに前に出すようにして相手の手首を打つ→次に相手が動くのと"同時に"杖をいっぱいにとる→本手打ち→目付け→相手の太刀が下がりきったら、杖をまっすぐに引く→右手の甲は右腿、左の腕は肩から水平→相手が動いてから、先に腿にある右手が動く、そして左手が動く。
◼︎『水月』・・相手の水月を突いたとき、自分の左手は腰につける→相手が動くのと"同時に"引き落とす→相手の太刀が振り下ろされてから打ち込む。
◼︎『引っ提げ』・・構えたとき、杖を持つ手は、手のひらが真後ろを向く→相手と杖を合わせるとき、後ろ足は前足より前にいかない(両足を揃える)→左足を少し下げる→繰り付けに入る→杖の陰に入り、杖の右側(?右か左か曖昧)から相手を見る→杖先をほんの少し動かして相手の目につける→両手を同時に動かして、Cの字の最後まで丁寧に描く→足はそのままの位置で、杖先を相手の水月につける→つけてから突く(相手の身体につけてから突かないと、相手が痛い)→相手が動くとき(その動きと同時に)足は下がらずに杖を引き落とす→打つ
◼︎『斜面』・・相手が3歩くらい動いたとき、左手が杖に触れる→相手が打ち込むと同時に相手のこめかみを打つ、初心者の間は相手のこめかみに近づけ過ぎなくていい。打つ時足は前に出過ぎなくていい(いまは動き過ぎ)。
◼︎『左貫』・・杖を持つ両手は上にあげ、自分の視界にいま入った!というところで構える→相手が打ってくるとき、右足がほんの僅かに右へ動く(これが大事)→太刀をいなす
今日の稽古はここまで。気づけばいつもの終わる時間を超えている。『物見』も『霞』も『太刀落とし』も教えて欲しかったけど、時間が足りない。
週末からGさん(70才)がオーストラリアから来られて道場に滞在されるから、稽古が終わってから軽く掃除をした。そしてビールを2缶。
2025.05.21_Wed.
「100才まで生きるとしてもあと60年くらいしか生きられないじゃん?
だからひとりで寝るよりもみんなで寝た方がいいなと思って。」
しばらくは自分の部屋で寝ていたK(10才)がまたここ数日同じ部屋で眠るから、訳を聞いてみるとそう答える。
2025.05.20_Tue.
図書館から連絡がきて、ようやく読みたかった本を手にとれる。
『杖道自戒』というN先生の本。
夜にAさんと稽古。
まだ5月なのに、もう道場が暑くなってきた。
今日も色んなことをした。ここのところ審査のための稽古をしていたから、久しぶりにそこを離れた曲線を感じる。
相半身からのいつもの天地投げ、いつもやらない逆半身からの天地投げが面白かった。
右半身から→90°転換しながら掴まれた両手をボールに沿う動きで右手が下、左手が上にくる→そのまま反時計の軌道で流す→下にある右手が"地"(相手の背中側に崩す)、上にある左手が"天"→天地投げ。
Aさんが天になる腕が曲がり過ぎていると正してくれた。腕を三日月の曲線にすること。
入り口は同じ動きから、手刀で斬って自分の手を相手から離し、離した手を相手の手首の上に重ねて、身体の向きは相手と同じ方向を向く→足をひいて小手返し。難しくて上手く出来なかったけど、これをやる時のAさんの手の動きがとても綺麗だった。
両手持ちの四方投げも練習した。養神館の動きは同じ線を行って帰るけど、Aさんの考え方は違う。振り返って自分の腕を伸ばすときの相手との角度のこと。Aさんは相手の方を向いてあげた方が相手が怪我しないと言う。そして投げるときは片手で力が足りなかったら両手を使ったらいいと言う。
最後に正座をして呼吸法。
稽古が終わった時、Aさんがこちらを見て「今までの稽古で(ようやく)外側を知った。これから(初段から)は内側を知っていく。」と言った。今日はこれを話そうと思ってくれていたんだな、と思った。
カレーを作ってきてくれた人がいて、それをいただきながらビールを2缶と半分。
2025.05.19_Mon.
撮影で江東区。今日も素敵な女性に出会う。
シャツから表情からしゃんとされていて、とても美しい。
そして近ごろは、その人の生きてきた話を聞いている時間が楽しくて仕方ない。
今日撮るものを前にしながら、それが何であっても、目の前の人の生きてきたことに結局は繋がる。取材だと前置きもなく、そこに触れられる。貴重な話が聞ける。
昼が過ぎて撮影が終わった。
車で戻っていると、馬喰横山のイーグルビルの前を偶然に通れた。
今日はナリタとヒガシの3才の誕生日(家に来た日)だから、そんな日に通りがかれて嬉しい。はじめてこの兄妹猫に会った譲渡会の帰り道に、ここで休憩した。そしてイーグルビルはMちゃんとの思い出もある。
そして車を走らせていると、今度はナビに『若松町』の文字。つい探検心が沸き、本部道場の場所を目に入れに行く。自然と周辺の駐車場の料金を控えている自分の行為に気づいているけど、まだ心は決まっていない。
2025.05.18_Sun.
昨日はしっかりと雨降りで、審査の前に綺麗にしておこうと洗濯をした道着が一日干しても乾いていなくてハラハラしたり、頭の中で動きをイメージしているうちにどんどん夜が深くなっていったり。
なにか明日の支えになる手がかりを探し、寝る前にAさんの過去の文章の中から、こんな箇所をみつける。
………
Instead of our ego leading the charge, if we could push ourselves to be more Teinei then we'd have better success at defusing the tension, and return to a more constructive practice. At the basic level "Do it Teinei" means, 'to calm down and be polite.
………
エゴが先に立ってしまうのではなく、自分を"丁寧"に保つよう努めれば、緊張を和らげ、よりお互いに学びのある稽古に戻ることができます。
基本的に、「丁寧にやる」とは「落ち着いて、礼儀正しくする」ということです。
………
「自分を丁寧に保つ…自分を丁寧に保つ…」
その箇所を読むだけで、気持ちが楽になる感覚がする。Kさんに教わった細かな部分をひとつずつ思い出していく。それをひとつずつ丁寧にやっていくことをイメージする。これは本当に緊張しないでやれるかも知れない、と思いながら眠る。
そして昇段審査の日。朝はトーストが身体に入っていかない。
「自分を丁寧に保つ…自分を丁寧に保つ…」
また楽になる。
道場について、出来るだけ身体の力を抜いて準備した。"教わったことを丁寧に"と唱えるだけで、半年前はじめて受けた審査の時よりも緊張していない。
審査がはじまる。Aさんが受けてくれる。昇段技8本と自由技。頭の中がはっきりしたまま、最後まで教わったことが出来る。
審査が終わってから、スウェーデンからMさん(たぶんTの先生?)がやってきたので、休憩も挟まず杖道の稽古をした。Mさんと組ませてもらえた。上段から打つのと、本手打、逆手打ち、引き落とし打ちを練習した。
その後、『着き杖』をMさんが相手になって見てくれた。最初の手首を打つ動きのところをMさんは「杖を回す時に腕を後ろに引いてはいけない。」と正してくれた。
Aさんが『巻き落とし』と『繰りつけ』と『体当たり』を教えてくれた。
▪『巻き落とし』は太刀を持って。刃が上を向き(真上ではない)、そこから袈裟に斬る。(だっけ。教わっても教わっても、あやふや。)
▪『繰りつけ』は、畳の線の右側に立って常の構え(握る箇所は5:5)から、線の左側に体を外し(杖は6:4)→杖の陰に身体の全てを隠す→杖の左側から相手を見る→わずかに杖を動かし相手の目につける→そこから足はまっすぐ前に出る、繰りつけるときは、後ろの手から動かさずに、初心者のうちは両手同時に動かして繰りつけたほうが形が今後きれいになる。→相手を突くときは7:3で杖を持つ→畳の線の右側に戻り、杖は5:5。
▪『体当たり』は、はじめの動きは『繰りつけ』と同じ。でも杖の陰に隠れた後、わずかに杖を動かして目につける動作は『体当たり』の時はしなくていい。→下の手が相手の水月、上の手は相手の顔面に自分の手の位置を調整する→相手が少し後ろに反るくらいに崩す(崩しすぎたら駄目、違う展開になってしまうから)→下の手は相手の身体より握り拳ひとつ分離れている→体当たりする、この部分が難しい。
Aさんは「押すんじゃない。打つ。」と言う。
打つときは、杖の先(下)が握り拳からはみ出してはいけない(相手が怪我するから)。
▪最後に『霞』を教わった。霞の構えから相手と杖を合わせるとき、後ろ足は前足より前にでない。足を揃えてから相手と杖を合わせる。
2025.05.15_Thu.
