CHIYOKO UEYAMA
CHIYOKO UEYAMA.Japanese Photographer, Official Web Site.
2025.03.23_Sun.
昨晩はお風呂から上がって寝る前に、まだ覚えきれていない『雷打(らいうち)』『正眼(せいがん)』『乱留(みだれどめ)』を覚えるまで練習した。1時40分までかかった。
今日はAさんの誕生日。道場で稽古。
英語も杖道も、今日は"堂々と"間違えることが目標。
いつも使っている更衣室は、いまはTが泊まっている。道場に着いたら、Tにその部屋で着替えてもいいか、聞かないといけない。
朝起きてから、自転車を漕ぎながら、頭の中で何度も何度も反復する。
「l'd like to change in that room. Is that okay?」
言葉を忘れないうちに、一直線にTのところに向かって言ってみる。ちゃんと伝わって、Tが部屋を使わせてくれた。
館長は熱が出ていてお休み。
準備体操をして合気道。基本動作。Mさんと組んで二ヶ条と三ヶ条のルーティン。『正面打ち四方投げ』『胸持ち二ヶ条抑え(一)』
休憩に入るとき、5月の昇段審査の話になった。いま話に出ている日程ではAさんが沖縄に居るはずだから、自分は5月はやらないつもりでいた。だけど「これから確認するけど戻ってこられるかも知れないよ。」とAさんが言う。
「昇段技を全部できるようになるのが間に合うかな。」と漏らしたわたしに、「いまやって見せて。」とAさんが受けをとってくれた。
順にKさんに教わった8本の技をやっていく。やり終わり、Aさんが「(昇段審査を)やったらいい。」と言った。技はまだ不完全だけど、見ていた皆が拍手をしてくれた。後半の杖道の稽古がはじまるから道具置き場で杖を取っていると、Tが来て「ちよちゃん、すごいよ。」と日本語で言ってくれた。
Tと組んで20本ずつ、上段に構えたところからと、『本手打』『逆手打ち』『引き落とし打ち』の打ち込みを練習していった。
その後は他の人と組んで、制定形の『着き杖』から『乱留』までを練習した。
Aさんが「自分がやりたいものをひとつだけ(前に出て)見せて。」と皆に言い、自分は『乱留』をすることにした。
Aさんは一瞬言葉を飲み込み、「やって。」と言い、わたしのそれを見た後で、
◼︎序盤の相手の太刀と合わせて→逆手で太刀を打ち→右足から下がって右逆手引き落としに構えたあと(巻き落としに入る前)のやり方について、
【杖を上から回すのではなく、左足を引いて太刀を受けてから、上にある左手を杖の一番下に移動させて、太刀を下まで打つようにした方がいい】ということをやってみせてくれた。
そして、「制定形は『太刀落』までにして、いまは『雷打』『正眼』『乱留』を覚えるのをStopしたほうがいい。
次は基本(『本手打』『逆手打』『引落打』『返し突き』『逆手突き』『巻き落とし』『繰り付け』『繰り放し』『体当たり』『突き外し打』『胴払い打』『右体外打ち』『左体外打ち』)を覚えることをしたらいい。それをいま覚えておいたら、『着き杖』から『太刀落』までの形が綺麗になる。」と言った。Aさんのその言葉の意味がとてもよく分かる。次からはその言葉のままに進もう。
稽古が終わり、皆でビールを飲み、カレーライスを食べる。
2025.03.22_Sat.
K(10才)を、「『Flow』が観たいから映画館に行かない?」と誘った。家族で渋谷の映画館へ。
朝イチの回を観ようとしたら、時間がギリギリになって、スクランブル交差点のところからタワーレコードの前を通り、美竹通りの坂の下までを3人で猛ダッシュした。間に合った。
映画の中には、自然の音と、言葉の意味の分からない音しかない。そのまま昨日の道場みたい。だけどそれでも自分が誰を好きかは分かる、みたいな。
映像によって、黒猫の"いま"を自分の身に感じる。隣に座ったKが何度も何度も手を握ってきた。Kの心を揺らすことが出来てうれしい。
映画館を出て、ハンバーグ!となる。ひとつ目の店もふたつ目の店も入れなかったから、モボ・モガに入った。Yの思い出の中にある店だ。Kも気に入って、「もぼもぼ」「もごもが」言っている。
モダンボーイとモダンガールだと早く思い出せていたらよかった。そして、自分だけパスタを頼んだけれど、やっぱりハンバーグにしたら良かった。
2025.03.20_Thu.
春分の日。Aさんが沖縄から帰ってきた。スウェーデンからTがやってきた。
昼間に杖道の稽古をしているのを見学しに行った。道場に着くと『左貫』をやっているところだった。わたしが知っている形は『物見』、『霞』。他はまだ知らない形が続く。
皆の足が動くのを、手がどんなふうに杖を持つのか、杖の角度はどうなっているか、どのタイミングで足や手が動くのか。身体はどう向いているのか。どんな速度か。
黙って見続けながら、とても興奮した。
2年前には全く興味のなかったものが、皆がやるのを見ているうちに面白いものに変わっている。そんな自分の変化が嬉しかった。
『物見』で相手の水月を突くとき、Aさんは「"速く"よりも、ゆっくりでいいから"重く"。」と言っていたな。
皆の休憩のとき、お茶をいれた。
急須ではなく、皆の湯呑みにポットのお湯を注いでいる私に、Aさんが「お湯をのむの?」とからかうように言うから、「ひとつ移すごとに10℃下がる。100℃、90℃、80℃、70℃。皆の口の中に70℃くらいで入ったらいいなぁ。」と答えた。見ていたMさんが「適温。」と言った。Aさんはお茶を一口のんで「おいしい。」と言ってくれた。そして、「適温、覚えた。」と言った。
休憩中、Aさんに「姿勢。」と注意された。気を抜いて猫背になっていた。Aさんに姿勢を正されたのが恥ずかしかった。
だけど、適温を教えて姿勢を正されるような日々を送れていることは、いいなぁとも思った。
そして今日も英語を口から出す勇気が出せなかった。"間違う"ことを聞かれる恥ずかしさに勝てなかった。
AさんとTの声は好きだった。
どのあたりの話をしているな、は分かって、だけどやっぱり何も分からなかった。
Tとふたりだけになったとき、Tがもう一度名前を教えて、と言ったのは分かったから、その時だけあの簡単な英語だけ。自分の名前だけ、Tの顔を見て言えた。あ、それと英語話せるのかと聞くから、Duolingoをはじめて1年だ、とだけ答えられた。
休憩のあと、皆が黒板の前で『無駄』の"駄"という漢字はどんな意味なんだろうと話していた。気になったから帰って字源を調べてみた。
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"駄"はもともと荷物を運ぶ馬を指していた。
荷物を運ぶ馬は競走馬や軍馬と比べると、価値が低く、粗末な馬とみなされることがあった。
そこから『つまらない』や『価値が低い』という意味が派生した。さらに『無駄』のように『役に立たないもの』という意味合いで使われるようになった。
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どうして『無駄』の話になったんだろう。その話も聞いてみたかった。
2025.03.18_Tue.
夜にKさんの稽古。今日は他の人も来るから、その人が来る前に『肩持ち呼吸投げ(ニ)』と『顔面突き肘抑え(ニ)』の難しいところを何度も繰り返して、教えてもらう。
中級技の受けをして、昇段技をかける練習。
ダサいものを見て、ダサいといちいち思う。その自分の頭が気になる。かっこいい人はどうしているんだろう。かっこいい人の 腹の中は見えない。だからかっこいいんだろうな。
K(10才)が数日前から「ひとりで自分の部屋で寝てみる!」と挑戦している。今日はひとりで寝たかと思えば、翌日は寂しくなってまたこちらで寝て、また自分の部屋で寝て、のこの頃。
自分のベッドにナリタかヒガシが来てくれた日はそのまま眠れて、どちらも来てくれない日は「寂しい。」と、こちらに寝にきている様子。
2025.03.17_Mon.
八百屋でふきのとうを買った。この間東長崎でひとり、おいしいものを食べてしまったから。家族にも食べさせてやろうと思った気持ちが半分。自分がまた食べたかった、が半分。帰宅して、いつもするように、多めのオリーブオイルと塩でさっと炒めて瓶に入れておいた。
晩ごはんは前に神戸でMに習ったスパイシー肉団子(塩とクミンシードとコリアンダーパウダーが入る。チリはKが嫌だろうと、入れないでおいた。)と、キャロットラペ。ふきのとうは、どちらと口にいれてもおいしかった。
K(10才)は今日学校で、友だちと手相の話になったという。見方を教えてもらったのか、私の手の平を見る。「生命線が長い!」と喜んでくれた。喜んでもらえて、ちょっと嬉しかった。
自分の生命線が長いだけで、喜んでくれる人がこの世に居るんだな。
寝る前に家族で、ヒガシの毛は艶やかなのに、ナリタの毛はパサつく(毛が立つ)。どうしてやればいいんだろう、という話をする。
2025.03.16_Sun.
朝から道場で稽古。ここのところ何故か館長に皆の前に出さされ、はじめのラジオ体操の号令をかけろと言われる。何を考えているのだろう。やるけど。
基本動作。足捌き。この間入った新しい人と組んで、いつもの二ヶ条のルーティンを教える。一ヶ条抑えを教える。これまでに館長とAさんとKさんが自分に教えるために繰り返し使ってくれた言葉が、ひとつ動くたびに出てくる。ありがとうご ざいます、と思う。
休憩を挟んで杖道のこと。Mさんに基本の素振りを教わる。
『本手打』『逆手打』『引落打』『返し突き』『逆手突き』『巻き落とし』『繰り付け』『繰り放し』『体当たり』。
2025.03.15_Sat.
東長崎5回目の日。朝からおでん種を買いに走った。
前回のクラスのとき何の話からだったか、Eさんの話になった。一度取材でご自宅へ伺った日のこととか、近所のおでん種屋のお会計をする台の上に、Eさんがその店に取材に来られた時の掲載誌がいつも飾られてあるんだとか、思い出したことをつらつらと話していた。
そうしたら、Rちゃんが本棚から一冊の本を出してきて、ページを開いた。わたしがおでん種を買い求めるたびに目にしている写真だった。それはRちゃんがEさんと作ったおでんの本だった!
そして数日前、Eさんの訃報をきいた。
今日のクラス。前回のメモを見ながら400文字で書いていくことをする。このことから書き始めよう、と思っていたことから書いていくと、どうにも上手く繋がらなかった。そしてまだ序盤を書いているのに、あっという間に文字数がかさんでくる。書きたいことの順序を入れ替え、文字を削り、ようやく書き終えて、444文字。
「500にいかなかったらいいよ。」とRちゃんが言ってくれた。
これは練習だけど、相手のことを書いている。練習だと逃げてはいけない。失敗できないと思うことは自分を邪魔するかも知れないけど、やっぱり今日ははじめてでも失敗できない(刀にもなるから)。そんな緊張がずっとあった。
クラスが終わり、緊張を解いて、ひとりで飲みに行った。Aに教わっていた店だ。
とても寒かったから泡盛のお湯割りからはじめた。いりおもて。宮之鶴。
ふきのとうキャロットラペ、こまい干し焼き、牛すじこんにゃく豆腐味噌煮込み。まだ帰りたくなくて、ポーク卵も頼んだ。
なんだこの料理は。空間は。ご褒美か。天国なのか。
Rちゃんのクラスは全6回。1回目からここに通わなかったことが悔やまれる。
ゆらゆらに酔っ払って「ではまた再来週~。」と言って帰ってきた。
帰宅して玄関を開けると完全におでんの匂いがした。Yは今日自宅でずっと仕事をしている、と言っていたから、帰宅してまさかおでんが出来ているとは思わなかった。出汁のいい匂いがするとおなかにまた隙間が出来て、もちろんおいしくいただいた。
「大根沁みてるでしょ。」と言うから、「わたしが出かけてからすぐに炊きはじめたの?」と聞くと「ううん、技。」とYが言った。
2025.03.13_Thu.
18時から家族皆で国分寺の予定。
日中はYと新宿に映画を観に行くから、K(10才)に学校から帰ってきてからのことを伝える。ひとりでバスに乗って、吉祥寺で待ち合わせよう、と話す。Kは、はじめてひとりでバスに乗る。
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①Kはリュックにゲームと財布と鍵を入れてください。財布がないと、バスに乗れません。
②4時15分発のバスに乗りたいので、
3時55分になったら、家の鍵を閉めて(しっかり閉まってるか確認して)ヒヒン(←Kの自転車の愛称)で道場まで。自転車を停めさせてもらってください。
③信号を渡って、ライオンの前のバス停から、吉祥寺行きのバスに乗ってください。
4時15分発です。
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Yとテアトル新宿で『敵』を観る。
丁寧に生活を崩さずに生きている人の所作を追い、それはほんの些細な行動をきっかけに、急に崩れていった。敵は堰を切ったように向かってくる。じわじわとではない。
どうして映像から色を排除しないといけなかったのかだけが最後まで解らなかった。そうしたのには、どんな理由があったのだろう。
映画が終わる頃、Kも家に帰ってきた様子。自分もうんちをして、ナリタとヒガシのトイレも綺麗にした、と連絡が入る。
「わかりやすく張り切るのが可愛いよなぁ。」とYが言う。
バスの時刻は伝えていたけれど、バス停についたKから「何時?」とLINEが来て、「わからなかったら運転手さんに吉祥寺駅に着くバスか聞いたらいいよ。」と返したけれど、バス停の看板に『吉祥寺行き』とあったからそのまま来たバスに乗り込んだ様子。数分して、途中の営業所が終点だった、とLINE。「またそこから吉祥寺行きのバスに乗ったらいい。」と返しても不安げなKに、Yは「自分でかんがえてみな。」とLINEをうった。
先に吉祥寺駅に着いて、Kを待っていたら、大きなバスの後ろの方の席の窓際に乗っているのが見えた。ひとりで吉祥寺までやって来られた。こちらに気がつくと、走ってきた。
お疲れさまのサーティワンアイスクリームを道端のベンチで食べてから、国分寺へ。
くうふくでMの詩集が『もうちょっとで中原中也賞』だったパーティ。
2025.03.12_Wed.
雨降り。帰宅時刻がK(10才)の習い事に出かける時刻に間に合わなかった。
ひとりで支度して、レインコートを探して、雨で濡れるから洗面所にあるタオルをリュックに入れて、家の鍵を閉めてひとりで出かけられるかとLINEで訊ねると、「うい。」と返事がきた。
しばらくすると、「(部屋の)灯りだけ付けていく。」とLINEが来て(なぜ?)、出かけられた様子。GPSを見ると、無事に道場まで辿り着いた様子。
帰宅すると、玄関の鍵も、自転車置き場の鍵もきちんと閉められていた。部屋の灯りは付いていて、トレーナーとズボンが階段を登りながら脱いだ?みたいに散らばっていた。
鍵を自分で開けて先に家に帰っておいてもらうことはしていたけれど、自分で閉めて家を出てもらうことは今日がはじめて。しかもこんな雨の日に。またひとつ、新しいことが出来るようになったんだな。
雨に濡れて帰ってきたKをお風呂に入れ、晩ごはんのあと、ホワイトデーにKちゃんにあげるホットチョコレートメルトを一緒につくる。富澤商店で材料を見繕い、今度は甘いチョコレートを買ってきた。家にあった木のスプーンは大きくて、木の棒があったと思ったらなかったから、シナモンスティックを挿した。
2025.03.11_Tue.