朝に見ると、夜のうちにKさんが「正面打ちの自由技、一ヶ条投げもできるから可能性に入れておいて。」とメッセージをくださっていた。
ふと頭に浮かんで伝えてくださったのだろう。
審査の日に間に合うようにAさんが東京に戻ってくれた。夜に審査前、最後の稽古。
今日はKさんも来て、ふたりがかりで教えてくれる。高校生のK君の基本技6本の受けを取った後、昇段技8本をAさんに受けてもらって練習していった。受ける相手が変われば所々で少しのことが変わる。それに咄嗟に合わせられる程には経験が足りていない。練習しながら、Aさんもこちらがやろうとしていることに寄せて受けを調整していってくれた。
自分の出来る限りのことをやって、受けてくれる上手い人の胸を借りようと思う。
そして自由技。3人に周りを囲まれて練習していった。1ヶ月前より色々のことが出来るようになっているのに、とても上手く出来なかった。口からすぐに出てこない英語みたいに。
あと数日、頭の中で描いて備えるしかないのかなぁ。
稽古が終わって、館長が持ってきた体操用のマットが道場の隅に置いてあったから、側転をしてみた。そうしたらAさんが畳で逆立ちをはじめて、自分も逆立ちをやってみる。なんて気持ちがいいんだろう。「後ろにいきそうになったら頭を入れて回ればいい。」とAさんが言って、しばらくずっーと逆立ちをして遊んだ。やみつきになりそう。こんなに気持ちがいいのは、血が逆流するからだろうか。
2025.05.13_Tue.
夜にKさんの稽古。審査が近いから他の人も稽古に来ている。基本技を練習する人、中級技を練習する人、そして昇段技を練習する自分。その全ての受けをKさんがされた。
はじめて『後ろ技』が今までの中で一番しっくりきた。頭も残せた。『胸持ち呼吸投げ』は、今までの中で一番いいとKさんに言われた。
『肩持ち呼吸投げ』と『顔面突き肘抑え』はいまひとつ、何か違う感じがした。
そして『横面打ち入り身投げ』に困る。入り身投げは、一番たくさん練習しているのに、一番上手くいかない。自分の動きが強引に感じて、襟首を掴んでグイーっとやっている感覚が残る。そんな動きを自分がしているのは嫌だ。
Kさんの言う"波"のように、Aさんが言う"∞"のように、どうやったら腕を動かせるのだろう。
2025.05.11_Sun.
朝から稽古。
立ち上がり方、座り方、まっすぐ進めるか、下がれるか。基本動作。繰り返しやっていることで、それを説明する全ての館長(85才)の言葉を覚えてしまった。なにかひとつの動作に毎回同じ言葉を添える。それを反復する。
館長が居なくなっても頭の中に声が鳴りそう。
その動作も、もう知っていると思わずに、見られるだけ何度でも見ておこう。
来週が審査だから、基本技、中級技の受けをとる。
このままでは昇段技を稽古させてくれなさそうだったから、館長のところまで行って、「館長、昇段技を教えてください。」と言った。
「おう、おう、やってみろ。」と言って、館長が稽古している場所まで来てくれた。
「最初からやります。」と言って、頭からどんどんやっていった。
『両手持ち小手返し(一)』の手の取り方を教えてくれた。
右半身のとき・・『イチ』、で両手のひらを上に向け、握られいる自分の左手にある相手の手を下から自分の右手で取る。
『ニ』、で足を踵方向に転換しながら、相手に掴まれている自分の左手(手のひらが上向いてる)を親指を下に返すようにして(甲が上向く)、相手から離す。
『サン』、でもう一度足が踵方向に転換。自分のその離したばかりの左手を手刀にして小手返しをかける。
親指のことを教えてもらえたのが、今日の一番良かったこと。
それともうひとつの良かったこと。
『後ろ技両手持ち呼吸投げ』
「一度でいいから館長がやるのを受けさせてください。」と言って、受けさせてもらった。
ものすごく柔らかく投げられた。腕を上げた後、どのくらい身体を横にずらすのかが感じられた。(身体の向きを変えるくらいに感じた。大きくは身体を抜いていない。)
一通りをやってみたあとで館長が「上手い人が受けを取ってくれたらいいな。」と仰った。
「Aさんが帰ってきてくれます。」「それは見栄えがいい。やっぱり受けも大事なんだ。」
稽古が終わってからKさんが自由技を練習させてくださった。
10日程前に思った"当て身"のことも、この10日で意識が変わった。もう来ないで、なんて言ってられない。隙は埋めないといけない。
2025.05.10_Sat.
Fさんのところへ髪を切りに。
ソファで待っていたら『バロウズ』の映画のチラシ。
「ジャンキーを読んだけど、頭のいい人だよ。ドラッグをやるときは量を超えないことだと言ってる。」その話から、安部譲二の何かのエッセイに載っていたという、アクセルとブレーキの話。彼が走り屋だったとき、車のどの部分を整備することを一番に気にかけていたか。それはブレーキだった。必ず止まれることを知っていれば走れる。
心もドラッグも車も、"制御"すること=ブレーキが大事なんだ、という話。
「ちょうど今週、"制御"の話をしていた。」と言って、GW中にあったことを話す。自分の出くわした状況では、どう置き換えられるだろう。
Fさん(も長く合気道をしていた)は、「軽く握られるより、強く握られたほうが、ちょっとやればすぐに技がかかるよ。それは怖がるに足りない。そいつは言ってるだけだ。」と言って励ましてくれた。Fさんの言葉は信じられた。怖がるようなことではないのかも知れない。
お返しに、奥さんにプレゼントする首の巻物をどこで買えばいいかを困っていたから、クロマニヨンのサイトを教えて、この季節は咳が出てねー、と言っていたから、リコラののど飴を教えてあげた。
帰り道、明日が母の日だからと、下北沢の駅前でK(10才)が抹茶クリームが入った鯛焼きを買ってくれた。Yはあんこの入った鯛焼きを買ってもらっていた。
2025.05.09_Fri.
Mが「この詩にはちよじが出てくる。」と言って、携帯電話で石川啄木の詩を見せてくれた。
…………
石をもて追はるるごとく
ふるさとを出でしかなしみ消ゆる時なし。
やはらかに柳あをめる北上の岸辺目に見ゆ。
泣けとごとくに。
ふるさとの訛なつかし
停車場の人ごみの中に
そを聴きにゆく。
こころよく我にはたらく仕事あれ。
それを仕遂げて死なむと思ふ。
ひとり涙ぐみぬ。
かの村の登記所に来て
肺病みて
間もなく死にし男もありき。
小学の首席を我と争ひし
友のいとなむ千代治やどかな。
子を挙げぬ
わが旅にしてなせしごとくに、
ある年の盆の祭に、
衣貸さむ、踊れと言ひし。
村医の妻の
つつましき櫛巻などもなつかしきかな。
…………
2025.05.08_Thu.
寝過ごして8:06に目が覚める。
パンを焼いてあげる時間もなく、冷蔵庫にあったシュークリームを齧らせ、牛乳を入れて、髪の毛を整えてやる。
K(10才)を送り出してから、Yと珈琲をいれ、パンを焼いて食べた。
ふとZineの話になった。
Yが「高校生のときはミニコミって言ってたな。」と、高校生のときに、吉祥寺の『33 1/3(これでサーティースリーと読むらしい)』という店で買ったんだ、と本棚から冊子を取り出した。
『100万ガロン』というタイトルがついていて、#1とある。何人かの人の詩が載っている。
引っ越しても引っ越してもこの冊子が本棚に残り続けているのは知っていた。開こうと思えば22年前に開けた冊子を、今日はじめて開いた。ものすごく面白かった。
Yは「中野の『TACO che(タコシェ)』にもよく行った。」と店の場所を教えてくれた。
夜にKさんの稽古。道着に着替えて畳に入ると、前置きなく開口一番に「技をかけられて関節を痛めるのは"小手返し"のときが一番多い。技をかけられる前に自分から跳べるようにしておいたらいい。頭に置いておけばいい。」とKさんが言った。
昇段技をひとつずつ練習していく。
途中、この間入門したばかりの高校生のK君がやってきて、稽古に加わる。
彼は今度の審査で基本技をする。彼のやらないといけない練習の受けを取った。はじまって数分で彼の意志が伝わってきて、気持ちが良かった。元気をもらった。
最後にKさんとK君が自由技の相手をしてくれた。
そして稽古が終わって最後の最後に、何本かKさんに小手返しをしてもらって、飛び受け身の練習をしておいた。
2025.05.06_Tue.
今日も貰った声を聴き、言葉を繰り返し読み続ける。
「…this challenge is not too big for you. 」
この挑戦はあなたにとって乗り越えられないほど大きなものではありません。
「You'll be fine.」
大丈夫。
…………
If we train sincerely, and push our limits, we will come across the feeling of fear, or danger.
As a beginner you often feel safe with advanced practitioners, as you know they are competent, have the correct frame of mind, and will be able to adjust when things go off script.
Even after a lot of training, you can also feel fear when paired with someone who has much greater skill or power... and you're on the receiving end of their technique.
This happens to us all, and probably more so for women beginners.
Often a male beginner has little comprehension of their power, or the effect of the technique.
And sometimes there are bullies who are aware, and don't mind inflicting pain on their juniors.
Although not quite life and death, dealing with these challenges in the Dojo is an important part of Budo training.
Being frustrated or scared of training partners you don't like...
Is a part of controlling the emotions that will inevitably arise in a situation of conflict.
So in a way... it IS preparing you for life and death.
And in the Dojo, the Sensei should always be looking and making sure things never get out of hand.
…………
もし私たちが誠実に稽古に取り組み、自分の限界に挑むなら、恐怖や危険を感じる瞬間に出会うことになります。
初心者のうちは、上級者と組んでいると安心感があります。彼らは経験豊富で、正しい心構えがあり、何か予定外のことが起きても柔軟に対応できるとわかっているからです。
ですが、たとえたくさん稽古を積んだ後でも、自分よりもはるかに技術や力のある相手と組むと、恐怖を感じることがあります——特に自分がその技を受ける立場のときは。
これは誰にでも起こることで、おそらく女性の初心者にはより多く起こるかもしれません。
多くの場合、男性の初心者は自分の力の強さや、技が相手にどんな影響を与えるかをあまり理解していません。
中には、自分の力を分かったうえで、後輩に痛みを与えることをいとわない、いわゆる「いじめっ子」のような人もいます。
命のやり取りというほどではないにしても、こうした困難に向き合うことは、武道の稽古において非常に大切なことです。
苦手な稽古相手に対してイライラしたり怖くなったりする——
それは、対立の場面で必ず湧き上がってくる感情を制御する訓練の一部です。
だから、ある意味では……これは命がけの状況への備えでもあるのです。
そして道場では、常に先生が注意を払っており、物事が行き過ぎないように見守っているべきです。
…………
外へ出て、吉祥寺で眼鏡を作った。
似合うやつを探せた。
2025.05.05_Mon.
起き抜けに目に飛び込んだ文字にやられて、布団の中で過ごす。わかりやすい悪者が目の前に居るようだ。元々硬い人だったけど体を痛めて長いこと稽古を離れていた男の人が、そろそろ戻ってくるようで、自分をいつまでも白帯にしておくつもりだ。(←変な言葉)復帰したら腕を折るくらいに技をきめてやると、まるで辻褄の合わない妙な文字がグループLINEに踊っている。
そして、誰が昇段するのかと書いている。昇段するかは知らないが、昇段審査を受けるのはわたしだけだ(彼はそれを知っているにもかかわらず)。なかなかに怖くて、危険を感じる。
武道をはじめてから、今のところこういう人は、この人だけ。
布団に潜りながら思う。かなり短い時間だけど、わたしと彼(といってもかなり年上だけど)は同じ場所に居て、同じ人たちに出会っている。その中でもうすでに自分はいい先輩を持っていて、彼はまだそれを持てていない(持てていたらそうならない)。その事は、わたしと彼の大きく違うところ。
わたしに出来て、彼が出来ないところ。技うんぬんの以前に。筋違いだけど、その全てを僻むのだろう。そして曲がっていくのだろう。
そうこうしている間にも、自分の周りには、声が届き、言葉が集まり、布団から出られる。
散々な一日だったけれど、大事な方の人と大事な言葉のやりとりが出来て、関係が太くなる。いい先輩の佇まいを真似して、つまらないことを越えようと思う。目の前のことに取り組むだけ。
2025.05.03_Sat.
横浜駅で崎陽軒のお弁当を買って、K(10才)とYと潮干狩りをした。園芸用の黄色いスコップをひとつ、藤の保冷バックにつっこんできた。
息をしていそうな小さな穴を掘っていく。他の人が手にしているボトルはなんだ。塩が入っている?潮干狩りにはそんなものが必要だったのか。頭の中にはアサリの酒蒸し。
掘るとシジミくらいの貝が現れる。それ以上の大きさのものは現れなかった。この巻き貝は食べられるのだろうか。
20個程の小さな貝を集められる。これでは家族の腹を満たせない。
足を洗って芝生で崎陽軒のお弁当を「おいしい。」と言い合って食べた。とてもお腹が減っていた。
帰り道に南部市場に寄ってアサリを買った。
戻ったら砂抜きをして、明日はボンゴレにしよう。
2025.05.02_Fri.
このところ作業していた写真をすべて仕上げ終え、昼頃Nさんに送ることが出来た。
急いで晩ごはん用のお弁当を作った後は、雨の中、K(10才)の小学校へ。災害時の引き渡し訓練。防災頭巾を被ったKと自宅まで戻ってから、すぐさまKと兄妹猫に留守番を頼み、バタバタと家を出る。
東長崎へ。Rちゃんの本屋で開かれているZINEのイベントにAと。
本屋の中には人が集まっていて、たくさんの言葉を交わしていた。その中でひとつずつZINEを手に取り読んでみる。
隣に居たAが「部室のようだね。」と言った。それは、ありのままに今を表していて、それ以外の言葉がないくらい。読んでみようと思ったふたつのZINEと2冊の本を購入して外に出る。
Aと駅前でイタリアごはんとワイン。店の人がオレッキエッテを作りながら話しはじめたから、整った料理が出てきそうなのに場が柔らかい。慣れた手の人の作業中に立ち合うのはどんな時でも面白い。フライドポテト、鯛のカルパッチョ、パテ・ド・カンパーニュ、そしてもちろんオレッキエッテ。Aに前に会った1月から今日までにあった色々を、ちいさなオレッキエッテをフォークで刺しながら、話したり聞いたりした。
並びの珈琲屋に寄って深煎りの珈琲をのんだ。
別れてから、「どんな話も東長崎に置いてくればいいんだなと。」そうAがメッセージをくれた。そうか、今日わたしは置いてきたのか。
2025.05.01_Thu.
人を拳で殴りたいという気持ちが沸いたことがない。拳を握る気持ちすら、自然には沸いてこない。
技の要所要所、隙が生まれるところには"当て身"が入り、"当て身"というのは相手に攻撃してくる隙を与えないために、相手の顔の前で拳を寸止めして、未然にそれを防ぐ。
その"当て身"がどうにも様にならない。
いま書きながら、"未然に"という言葉が出たのが良かった。
いままで"当て身"は(殴りにいこう→寸止め)をしなければいけないのかと、頭で思っていたから上手くいかなかったのかな。(もう来ないで!)の気持ちでなら、出来るかも知れない。
夜にKさんの稽古。今日はK(10才)も連れていく。Kの練習に付き合って、自分の稽古も。
朝に思ってみたことを頭に置いて稽古してみようと思っていたのに、やっぱりKの方に気が向いていて、試してみることを忘れてしまった。
2025.04.29_Tue.