夜Kさんの稽古。昇段技(初段)8つのことを順に教わっていく。
◼︎『正面打ち四方投げ(一)』・・右相半身で受けて→後ろ足は踵方向へ転換しながら左手はクロールの手で相手の母指球をとる→右手で当て身、そのまま相手の脈部をとる→四方投げに入る。
◼︎『半身半立ち四方投げ(前)』・・(受ける方は正面から相手の両手を相手の足に押し付けるようにしてとる、左足が前とする)→正座をして相手に両手をとられる→足の指を立てる→相手の手を自分の腿につけたまま、相手側にある足(右足)から足裏を床につけて膝を立てる→右手は小指側の側面から前に→手をおでこにつけながら身体を転換させて後ろ足(左足)を抜く→左の肘を伸ばす→後ろ足(左足)を盗まずに大きく前へ踏み出す→手刀。
◼︎『横面打ち入り身投げ(ニ)』・・右逆半身から→足は右斜め前に出ながら→右手は手刀、左手は当て身→右手の手刀で切り落とした相手の手を、左手を上に当ててクロスする→右手で相手の襟を持つ→煽り足をしながら、相手を両方の手で挟む→投げる、相手側にある足(左足)が前に出る。
◼︎『両手持ち小手返し(一)』・・右相半身で両手首をとられる→拍手するように手を合わせる→後ろ足を踵方向に転換しながら→拍手の手を右に倒し、スライドさせて、相手の手から自分の左手を抜く→左手を相手の手に被せ、小手返し→すぐに左手で相手の肘を抑えながら→大きく右足、左足の順に2歩で相手の頭の上を歩き、相手を腹這いにさせる→相手側にある足(左足)が前に出ている→相手の肩を床につける。
◼︎『胸持ち呼吸投げ(一)』・・右相半身→奥の胸をとられる→相手の手を自分の左手で下からとり、ほんの少し下がる→腰を捻り(臂力の養成・ニの動きで)両足を煽る(胸で相手を連れていく)→自分の右手を手刀にして、相手の臂の内側の少し上に当てる→後ろの膝をつく。
◼︎『肩持ち呼吸投げ(ニ)』・・相半身で前提動作→正面打ちを受けて当て身→右逆半身で胸を持たれる→自分の左手を相手の手に大きく被せて→相手の手首を自分の胸に当てる→少し引きながら、ほんの少し後ろ足が回転して→自分の腕を伸ばして→斜め30°位、前に出て投げる。
◼︎『後ろ技両手持ち呼吸投げ(一)』・・右相半身で正面打ちを受けて当て身→後ろから両手をとられて→手のひらを返す(シン・ゴジラの手)→送り足で出ながら前に手のひらが動く→丸く手を上げながら、投げる前に足はほんの少し回転(一)→送り足のまま投げる(上に投げずに落とす感じ)。
◼︎『顔面突き肘抑え(ニ)』・・右相半身で構えて、突いて右逆半身→ほんの少し下がりながら(杖道の巻き落としの動き)→後ろの左手が相手の手首、前の右手が相手の肘の少し上→足は前に出ながら、右手はコンパクトに、左手は大きく前に出すように→足は回転(一)。
危ないから体重を乗せないようにすること。
2025.03.10_Mon.
K(10才)が女の子にお返しするチョコレートを帰宅途中に見繕う。
『小枝』をくれた女の子(Mちゃん)には『きのこの山』の苺味。
手作りの生チョコをくれ た女の子(Kちゃん)にはちょっと丁寧なチョコレートをと、前に知り合いにもらっておいしかったチョコレート屋の、おいしそうなホットチョコレートメルトがあったから、喜びそう、と買ってみる。
Kも飲みたい!と言うかなぁと思って、Kの分も買っておいた。
夕飯のあとに作ってあげて、自分も一口飲んでみる。ものすごくビターで、砂糖をいれてもまだビター。Kも飲んでみて「これは大人の味だ。」と言っている。駄目だ、やり直し。
2025.03.09_Sun.
道場で稽古。前半は合気道で体捌きのこと。
後半は杖道。Mさんに習って『本手打』『逆手打』『引落打』『返し突き』『逆手突き』『巻き落とし』『繰り付け』『繰り放し』『体当たり』『突き外し打』『胴払い打』。
Kさんに相手してもらって制定形。
『着杖』『水月』『引っ提げ』『斜面』『左貫』『物見』『霞』『太刀落』。
新しく次の形を習う。『雷打(らいうち)』『正眼(せいがん)』『乱留(みだれどめ)』まで。
なにもかもが異常に難しく。どうすればいいのかと思いながら、答えは出ている。杖に触って繰り返し練習するしかないんだろうな。
◼︎雷打・・常の構えから、霞の構え→右足を左足に引きつけ、左足を引いて逆手で太刀と合わせる→右足を右斜め前に一歩踏み出すと同時に、左手を頭上に杖を斜めにして水月を突く→左手を下に、右手を頭上に杖を両手いっぱいにとる→左足を左斜め前に進めつつ、左手より杖を繰り出し→体を左にかわして左半身→杖先で右の腹(?)を突く→右手を下ろしながら左手を本手に持ち替える→目付け→納杖。
◼︎正眼・・常の構え→右足左足と進めながら、右手を前に伸ばして顔面を攻めながら→右足を踏み込んで水月で止める→右手を上にして杖を両手いっぱいにとる→左足を踏み込むと同時に左の腹(?)を逆手突き→左手を手前に引くと同時に左足を右足に引きつけて太刀を外し、八相の構え→右足を踏み込んで水月を打つ→目付け→納杖。
◼︎乱留・・常の構え→右足を引き、杖先を下にして右後ろに垂直に立て、左半身→腰を捻りながら逆手のまま杖を前に出す→右足を左足に引きつけ、左足をひいて、逆手で太刀と合わせる→左手を後ろに杖を両手いっぱいにとる→左足を踏み出し、逆手で太刀を打つ→顔面を攻める→右足から引いて、右逆手引き落とし→あー、もうわからない。今日はここまで。
2025.03.08_Sat.
Yに手伝ってもらい、夜中の2時までかかって確定申告のこと。インボイスになって、消費税の申告が去年に続き、今年もややこしくてたまらない。自分の頭ではとてもこの作業を終えられない。毎年この作業のたびに、Yが死んでしまったら、と考えてしまう。
2025.03.07_Fri.
Duolingo、365日目。朝ごはんの後、今日も数分、また1日を積む。
我が家にナリタとヒガシをつれてきてくださった保護団体の代表の方が、去年亡くなったというのは聞いていた。残された60匹あまりの保護猫の餌代、医療費などの寄付を募っていることを知ったので、「野生の感で、この兄妹とご家族は相性がいいと思います。」と譲渡会に行った日にその代表のMさんがかけてくださった言葉を思い出しながら、僅かばかりを寄付することにする。
2025.03.06_Thu.
夜、K(10才)を連れ、Kさんの稽古。
Kは相変わらずな態度で、Kさんが自分に向かってかけてくれている言葉に体を向けて聞くことをしない。
前方回転受け身と中級技を教わったけど、そんな態度の息子を前に、時間の過ぎるのがとても長く感じる。
帰宅して、人の話を聞くときは、人に体を向けるんだと、何度も何度も伝えている言葉を繰り返す。
2025.03.05_Wed.
同じような曲ばかり聴いていて、違うのが聴きたいと言ったら、DさんがNick Loweの『The Old Magic』という緑色のアルバムをかけてくれた。この時間に、なんて優しい声だろう。
急に何かかけて、と言われて、これを選べるDさんはなんてすごい人だろう。
映画館にBob Dylanの映画を観に行く。『名もなき者』。
最初から最後までBob Dylanがかっこいい。あの目をされたら、もうどう しようもないなぁ。傷つけられようとも。Joan Baezになりたい。
2025.03.02_Sun.
道場で稽古。新しい人がふたり増えている。
杖道のこと。
◼︎本手打・・両手で杖をいっぱいにとりながら、後ろにある手は親指を外す(開く)。杖を持つ手の位置は、手から臂までの長さのあたり。
力を入れるのは薬指と小指。
Aさんは「イチ、ニ、サン」と号令をかけながら、サンのときは下まで振り抜かずに目の位置で止めていた。
◼︎逆手打ち・・どう書けばいいのかわからない手首の角度。手首を伸ばすような。猫のような。
◼︎引き落とし・・まず本手打のように、杖をいっぱいに取りながら後ろにある手の親指を外す→引き落とす→前の手は前の肩にある→腰を捻って前を向く→袈裟にきる→目付け。
Aさんは最初6つのカウントで素振りをして、慣れてきたら段々に4つのカウント、2つのカウントに変化させていった。
そんなふうに練習をするんだ、と思った。いい練習の方法。
Kさんと組ませてもらって、制定形で覚えた『着き杖』『水月』『引提』『斜面』『左貫』『物見』『霞』『太刀落』の8本の形を練習する。
Aさんが来て、『太刀落』のはじまりのところを教えてくれる。
◼︎常の構えから→少し膝を曲げ、右足を半歩ほど後ろに引きながら(1歩もひかない)、左手で杖先をとる→左足を引きながら杖の後ろを上に回して相手の太刀と合わせる。
◼︎相手の太刀と合わせるタイミングのこと。
・ちょうどいいタイミングで動けると、少し杖先が交わるくらいで合わせられる。
・こちらの動きはじめるタイミングが早いと太刀と杖が交わらない。
・遅いと、太刀と杖が深く交わりすぎる。
今日のKさんとの練習だと、ちょうどいいタイミングはKさんが3歩ともう僅かに動いたあたりでこちらが動きはじめるくらい。
ひと通りの練習の後、ひとりずつ前へ出て、Aさんがひとつだけ、自分のやりたい形を見てくれる。一番嫌いで様にならない『物見』を見てもらうことにした。皆が口々に"早い"と言った。わたしのタイミングは早いのだろう。
動きは覚えているけど、その他の全部が曖昧。タイミングと、相手の身体のどの部分に杖を当てるのかが曖昧。
Aさんは「もっと自信をもってやったらいい。」と言って、お手本を見せてくれた。あぁ、綺麗だなぁ、と思った。やっていて、ちっとも面白くない『物見』なのに、(『霞』はやっていて面白い)、Aさんの『物見』はかっこよく見えた。誰とも全然違う。全くかっこよく思わなかった形が、かっこいい形に見えたことが面白かった。やる人によってこんなにも違う形に見える。相手の太刀に吸い付くように見える。
稽古が終わったとき、『霞』の構え方をAさんにもう一度教えて、と尋ねた。
正中線はいつも必ず相手を向いている。自分の身体はいつも杖の中に隠す。
終わって館長が皆でお弁当を食べるか、と言って下さった。準備している間に、泡盛のミニボトルが数本出てきた。その中に"泡波"が!
それを目にしてあまりにも喜んでしまったから、Aさんが誰かの元へ行ってしまわないように、すーっと机の下に隠してくれた。そしてビールのあと、またすーっと出してきて、分けておいしくいただいた。まさか今日道場で"泡波"に会えるとは思わなかった。今日がこんないい日になるなんて。
2025.02.28_Fri.
Kが10才になった。目が覚めて、「おはよう。誕生日おめでとう。」と声をかけ、
「おいで。」と言って、胸の上に抱いてみる。
朝はホットケーキを焼いた。
「やっと2桁になった。」とKは嬉しそうにしている。
「夜ごはんは何を食べたい?」「肉!」「じゃあ家で肉を焼こうか。」「うーん、できればー、外がいい。」誕生日だし、叶えてやるか。
夜、吉祥寺で待ち合わせて、七輪で肉を焼いてお祝いをした。
カフェへ寄り、1600円もする『いちごとチャイのパフェ』をYが「ふたりとも食べてもいいよ。」と言う。パフェに温かいチャイをかけながら、何度も「おいしい!」と言い合ってたべる。
2025.02.27_Thu.
夜、Aさんと稽古。今日は他の人も来ている。
その割には、いつもより平らにずっと集中していられた。
24時を過ぎてYが仕事から帰ってきた。
「これ、コンビニのだけど明日の朝Kに。」
コンビニの袋の中にはホットケーキミックスが入ってい た。上にのっけるアイスクリームと冷凍のブルーベリーも。明日はKの誕生日だから。なんて優しい人だろう。
2025.02.25_Tue.
このあいだ、Yの眼鏡が自転車にのっているときに風に吹かれて飛んでいった。レンズがはずれたのを修理してもらえるか、新しいのを選ばないといけなくなるかも知れないから付いてきて、と言うから、眼鏡屋まで付いていき、ついでに自分も視力を測ってもらう。週末にK(9才)にふいに何かを見せられたとき、焦点が合わなくて身体を反らせて見てるよ、と
それを横でみていたYに指摘された。そうしていることを自分では気がついていなかったから、その言葉が気になった。
検査の機械を覗きながら、店の人にどちらにピントがきているかを答えていく。この行為と会話は、知らない眼鏡屋の店員としていても答えるのが面白いと自分はいま感じているな。好きなことなんだな、これは。
検査の結果は、軽度だけど老眼の入り口に立っているということだった。「遠いところを見るときは、いい視力のままです。」と店員が言った。店員の説明を聞きながら、美肌も老眼も筋力の衰えなんだと知った。
食べたいものを組み合わせて注文できる定食屋で昼ごはんをたべた。Yがアジフライと肉豆腐、わたしはヒレカツと鮪納豆。鮪納豆には生卵が入っていた。ミニヨンにも寄って珈琲をのんだ。今週はTさんが勧めてくれたオーケストラのドラマからはじまり、クラシックづいている。帰宅してパソコンとレシートに向かう。
夜はAさんと稽古。今日のAさんは筋肉痛だった。おまけに沖縄から雪の町へ行って東京に戻ってきたところだったから、ほんのりお腹を壊していた。ゆっくり稽古をしよう、とはじめる。
諸手取りから→転換して臂力の養成の動き→相手の後ろに入って相手を崩すところまで。受けるほうは出来るところまで身体を反らす。そこからの『一ヶ条』の表と裏。
Aさんの手は色んなふうに動く。色んなふうといっても、ひとつひとつは見たことのある動き。そのひとつひとつが、いくつもいくつも滑らかに繋がって、色んなふうに動いていく。
そして、諸手取りからの色んなことをした。
手の高さを変えずにキープして(下げない)臂力の養成の動き→呼吸投げをするように下段に下ろしながら足を転換→動いている方向に、更に少し動かして相手を崩す→相手の臂を伸ばし、相手の臂の少し上(一ヶ条で掴む場所)に自分の腕を当て、『肘当て呼吸投げ』の動き。
同じ入り口から、どう手を動かしたのだっけ。『十字投げ』の動き。
そして『小手返し』の表と裏。何度も何度もやってみせてくれるAさんの手を、足を、真似しようと目で追った。今日は『小手返し』が一番難しく感じた。
『四方投げ』。諸手をとられる瞬間に自分の手のひらを上に向けて、相手の手首を掴んでしまったら入りやすい。
諸手で手首を掴まれたところから、掴まれていない方の手を相手の手の上に被せる→掴まれている方の手を手刀にして切れば、『二ヶ条』がかかる。掴まれている手を相手の手に巻きつけて、掴まれていない方の手を添えても『二ヶ条』がかかる。
最後に『呼吸法』。正座して両手を掴まれる→手のひらを返してボールに沿う軌道→手がボール横を撫でたら、相手を崩す方向に前へ出る→片方の手は切る、片方の手は押す→いい姿勢になって、手のひらは最後、上に向く。
2025.02.23_Sun.