昭和の日。
起きたらK(10才)が隣に寝ていた。夜中に何度も手を握られたような。
昨日の夜、「映画館をしよう!」(部屋を暗くして映画を観ること)と言いながらわたしが先に寝てしまったからだ。
先に起きて朝ごはんを作り、大きな丸盆を寝室に運んで猫の出てくるアニメーションを観ながらベッドの上で食べた。GW、日中はYもわたしも自宅で仕事だから、朝のはじまりにそうやってKと遊ぶ。
そして洗濯機が回っている間に、お風呂場で袴を洗った。慎重にプリーツを整えて干した。どんどん愛着が沸く。
夜は道場でKさんの稽古。
昇段技をひとつずつ練習していった。構え方のこと。相手の振り上げる手に合わせて自分の手も上げること。当て身のこと。従(じゅう)の手のこと。
『両手持ち小手返し』の相手の手をとるリズムのこと(慌てなくていいこと)。抑えるときの、相手の臂にくる自分の手の動かし方。
『肩持ち呼吸投げ』の動きのこと。前足を引くことを忘れてはいけない。右半身のとき、左手で相手の手を取り、右手を慌てない。前足を引いて、腰を入れて身体の向きを変える時に右手が動く。
『後ろ技呼吸投げ』、身体を抜くと相手の身体が起きてしまう。やっぱりこれは抜かなくてもいいんじゃないか、と話したこと。
『顔面付き肘抑え』、回転し過ぎると前に入る角度が緩くなってしまう。身体ごともっと前へガンっと出ること。
そして自由技。四方投げの後は手刀を当てずに投げるだけで終わる。
三ヶ条になってしまったときの投げ方、二ヶ条になってしまったときの投げ方。
こんなに沢山のことをあと2週間で身体に入れる。たぶん出来るはず。
2025.04.27_Sun.
道場で稽古。審査が近いということで、中級技、昇段技、と順番にやっていく。
昇段技はKさんとMさんが受けをとってくださった。
わたしがやるのを見ながら館長(85)が言ったこと。
▪『四方投げ』の最後はつま先を立てる。後ろ足の膝は前足のかかとに寄せる。相手の身体に並行に沿う。
▪『両手持ち小手返し(一)』・・審査なのだから、最初に相手の手をとる行為を分かり易く見せる。
▪『後ろ技両手持ち呼吸投げ(一)』・・投げるとき、頭を残す。
▪『顔面突き肘抑え(二)』・・真後ろへ下がるのではない。ほんの少し踵方向へ。
聞けた言葉はこれだけ。”更にもっと”の部分は聞けなかった。
館長はひとことなにかを言ったあとは、何度も「まぁいいや、めんどくせぇ。」と言った。
この世代の人の分かり易さは嫌いじゃないけど(むしろ安心するけど)、教えろよ、とも思う。
自由奔放な人を前にして休憩のとき、皆の茶を入れながら、どこまでを気にせず流して、どこからを許さないか、みたいなことを考える。茶は入れるけど弁当は買いに行かない、みたいなこと。
後半は杖道のこと。
『本手打』から『体外し打ち』までの基本を教わったあとは、『着き杖』の稽古。
『巻き落とし』が何度教えてもらっても、どうしても分からない。
◼︎『着き杖』の稽古で言われたこと。
・最初に杖を床と垂直に持って構えるときは、本手で杖をもつ。
・相手が打ち込んでくる瞬間に体を外す。
・その後で相手の手首を打つときは、ほんの少しだけ右に出る。上からではなく、袈裟の角度。
・次に本手打をするときは、相手の頭まで届かせるくらいに杖を出す。
・相手の太刀が下りてから納杖。杖を引いて、胸を張って相手と向き合い、相手が動いてから自分の左手が動く。
・納杖が終わったら、相手が動くのを待って、自分も下がる。
2025.04.26_Sat.
銀座で『中野真典展』。
三州屋で昼ごはんを食べてから向かおうと銀座線にのっていたら、Yの親友のUちゃんから三州屋の割り箸と小鉢とビールの写真が送られてくる。そんな奇遇!と驚く気持ちと、この人にはこんなふうに会えるんだよな、と驚かない気持ちと。UちゃんとAちゃんが2階の席でごはんを食べているところに合流できた。Yとわたしはいつものように海鮮丼。顔が赤くならない程度に瓶ビール。 K(10才)だけ贅沢に海鮮丼にウニがのったやつ。今日はKの「ウニがたべてみたい。」を叶えた。
KはいつもUちゃんの前では普段通りのKで居られる。中野さんの前でもそうだな。
ふたりと別れてギャラリーへ。ニット帽を被った中野さんがテラスに座っていた。後ろには黄色い薔薇の花が咲いている。
いくつもの絵の中に中野さんのお父さんのことを感じる。自然のことだろう。
『香偈(こうげ)』という題のついた絵が気になった。この知らない言葉のことを中野さんに訊ねる。話してくれる。
そして、テラスから銀座の町を見下ろして、白い鳩が飛んだのを皆で目で追った。続けて白と黒のストライプのような鳩が飛び、白にブチの模様の鳩が飛んだ。「銀座の鳩はみんな模様が違うね。」
鳩を追っていたら雨が降り出した。
近くで中里さんが写真展をしているよ、と中野さんが教えてくれて、ギャラリーのある奥野ビルへ行ってみることにした。
『grey in land 中里和人写真展』。今日が最終日。中里さんとも山梨でお会いして以来に再会することができた。
ひとつひとつの写真の前に立ち、話してくださる。
2025.04.24_Thu.
杖道の本で読んでみたい本があるけど、自分で探してみてもどうにも見つけられなかった。
昨日SちゃんとCちゃんと本の話になった時にそのことを漏らすと、あれよあれよという間にふたりが手に取れるかも知れない方法を探し当ててくれた。とても驚いた。今月は2度もそんな事が起こる。人の手を借りて。
今日は朝からそれを手掛かりに、近所の図書館に行って司書の方に話してみる。手に取れるか分からないけど、近づいたのかな。
日中はパソコンに向かい、写真のこと。
今日の出来事に羅列するには突拍子もないけど、肌の調子がいい。好きだなぁと思う人も周りに増えた気がする。夜には合気道の稽古もある。それらが揃えばいいんだなと、急に腑に落ちる。写真、人、肌、合気道。
Kさんの稽古。昇段技をひとつずつ。
『半身半立ち四方投げ(前)』・・相手のどちらの手をとるかは、相手の前に出ている足を見ればいいこと。相手の右足が出ていたら相手の右手をとる。
そして『肩持ち呼吸投げ(ニ)』と『後技両手持ち呼吸投げ(一)』の沼にはまる。日曜日に館長に言われたことをやってみようとすればするほど沼にはまっていく。どうしても上手くいかない。
帰宅後しばらくしてからKさんがLINEで動画をくださる。『肩持ち呼吸投げ(ニ)』のやり方を、他県に住む息子さん(Aさん)にビデオ通話をして聞いてくださっていた。仕事が終わって自分の部屋だろう場所で、自分の姿を写し、何度も何度も技の1人型をやって見せてくださっている。
「相手の手を持った後で、まず胸を出して相手を崩します。崩しながら前足を後ろに引いて相手をひっぱります(相手の腕を伸ばす)。(くの字に)腰をいれて身体の向きを変えます。前に出ます。最後は入身投げの姿勢。」
なんて特別な講義だろう。ありがとうございます。
2025.04.23_Wed.
雨降り、鎌倉。
バスと電車を乗り継いでいる間に、ストレートだった髪の毛がどんどんカールしてくる。もうどうにもならない。座っていて、腿のあたりが濡れている感じがして気がついたら、鞄の中で水筒のお茶が漏れている。持ってきたハンカチも水浸し。今日はなにもかもがぐちゃぐちゃだ。
鎌倉駅でSちゃんとCちゃんと待ち合わせ、
そしてラスカル。チキンのフォー、カオソーイ、マーラーミエン、春巻きと、蒸し鶏のサラダと。
A君もいつも通り。この人たちと過ごした過去の記憶を身体に持っている感じを楽しみながら、あまり言葉はいらないけど、じゃれたい気持ち。じゃれないけど。
レンバイで鎌倉の野菜と鯵の煮干しとパウンドケーキを買って、あとはなんでもないカフェでずーっとお喋りをしていた。それが今日の良かったこと。
2025.04.22_Tue.
指折り数えて今日が来るのを待っていた。
夜にAさんと稽古。今月は今日しかAさんと稽古が出来ない。大事な日。
ストレッチをしているとき、ずっとあやふやだった四ヶ条の握り方を教えてくれた。握る場所のことだけじゃなくて、どの向きに力を加えるかも。そして審査のための稽古をさせてくれた。稽古の中でAさんに言われたこと。と、まだ出来ないこと。
『正面打ち四方投げ』・・右相半身、右手で正面打ちを受けて、次の手を急いで母指球をとったら、「(この道場のやり方だったら)受けた右手をもっと下まで流すんじゃないか。」
そしてわたしがなんとなくの流れで当て身をいれてしまっているのにAさんは気づいていて、意識を持って当て身を入れるように、と言った。
『半身半立ち四方投げ(前)』・・真正面から両手を取られると、相手のどちらの手首をつかむかまだ一瞬迷う。四方投げで相手を抑えるとき、抑えた手は相手側にある自分の足の外側。
『横面打ち入身投げ』・・これも意識をして当て身をすること。Aさんが受けてくれると、足を煽れる。
『両手持ち小手返し』・・相手を抑えた後の残心のこと。相手の近くで構えていたら、Aさんは手を伸ばしてわたしの足首を掴んだ。手の届かないところまで離れて構える。
『肩持ち呼吸投げ』・・前提動作の意味を今度館長に質問してみよう。
稽古のあと、缶ビール2缶分の時間。
なにかの話から、最近自分が読んだ杖道の本の話をして、そこからずーっとその本の中に出てくる人物や杖道の話。好きだけど変な人たちの話。もうこの時間が面白くてたまらない。
今日覚えた単語、Cave(洞窟)。
2025.04.20_Sun.
"accept"と"forgive"は近い意味の言葉なのかな、どうなのかな、と朝ごはんにMちゃんにもらったパッションフルーツとヨーグルトを食べながら思う。
そんなことを頭に浮かべて、今日は集中できたらいいなと思う。
稽古。いつものルーティンのあと、いま覚えようとしている昇段技をはじめて館長(85)が見てくれて、言葉をくれた。教えてくれた。
いままで練習してきたことと違ったことは、
『半身半立ち四方投げ(前)』の相手側の足を出した後の手の場所。顔の前まであげる。
『肩持ち呼吸投げ(ニ)』のはじめの足捌きのこと。右半身の時は、左手で当て身をすると同時に右足が右斜め後ろに動く(左足が踵方向に回るのではない。)そしてその時、後ろ足に重心が移っているように見えた。館長は「当て身を忘れるな。」と言った。
『後ろ技両手持ち呼吸投げ(一)』右半身のとき、送り足で半歩前へ出た後、左斜め後ろに身体を抜く。投げる時はおじぎしすぎない。
今日は休憩を挟まず、木剣の抜き方と、基本の単独動作の最後、『体外し打ち(たいはずしうち)』をMさんに習う。
その後はKさんと組めて、『着き杖』から『太刀落』まで8本の形を順に。
『引提げ』は小太刀を持ってもらって練習した。
直さないといけないところは、引き落としたときの、前にあるほうの手の位置。
2025.04.19_Sat.
いい天気だから鯉のぼりのモビールを出してきて飾る。モビールはゆったりと動く。今年もやっぱり好きだな、この鯉のぼり。もう10回目か。
Yが「K(10才)の道着を買いなおしてあげたら?」とここのところ何度も言ってくる。
本当は今日は海が見たかったけど、新大久保の道衣屋に行くことにした。
試着するなり「気持ちがいい!」とKが言う。わたしもこの店の道衣にはじめて袖を通した時、同じことを思ったんだよ!ふたりで気持ちが重なる。
Kの新しい道衣(2のサイズ)には下の名前を刺繍してもらうことにした。糸の色は白を選ぶ。エンボスのようになるかな。人目につかず、Kだけ少し気持ちが立てばいい。
どさくさに紛れて、自分の下の道衣も買い足した。袴を履かないとき用に、いま持っている3Lよりも少し長いものが欲しかった。ワンサイズ大きい4Lを試着してこれでいいかな、と思ったけど、店の人が大きすぎると言う。
道衣を見続けている人が言うんだからそうなんだな、と思って、間の4を試着する。
4は、長さは3Lと変わらないけど、少し太くなる。4を選ぶ。これは心の隅にあることへの準備。
道衣屋を出て、ナショナルマートで今日もJALEBIを買う。この店のショーケースが好き。店の人と少し英語で話せた。これと、これと、とか、これはなに?程度のこと。
それでも口の中に留まらずに言葉が外に出た。いままでとは違う。
道衣→ JALEBI→の後は、サムギョプサルと決まっている。決まっている通りに今日も進む。
食べ放題ほどには食べられず、飲み放題ほどに飲むことも出来ない。サラダは色んなものを皿に取らず、潔くサンチュとエゴマだけにすれば良かった。そして色んな肉も要らず、ひとつの部位で良い。キムチだって焼いてみたら良かった。
隣の鉄板を横目で見て次のために覚えておこうと思ったこと。
2025.04.17_Thu.
夜にKさんの稽古。
昇段技を習っていたら、あまり稽古に来ない人が途中から顔を出して、また稽古の時間が奪われる。奪われたと思わずに、それでも集中する方向に気持ちを持っていこうとする。でもそういう人に限って、前に教わっているはずのことを何ひとつ覚えていないまま、ただ前に立っている。手首を持ったまま、次の動きが分からなくて止まっている。
やる気がないのなら来なければいいのに、と思う心が消えません。
「So at some stage, you accept that and can build your inner state of mind.」(だから、ある段階でそれを受け入れて、内面の心のあり方を育てていけるようになるんだ。)
今日がその練習なのだとしたら、わたしはどう気持ちを切り替えればいいでしょうか。
ここには居ないAさんに問いかけ続け、稽古の時間が終わる。
2025.04.15_tue.
気持ち良く晴れた日。昼にYとフレンチトーストの上に分厚いベーコンと目玉焼きがのったやつを食べにいこう、と玄関を出たら、郵便受けに『Words』が。
そのまま鞄に入れて出かける。
フレンチトーストが焼けるのを待ちながら1ページ目を開いた。
この本で英語の勉強ができると思うとうれし い。そして、あの日から今日までのやりとりの全部がうれしい。こうやって手に取れたことがうれしい。
2025.04.14_Mon.
せいろを買い替える。前にMが教えてくれたせいろ屋が、自分の最寄駅にある。
普段は通らない道の先。今まで使っていたものよりひと回り大きい24cmの竹のせいろを選んだ。新しいせいろ。気持ちがいい。今夜は早速、魚と野菜を蒸そう。
沖縄にいるAさんから「How is practice going? Are you feeling more confident about Jiyu-waza?」とメッセージ。そしてお守りのような言葉をもらう。
2025.04.13_Sun.
稽古。今日はなんだか上手く集中できない。
Aさんが居ないなー、とか。頭の中に、無いものばかりが浮かんで消えてくれない。
目の前のものが本当のことなのかどうかを疑ったり、Aさんの手の形はなんの疑いもなくただ信じたらいいから集中できるんだよなー、とか、今日は本当に無いもののことばかり。自由技も何ひとつ上手くいかなかった。
杖道も。教えてくれる人の真似をしなさいって、昨日の夜に読んでいた杖道の本には書いてあったけど、こんな端っこからじゃ、手元も杖の角度もなにもかもが見えないよ、とまた不足を頭の中に広げてクサクサしていたら、急に上手(かみて)に居たKさんが場所を代わってあげると言って、見えやすい場所を譲ってくれた。最後の最後にようやく集中して、『胴払い打ち』を習う。集中できたと思ったら稽古が終わる。今日は駄目な日だった。
更衣室に戻って携帯電話をみたらMからの着信。帰宅してかけ直すと「Fさんが本(『Words』)を見つけてくれたよ!」と明るい声。
だれていた身体がしゃんとする。駄目な日だったけど、こんなにうれしいことも今日は起こった。六甲の山の上から糸で引っ張って身体を起こしてもらった気持ち。
2025.04.12_Sat.