稽古。陽射しがぽかぽかと暖かい。
今日は人数少なく、館長の他、4人だけだった。前半は合気道。Mさんといつものルーティンをして、皆で突きから、正面打ちから、横面打ちからの小手返し。そして自由技。
後半は杖道。Mさんが相手になって下さって、『着き杖』から『霞』まで。
最後に制定形の8本目、『太刀落(たちおとし)』を教えてもらった。
家でひとりで練習していて、覚えられたと思ったことも、人といざ向かい合ってやってみると、全然出来ていなかった。
いつも間違えるところと、覚え間違えていたところ。新しく教わったこと。
◼︎『着き杖』・・引き落としではなく、本手打ち。
◼︎『引提げ』・・繰り付けに入る前、右足を右に開いたあと、左足が前に出過ぎる(相手との間合いが近くなりすぎる)。左足は45°
◼︎『左貫』・・受け流して相手の太刀を本手打ちした後、目に付け、さらに右足が大きく前に出る→左足を右足に揃える→その後で右足を引きながら、右手を上から後ろに回して引き落とし。
◼︎『霞』・・はじめの構え方が難しい。太陽の陽射しを遮るように、とMさんが仰った。太陽の場所は右斜め上。相手からは杖がまっすぐに見える。横から見ると45°になっている。
杖を持つ手の高さは何と言われたんだっけ。
体当たりの前、繰り付けの前も、『引提げ』のときのように、横に出た後、前に出過ぎている。
体当たりのときは足を揃える。腕は伸ばす。更に一歩右足を踏み出して、体当たり。
◼︎『太刀落』・・常の構えから→右足を引きながら左手で杖先をとり→左足を引きながら杖を上から回して→逆手で相手の太刀と合わせる→右足が左足の斜め前に出る→杖を両手いっぱいにとる→左足が出る→逆手打→杖先を左いっぱいに取りながら腰を捻る→繰り付け、右足が出る→左手の親指を外して、右手を上から後ろに回す→両手いっぱいに杖をとる、返し突き(左足を踏み出して水月を突く)→右に引き落とし→顔面を打つ→目付け→納杖。
帰宅後、先週に引き続き今週もO家の皆が遊びにくる。工芸茶の花を咲かせて話し込み、何度も何度もジェンガをして遊ぶ。なんかいつ会っても好きだなぁ、この家族。
こどもがゲラゲラ笑っている。ナリタとヒガシもたくさん遊んでもらったから今夜はよく眠るだろう。
2025.02.20_Thu.
稽古に行く前に道着の胸紐を目打ちで外す。
沖縄から帰ってきたAさんと稽古。
「突きからのことをあまりやっていなかったね。」と今日はそのことから稽古がはじまる。
逆半身から突かれて相半身、相手の腕の内側で受ける。自分の指は下を向く。相半身から突かれて逆半身のときは、相手の外側で受ける。
突かれて相半身から一ヶ条に手をとる練習。
次は右逆半身で片手をとられたところから→左足が前に入りながら左手で相手の臂の内側を切る→そのままその左手を相手の手まで滑らせる→主に動くのは相手に掴まれている自分の右手→その右手は呼吸投げのように相手の顔の方向に向かう、左手は添えている→右手が上手く動いたらその軌道の先で、相手の手首を自分の左手でとれる→右手は相手の臂へ→一ヶ条に入れる。
正座して向かい合い、掴まれた主になる手の動きを何度も練習した。
次は正面打ちから。受けるときに大事なのは、相手の臂を掴む手。それをしっかり掴めたら、逆の手で当て身も入れられる。足で蹴ることもできる。Aさんがお腹を蹴らせてくれた。生まれてはじめて人を蹴った。
合気会のやり方の、座り技からの四方投げも教えてくれた。正座して、片方の手首(右手)をとられるとき、とられるまで待たずに手を差し出す→相手側にある右足を立てる(足の裏を床につける)→膝立ちしている後ろの足を90°回す→自分の臂を伸ばしながら、また足が回る。
面白い動きで、足の動きがかっこいいと思う。足が弧を描くのを目で追って覚える。ワクワクする。
いつものように『入り身投げ』の練習。正座して『呼吸法』。
終わってから黒ビールを1缶。
"forgive"の話になった。たくさんの言葉を使って伝えようとしてくれたけど、それでもわたしが分かりきれなかったから、「しらべるか。」と言って翻訳のアプリで調べてくれた。
"許す"という意味合いの英単語が3つ程出てきたけど、"forgive"の"許す"は他とは違うんだ、とAさんは話した。
2025.02.19_Wed.
夕方に帰宅すると、お湯が出るようになっていた。今日は朝の9時から電気給湯器の本体を取り替えるため、業者が入っていた。本体を外に出すには、台所の網戸の枠を外さないと通らないと言われ、昨日は窓のことの業者に来てもらって枠を外し、テラスの階段を上がれるようにツタも切ってくださいと言われ、Yとふたりで「夏にまた生えてくるね。」と話しながら、自分たちには大切なツタの葉を短く切り落とした。
「ギリギリ本体出せた。」とYから日中に連絡が入り、それからまた数時間して、「給湯器の交換完了!17時からはお風呂もOK!」との連絡。
2週間ぶりに自宅のお風呂に入れた。
最強寒波だという中で、お湯が出る喜び。
今夜は皆なんとなく興奮気味。蛇口からお湯が出るってこんなにも嬉しいんだな。
2025.02.16_Sun.
稽古。とてもつまらない。
Aさんが居ない。Mさんが居ない。
熱中している人が居ない。何も楽しくない。
こんな日にどうやったらモチベーションを保てるのだろう。
すごい人を見て受けるショックでは布団に潜ろうとは思わない。だけど、なにか嫌ぁなものに触れたときのショックは布団に潜りたくなる。今日は後者だ。
稽古のメニューも、いつものルーティン。
その中で2点だけ。また曖昧になったこと、覚え。
◼︎突きからの二ヶ条・・逆半身で構えて、突いたら相半身→相の手で二ヶ条に手を取り、足を踏みかえる。
◼︎後ろ取りは、手のひらを上に向けるとき、二ヶ条も三ヶ条も前の足が送り足で前にでる(右半身だったら右足、左半身だったら左足)。覚え方としては、後ろに引かれたとき、"歩み足"では前に出る力が弱い。だから力の強い"送り足"を使う。
今日は杖もせずに12時過ぎに皆の稽古が終わる。終わってから、Kさんが相手をしてくれ、『着き杖』から『霞』までをやらせてもらう。
少し遠回りをして焼き菓子を買って帰宅。
O家の皆さんが遊びに来る。
仕事で南極に行ってきたYさんが、ペンギンに感動した話を事細かに話してくれるのを聴いていたら、心が元に戻ってくる。
2025.02.15_Sat.
朝から心臓が飛び出す。
今日必ず使わないといけない録音のアプリが、前にテストした時は大丈夫だったのに、朝にもう一度テストしておこうと、やってみたらエラー続き。再起動しても、アプリを入れ直してみても駄目。どうやらアプリ側の問題で、別のアプリへデータ移行したことがエラーの原因と分かる。電車の中でその移行先の別のアプリを入れて、テストする。小声で「テストテストテストテスト、、、」という自分の声の裏に、「次は四谷三丁目に、、、南北線、JR線はお乗り換えです。」とアナウンスの声がしっかり録音されていた。
あぁ、良かった。間に合った。
東長崎、3回目。
何十年ぶりかの"あみだくじ"でペアを組み、じゃんけんで順番を決める。
まずは5分で読む、10分で考える、20分で聞かれる、20分で聞く。"聞く"がどうにも出来ないと感じていたけれど、今日は"聞かれる"を先にやれて、写真のことをたくさん聞かれたから、撮影のときのようなスイッチが入れられた。
いつもここへは普段と違うことをしに来ている、と思っていたけれど、普段と同じようにすればいいんだと。そう思えてはじめた"聞く"の番では、聞きたいことが次々に出てきた。話し終えたら時間をオーバーして24分も話していた。1ヶ月前、はじめてここへ来たときは、5分も話せなかった。
その代わり、今日は"聞かれる"に"答える"、が難しく感じる。聞かれたその辺りのことは答えているのだけど、他人に伝えたいことを話すには、いくつもいくつも言葉が足りない。抜けている。
19時、外が暗くなって今日やることのすべてを終える。Rちゃんが近くのギャラリーに連れてくれた。女の子の作家さんが絵を描くのを観ていた。Rちゃんのところへ自分が行くきっかけをくれたコーヒーショップの、オーストラリア人のオーナーが奥に偶然いらっしゃった。いきさつを話し、「ありがとうございました。」と伝えることが出来た。
2025.02.13_Thu.
夜、K(9才)も連れてKさんの大人のクラスに1時間。
袴をつけないで白帯をつけて、道着を着る練習。まったく似合わない。どうしたらSさんのように着こなせるのだろう。練習量?もっと早道はないのか。違うサイズも試してみようか。胸紐をとってしまおうか。帯は長い方がかっこいいのだろうか。ウエストにくびれが欲しい。必要なのは筋トレか。
布団を敷いて、Kは前方回転受け身が急に形になってきている。教えてもらえたおかげ。
そして中級技を6本。『正面打ち四方投げ』から『片手持ち肘当て呼吸投げ』まで、またKさんがKに教えてくださる。今日はKもいつもより稽古に取り組んでいる。
自分もKを相手に稽古する。こどもの関節は柔らかくて、大人になら出来ることも、同じようにいかない。なんとなくでは出来ない。集中すれば、いい稽古。
2025.02.12_Wed.
家族へのチョコレートを買って、この間Aからいただいた、加島屋の"鮭といくらの麹漬け"がおいしかったから、父にはそれを送る。
オデオンで『ファーストキス』を観る。
映画館で泣いたのはいつぶりだろう。序盤は夫婦の関係があまりにも、で戸惑い、突拍子もない出来事がはじまって、男の気持ちは分かっても、女の気持ちがいまい ち分からないがやってきて、それでもあるシーン(緑道のシーン)をきっかけに徐々に色々を理解して涙が出るところまで連れていかれる。この映画の言わんとするところがわかって涙が出るくらいに、自分も人と関わってLIFEを送ってこれたんだな。それは良かったことだな、とブツブツと心で思う。
2025.02.10_Mon.
今月はよく物が壊れる。
電動自転車のバッテリーからはじまり、電気給湯機、洗濯機。
動くのだけど、洗濯機の乾燥フィルターのところに水が溜まるのと、エラー音が鳴って途中で止まる(ドアを開け閉めすれば、また動き出す)のがここのところ気になっていた。
修理にきてくれた若者が人懐っこい目をしていたから、今日の作業がそろそろ終わる頃に「飲みものは何が好きですか。」と聞いて珈琲を淹れてあげた。出来ることならこんな人間になれたら愛されるんだろうなぁ。徳があっていいなぁ。
乾燥フィルターの箇所は修理が済んだ。途中で止まる原因もわかったから、部品を取り寄せて後日引き続きの作業。
2025.02.09_Sun.
道場で稽古。
始まる前、杖を持って『左貫』を1人型で練習していたらMさんが声をかけてくれた。
右本手打ちの後の引き落としをするときの杖の使い方が覚え間違えていた。杖を回すようにして引き落とす(杖を握っている下の手(左手)を前に出して上に上がってから引き落とす)。
Mさんが隣でやって見せてくれなかったら気がつかなかったと思う。
今日は新しい男の人がふたり来たから、基本のことを沢山習えた。
本手打ち、逆手打ち、引き落とし打ち。
皆の稽古が終わってから『着き杖』から『霞』まで、Kさんに頼んで相手してもらう。Aさんが帰ってきたら教えてもらえるように、せめて大きな動きだけでも覚えていたい。
2025.02.07_Fri.
夕方から飲み会。DさんとKちゃん、Yちゃん、H君。美舟で集まることにした。沢山話したい人と会うときはやっぱり地べたに座るのがいいから。4時間程があっという間に過ぎて、店を出て、2軒目のあと、パルコの前のベンチでアイスもなか。カイロが必要。ポケットに缶ビール。
O君の家を探して、家の前で少し喋った。Rさんが合流して、3階にスマートボールのある居心地のいいBARで1杯だけのんで、終電を諦めてタクシーで帰ってきた。
2025.02.06_Thu.
K(9才)を連れてKさんの大人のクラス。
Kは体調がベストではないけれど、それにしても集中を欠いて人が話しかけてくれているときに、目を瞑ってふらふらしている息子を見て、何というか、今日は言葉を出すことが出来ない。強くも、柔らかくも、もう言葉は出し尽くしている。それでもまたやっている。やり方を見せてくれていることを見ていない。まっすぐに立たない。
稽古が終わり、Yと合流して銭湯に行った。
帰り道、今日のことをYに話し、次はどんな態度で、どんな言葉で、どんな強さで、さぁどうしようか、とふたりで話しながら帰る。Kは察して少し後ろを歩いている。
駄目だとすべてを否定すると、その場だけのごめんなさいが返ってくるだけだろう。
人は簡単じゃなくて、自分も確かじゃない。
「わかってるけどやってしまうんだよね。」と、まずはそのままを包もう、とYが言う。
泣いた赤子に泣きやめと言葉では言わなかった。泣きやませる為にはもっと間接的なことを埋めていった。腹を満たし、よく寝かせるような。
Yと話しながら、Kのことを考えているようで、わたしは自分が恥ずかしかったんだな、と思う。自分の恥ずかしいを捨てて、K側にまず立とう、と今日の話のとりあえずの結論。で、その先は?
2025.02.05_Wed.
なんだか調子が悪いなと、ここのところ騙し騙し使っていた電気給湯器がついに故障した模様。
修理を依頼するも、来てくれるのは1週間後だと言う。お風呂のお湯が溜められない。シャワーくらい浴びられるかと思ったけど、それも駄目。家のどこからもお湯が出ない。
ポットでお湯を沸かし、桶で掛けながら髪を洗った。ドライヤーはなんて 温かいのだろうと髪を乾かし、イエーガーマイスターのお湯割りで暖をとる。
不自由だけど、ほんの少し楽しい。でも、こんなことで風邪をひかないようにしたい。
2025.02.04_Tue.
夜に1時間だけKさんと稽古。
木剣の覚え間違えてたところ。
『乳祓い』・・相手と木剣を合わせた後、左足が前に出て、まず 木剣は上に上がる(ここが抜けていた)→そのあと横に切る→少し左に動いて相手の手首を打つ。
『左輪』・・相手と木剣を合わせた後、右手で切って下に流し→左に出て右手だけで相手の手首を打つ→もう一歩前に出る。
『摺り込み』・・八相の構えから自然に下ろしていき、そのまま木剣を返して相手の鍔(つば)の下に刃が当たる→相手の動きのあと、木剣の右側で相手の木剣を弾く。
2025.02.03_Mon.
服の中の、誰の目にも触れない場所のホクロを取る小さな手術。ここ数年着替えの度に嫌で、夏が来る前にサヨナラしたかった。麻酔が痛いです、と言われていたけど、大した痛みでもなく、若い先生のテキパキとした動きを感じている間に無事終わる。1週間後に抜糸。
恵方巻がどこにも売っていない。東京の人はもう恵方巻のことを見限ってしまったのか。それにしても売り場が静かすぎる、と思ったら、どうやら今年の節分は昨日だったよう。
帰宅してRさんのところで買って帰った本の続き。座るとさっき切ったところがピリピリするから、身体を斜めにして、痛くない角度をさがす。
2025.02.02_Sun.
◼︎木剣のこと。
『鷲(じゅ)』の最後は足を踏みかえる
『乳祓い』・・木剣を合わせた後、左足が出て、横に切る→真後ろではなく、左斜め後ろに引く(その時の木剣の動きは、振り上げるのではなくて、下へ流すのだっけ?)