友だちの家に遊びにいったK(10才)から夕方に電話が入る。何か大変なことに直面していることが声色からすぐに分かる。
「Kさ、自転車で人とぶつかっちゃってさ、転ばせてしまったの。」「わかった。すぐに行く。Kはいまどこに居るの?」「サミットの前。」
着くと犬を連れた60~70代の男の人と、(状況に)驚いて泣いている友だちと、困っている顔の友だちのお父さん。申し訳ありませんでした、と謝って状況を聞く。おじさんは転んで膝から血を出していた。治療費は払ってもらわないと、というおじさんに、「こどもは自転車の保険に入っていますので、そちらできちんと対応させていただきます。」と言って、警察に電話するというと、おじさんは一旦家に犬を置いてくると言って離れたあと、またすぐに戻ってきて、「こどもがやったことだから、次から気をつけてください。」と仰った。「こどもは自分の声できちんと謝りましたか?」と聞くと「謝ってくれた。」とおじさん。本当に申し訳なかったけど、大事に至らなくて幸いだった。
おじさんが帰ったあと、Yも駆けつけて、3人で道の脇に座って顔面蒼白のKを撫でる。
友だちの家から、近くの公園に向かう最中のことだったらしい。ゆっくり自転車を漕いで帰宅して、ココアを入れて3人で飲んだ。「おじさんはリードを持ったまま転んで、犬は転ばなかったの。」とKが話すのを聞きながら。
2025.04.11_Fri.
朝、Mから心のやりとりの言葉が交わされた長いメールが届く。電車の中で読みながら、そのメールの中の光景はもう自分の身体が知っていることで、つい昨日の出来事で。朝からとても幸せな気持ちになる。
この出来事の登場人物(Fさん、M、Tさん)に沢山"ありがとうございます"が言いたい。
夕方、古本屋で永井宏さんの『Words』を探したけど、そんなに簡単には現れない。だけど自分の臭覚は確かで、「いまその本はないけれど、この壁にある絵は永井さんが描かれたものです。」と古本屋の店主が教えてくださった。たぶんそう遠くないうちに、『Words』は自分の目の前にまた現れるだろう。近くにある。そんな予感がする。
帰り道、友人のMちゃんが、「庭のアカシアが咲いたので、いつでも取りに寄って。」と連絡をくれていたので、遠慮なく貰いに行った。Mちゃんは大きなアカシアの花束と、「田舎から送られてきたの。」と、パッションフルーツもわけてくれた。家族にそのことをLINEで伝えると、「よかったね。」と返事がきた。そう。よかったの。今日はいい事が沢山あったの。
夜、ロケの前日と帰ってきた日は一緒のベッドで眠ったKが、また今夜からひとりで寝るという。
「かか、寂しくなったら部屋越しに話しかける。」きゅんとする言葉をのこして10才が自分の部屋へ行った。
2025.04.10_Thu.
昨日の夜に焼いてくれたシフォンケーキを朝、型から外した。
シフォンケーキは底が上だ。わかってるんだけど。ふわふわの上が上じゃない。昨日撮影した魚だってそうだ。Mはフライパンで皮じゃない方から焼きだした。わたしは「皮から焼くんじゃないんだ。」と声がでた。Mは「わたしの料理はこっち(皮じゃないほう)が上にくるから。」と言った。
シフォンケーキと魚。そのふたつの出来事が強烈に身体の中に残る。
なんでもかんでもふわふわが上だとする自分の頭はなんだろう。皮を見れば馬鹿のひとつ覚えのように皮から焼こうとする自分の頭はなんだろう。
昨夜FとFちゃんの部屋に忘れ物をして、取りに行ったときにFちゃんがMに渡して、と永井宏さんの『words』という本を言付かった。
わたしも見せてもらって、ページをめくると、片側に英語の文章、片側に日本語。そこにある言葉は英語であっても、すーっと自分の身体の中に入ってくる。声に出して読んでみる。
この本で英語を勉強できたらどんなにいいだろう。もう簡単には手に入らない本を、自分も欲しいというわたしに、Mは「T君なら何か知っているかも知れない。聞いてあげるよ。」と言って、すぐにTさんにメールを書いてくれた。
今日は一日Mの部屋で過ごすことにして、パソコンでのデータ整理の方法をMに教えて、それと交換に、家で何度やってみても失敗するマヨネーズの作り方を教えてもらう。
………
◼︎マヨネーズ
必ず全てに水分がない状態で、卵黄をいれる。多少白身が入ってもいいけど黄身が割れないようにしたほうがいい。(割れてもいいけど。)
フレンチマスタード大匙1
練りがらし、塩各小匙1/2
を、卵黄のふちに置いていく。
泡立て機を立ててそっと黄身を潰しながら全体を混ぜ込んでいく。泡立て器を大きく回す。
米油90mlを少しずついれて、完全に混ざったらまた少し入れ、また完全に混ざったら次。
酢を入れると柔らかくなるから、ある程度硬めに。酢を大匙1入れる。さらに米油を90ml少しずついれて混ぜる。
作っている間に時間をかけすぎない。丁寧にしすぎない。
………
帰りの新幹線。Mが持たせてくれた炊き込みごはんのおにぎりと、Aさんにいただいた"にらとキクラゲ天"。
2025.04.09_Wed.
ロケで神戸。Mのところ。
毎年は5月にこの撮影が入るけど、今年は1ヶ月早い。いつもこの季節のこの撮影の時には何故か咳が出るけど、1ヶ月も前だからかまだ喉の調子はおかしくない。
今回はレシピを見ただけですぐにやってみたくなって、東京に居る間に試作してみたのだけど、今日はまた細やかに何かが違って、きっとわたしはそれに驚くだろう。いつもそう。
新神戸駅でNさんと待ち合わせ。タクシーに乗っているとき、はじめて神戸で桜をみた。
夕方に撮影が終わる。
Mと外に出て散歩する。坂道を上り、くねくねと道を歩いて、桜の場所に出た。
公園のベンチに座って、缶ビールを分けて飲んだ。
上の階に住むFとFちゃんが家に戻ったと連絡をくれたので、その後ふたりの部屋にお邪魔した。
Fがカンパリを作ってくれて、Fちゃんが作ってくれた焼豚と、撮影のものを食べながら4人でいろんな話をした。
話しながら、話の中に出てきた覚えておきたい言葉をメモしていた。
・unconscious(意識を失っている)
・subconscious(意識していないけど、どこかで働いている心の部分。潜在意識。)
・Look for the unexpected(予期しないものを探す)
リラックスしながら集中することの話をしたんだなぁ。
先日Aさんに言われて驚いた"you"のことも、FとFちゃんに話してみた。その話にふたりもたくさん笑った。英語の文章の中に"you"ではなく、名前を入れたとき、FもAさんと同じ顔をしていたのが可笑しかった。やっぱり"you"なんだな。
Mの部屋に戻ると、「ちよじ、明日の朝シフォンケーキ食べたい?」とMが言う。
21:44。その時刻からMはシフォンケーキを作りはじめた。なんてかっこいいんだろうと、作る姿を見ていた。
2025.04.07_Mon.
朝にいただいた晩柑を食べる。教わったとおりにスマイルカット。季節のものをいただけるって有難い。おいしいなぁ。
K(10才)が今日から5年生。
寝癖を直して、いい匂いのする(女の匂いだけど)ヘアオイルをつけてあげて送り出す。
昼前に西荻窪へ。どんぐり舎で珈琲を飲んでいると今日が誕生日の父からLINEが届く。
「いつも誕生日祝い有り難う!いつの間にか82才にもなってしもたわ。まだ20才台くらいに思ってるのにな~。笑いやな~。」
「ずっと20代くらいの気持ちでいてね!誕生日おめでとう!」と返す。
たぶんその気持ちは冗談じゃないんだろうなぁ。
齋藤圭吾写真展''wandering"。
階段を昇ると、齋藤さんの顔が見えた。笑ってこちらを見ている。あー、久しぶりの齋藤さんだ。どうしてわたしはこの人が好きなんだろう。ストレートなのに、皆まで言う前に分かって頷いて、それ以上を聞かない。いま齋藤さんはここに立って、これを見ているのか。いつまで経っても、わたしはそんな感想だ。それでいいでしょう?
パソコンのスライドショーを見ながら、「わたしもこれ飲みたい。」と、さっき齋藤さんが飲んでいたウィスキーをねだった。齋藤さんは水割りを作ってくれた。薄いやつ。それも優しさに感じる。しばらく話して、「元気が出たから帰る。」と言って帰ってきた。
2025.04.06_Sun.
ご近所のスタイリストYさんが「熊本からとてもおいしい晩柑が届いたので。」とメールをくださった。今日は9時から道場で稽古の予定ですと伝えると、8時に道場の近くの橋の上まで届けにきてくださった。コンビニで珈琲を買って、稽古がはじまるまで公園のベンチでお喋り。7寸の皿の話が面白かった。なんて嬉しい時間だろう。
今日は道場の皆が大人もこどもも保護者も集ってお花見の日。
雨を心配して稽古もそこそこに、花見の準備に取り掛かる。
川沿いに長机とビールとおつまみを運び、こどもたちは外で木剣を振った。
館長が「お父さんかお母さんと手をつなげー。手をつないで向こうの橋までぐるっと散歩してきなさい。」と仰った。K(10才)と手をつないで、その言葉に従った。
こういう言葉を出せるところが、85才の人の(たぶん経験に)尊敬するところ。手配してもらったお弁当が届いて、皆で食べた。心配していた雨は降らなかった。いい週末。
2025.04.05_Sat.
Wがやってきた。空も晴れた。
バスケットボール片手に、バス停まで迎えに行った。K(10才)が抱きついていた。川沿いを歩いて、途中のバスケットの網のところでシュートの仕方を教わって、釣り堀のある食堂へ連れて行く。Wはカツ丼とレモンサワー。Kはカキフライ定食。Yは枝豆、おしんこ、唐揚げとビール。わたしは麻婆麺とYの瓶ビールを分けてもらう。
ザリガニが居る池や、遺跡を案内してから、家に戻る。KがWにぴったりくっついてゲームするのを見ながら、ルーロー飯を作って、春巻きを巻いた。ふたりは最近遊んでいなかったベイブレードやヨーヨーを出してきて遊びだした。Yもわたしもジェンガにはもちろん加わった。
晩ごはんを一緒に食べたあと、一日たっぷりと遊んでくれたWをタクシーに乗せようとしたら、先にKが乗り込んで「Wの家に行く。(夜の)12時には帰ってくるから。」
どうやって帰ってくるんだい。良かったねぇ、Wと知り合えて。優しくしてもらって。
私たちは温かい気持ちで今日を過ごせた。Wのおかげ。
2025.04.04_Fri.
明日はK(10才)が大好きなお兄ちゃんWが家に遊びに来る。
大学生になったWがこんな花見の季節に、こどもに会うためにやってくる。
帰り道にスーパーに寄って、Wって何飲むんだっけ。他の大学生相手ならビール買っておけばいいか、となるんだろうけど、Wの顔を頭に浮かべると、ジンジャーエールとジュースとコカコーラをカゴに入れ、自分が何才になってもソーセージが入ったパンを買ってきた母親の顔も浮かぶし、訳が分からなくなってしまった。なんか笑ってしまう。
2025.04.03_Thu.
連日K(10才)のお弁当を作って外に出る。今週はYもずっと外での仕事。春休みなのに、Kはずっとひとりでお留守番。
ナリタとヒガシの面倒をよくみてくれている。そしてきっとナリタとヒガシもKの面倒をみている。
夜、今日はKも連れてKさんの稽古。
こちらの勝手な都合だけど、昼間一緒に居なかった分、Kと1時間畳を前方回転し続けて練習に付き合う。あともう一握りの勇気で突破できるように見えるから。畳で前方回転をするとき、Kがどんなふうに怖いのか、どんなふうに痛いのか、とてもよく分かる。
Kさんも根気よく教え続けてくださった。
回り続けて1時間が経つ頃、勇気を持てたKが怖さを突破した。それを見てKさんと同時に「突破した!」と声をあげた。その瞬間の声が重なったことが嬉しかった。
帰り道、焼き鳥屋の前で信号待ちをしていたら、「頑張ったから焼き鳥買って。」と言う。「いいよ。」と買ってやった。
「好きなの選んでいいよ。」と言ったら、一番大きなクリスマスみたいなやつを選んだ。
寝る前、さすがに首の後ろが痛くて湿布を貼る。
2025.04.01_Tue.
昨夜も上手く眠れなかった。だけどいつの間にか眠っていて、いつの間にか携帯電話の充電が0%になっていた。目が覚めて充電コードを繋いで時刻を見ると、8:58。電話で打ち合わせをしましょうと約束していた時刻の2分前!
「奇跡だね。」とYが言った。何に感謝すればいいのか分からないけど、2分前に目覚めさせてくれてありがとうございます。
2分では、自分の体たらくに落ち込む暇もない。
打ち合わせをしていたら、Yがそーっと部屋に入ってきて、大きなマグカップを手渡してくれた。珈琲が入っていた。
夜、Kさんの稽古。
昇段技を順に。どうやるのか、やり方は覚えている。だけどやり方は分かっていても、出来ないことがある。
◼︎『横面打ち入り身投げ(ニ)』・・襟にある手と相手の前にある手を上手く使えない。襟を強引に引くのではない。むしろ逆で、襟にある手を、自分の逆の腕に押すようにすること。Kさんは「そこで『一ヶ条抑え』のときのような形になるんだ。」と言った。そこから自分の腕に相手を乗せ、波のように動く。
◼︎『両手持ち小手返し(一)』・・左半身のとき、抑えるときにどちらの足が前なのかに迷う。
◼︎ 『胸持ち呼吸投げ(一)』・・胸を取られる瞬間、どちらの手で相手の手を取るのかを迷う。手より胸で相手を持っていく。
◼︎『肩持ち呼吸投げ(ニ)』・・これが一番の難関。胸にある相手の手を、どうやっても、何回やっても上手く握れない。
◼︎『顔面突き肘抑え(ニ)』・・やり方はほぼ合っているはずなのに、様にならない。
◼︎あとは自由技をどうしたらいいのか。
2025.03.31_Mon.
ロッテの"Rummy"を探した日。
前に日本に来たときに食べてすごくおいしかったのに、今回は探しても見つからないと、昨日Tが話していた。どんなパッケージなのかを携帯電話で見せてもらったけど、わたしは見たことがないし、食べたこともなかった。
朝に駅のほうまで行く用事があったから、帰り道に通りがかる駄菓子屋やスーパーを覗いてみる。
4件目でようやく1箱だけ見つかった。
そのまま自転車を漕いで、道場まで行ってみた。道場の鍵は閉まっていた。「T~。」と呼んでみたけど、道場の中にTが居るかどうかは分からなかった。出掛けちゃったか。もうスウェーデンへの帰路だろうか。
ジャケットのポケットに"Rummy"を入れたまま家に帰った。珈琲をいれてYと食べた。
2025.03.30_Sun.
Tと稽古できる最後の日。
朝、道場へ。今日は円になってまた準備体操の号令をかける。館長は風邪が治って元気になっていたけど、見学されている。
合気道。Mさんと2ヶ条までのルーティンと、『一ヶ条抑え』。新しい人と組んで『正面打ち入り身投げ』から『二ヶ条抑え』までのこと。
休憩を挟んで杖道。
◼︎常の構えから本手の構え。本手打、逆手打、引き落とし打ちの素振りをした後で、Tと組んで、打ち込みをする。上段からを左右20本ずつ。本手打ち、逆手打、引き落とし打ちを30本ずつ。太刀を持つ側のとき、この間教わったように袈裟斬りをしていたら、「しっかり斬ってから構える。」とAさんが言った。何が足りなかったかな。もっと下までだったかな。
◼︎Tとわかれて、基本を習う。道場の長辺を使い、本手打、逆手打、引落打、返突、逆手突、巻落の単独動作。本手打、逆手打、引落打の相対動作。下げ杖で礼をして→常の構え→「本手に構え」の号令で太刀が間合いを調整する、杖を合わせる。→「本手打用意」の号令で太刀を下段に、太刀が動きはじめてから杖は本手に持つ→「始め」で相手のこめかみを打つ。相手がいま居るところを。→「やめ」の号令は、その瞬間にフリーズすることではない。いましている動作の最後まで終わらせてからやめる。→「もとえ」太刀は納刀だったかな?太刀が動きはじめてから杖はどうするんだっけ。常の構え?