『左輪』・・右手だけで木剣を下ろした後、足は左斜め後ろに下がる→木剣は上に振り上げない、下へ流す。
『受け返し』・・下段から、木剣は横向きに受ける→(この次が曖昧)相手の頭へ下ろすんだっけ→右足が前に出て切先を落とし相手の脇に入る→肩を切る
『二刀合い』・・左、右、と下がった後は、右足が前に出ながら切先が落ちて相手の脇に入る→肩を切る
『摺り込み』・・八相の構えから自然に下ろしていき、そのまま木剣を返して相手の鍔(つば)の下に刃が当たる→次の動きが分からない。
◼︎杖道のこと。
これまで稽古したことのある『着き杖』『水月』『引っ提げ』『斜面』のその先のことを教わる。
『左貫(さかん)』『物見(ものみ)』『霞(かすみ)』。
『左貫』・・頭の上で杖を横に持つ(前にAさんが、自分の視界に杖がギリギリ入るくらい、と言っていた)→水月を突いてこられるから、左足を引いて、左手が上、右手が下→左手を離して杖の一番下を持つ→打つ→目付け?→左足を右足に引きつけ→右足を引いて杖は右に引落とし→右足を踏み込み、相手の木剣を打ち落とし、目付け。
『物見』・・常ね構えから→杖先を左横へ、左手で下から杖を握り、右手を右端まで滑らせて左手を離し、杖先を床につける→左足の爪先を左に向けながら、左手で杖をとり→右足を引きながら、杖は後ろ上から回して左本手打ち(相手の手首を打つ)→左手を上から後ろにまわして返し突きの姿勢→右足が出て水月を突く→目付け。
『霞』・・常の構え→左手で杖先を逆に握る→右足を引きながら、右手が上(顔の前?)左手が下→右足を左足に引きつけ→左足を引いて、杖は逆手で相手の木剣と合わす→左手を引いて杖を両手いっぱいにとる→左足を前に出して木剣を逆手打ち→目付け→右足を引いて杖は引き落とし→右足が前に出て杖は頭の上、左手が後ろ、右手が前→右足が前に出て体当たり→左足から引いて杖は左に引き落とし→右足を右に開いて、左足を前に出して、杖は頭の上→Cの字を丁寧に描く→左手を持ちかえて、左足を前に踏み込んで水月を突く→右に引き落とし→顔面を打つ。
稽古の終わり、館長にたのんで道場にある木剣と杖を借りる。家で練習する。
2025.02.1_Sat.
東長崎、2回目。
緊張している訳ではないのに、前回も今回もここに来る日は昼ごはんを食べようと思わない。
Yにそのことを話すと「君たち親子の特性だよ。 」と言われる。飴玉をひとつ口に入れて家を出る。
前回の振り返り。一番書きたかったことは何?今日の時間の中でRちゃんは何度この言葉を言っただろう。
2025.01.30_Thu.
家族がふたりとも体調を崩し、家の中が静まりか えっている。
自分も出かけられないから、時折換気しながら、ちょうどRさんに勧められた本が郵便受けに届いたし、次の土曜日のために読みはじめる。夕方までこの本を読み進めたら木剣を振ろう。Aさんがせっかく東京にいるのに、稽古に行けない。残念な気持ちが身体中に。今月中に『相摺』から『摺り込み』まで8本の形(カタ)を覚えたかった。
2025.01.29_Wed.
今週は何もうまく進まない。
たのしみにしていた事が流れていく。
あーあ、と思って、だからといってどうすることも出来ない。ガラス張りの扉に姿を映しておもちゃの刀を振る。
2025.01.28_Tue.
日曜日のあと、K(9才)のおもちゃの剣でしっかり復習をしていた。あやふやなところを教わる気満々で夜にAさんの稽古へ。ふたりでストレッチをしていたら、滅多に稽古に来ない人がやってきて、自分はAさんに聞きたかったことを聞くタイミングを逃し、腹の底から残念な気持ちが込み上げて、なかなか治らない。気持ちを立て直すことに多くの時間を使い、ようやく平らに戻ったら稽古の終わる時間。心の中はとてもわがままだ。
こんな日、Aさんは頭の中でなにを考えているだろう。外からは凪いで見える。自分はストレスと取っ組み合って、どうやったらそれを離せるだろう、ばかり思いながら、Aさんの佇まいの真似をしたくて、外側をじーっと見ることしか出来ない。
2025.02.26_Sun.
道場の畳に陽だまりができて気持ちがいい。
合気道もしたけど、今日の頭の中はAさんが教えてくれた木剣のこと。
まず握り方。手のひらの生命線と母指球のあたりが木剣の峰にくる。上にある右手は鍔(つば)に触れている。下にある左手は柄頭(つかがしら)に触れている。薬指と小指でしっかり握る。中指と人差し指は力を抜いていい。
そして、覚えたい『相摺(右)』『相摺(左)』『鷲(じゅ)』を復習させてくれた。
「仕太刀(しだち)」という言葉は技を仕掛ける側(わたし)、「受太刀(うけだち)」という言葉は技を受ける側(Aさん)。
仕太刀は先に動いてはいけない。仕太刀はいつも受太刀の動くのを待ってから動く。
『相摺(右)』・・右八相の構えからはじまるけど、もし受太刀が下段に構えていたら、仕太刀もそれを真似する。そこから右八相(左足が前)→受太刀が先に動く、右足左足右足と動いて、切先を合わせる→右足を後ろに引いて、右八相の構え→右足が前に出て、木剣は逆のCの字のように動き、相手の手首の下に当たる→左足が前に出て、木剣はわずかに袈裟の角度に入る(木剣は自分の頭の上を越さない、頭より右で回る)→木剣は目付け。右足前(左足に揃える)、左足後ろに、受け立ちが動いてから木剣を下段に下ろしながら、左足をまた前に(右足に揃える)。下段に下ろしたとき、受太刀の木剣と仕太刀の木剣は並行に揃える。
『相摺(左)』・・右八相で構える→受太刀が先に動く、右足左足右足と動いて、切先を合わせる→左足を後ろに引いて、左八相に構える→左足が前に出て、木剣はCの字のように動き、相手の手首の下に当たる→右足が前に出て、木剣は左側から自分の頭を越さずわずかに袈裟に入る→目付け、受太刀が動くのを待って、下段に下ろしながら左足が前(右足に揃える)。
『鷲(じゅ)』・・右八相に構える→右左右と足が出て、相手と切先を合わせる→右足が前に出て(相手の左手首を)押し切りのように→左足が前に出て(相手の右手首を)押し切りのように→目付け、右足が前に出て左足に揃える。
稽古が終わるとき、Aさんが自分の素振り練習の方法を教えてくれた。家に帰ってK(9才)のおもちゃの剣で練習しよう。
2025.01.25_Sat.
割れる音で目が覚める。
「やっちゃったー!お皿落としちゃった。」とK(9才)の声。今日も朝ごはんを作ってくれようとした様子。トースターからパンを取り出すときに、熱い金具に触れて手をはなしてしまった。Kが作る朝ごはん、4日目にしてトーストはいちばん良い焼き具合。
夕方、吉祥寺へ出て、KちゃんとAと李朝園で焼肉。正月が戻ってきたみたい。
マッコリはボトルを天地返してから注がないといけない。
K(9才)は最近覚えたばかりの『正面打ち四方投げ』を何度もKちゃんにかけていた。
吉祥寺の町と『正面打ち四方投げ』。忘れられない光景になりそう。
もう家に着く、という時にYが「やっぱり李朝園はいいよなー。」と言った。
2025.01.23_thu.
夜、Aさんと稽古。
繋がってから相手を下に崩すのと、そのままの高さで崩すのと、2通りの『入り身投げ』から。
そのままの高さで崩すときは、相手の頭を自分の肩につけた時の前足の方向に投げる。投げるとき前に出す足は、相手側にある足。
投げるときは矢筈の手で相手の首、もう一方の手で相手の顎、その2点で挟んでしっかり崩してからその後で投げる。
『天地投げ』、自分の真ん中から手がはみ出さないように。
「遊びをしよう。」とAさんが言った。両手を掴まれる→掴まれた瞬間に相手の前の手の臂を抑えて体勢を崩すところまで。「どうやったら相手の前の手がどっちなのかがすぐに分かるの?」と聞くと、「どちらでもできるよ。」とAさんは言って何度もやってみせてくれた。そして「自分の稽古は(Aさんが教えてくれることは)自由に動けるようになること。」と言った。
よく見ていると、相手の臂の内側を相の手で素直な方向(木剣を握るような)に握って(触って)から、その手を手首まですべらせてきている。その後の握り方で、四方投げができる、二ヶ条もできる、小手返しも、呼吸投げも。
その色んな技の入り口までの手を、何度も練習させてくれた。これは遊びではなく。今日の中で一番心に残った。
『四方投げ』のこと。おでこに手をつけた時、握り方をほんの若干、外側に握り変える。
相手の手が大きくて、投げるときによく手が離れてしまうと言うと、腕をのばすときは強く、投げるときは若干緩めて、抑えるときはまた強く、と教えてくれた。
『一ヶ条』の表と裏、『呼吸法』。
2025.01.21_Tue.
朝、ゲームソフトが欲しくて、A4のノートにハートのスタンプを貯めはじめたK(9才)に、珈琲豆の挽き方とハンドドリップのやり方、食パンの焼き方を教える。
朝ごはんをつくってくれたら一気に10もハートが貯まる。(ハートをあげる。)
Kを学校に送り出し、いままで必要のなかったソフトをふたつ入れてみて、とりあえず触ってみる。
掲載誌が届いて、年が明けてから挨拶も出来ていなかったから、届きましたのお礼と共に遅い新年のご挨拶をメールで送る。すると、「なんというタイミングでしょうか。」と、あっという間に返信がきて、次の撮影の連絡をもらう。
今日はこの「なんというタイミングでしょうか。」がうれしかった。
夜、道場へ。沖縄から帰ってきたAさんと久しぶりの稽古。「今日はなにをしようか。なにか稽古のリクエストはある?」と聞いてくれたAさんに「う~ん。」と答えられなかったけど、いつものように入り身→転換から稽古をはじめ、休憩のときに、「稽古のリクエストはないけど、話したいことは沢山ある。」と言うと、Aさんは「いいよ。」と言って、一昨日の出来事をひとしきり話すのを全部聞いてくれた。
その後は、『一ヶ条』の表のこと。右逆半身で片手をとられる→左足が前に入って左手で当て身→左手で相手の臂に手刀→相手に握られた左手を呼吸法のような軌道で相手の顔の方向へ→左手で相手の手をとり、右手は相手の臂へ→相手の腹側へ入る。左手の軌道が難しい。
『入り身投げ』。右逆半身から片手をとられる→左手で相手の手を下から切りながら、右足が相手の背中側に前へ入る→右手が相手の首、矢筈の手→足が転換、相手の頭を自分の肩につける→足はそのまま、もう少し左まで♾️を描く→方向はそのまま(逆を向かない)前へ投げる。
相手の頭を自分の肩につける時、相手と自分の間合いが広かった場合、わたしが相手のほうへ(自分が)寄っていってるのをAさんが気づいて、「自分が相手に寄るんじゃなくて、相手を自分に寄せるんだ。」と言った。それが今日の一番大事なところかも知れない。
いつもと違う『四方投げ』、表のこと。右逆半身で片手をとられる→右足が右斜め前へ(そうすると急所に隙ができるから、それを防ぐために)左足が前に→相手の腹側に→あとはいつもの四方投げ。
続けて裏のこと。右逆半身で片手をとられる→足を転換→相手の手をおでこに→いつもの四方投げ。
転換するとき、相手の手をおでこにつける時、顔が下に向かないように。顔を上げること。
正座して向かい合い、『呼吸法』をして、稽古が終わり。
2025.01.19_Sun.
今日も年末に置いた石を拾いに。
三ノ輪の駅で降りて、馴染みのない町を地図を見ながら15分ほど歩いた。大きな体育館に着く。
安藤毎夫師範に合気道を習うため。3階まで上がると綺麗な稽古場があった。
去年自分が審査を受けることになったとき、技を覚えるために安藤師範のビデオを見ていた。
審査を終え、その審査のビデオで自分の姿を見たとき、当たり前だけど見ていたものと、動きの何もかもが違った。安藤師範の動きはとても力強い線に見えた。自分は何もかもが緩かった。
こんなにも力強い動きを目標にするの?稽古したとして、自分の身体で出来ることなの?とても出来るように思わなかった。
初心者に強みがあるとすれば、どんなに怖い人にでも会いにいけるところなんじゃないかと思った。それで今日は安藤師範のところへ行くことにした。
『呼吸力を知る』という一回だけのクラス。
早くに着いたから、まだ人の気配がしない。更衣室で道着に着替えて、ストレッチをしながら待っていた。
はじまる20分前、安藤師範の奥様のSさんが更衣室に入ってこられたので「今日はよろしくお願いします。」と挨拶をした。
道着を着るとき、あらゆる紐をギュッときつく縛らないと、動いている間に着崩れてしまう。
それなのにSさんの道着の着方はまるで着流しのようだった。それがものすごく綺麗でかっこよかった。どうしたらあんな風にかっこよく道着が着られるのだろう。
胸持ちの二ヶ条から稽古がはじまり、片手を持たれたところから、前足を開きながら、持たれた手だけを動かすこと。
両手を持たれたところから押される→終末動作(二)の手→天地投げみたいな手。
一ヶ条の裏の動きから投げること。側面入り身投げ(前足が相手の前足の前まで動き、後ろ足が背中に入る)自分の片手を持たれた相手の親指の向きのこと(相手の親指を相手の身体のほうに向けている?)。持たれた手の反対の手を上から切って小手返し(小手返しをかけられたとき、いつもより手をまっすぐに返されているような感触がしたこと)。
4ヶ条。これは自分はまだ出来ないことだったから、組むことになった人に「教えてください。」と言って教わった。まずいつもは見慣れない手の出し方をされた。自分の前足の方の手で、相手の手首を握る(いつも握る場所より上の方だった)。逆の手を添えて返す。初対面の人と組んだから、かかっているのか、全くかかっていないのか確かめることは出来なかった。
そして、横面打ちを受けてそのまま投げること。
すべてのことをしている間に、安藤師範はひと組ずつのところへまわって来られて、すべての技をやってみせてくれ、受けさせてくれた。
動画ではあれほど力強い動きに見えていたものが、実際に受けさせてもらうと、なにをされても”ふわっふわ”だった。(4ヶ条だけはふわっふわとは言えないけど、それでも強引じゃない。)腕に力が入っていない。
安藤師範は、相手が嫌だなと感じるようなことをすれば、自分も嫌な感じが残る。相手が喜ぶような、受けるほうが何をされたのか分からない、だけど倒れている、自分も相手も気持ちがいい→調和ができているということ。
やってやろう、とすると体勢が崩れる。
新幹線なんか掴めないでしょう?体をかわすだけ。あとはちょっと手を置いてやるだけ。
そんな話をされた。
最後に構え方を教えてくださった。ひとりずつ、足の幅、爪先の向き、肩を落とす、出した手の高さ、後ろ足をピンと張ること、顎を引かれ、帯の部分を最後にくいっと下に引かれて、形を直していかれた。
合気道をするには植芝先生を知らないといけない。植芝先生の技をする上で、養神館の動きというのは頭の先から足の先までピンと姿勢を正すこと(上と下から糸を引っ張ってキュッと細くするイメージ)、それが大事なことだとして、その姿勢を作る訓練のために、練習の仕方を作った。
これが正しいのかは神のみぞ知ることで分からないけど、これがわたしが塩田先生から教わった植芝先生の技です。と話されたのが、心に残った。
帰り道を歩きながら4ヶ条をかけられた鈍痛がしていて、三ノ輪の駅前のドトールで珈琲をのんで休憩した。一杯のみ終わっても、まだ家まで帰る力がチャージ出来なくて、もう一杯珈琲をおかわりした。
2025.01.18_Sat.