「位置交代」は、太刀は刃を自分の方へ向けて鍔(つば)の下を相手が握る手の分をあけて持つ→太刀と杖を交換する→太刀を持っているほうが左に一歩動く→お互い前へ進む→下げ杖で回れ右→常の構え。
◼︎Kさんが太刀で、自分は杖。形をやっていってと言われる。『着き杖』『水月』『引提げ』。
『引提げ』をやる時、Aさんが見ていてくれた。畳のラインで"繰付け"を教えてくれた。
ラインの左側に立って引っ提げる→ラインの右側に右足を出して、左足もラインの右側に入る→頭の上で杖を持つ時、前の手は本手で持つ。本手で持つというのは、生命線に合わせて杖を持つこと。臂は杖の下に隠れる。臂の右側から相手を見るんだったっけ。杖が当たるのは相手の外側にある手首。
Aさんはこれからは相手に太刀ではなく、小太刀を持ってもらって練習して、と言った。
繰付けたあとは相手の水月を突く。自分の身体を先に前に動かさずに。前に出なくても相手の水月に杖が当たる。その間合いから突く。→その次に引っ提げる時は後ろに下がらない。
そしてAさんは、TとMさんに「影の引提げをやって。」と言って、制定形ではない『引提げ』を見せてくれた。
稽古後、着替えのとき、Aさんのやり方の袴の紐の畳み方を教えてもらう。
館長が花見をしようと言って、皆でビールとお菓子を持って川沿いへ運んだ。
歩きながらTに、会えて嬉しかったと伝えられた。
花を見るよりも、車座に座った人たちと話を出来ることのほうが嬉しくて、花が目に入ってこなかった。
お開きになった後、TとAさんと道場に戻って3人でビールをのんだ。
合気会と養神館の受け身の違いをやってみせて、TとAさんも畳を転がりはじめて、何度も受け身をとって3人で転がって遊んだ。遊びだけど真剣な話も混ざり合って、またビールをのんで、沢山話した。
帰り際、Aさんが「英語の文章の中ではyouを使う。名前じゃない。」と私に言った。さっき私はTに「I was happy to see T.」と伝えていた。「youってあなた、でしょ。"あなた"って言われたらすごく遠くに感じるよ。名前の方が近い。Tだけに伝えたい言葉なんだよ。」「逆だよ。youの方が近い。名前を言われると、目の前に居るのにどうして?って思う。」「to see T.じゃなくて、to see you.のほうが(Tとの距離が)近いの?」
そうだ、とAさんは言った。
「じゃあどんな時に名前を使うの?」と言う私に、AさんはTを歩かせ「Hey,T!」
ふたりがわかった?みたいな顔でこちらを見た。
「I love you.も"you"でしょ。」
「I love 名前、の方がその人だけに伝えている感じがするけどなぁ。」
Aさんは首を振って、「"you"だよ。」と言う。
今日の一番驚いたこと。
2025.03.29_Sat.
東長崎ラストデイ。
Rちゃんに読んでもらって、アドバイスをもらう。
「ありていにはまとまっていなくて、最後にまた違う展開になって川を走りはじめた。それがもちろん分からないってなる時もあるんだけど、なんかギリギリのところを攻めていっている感じがする。知らない誰かのよくある話、じゃなくて、知らないんだけど誰かが頑張っているって話を追体験させようとしている文章だなっていうのをすごく感じました。」
細かく言っていくと色々色々ある、と言って、Rちゃんはひとつずつ見ていってくれた。
文章が変化していく。
リライトの時間。
書き直したものを読んで、「涙出ちゃう終わり方、沁みる終わり方になってる。」とRちゃんの第一声。さっき最初にもらったアドバイスの時より、それを聞いて(あーぁ。)と思う。
ニュアンスを持ちたくないと思っていたけど、書き直した"川を走ること"は、Rちゃんの第一声のようなニュアンスを持った。
ありのままに書くには、どうすれば良かったのだろう。
だけど皆で文字に向かって、言葉を交わすことをしたのは面白くてしょうがなかった。
話し方も文章も独特だと皆に言われた。どうしたらいいか分からなくなった。
2025.03.28_Fri.
昨夜は夜中に何度も目が覚めて、上手く眠れなかった。朝は辛うじて雨が降っていなかったから、目を覚ましたくて、長い距離を自転車で走る。空気は重たくて、ちっとも爽やかではなかったけれど、がむしゃらに自転車を漕いだら、ちょっと頭がすっきりした。
2025.03.27_Thu.
玄関を出たところの桜が咲きはじめた。
夜、Aさんと合気道の稽古。
この間、自由技の不安を漏らしたから、今日ははじまりから終わりまで自由技のことを稽古させてくれた。
どう受けるのか。
横面打ち・・相半身のときは流す、流す時は2通りある。下がるのと入るのと。
逆半身のときは止める。
正面打ち・・相半身のときは内払い、逆半身のときは止める(外払い)。
突き・・内払いと外払い。
まずはその全ての入口の動きだけを、確認するように練習していった。
そこから何が出来るのか。
小手返し、入身投げ、四方投げ、呼吸投げ。入口で浅く入るのか、相手の脇まで深く入るのか。それによって違う技が出来る。
横面打ちから左右交互に20本ずつ、正面打ち、突き、と自由技をしていった。
ゆっくりでもいいから止まらないこと。逃げて下がらないこと。
1回目に挑戦することも、2回目も、それは過程だとAさんは言う。
2025.03.25_Tue.
夜Aさんと稽古。Tも一緒に稽古が出来たから今日は合気道ではなく杖道の稽古をした。
大切なことを沢山教わった。細かい細かい細かいこと。稽古の後で3人で、Tが餃子を分けてくれてビールを2缶飲んだから、忘れてしまいそうだけど、覚えておかないといけない。書いておかないといけない。
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◼︎常の構え・・右手に持ち、杖先が僅かに上がる。鏡で見ると、杖の丸しか見えないところ。杖の長さを相手から隠す。
◼︎本手に構えるとき・・常の構えから杖を前に出し、杖尾が自分の腰に当たりテンションをかける。左手は杖を迎えにいかない。杖が来るのを待つ。杖尾が左の腰にくる。右足が出て半身になる。
◼︎本手打・・本手に構えたところから、杖をいっぱいに持ち(杖は身体に当たっている)、杖尾にある方の親指を外す。杖尾を上に上げたとき、腰が正面に向く。前足のつま先が外へ開く。袈裟に斬る。目で止める。
◼︎逆手打ち・・手首は折らない。まっすぐに。
◼︎引き落とし打ち・・本手の構えから、杖をいっぱいにとる、杖尾にある方の親指を外す。引き落とす。上にある手は肩の位置。手のひらを立てる(親指と人差し指の間に杖を挟む)。杖尾を上に、腰が前を向く。後ろ足の踵は上がる。頑なに杖の先を持ち続けなくていい。緩めて滑らせる。前足のつま先は外に向く。袈裟に斬る。目につける。
◼︎返し突き・・大きくは覚えているけど、親指が曖昧。Aさんは何と言っていたんだっけ。
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◼︎Tと打ち込みをする。
上段に構えたところから。本手打、逆手打ち、引き落とし打ち。
太刀を持って受けるときは、相手の杖で打たれた後、袈裟の角度で戻す。その後、刃をまっすぐにして、相手の顎のあたりにつける。
左に打たれたときは、下にある手を離す。
相手が打った後の残心を待つ。
◼︎道場の長辺を使って、進みながら打ち込みをする。Tが太刀で受けてくれる。本手打、逆手打ち、引き落とし打ち。
相手が今居るところを打つ。相手が動く先を打つのではない。相手のこめかみを打つ。
引き落としのときは、身体は真横を向く。足のつま先はハの字になる。
返し突き→相手の水月まで杖を届かせる。この時Aさんは身体を前に出さないと言ったんだっけ。なんと言ったんだっけ。
◼︎『水月』・・相手の水月を突いた後、相手が動くのを待ってから杖を引き下げる。相手の太刀が下りてから、打ち込む。
打ち込んだ後の納杖は、下の手は返さずにそのまま引き、右手は腿につけ、腰が前に向く。下にある手が先に動き、その後で上の手が動く。
◼︎『斜面』・・何を言われたのか思い出せない。
稽古が終わってAさんに、杖を構えたときの、自分の身体と杖尾との間隔が分からないと言ったら、へそのあたりだと言った。へそを指差したら「そんなに下?」と笑って、肋骨と腰の間ぐらいだと言った。
『Flow』の映画のような中でも、私たちは深い話が出来る。今日は沢山笑った。