東長崎、Rさんのところ。今日から3月いっぱいまで、6回通う。
去年仕事を受けた撮影の中にきっかけがあり、そんな時にRさんと知り合うご縁があって、やってみることにした。あさってのことかも知れない。だけどあさってのことじゃないかも知れない。聞くことも書くことも上手くできなかった。今まで日記しか書いていないことがよく分かった。そんなことすら今日まで気がついていなかった。帰り道はそんなに凹んでいない。
東長崎を出て、目黒駅からバスにのった。
「Hashiru Ueda × Aki Yamanaka Exhibition『けっこうけだらけ』」のオープニングへ。なんて面白い人たちだろう。
見続けている走君の絵と自分ははじめて見るアキヤマナカさんのちぎり絵のコラボ作品が、反発しても良さそうなのに調和してひとつの作品になっていて、すごいなぁと眺めた。
走君の奥様のMさんとはじめてお会いできて話せたこともうれしかった。
昼ごはんを食べていなかったから腹ペコで、渋谷のいつもの焼き鳥屋に久しぶりに入ったけど、好きだった店の客の雰囲気が変わっていた。料理はいつものおいしいままだった。なんだかな。
2025.01.16_Thu.
革靴に鳥の糞を落とされた日。
ハンカチは持っているけど、ティッシュは持っていない。駅のトイレまで我慢して、綺麗に拭き取った。Fさんのところへ。髪を切りに。
髪を切られながら、今日は福澤諭吉と新渡戸稲造の話。このふたりの名前を出して、札の話をしない(にならない)のが、Fさんを好きだなぁ、と思うところ。
戻り週末の準備と請求書を書いたり、プリンターの調子が悪く、あれやこれや。
道具もそろそろ見直す時期にきている。
夜にK(9才)も連れて道場へ。今日も大人のクラス。Kさんに習う。清水眞砂子さんの言葉を心に持っている。
2025.01.14_Tue.
雑居ビルの上のほうの階のベトナム料理屋に入ったら、ゲストハウスに泊まった日の朝を思い出すような店内で、旅先のような気持ちでYと話し込んでいたら、注文した料理もまだ出ていないのに、気がついた時には予約した映画がはじまる時間の15分前だった。
時間に余裕を持って店に入り、長いこと料理が出てこないのも感じていたけれど、今日はそのことがあまり気にならなかった。だけど映画に間に合わないのは嫌なので、ベトナム人の店員さんに訳を話し、和え麺を掻っ込んで、映画館へ急いだ。予告編の最中に座席に座れた。
『AINU PURI』。映画の中の男性がなにを考えてなにをしたくて、なにをしているのかがよくわかった。たぶん大きく区切れば同世代で、配偶者と息子と暮らしているところも同じだったからかな。映画館を出て「あの男性がもっと歳をとったら、ことばで説明することをやめていたりするかな。ただやり続けていて、言葉無くそれを次の世代の人が後ろから見ている、みたいな光景になっていてもいいな。」とYに言うと、Yは「あの言葉で説明してるのがよかったけど。途中からあの男の子がK(9才)に見えてきた。」と。言葉をなくせば、受け取ろうとする人しか受け取れない。それは純粋で太いものだけど、きっと伝えていくには足りないのかな。
安東ウメ子さんの歌が心を揺するように映画館に響いていた。
夜、道場へ。Kさんの大人のクラスに今日はK(9才)も連れて行く。前に読んだ清水眞砂子さんのどの本の中にだったか、”家族の垣根をもっと低くして、他人の力をもっと借りてもいいんじゃないか”というようなことが書かれていて、今日自分はそれをしようとしている。合気道のことだけではなくて。何も知らないKはKさんに中級技を教えてもらえてわくわくしている。
2025.1.12_Sun.
道場で稽古。昨日買ったばかりの道着を身につけ、袴を履いた。下の道衣は短いほうを選んだのに、袴の裾からチラチラ見えるのが気になった。着るときに、もっとウエストの上のほうで、紐をもっときつく縛れば良かった。
準備体操をして、二ヶ条と三ヶ条のルーティン。小手返しを外開きと内開きで。
館長がわたしに『一ヶ条抑え』から順に中級技までひとり型をしてみろ、と仰って、見て下さった。入り身投げを受けるときの両手の幅(相手の臂は本当にその場所にあるのか?)、襟を掴んで回転したとき(襟を掴んでいる手の位置は、本当に人間を相手にした時もその高さにあるのか?)、そんなことを仰った。
いま平日に教わりはじめている昇段技についても、一通り話して下さった。
休憩を挟んで、木剣を持ち、Mさんに教わる。
『相摺(右)』『相摺(左)』『鷲(じゅ)』『乳拂(ちばらい)』『左輪』『受返し』『二刀合』『摺り込み』。過去に何度も教えてもらってるのに、間があけばまた動きを忘れてしまっている。また初めて教えるようにひとつずつ教えて下さった。自分はいつになったら覚えるのか。
稽古が終わって年始の挨拶に来た人が居たから、少しだけ日本酒をいただいた。
帰宅してYとHさん宅のチャイムを鳴らす。大阪土産の珈琲豆を渡しに。今年もよろしくお願いしますを言いに。Hさんは、Sさんのお仏壇にお線香をあげる?と言って家に入れてくれた。自分は日本酒をのんだ顔だったけど、Sさんなら許してくれるか、と言って家にあがらせてもらった。Hさんの愛情しか感じないお仏壇とお線香があった。Sさんの話をたくさんして帰ってきた。帰り際、Hさんは食べきれないからと焼き菓子を切り分けてもたせてくれ、松本のおいしそうなリンゴも私たちにくれた。
2025.1.11_Sat.
大久保の駅で電車を降りて歩いた。道着屋で試着してから自分の身体に合った新しい道着を買うため。道着屋の扉を開くと、洋服屋やスポーツ用品店の様子ではなく、畳の小上がりがあって、会話をしないと道着を手に取れない。
服の上からだったら試着していいとのことだったので、身長を伝えて、一重刺しか、二重刺しか、触らせてもらう。分厚さがとても違う。
二重刺しは自分には過剰に思えたから、一重刺しの道衣を選んだ。一重刺しのほうには、背つぎ加工がされている。羽織ってみると、いま持っている道衣より柔らかくて、はじめて袖を通したのに身体にしっくりくる。サイズも二通り試したけど、店の人の目は流石で、先に出してきてくれたサイズが丁度良かった。
下の道衣も、長さを迷ったけど、袴も履くし、店の人にも短いほうを勧められたから、そうすることにした。白帯も買った。
初日から道場にある袴をもらって着ていたから、白帯すら付けたことがなかった。
生成りか白かを聞かれて、白を選んだ。
15分ほど待つと、前がはだけないように胸紐を付けてくれた。
名前の刺繍は、Aさんのように下の名前を入れたかったけど、他人の目を気にして決めきれず、入れずに見送った。(時間が経ってからでも、入れたくなったら頼めるそう。)
なぜ日本人は堅苦しく皆が姓を入れるのだろう。そして他の国から道場に稽古に来る人たちは、いままで下の名前を入れてる人ばかりだった。どうしてだろう。
無事に新しい道着を一式購入できて、真っ白な道着を持って、ハラールフード屋でスパイスやギーを買い、ショーケースに並ぶ色とりどりのネパールやインドの甘いスイーツを買った。とても不思議な気持ちがした。
晩ごはんを食べようと、YとK(9才)を呼び出して、チャドルバギとヤンニョム豚カルビとサバルチュモクバップ、海鮮チヂミとマッコリ。
新しい道着は厳重にビニルバッグを何重にもして、決して匂いがうつらないように。
2025.1.9_Thu.
K(9才)とYが散歩に出るというから、カメラを持ってついていく。近所の氏神様へ寄ってから、もう少し離れた大きい方の神社まで。
途中、来月竣工の小さな橋の上を歩けた。ここもまた風景が変わる。
Kはニ礼ニ拍一礼を丁寧にやっている。ニ拍を打つとき、日頃の館長の声が届いていて、ちゃんとひと間節分、指をずらしている。
ひいたおみくじは大吉で、袋の中に銭亀が入っていた。
"朝日が昇る、大いなる幸運。順調に物事は進む。しかし他人の力を頼りにしてはいけない。全て自分の目で確かめてから決定すること。自信をもって当たればかならず良い結果が出る。"
夜に道場でKさんと稽古。
道場に着くと、ゴールドコーストで道場をされているAさんが帰国されていて、館長たちがAさんを囲んでお酒を飲まれていた。お陰で今夜は畳が温かい。稽古がはじまると共に皆が帰られて、また昇段技をイチから教わる。今日の稽古は面白かった。
火曜日(一昨日)にあれほど絶望したのに、今日はなぜか前回よりはましに動ける。やっぱり頭で考えるよりも、人間の身体はすごいんだと思う。
『正面打ち四方投げ(一)』・・相手の手をおでこにつけ、回転するときに頭の高さを変えない→回転の中盤まで相手の手を上に抜かない→低いまま自分の頭を抜く(自分の腕をのばす)→相手の手を相手の肩につける。
『半身半立四方投げ(前)』・・相手側の足を出す(膝立ちではなく、足の裏が床につく)、後ろ足の指をたてる→手をどう持っていくかが難しい→立ち上がりながら回転して、前足を後ろに抜く→自分の腕をのばす→(後ろ足を寄せなくていい)そのまま歩み足(相手側の足が前に出る)。
『横面打入身投げ(二)』・・右逆半身のとき、右足が前に出て受ける、左手は当て身→左手をクロス→右手で相手の襟を掴む→足は転換、煽り足、煽り返し→投げる、後ろ足が前に出る。
『両手持ち小手返し(一)』・・拍手の手、足は転換しながら右手で下から相手の手をとり、左手を抜く、左手をかぶせる。その時のリズムが難しい。→相手を腹ばいにさせる。パタパタ歩かない(歩数を少なく)→抑える。
『胸持ち呼吸投げ(一)』・・奥の胸を掴まれる→左手で胸にある相手の手を素直にとり、自分の胸に押し当てる→右手で相手の臂に手刀→自分の膝を床に落とす→相手は飛び受け身。
『肩持ち呼吸投げ(二)』・・忘れた。
『後技両手持ち呼吸投げ(一)』・・後ろから両手を取られる→右足をわずかに前に出しながら、両手の指を前に差し出す→盆踊りの軌道で両手を上げる→お辞儀する(このとき、身体は後ろに抜くのではない。前へ。)
『顔面突肘抑え(二)』・・相半身から顔面を突かれたときに逆半身になる→わずかに引きながら、この後が難しくてまだわからない。足は三ヶ条のように一歩前側に回る。
今日は神前に礼をして稽古が終わる。いい稽古が出来たら自然と身体はそうするのかも知れない。自分が集中できているかどうか。他人ではない。
2025.01.08_Wed.
鏡開きの翌日からK(9才)が微熱を出した。今朝は下がっていたから始業式に行かせた。給食もなく、4時限目までで終わり。そして帰宅後、また熱を出した。
夜、実家から送られてきた食材でブリ大根を炊いた 。"きょうの料理"のサイトを見て土井善晴さんのレシピで作ったら、とてもおいしく出来上がる。
duolingoをはじめて今日で307日目。Yが仕事帰りに赤坂の"しろたえ"で、300日続いた褒美のケーキ(元旦に食べられなかったやつ)を買ってきてくれた。次のケーキは600日目。
2025.01.07_tue.
年が明けて平日にはじめてKさんの稽古。
ヒーターがついていない。道場が寒い。
神前に礼をして、昇段技(初段)の自由技を抜いた8本の技について。ひとつずつ説明を受ける。
『正面打四方投げ(一)』
『半身半立四方投げ(前)』
『横面打入身投げ(二)』
『両手持ち小手返し(一)』
『胸持ち呼吸投げ(一)』
『肩持ち呼吸投げ(二)』
『後技両手持ち呼吸投げ(一)』
『顔面突肘抑え(二)』
の8本。『胸持ち呼吸投げ(一)』のときは敷布団を敷いて。
ひと通りやってみたけれど、身体がばらばらで、とてもできる気がしない。今まで教わったことが無くなったみたい。
いま自分には2人先生がいて(正確には3人)、そのどちらのいいところも分かっているのに、
いつの間にか心が片方に向いていることに気がついてしまった年明け。
さぁ、どうしよう。稽古の終わりに神前に礼をしなかった。そんなことに心がひっかかる。
2025.1.5_Sun.
早起きして道場で鏡開き。
Aさんも沖縄だし、風邪をひいたり色々で、こどもも大人も参加者が少ない。館長も風邪をひかれていた。
こどもに配るお菓子を詰め、直会で振る舞う善哉の準備を少しだけ手伝い、稽古に参加する。
終わりに近づいてK(9才)と皆の前で合気道をすることになり、正面 打ちをしてきたKに四方投げをかけて、Kの腕を捻ってしまい泣かせる。何がいつもと違ったのかが分からない。でも泣かせた。館長と杖道をする。納会の時よりひとつ多く、『着き杖』『水月』『引提げ』『斜面』まで。直会で善哉と助六弁当をいただいた。
館長はこどもらに小学校の校歌を歌わせて、自分も自分の通っていた小学校の校歌を歌われた。
2025.1.4_Sat.
K(9才)との約束だと言って、昼ごはんに 寿司を食べに連れてくれた。
Kは、く○寿司や、○シローを頭に描いていたけれど、それよりおいしい寿司屋に連れてくれた。Kがなにか言う前に、「爺ちゃんと婆ちゃんの心だ。」とKに説明した。
帰宅して、正月のために出した重たいこたつを片付けて、小さいこたつを出した。
夕方に実家を出て帰路についた。両親は私たちを喜ばせようと、たくさんの準備をしてくれていた。それなのに、自分は結構真顔でこの正月を過ごした。将来、帰ってきたKがこんな顔をしていたら嫌だなー、と思うような顔で。もう少し笑えば良かった。
家に着いた。Yとナリタとヒガシが居る。
2025.1.3_Fri.
普段あまり外に出られない母とショッピングモールへ買い物へ。何故あまり外に出られないかはよく分かる。父ひとりでは、車の後ろへ母の重たい電動の車椅子を持ち上げて積み込むことが(一度の外出にそれを計4回することになる。)骨の折れることだから。そしてトイレへの付き添いも。母は自分の服を3枚買い、その何倍もKの下着や服を買ってくれた。そして「出かける前より私の顔色がいいやろう?女は買い物をすると元気になる。」と言った。それもよく分かる。
2025.1.2_Thu.
「お父さんがこどもの頃によく遊んでいた場所に行ってみたい。」とお願いして、父が10才までを過ごした町へ。ここで遊んでいた、と父が連れていってくれた場所は古墳だった。市野山古墳(允恭天皇惠我長野北陵)。「昔は柵なんかなくて、友だちとあそこから中に入っていって遊ぶんや。」
父が通っていた小学校、さっきの古墳が通学路、よく魚釣りをしていた場所は、もう干上がっていた(魚いっぱいおったんやで、と父)。木炭車が下がってくるから、皆で車を押したという坂道。この道路が出来るから引っ越した、と家のあった場所。
ないものを見ながら歩いたのが心に残ったお正月だった。
昼と夜の間の時間に、すき焼きを食べる。
すき焼きのあと、明日から仕事始めのYを最寄りの駅まで送った。
2025.01.01_Wed.
目が覚めて、duolingoを数分。
今日ではじめてから300日目。YとK(9才)と、300日続けられたらケーキを買ってもらう約束をしていた。まさか300日目が元旦になるとは。元旦にケーキ屋は空いていない。
父が神棚と台所、仏壇、店、トイレに、餅と雑煮と酒を置いて、蝋燭に火を灯す。
こたつに座って、おせちとお雑煮。鯛と鰤。私たちを喜ばせようと、かたまりの生ハムを準備してくれていた。ナイフで削る。金粉入りの日本酒。
Y、Kと電車にのって叔母の家へ。いとこたちが居る。H君(いとこの旦那さん)も居て、春からH君がはじめる新しいことの話を聞く。Kはようやく2才年上のYに会えて仲良くふたりで遊んでいる。
12月26日に車の免許をとったばかりの、いとこの娘の初運転で、後ろの車からクラクションをたくさん鳴らされながら、家まで送ってもらった。夜はクエ鍋。
2024.12.31_Tue.
今日も熱は下がっている。K(9才)が梯子にのぼって、レモンの実をとる。
明日の鯛と鰤を焼く。正月人参を買い忘れていることに気づき、ひとり歩いて買いに行く。
息抜きに、近所に掛かる大きな橋の上で石川を見た。戻って、大根と正月人参を型抜きして、雑煮の準備。掃除機をかけて、整える。
Yが駅前で炭酸と氷を買って到着。近所の親戚に土産を届けに。
夕飯に蟹を焼く。肉も焼く。野菜焼く。ハイボール。しっかり食べた後で、年越し蕎麦(いつものこと)。Yが到着して、Kの身体の力が緩んでいる。安心している。
2024.12.30_Mon.
熱下がる。母は施設へ入浴に。父とK(9才)と墓参り→母の携帯電話の通知音が鳴らないのを携帯電話ショップに聞きに行く→ホットカーペットを買う→食材買い出し→Hさんに土産を渡しに→Kが寿司を食べたいと言って連れて行ってくれようとしたけれど、どこも混んでいて諦める→ケンタッキードライブスルー。今までで一番大きなチキンの箱を抱えてKが嬉しそう。
昨日も今日も普段よりKがよく食べる。皿のものを残さず、普段の3倍は食べている。頑張っている。
2024.12.29_Sun.
微熱、強行。K(9才)が協力的でとても優しい。いつも乗るJRではなく、丸の内線で東京駅に向かったら、前に見つけたおいしいお弁当のあるエリアに辿り着けない。
諦めて、駅弁。K→オレンジ色の"チキン弁当"、わたし→黒いほうの"チキン弁当デラックス(あったか)"。これが思いがけなく面白かった。
デラックスの方にはお弁当箱に細い紐がついていて、レジで店員さんに言われた通りに最後まで紐を引き抜くと湯気がでる。あったかお弁当。お陰で愉しい道中になった。
新大阪に着くなり、叔母からテンパった声の着信。母が転んで立ち上がれないと、方々に電話をかけている模様(父は私たちのお迎えで不在)。方々にかけるものだから、方々(の高齢者)からまた方々(の同世代)へ連絡がいき、混線していて(結局近所の親戚が来てくれて本人は早々に無事)、今日の頭でそういうことに向かうのが、とても果てしなく、駅に立ち、目を瞑る。人に謝ることから今回の帰省がはじまる。大変だな~、と思ったけど、新幹線の中でAさんが夏に勧めてくれた『指輪物語』を読んでいた。あんな試練に比べれば。
父と2階に片付けていたこたつを下ろして冬支度。18時就寝。
2024.12.28_Sat.
昨日が仕事納め。そして発熱。37℃台。
明日は新幹線に乗れるだろうか。
年賀状が書けない。掃除もできない。今日はキャットシッターさんのところに鍵を届ける約束の日なのに、布団に横になってOS-1ゼリーを握っている。昼過ぎにYが代わりに届けに行ってくれた。シッターさんと家が近くて良かった。帰りに風邪薬とコンビニの鍋焼きうどん を買ってきてもらう。寒気がする。パタゴニアのスーツケースに着替えを詰めないといけない。ポチ袋を忘れないように。
2024.12.26_Thu.
体調を崩す。朝、目をあける前から喉が痛いと気づいていた。本棚の埃をはらい、年末の掃除を始めながら、ちょうど昼にYの仕事の待ち時間ができたから、毎年1年の終わりに必ず行く駅前の蕎麦屋で3人で蕎麦をたべた(Kはうどん)。
商店街の酒屋で正月に父と呑む日本 酒を探しに行ったら、ポーグスのウィスキーが目に入って嬉しくなり、父と呑む用と、家で自分が呑む用の2本を抱えてレジへ。実家のレモンの木にはたくさん実がなっているだろうし、父とYとハイボールを呑もう。
2024.12.24_Tue.
久しぶりのDさんの顔が現れて、ディスクユニオンの袋を持っているな、と思ったら、「ちよじさんにあげる。」と言ってCDをくれた。FRANCOISE HARDYの『Midnight Blues』というアルバム。
伏目がちな真横顔に左後ろからライティングされているジャケット。
Yにあげようと思って、ステーキナイフを選んだ。バッカウッド製の木を削って作られた持ち手。サンタのプレゼントを前借りしたK(9才)に、目覚めて何もないのもな、と思って、フライングタイガーでジェンガを買っておく。ナリタとヒガシにちょっとおいしそうなウェットフード。クリスマスケーキはこんなに高価だったっけ。Yが紅茶を入れてくれた。黄色いごはんを炊いて、骨付きのチキンをオーブンで焼きながら、Dさんにもらったアルバムを聴いた。素直な歌。今日聴いて気持ちがいい歌。
なぜかこんな日にお風呂の調子が悪くお湯が溜められない。どうにかこうにかして、お風呂に入れて、待ち構えて『クリスマスの約束』を観て夜更かし。(いつもの場所にジェンガを引っかけておくのを忘れる。)
2024.12.23_Mon.
ネットバンクから1万円を振り込んで、申し込み完了。来年1月の予定に、自分がやってみたらいいだろうな、の石を置く。
2024.12.22_Sun.
道場で納会。
稽古をして、館長の受太刀で、自分は仕太刀、『着き杖』『水月』『引提げ』をする。
自分の杖道はとても拙いけど、今日が来る前にAさんが教えてくれた"演武"の意味がそうであるなら、堂々としようと思った。
そして、Aさんが披露することになった一達流捕縄術(いったつりゅうほじょうじゅつ)の相手をした。"十文字"という型で縛られる。
最後に館長から先日の審査の免状、合気道"特級"をもらう。
KさんとAさんに「ありがとうございました。」と言いに行った。KさんとAさんは「おめでとうございます。」と言ってくださった。
その後の直会(なおらい)で、豚汁と助六弁当と焼鳥を皆でいただいた。会が終わりに近づく頃、自己紹介の順番が回ってきて、挨拶をした。
「合気道をはじめて1年と8ヶ月が経ちました。今年は館長とKさんとAさんに、たくさん合気道を教わりました。この間はじめて審査を受けて、今日は免状をいただきました。自分の身体の中でどんどん合気道が大切なものになってきていて、(今日いただいた免状に)自分の名前や何級かが書かれていることよりも、自分にはじめて合気道を見せて下さった館長の名前が書かれてあることが、とても嬉しかったです。有難うございました。」皆の前で館長に伝えられた。
それが今日の良かったこと。
2024.12.21_sat.
昼前にチャイムが鳴って、(なにも届く予定なんてないのにな。)と思っていたら、小さな箱を抱えて「きっと歓声をあげるよ。」と言いながらYが階段を降りてきた。豊橋のおでんだ!
毎年この時期にYの職場 の社長が送ってくださる。
わたしはこの贈り物が大好きだ。あぁ、うれしい。今年はそんなものが届くことをすっかり忘れていたから、尚更うれしい。早速今夜いただこう。この冬はじめてのおでん。あぁ、うれしい。
おでんの後、夜が深まるにつれ、明日の納会に行きたくないK(9才)の思いが膨らんでくる。自分だけ(体調を崩して)審査に出られなくて、自分だけ免状も帯も何も与えられないことが分かっているから。"親"というのが邪魔になって、どんな言葉もKの心に届かない。今だけを見て、こんなしょうむない事で心が折れるなよ。自分のペースで続けられる人の方がすごいんだ。どうしたら伝えられるんだろう。外の人の力を借りたい。
2024.12.19_Thu.
Aさんと稽古。今日はこの冬の中で一番寒く感じる。畳が冷たい。
準備体操をして、正面打ちを受けて『一ヶ条』の稽古から。まずは"表"のこと。右相半身で、相手の腹側に右足が前に出る→受けたところで止まらずに、切り落とすところまでをなめらかに。次に"裏"のこと。右相半身で相手の背中側に左足が(後ろ足が前に)出る→右足が90°転換→煽り足、歩み足、歩み足。
そして、『入り身投げ』の稽古。
右逆半身から、左手で受け、右手は相手の臂に触れてから矢筈の手で首へ→相手の頭を左肩につける→自分の姿勢が崩れないように。相手の顎にある自分の左手が90°くらいになるまで、相手を崩す→後ろ足が前に出て投げる。
その後に稽古したのは、右相半身で正面打ちを右手で受ける→受けたところを左手で下から切る→右足が前に入り、右手で横面打ち→相手の手をとり、『四方投げ』に入る。自分の臂を伸ばすところで、自分の後ろ足を寄せることを忘れたらいけない。
身体が温まったところで、今日は捕縄術のこと。日曜日の納会で、Aさんが捕縄術をすることになったから、この間の審査でAさんが受け身をとってくれたお返しに("ありがとう"がしたかった)、今度は自分が縛られるのをやることにした。それのための練習。
自分が正面打ちをして、Aさんが『小手返し』をかける。
どの位置で技をはじめれば、見物人から見易い場所に倒れられるかをふたりで試し、その場所を見つけてから(わたしが神棚に向かい、Aさんが神棚を背にする)、床に腹這いになり、Aさんが後ろ手に縄をかける。その縄は首を通り、また手の方へ。上半身だけ縛られる。"十文字" という早縄の型。縄の準備を見ていたら、ストロボのシンクロコードを巻く時と全く同じだった。最後の工夫だけが違って、縄の先を輪っかにする。Aさんはその結び方を"ヒバリ結び"と言った。鳥のヒバリが餌を啄ばむように手を動かし、輪っかを作る。握手するだけで相手の手首に縄がかかる。
稽古の最後に、納会でする演武について、演武とは何かをAさんが教えてくれた。
演武とは、神棚に向かっていま自分が取り組んでいることを見せること。
神棚のある稽古場は少ない。でもここの館長は稽古場に神棚がある、ということを大事にした人。館長がいる間は自分たちはここで稽古が出来る、とも。
稽古を終え、身体が冷えたから、ヒーターの前でマグカップに入れた白湯を飲んで温まる。
Aさんが自分の杖道の先生(N先生)の話をするのを聞いていた。
N先生は人に型を教えることと、それとは違うもうひとつのことをしていた。型稽古をしていく中で、型が正しいと"思い込む"ことはひとつの罠で、その罠に気が付かなければそこで成長が止まる。型を作った人が、何を考えてその形にしたのか、を考える。どうしてその形になったのか。
2024.12.17_Tue.
Aさんと稽古。
ストレッチをしながら、捕縄術のことを話していた。「アランセーターみたいに、その結び目にはstoryがあるの?」と聞いたら、「"早縄"というのと"本縄"というのがあって、"早縄"は早く拘束するため。"本縄"では身分によって結び方を変えた。25も型がある。」とAさん。
合気道のこと。正座して向かい合い、片方ずつ、手首をつかまれたところからの手の動きの練習。手というか、手の平というか。この曲線を覚えられたら、すべてが上手くいくのかも知れない。
逆半身、片手取りから、いまの手の動きをしながら『入り身投げ』。右逆半身→右足で入る→入る時に手の平がさっき練習した形→腰回転→手の平がさっき練習した形→投げる。
逆半身、片手取りからの『一ヶ条』の表と裏。
『天地投げ』、『呼吸投げ』、そのすべての中に、さっきの手の平の動きが入っている。
諸手取りから『呼吸投げ』に入って投げてしまう前に自分の手の平を返して、杖道のときのように自分の親指の使い方で『四方投げ』に入れる。
まだ稽古を離れたときに頭の中に描けなくてやり方を言葉にできないけれど、Aさんの稽古の時にある曲線が身体に残って仕方がない。気持ちが良すぎてされるがままになってしまわないこと。それに抵抗しようとする力を要所に持って受けないと、稽古で意味のある良い受け手にはなれない。「"受け"が先生だよ。」とAさんが言う。
最後に正座をして向かい合い『呼吸法』。この『呼吸法』というのは"調和"することを練習することなのかと訊ねる。「調和?」とAさんが聞くから、「harmony?」と返す。
「たのしい!happy!peaceful!みたいなことではないよ?」とケラケラ笑い、「強い攻撃をされても"調和"、は出来るでしょう?それが合気道でしょう?」とAさん。
どうしてそんなに笑うのかが分からないし、そんなことはわたしも考えていない、と伝える。「わたしが言いたいことは英語で何と言うの?」と聞くと、Aさんはう~んと考え、「"harmonise"かなぁ?」と言った。結局"harmony"と"harmonise"の話になってしまって、『呼吸法』のことは聞けず仕舞い。
でもこれ以上聞かずに、時間をかけて自分で考えよう。
今日もうひとつAさんから教わって面白かったことは、相手の手首を握り、その状態からパンチを受ける状況があるとする。自分の手が相手の手首に密着せず、隙間があいてしまうと相手のパンチを顔で受けることになってしまう。そうじゃなくて、自分の手を相手の手首に隙間が開かないように密着させると、相手の拳と自分の顔の間に距離を保ったまま身体が倒れていく(攻撃を受けないでいられる)。
稽古を終え、今日も黒ビールをひと缶ずつ。
2024.12.15_Sun.
道場の大掃除。
梁の埃を落とし、窓と網戸を綺麗にして、台所、更衣室、引き出しやロッカーの中、本棚。隅々まで皆で手分けして掃除する。ロッカーを整理していて見つけた、道場の名前入りの鞄(←昔作ったんだろう鞄)を館長にねだって、いただく事に成功した。館長が持っているのをいつも見ながら(いいなぁ~。)と思っていた。
綺麗になった道場で皆で座卓を囲み、お弁当とビールと日本酒。
2024.12.14_Sat.
今週2度目の西荻。
年の終わりにスタイリストのYさん、Kさんにお会いしたいなぁ、と思った。
”クリスマス蚤の市"へ行くことにした。着くとガラス張りの部屋の中に、YさんとKさんの姿が隣り合っている。あぁ、来て良かった。
欲しくなる器ばかりが並んでいる。いくつもに目が止まりながら、手がアイヌの柄のようなオーバル皿を離さないから、今日はこのお皿との出会いだと、それに決める。そして蚤の市を見て廻り、台湾の湯沸かし器も。これでこの冬が愉しく過ごせる。
もっと早くに行くことを決めて、Sちゃんも誘ってみれば良かった。もし来年も開催されたらそうしよう。
「よいお年を!」と蚤の市を出て、今週2度目の"JUHA"に寄る。珈琲を頼んで本の続きを読み、おかわりを頼んでまた本の続き。
その間、店内。Shirley Collins『Bobby Shaftoe』、Eugène Ysaÿe & Camille De Creus(曲名はよく分からない。)、Emahoy Tsege Mariam Gebru『Ethiopia My Motherland』。これをいま店に流している人は、どう生きて、こんなにいい音楽にぶつかったんだろうなぁ。知らない道だなぁ。
帰ってYに話し、聴かせる。つらつらと分かり易い言葉が返ってくる。
2024.12.12_Thu.
今日は西荻窪でYさんとYちゃんと初めてごはんを食べる。夕方に"JUHA"で待ち合わせ。
寒くてアイリッシュコーヒーを頼み、本を読みながら待っていた。Yさんが先に到着した。Yさんとゆっくり会うのは、『PERFECT DAYS』をふたりで観に行って以来。あの時は、あの日が別れの日だと思っていたから、またこうして会えたことがとても嬉しい。出会い頭の他愛もない話を一言も発さずに、互いに話し始められたことが今日の良かったこと。
Yちゃんも合流して、予約でいっぱいの時間になる前の"スパイス飯店"に1時間だけ入れてもらえた。店の人が見繕って出してくれた2品の料理とワインが本当においしかった。Yちゃんの今の話が初めてたくさん聞けた。
そのあとは、気楽なところに行こうよ、と歩いて"ハンサム食堂"に入り、皆の話の続き。
Yさんは、会っていなかった間の全部のことを話そうと決めて今日やって来たのかな。そう感じるような話し方だった。自分より若いふたりと話しながら。自分は意識してではないけれど、今までこういうシチュエーションを作らなかった。自分より年上の人の話を聞くのが何よりも面白いと思っているし、同世代の話す話が面白かったから。
今日は自分にとって新しい体験だった。すごく面白かった。どうして今日はこんな事が出来たんだろう。
2024.12.07_Sat.
Aと"ゾウのはな子"の前で待ち合わせ。
バスにのってヤマネコロッヂで乾杯。近くのgalleryでMの詩集の刊行記念展。
浜やんでKちゃんが合流。皆で晩ごはん。12月のうちに(今年が終わる前に)こうして会えて嬉しい。良く食べ、良く飲み、よく話す。
魚のピリ辛たたき、大根の唐揚げ、磯部揚げモチ、ぎんなん、くさや、魚の骨の唐揚げ、島寿司を2皿、明日葉と昆布煮、スルメのキムチ、ホタルイカ沖漬け、沖縄そばナポリタン、黒潮と情け嶋。
AとKちゃんに見守られ、K(9才)がはじめて"くさや"を食べる。意外にも嫌がらずに食べている。
Kは"サンタクロースの前借り"という知恵をつけ、Yの手をとりヨドバシへ。
わたしはKちゃんに連れられ、ホープ軒へハシゴする。この町を巣のようにして20年以上経つけれど、はじめてのホープ軒。
今日が結婚記念日のふたりに挟まれラーメンを食べたのが、今日イチで、やけに嬉しかった。
仲間に入れてもらった感じ。何の仲間か。親族(?)のような。
冬らしい寒空の中の帰り道、自転車の後ろから「ヒカリイカの沖漬けがおいしかったねー。お店の人に渋いねって言われた。」と得意気なKの声。ヒカリじゃなくてホタルだとは、Yと目を合わせ、正さなかった。
2024.12.5_Thu.
駅で知らない人とぶつかって、(あー、上手く体捌きが出来なかったな。)と頭の中で数秒前に戻りやり直していたら、次の瞬間に身体をつかまれた。Cちゃんだった。すごく久しぶり。
お互い次の用事があったから少しの時間、立ち話をした。
「家族はみんな元気だった?」と聞かれ、やっと復活したところだと近況を話す。
「Hもそうだったけど、病気をしてそれを乗り越える度にまたどんどん身体が強くなっていくよ。
だからK(9才)も大丈夫だよ。」と言葉をかけてくれる。Cちゃんも(旦那さんのS君もだけど)、会うと子育てについて励ます言葉をくれる。安心をくれるというか。それで当然だ、みたいな受け止め方。本人はわざとそういう言葉を選んでいる訳ではないのだろうけど(そのまま出てくる言葉なんだろうけど)。こちらが毎回それに感謝してること、Cちゃんは気がついていないだろうな。
伝えればいいんだけど。伝えると次からなくなってしまうような気もして。
悩んでいた訳ではないけれど、少しの時間で身体を(頭を?)軽くしてもらって、電車に乗った。町に友だちが歩いていて幸せだ。
2024.12.01_Sun.
なんて気持ちのいい天気だろう。ジャケットを着ないでマフラーだけ巻いて稽古に行った。
今日は館長が風邪をひいていたから、前半の稽古はKさんが見てくださった。
前足重心にして構えて、左右に動いてみる練習。そして初級技のひとつひとつの大事なところを話していかれた。
『正面打ち一ヶ条抑え』・・前足重心でまず受ける。早くに横に振ってしまわずにまっすぐに突き上げて相手を崩す。
『正面打ち入り身投げ』・・前足重心でないと180℃転換ができない。相手の首を取ったあとの煽り足。
『両手持ち四方投げ』・・初動で相手の腕を伸ばせているか。回転の際、足を寄せる際、投げる際、頭の位置を上下させない。回転したとき自分の腕はのばす。伸ばしたとき、自分の手は自分の肩より下にあること。
『両手持ち天地投げ』・・後ろにある足を丸く出す。投げる方向を向く。くの字に出した足の方向に相手を投げる。
『両手持ち二ヶ条抑え』・・二ヶ条をかけた後、転換するまえに前足を動かしてしまうのは、前足重心が足りないから。
休憩に入るとき、上手く受けられなかった『天地投げ』の受け方をAさんに聞く。「一歩後ろに下がってから受けたらいい。」
後半は、Aさんに教わって杖道と木剣のこと。
杖を持って、本手打、逆手打ち、引落打ち、返し突き。まずは親指を外すこと、次に親指を入れること。どの打ち方のときにAさんは言ったのだっけ。
相対動作の本手打、逆手打、引落打ち、返し突き、逆手突き、巻き落とし。相手は後ろに下がる。さっきまで居たところを打つ。
どんつきまで行ったら、一歩横にずれるのは木剣を持っている方。杖を持っている方はまっすぐに進み、回れ右をする。
向かい合ってお互い木剣を持って巻き落としの練習。脇を締める(切先が上がれば脇を締められる)。刃を上に向けた後、その場所から袈裟に切る。全部のことが難しくて、"まさに今やっていること"の他は、せっかく教えてもらったのに、全部頭から流れてしまう。
レシピを見ながらしか作れない料理を作っている時みたいに。わからなくて息苦しい。
最後に制定形の中で自分がやりたいやつを、となって『着き杖』をやる。一度やってみたあと、Aさんにひとつずつの動きを見てもらう。
右足を右斜め後ろに引いたとき、右手は腿につける、左手は杖の上から持つ。左足を踏み出して相手の左手首を打つときは水月まで杖先が当たるように。納め方は左手は肩の高さ、右手の甲を自分の内腿→先に甲から手のひらに手を返して、常の構えになる。
稽古が終わってAさんに後半の稽古の全部が難しかったと漏らすと、「いまはひとつひとつ違うことをやっているように感じるけど、だんだん全部が繋がってくるよ。」と言う。
2024.11.30_Sat.
おとといも昨日も。特に昨日は食欲が湧かず、なにも口にいれたくない感じ。ただ身体が疲れている。今朝はK(9才)を学校に送り出し、アドベントカレンダーにお菓子をつめ、帰宅したKが気付くように玄関に置いた。
Yと小学校へ学習発表会を観に行った。Kが桜餅について調べたことを聞きに。
発表会は15分程で終わったから、そのままふたりで高円寺へ出て、ネルケンに入って珈琲をのんだ。店の中が暗いから木漏れ陽が綺麗で、店に流れるクラシックが気持ち良くて身体がじんじんした。普段クラシックは聴かないけれど、雨の日とこんな日はいいもんだな。
whistler chartに冬に履くブーツを探しに行って、中学2年生ぶりにDr. Martensを買った。
帰り道にKを喜ばせたくて和菓子屋に寄り、桜餅を探したけれど、冬に桜餅は売っていない。
みたらし団子とおはぎと栗蒸し羊羹をお土産に。発表会の緊張から解放されたKと一緒に食べた。Kの緊張の仕方は自分と似ている。Kを見て、自分はそれでも少し、緊張との付き合い方が上手くなったような気がする。9才と比べるな、とも思う。
2024.11.28_Thu.
夜Aさんの稽古。少し早めに行って受け身を教わった。前方回転受け身はでんぐり返りではない。右足で立ち右手を床につき、上げた左足を曲げた状態を作ってから回る練習。少し走り込むようにして飛行機が着陸するみたいに低いところから入る練習も。(飛ぶのではない。)
後ろ回転も教わる。立って膝を折り後ろ受け身をとったあと、床につけた左肩に右足を持っていって回る。逆も逆で同じ。
今日は右相半身で、相手の右手で自分の右手首を取られたところからのこと。(そうやって相手の手首を取るときは、上から手首を握る。)
臂力の養成の動き(腰の向きは天地投げのように、足の進む方向と逆に向く)→左手で相手の臂をとり、腹側に歩み足、送り足、歩み足→『一ヶ条抑え(表)』。臂をとったところから、背中側に"入り身転換"→歩み足、送り足、歩み足→『一ヶ条抑え(裏)』。その時にAさんに言われないと気がつかなかった抑えたときの足の位置。股は開き、相撲のそんきょのように左右の足は寄せる(今は開いて癖がついている。)
次にやったことは、同じ入り口からの『入り身投げ』。
右相半身で、相手の右手で自分の右手首を取られる→臂力の養成の動き(右に腰回転)→どっちの足で入ったんだっけ。どちらかの手で相手の二の腕あたりを触り、その後矢筈の手で首をとったのは覚えている。→足を転換させながら相手の頭を自分の肩につける→相手側にある足が前に出て投げる。
身体のしならない硬い人と組んだ場合、もう一歩背中側に入って投げる。「それでも投げられないと感じた場合、次に練習することがわかった。途中から違う技に繋げられるよ。」とAさんが言って『回転投げ』を教えてくれた。
まずは基本の『回転投げ』の稽古から。
右逆半身で相手に右手首を取られる→左手で当て身→取られた右手を外側から回す(親指も外側)→臂力の養成のような手の形になったらそのままの形をキープ(変に動かさない)→足を180°転換→前足を引きながら右手を切り下ろす、切り下ろしたときに矢筈の手になる→左手を手刀で相手の首へ→首を(左手)手刀で下方向へ、(右手)矢筈の手で相手の手を上へ→投げる(受ける方は前方回転受け身)。
そして、入り身投げで上手く相手の背中に入れず投げきれなかったときに稽古が戻る。
自分の右手が矢筈の手で相手の首にあり、自分の左手が相手の左手と繋がりを持っているところで、入り身投げに入れないと感じたときは、左手の繋がりは自分の右手が左手の場所にくるまで解かない→右手がその箇所にきたら左手を解き、自分の右手は矢筈の手にして相手の手を上方向へ、自分の左手は手刀にして相手の首を下方向へ→投げる。
『座技呼吸法』をして終わり。
2024.11.26_Tue.
家を出るとき、今日からまた新しい冒険に出るような気持ちがした。道場でAさんと稽古。
ストレッチをして身体の準備をしているとき、身体ははじめは囁いている(whisper)からゆっくり動かしはじめること、そうすると身体は動きはじめること、自分たちの年齢の身体はそこからまだ激しく動けること、それを超えてしまうと身体が泣くことをAさんが教えてくれた。
諸手取りから、足は入って、手は臂力の養成の動き→入り身投げをする。
同じ動きから相手の臂をとって『一ヶ条抑え(表)』、臂をとったところから、相手の背中側へ入り身転換すると『一ヶ条抑え(裏)』になる。ここで入り身転換が入るとそうなるのか!が今日は分かった瞬間があって、それが面白かった。次にしたことは、同じ臂力の養成の動きから、相手の臂はとらずに相手と繋がった手を下段払いの軌道で動かす→小手返しをする。
小手返しは、その場でぎゅーっと相手の関節を折るようなことをしなくても、相手の体勢が崩れるところを探してその場所へいざなえば、強引な力を使わずに小手返しが出来る。
片手を持って、その場所を探す練習をした。背中側の三角形。方向だけではなく高さのことも。
それから、諸手取りから臂力の養成の動き→転換→相手を投げる(受けるほうは前方回転受け身)。投げるとき、Aさんは自分の足の前(近すぎると感じるところより、もう少し前の場所)
を指さすように、そっと何かを置くようにして投げていた。投げたあとは一歩前に出て次のために構える(後ろに下がって構えない)。そうすればテンポ良く稽古ができる。
そして諸手取りから臂力の養成の動き→相手の手首をとって十字になるように組んで投げること。Aさんは『十字投げ』と言っていたように思う。相手に怪我をさせないためには、外側で握っている方の手を投げるときに離してあげたらいい、と言っていたと思う。はじめて見る技だった。
その後は『天地投げ』。これもさっきみたいに"地"にある手で相手の体勢が崩れるところを探す。だけどそれを探すうちに自分の体勢も崩れてはいけないのに崩してしまうから『天地投げ』はいつも難しく感じる。探す流れから『隅落とし』も練習した。
最後に正座して向かい合って『呼吸法』のこと。着替えてビールを1缶のんだ。寒くてヒーターをつけた。"art is long,life is short"という英語の諺を教わる。互いのことを話し、話の終わりは "seize the day"。これはわたしが教えた言葉。もちろんAさんは知っていたけれど。
2024.11.25_Mon.
写真のセレクトが戻り、今週は仕上げ作業。
そして今日は審査のことで、Aさんにたくさん褒めてもらった日。夕方「いい準備をして、いい技をみせた!お疲れさま!」とメッセージをくれ、夜、SNSのリール投稿に、「ある大人の生徒の驚くべき進歩を見ることができます。稽古を始めてまだ2年も経っていないのに、彼女はすでに素晴らしい技量と献身的なレベルに達しています。彼女の決意と努力は、審査のすべての動作を通して輝いていました。」と英語ではなく日本語で書いてくれた。(英語で書くより時間もかかると思うのに)。何級、とかをもらうよりも、Aさんのくれた言葉が宝になった。
2024.11.24_Sun.
起きて珈琲をのんで8時半に家を出た。道場へ。秋の審査会。
1年と8ヶ月、合気道を稽古した。はじめての審査会。自由にウォームアップして、10時に審査がはじまる。こども達の審査が終わってからやることになるのかな、と思っていたら、最初にやることになった。
Kさんが審査してくれる。館長に呼ばれてAさんと前に出る。わたし(仕手)が上手、Aさん(受け)が下手に立ち、神前に礼、お互いに礼をしてはじまる。
正面打ち右3本左3本、横面打ち右2本左2本、騎馬立ちをして3本突きを5本、前進しながら正面打ち、前進しながら横面打ち、体の変更(一)右2本左2本、臂力の養成(一)右2本左2本、臂力の養成(二)右2本左2本、終末動作(一)右1本左1本、終末動作(二)右左2本、座受け身(後ろ)2本、(側方)2本、(前)2本、立ち受け身(後ろ)2本、(側方)2本、(前)2本、前方回転受け身左右2本。
中級技の8本、『正面打ち四方投げ(一)』『横面打ち入り身投げ(一)』『胸持ちニヶ条抑え(一)』『肩持ち入り身投げ(二)』『片手持ち小手返し(一)』『片手持ち肘当て呼吸投げ(二)』『半身半立四方投げ(横)』『座技両手持ち呼吸法(前)』。
お互いに礼、神前に礼をして審査が終わる。
当然緊張したけれど、横に館長、斜め前に全部の技を教えてくれたKさん、目の前にはAさんが居て受け身をとってくれている。相手をしてもらう、胸を貸してもらう、支えてもらうの輪っかの中に居るみたいな体験だった。精一杯取り組んでみて、今日はこんな体験が出来たことが良かった。
足りないところもたくさん感じた。
こども達や父兄が帰ったあとで、館長がお弁当を用意してくださって、皆で乾杯をした。
館長はまだ前方回転受け身しか褒めてくれたことがない。食事しながら、今日聞けて良かった話は、「武道というのは、一眼二足三担四力(いちがんにそくさんたんしりき)、一番大事なのは、眼、足、腹、技はもっとその後なんだ。」と館長が自分に向かって言ったこと。
なんだ、そのはじめて聞く言葉は。わくわくした。
自分で答えを出した"目"のことをAさんとKさんに話してみたら、自分の答えは間違えていた。目を見るとは、目、鼻、喉を結ぶ線を中心にして、全体を見るようにすること。
2024.11.22_Fri.
昨日の稽古でAさんが目を見ろと言った。自分の両方の目で、相手の両方の目を見た。
とても見続けることができない。目の玉が揺れる。だけど日曜日には見ないといけない。どうやったら見続けられるだろうと今日は考える。
普段あんなに人の目を見て写真を撮っているのに、顔の前にカメラがないだけで何故出来ない。
じゃあ普段と同じようにすれば見続けられるのか。両方の目は開いているけど、効き目だけを意識する。相手の両方の目を見ないで、ピントをとるときのように、片目だけに焦点を合わせる。上手く出来る気がする。目の玉が動かない。
昨日の稽古では『片手持ち小手返し(一)』のとき、手首を握られた方の手のひらを上に向け、大きく指を開くことを忘れていた。それをせずに反対の手で下から相手の手をとることだけをした。なにかいつもより小さい気がしたのはそのせいだと思う。小手返しの時に猫背になりやすいように思う。当日片手を持たれた瞬間に姿勢のことを思い出せるだろうか。
『半身半立ち四方投げ(横)』では、手首を掴まれた瞬間の当て身を忘れた。
2024.11.21_Thu.
沖縄から帰ってきたAさんとふたりで稽古が出来た。日曜日の審査でAさんが受けを取ってくれることになった。技のひとつひとつを合わせていった。入り身投げでは前に入ってはいけないこと、矢筈の手ではなく、襟を掴まないといけないこと。四方投げでは後ろ足を寄せるときに頭の位置を上下させない。腕は伸ばさないといけない。その時の手の位置は肩より低くないといけない。受けはまっすぐに受けてほしい。天地投げも足が前に動いたとき、いつもより背中の方に入ることになる。そんなことをひとつひとつ。
ところどころで技が拙いと感じている自分にAさんは、「審査を受けてください、と言われた時点で、もうあなたは出来ると言われている。技を効かせられるようにするのはこれからの稽古でする(取り組む)こと。審査は形を見せるんだ。」と言った。それと残心の間合いのことを何度も気をつけろと言った。技が終わったところで終わりではなく、相手を見続けること。
「形をもっと綺麗にするには?」というと「何度もやるしかない。やろう。」となって、頭から終わりまでを繰り返した。『半身半立ち四方投げ』の腕を伸ばさないといけない箇所で伸ばしきれなかったら、回転したあとの膝を着く位置をみてくれた。
帰宅するとK(9才)の咳がこの上ない程に酷くなっていた。Yとふたりで手を当てたり、さすったり、背中をカイロで温めたり、スースーするバームを胸に塗ったり。
Kの身体に手を当てながら、Yの手もKの身体にあるのを見て、父親の手の記憶もKに残るんだなと思った。時代なんだろうけど、こういう状況での父親の手の記憶は自分にはないな。でもテレビを見ながらそのまま寝てしまって、抱き抱えられて寝床に運ばれるときの感触は思い出せるな。
猫も看病にやってきた。Kには猫の手の感触も残る。
2024.11.19_Tue.
昨日目にして直感が働いたのに、すぐに動けず一晩寝かせた。
今日は頭の中がそればかり。晩ごはんを食べ、食べ終わり、風呂に入り、風呂から出て、階段をのぼったところで、「もう一晩寝かせたら流してしまう。」とYに言ってパソコンに向かう。ポチっと申し込む。来年が面白くなるように。明後日のことかも知れない。でも明後日のことじゃないかも知れない。
2024.11.17_Sun.
道場で稽古。審査に向けて、基本動作の相対、基本技6本の一人型、中級技8本をKさんに相手してもらって。座受け身、中腰受け身、立ち受け身(それぞれ後ろ、側方、前)、前方回転受け身、追い突き逆突き。
色々やることの中で、真ん中を通っているものより、"下段払い"とか、"当て身"とか、"拳を握ること"とか、そういう端々にあることが上手くいかない。これまで生きてきた中で、やってみようと思ったことがない種類の動きだからだと思う。
それ以外の動きは、いままでしてきたテニスや写真と削いでいけば同じこと。(でしょう?)
今日の注意点。
『四方投げ』で転換するときの頭の高さ(上下させず低いまま)、自分の腕を伸ばすときの腕の角度(肩の高さ真っ直ぐではない。肩より下に握っている手がくる。)
『片手持ち小手返し(一)』最後の抑え、相手の臂にある自分の下の手は、シャベルを使う時の手の向き。
稽古が終わり、YとK(9才)と渋谷パルコの”虎へび珈琲”まで。
上田走『マグレモノ』展。
張り子のだるまには黄色と水色の太い線が入り準備されている。目の前でそのだるまに走君が黒で描いていく。最後に赤がさされたとき、それはとても高貴な色に見えた。赤ってすごい色。
紅をさす起源に頭が飛ぶ。日本書紀、万葉集、平安時代、クレオパトラ。
日本ではアカネやムラサキの植物から化粧の色がはじまる。クレオパトラも口紅はアカネ。アイメイクはヒョウタン?
うちにもひとつだるまを、となって描いてもらう。最後に赤でくるりと筆を入れてくれたのが、なにか縁を結んでもらったみたいに感じる。
帰り道、ゴールドラッシュでハンバーグ。前にここに来たのはいつだろう、とYと話す。
Kが生まれる前だった。今日はKを連れて来られた。お決まりのやつで驚く顔がうれしい。
2024.11.14_Thu.
Mさん、Bと『じべたの会』。一緒に本を作って以来、年に数回じべたで集まりましょう、となっている。早い夕方から森下でじべたに座って桜鍋。生卵と焼き豆腐を追加して。べったら、卵焼き、お新香、焼き海苔、おひつのごはん。
愉しくて、そこから酒場→Barとハシゴして、途中から終電を無くして帰宅(こんなことはとても久しぶり)。
日本橋恵比寿講べったら市(来年10月に思い出すこと。)、若竹千佐子『おらおらでひとりいぐも』、おいぬ様、角大師、季の美(ジン)、『1ST KISS ファーストキス』、『哀れなるものたち』、『地面師たち』、『ブラックペアン』、『新宿野戦病院』
ひとつずつ辿っていったら正月を超える。それを思うだけで愉快。
2024.11.13_Wed.
週末から寒くなって極端に冷蔵庫のヨーグルトが減らない。アラジンストーブを納戸から出して灯油を入れた。芯も去年のままで今年は大丈夫そう。あー、あたたかい。
今週からようやくK(9才)が登校している。マイコプラズマ肺炎から、普段の鼻炎の症状に戻ってますね、と病院の先生。だけどそちらが落ち着いたと思えば今度は、足が痛くておかしいと言う。
Yと交代しながら諸々の付き添い。
2024.11.10_Sun.
朝ごはんの時に合気道の審査の話になった。
この後稽古に行ってその話をすることになるだろうな、というのと、K(9才)の体調が戻らないのと(もう3週間も熱が下がっていない)、日が迫っているのと。
自分もK(9才)も合気道をしている。体調を崩していなければふたりとも秋の審査が控えている。Kは体調が戻れば(審査に)出る、という。体調が戻らなければ他人にうつるといけないから見学もさせられない、とYがいう。
自分が合気道をしているのは、ただ自分のためで、Kとは関係がない。
でも自分がはじめてやってみる場面、ということになれば、Kが見なくていいだろうか。自分が普段と違う場で、緊張をして、上手くいくところや、上手くいかないところを、Kに見せなくていいだろうか。Kが出席できないなら、自分の審査も春まで見送ってもいいかもしれない。
話が宙ぶらりんのまま、稽古へ行った。
館長とKさんが暖房器具を出して冬支度をされている最中だった。雑巾を絞ってその支度に加わりながら、「Kの具合はどうだい。知恵熱にしちゃあ長いな。」と館長が仰った言葉に、かくかくしかじかで、と話をした。
朝の全部を話さないまでに、館長の声のトーンと、85才を前にして、さっきまでの『親である』みたいな自分の頭が、なにを大仰なことを考えてしまったんだろうと思えてきた。阿保だなぁ。流されればいいものを。
先週は稽古に出なかったから袴をクリーニングに出していた。プリーツが綺麗になった袴をつけたら背筋がのびた。
今日は人数が少なかったから、審査に向けて色々なことを教わった。終末動作の相対の受けのこと。
終末動作(一)の受け・・相半身で相手の手を引く→後ろ足に体重をのせる→後ろ足の爪先の向きをまっすぐに→回転する→足りなければ蟹の横這い。
終末動作(二)の受け・・逆半身で相手の手を押す→相手の動いた方に体重がのる→回転して後ろ足を寄せる→蟹の横這い。
追い突き、追い突き逆突き→拳を握るときは親指は下にくる(横ではない)。手首のちょっとした角度のこと。突く手より寸分足の方が先。
初級技の一人型をした後、中級技を見てくださった。
『胸持ちニヶ条抑え(一)』・・最後の抑えは、(二)の場合は相手の袖を引く抑え方。
(一)だから、一ヶ条のときのような抑えでいい。その時の相手の手首を捻る方向(向こう側に倒す)のこと。
『片手持ち小手返し(一)』・・これも最後の抑え方。相手の肩を床につけて抑えるとき、小手を返している方の相手の手の角度(相手の指先が上を向くように返す)のこと。
館長が見て直されたのは、そのふたつのこと。
どちらもほんの少しの角度。だけど、それを少し変えただけで、受けてくれている人が「イテテテテ。」と言った。
稽古が終わってから、館長はもう服を着替えているのに、いい忘れたというように、側方の座受け身をやってみせてくださった。膝は重ならない。右に倒れるとき、右足は小指側の側面が床につく、左足は足裏が床につく。逆も逆で同じこと。それと終末動作の時の手のこと。一人型だけど、自分の手は相手のどこをどんな風に握っているときの形なのか。それを頭にいれること。
2024.11.09_Sat.
地図を見ていたらとても近くにあるというのがわかって飯田橋駅で降りる。筑土八幡神社。見たかったのと、そこに立ってみたかったのと。
館長(85才)が合気道をはじめた頃、筑土八幡神社に合気道の道場があって、1日に2回、自転車で片道40分かけて稽古に通っていたという話を、何度か耳にしていた。どんな場所だろう。ずっと気になっていた。地図を見ながら歩いて、神社の目の前に立った。そこは、車では何度も通っている特徴のある交差点だった。ここに神社があることに今日までまったく気がつかなかった。周りに色んなものが建って隠れるようにして、だけど一度目にすると、立派にその神社はあった。一礼して階段をのぼった。どこだろう。くまなく見ていった。なにかそこに跡を見たかった。敷地の中だけでなく、周りも探したけど、何ひとつ見つけられなかった。
"神楽坂セッションハウス"へは、そこから歩いて10分もかからなかった。Sさんのダンスソロ『いまここにいます』を観る。
(一日かかっても感想を上手く言葉に出せないから、この日の姿をそのまま焼き付けて覚えておきます。)
会場で出会った友だちと近くの店に寄って少しの時間、話をした。香功(シャンゴン)の話は、振魂みたいなことなのかな、と思う。
帰り道の途中でAが皮付きのべったらを買うというから、ついていって真似をした。Aの声がおいしそう。べったらは冷やすこと。べったらは分厚く切ること。心得た!
2024.11.05_Tue.
神戸で撮影の日。4:30に起きた。体調は崩れていない。
家族がふたりとも別々の症状で体調を崩す中、撮影のことがあったから、寝室を分けて今日までこども部屋のベッドで寝ていた。K(9才)がまだ自分の部屋で寝ないから、普段はヒガシ(妹猫)が寝ている。
嫌がられるかと思ったら、意外と喜んでくれ、身を寄せてきても頭だけは起こして一線を超えないヒガシが、このベッドで一緒に寝た数日は毎晩わたしの手のひらに頭を乗せて完全に体重を預けて眠った。その稀なことが連日起こるのがとてもうれしかった。
編集者Nさんと新神戸駅で待ち合わせ、Mのところへ。今日の神戸はなんて気持ちがいいんだろう。大きく息をした。
今回から、Nさん、M、自分、でチームを組む。今日の現場は好きな空気が流れていた。3人で向かっているような。
撮影は夕方に終わった。終わるとFとF子さん、Aさんがやって来た。会いたかった顔が現れるって、うれしいことだな。生落花生をMが茹でてくれ、ビールで乾杯して、お喋りした。Fが日本酒もいれてくれた。
Aさんがtea treeのオイルを気に入ってくれたこと、FとF子さんと一緒に公園でバレーボールをする想像をしたこと、Nさんがバックパックを背負ってイタリアを旅していたことを知れたこと。
少しでも一緒に居られて皆の話を聞けたのが愉しかった。
帰りの新幹線で清水眞砂子さんの本をぐんぐん読み進み、"日常を散策する"シリーズの1冊目を読了。
2024.11.03_Sun.
目覚まし時計を合わせて早起きをした。快晴。
いまの家に引っ越すまでは、毎週のようにピクニックをしていた原っぱに、今日は合気道演武と古武道大会を観るために向かう。Aさんたちは杖道がはじまる時間に合わせて来るから、わたしは合気道を観るために、皆より一足先に会場へ。
たぶん自分ははじめて観るものに感動するんだろうな、と予想しながらはじまるのを待って、演武がはじまった。
あれ?。。。自分が普段目にしているものの方がかっこいい。
皆と合流して、隣の会場で古武道の大会を観た。興味が沸くもの、興味の沸かないもの、両方があって、それを観続けた。
興味が沸くものが見られるときは、演武がはじまる前の登場の時点でなんとなく分かる。佇まい、顔つき、身体の形だと思う。
武道に限らず、だろう。それをじーっと見ていた。
触れるものを感じているかどうか。取り組んでいるかどうか。なのかな。
頭の中には、もうサボっているプランクのことと、さっき出会ったAさんの友だちに「Hello.」さえも自分の名前さえも英語で出さなかったことが広がった。AIとは毎日喋っているのに。
自分が取り組むのはそんなところからかな。
目にしたものの中で興味深かったのは、『神道夢想流杖術』の他は、『小野派一刀流』と『石黒流柔術』。
他に感じたことは、極端に長い武器や変わった武器を操るよりも、標準の長さや重さ、格好で、それを上手く使っている人の方がかっこよく見えたこと。
2024.11.01_Fri.
若者の友だちKちゃんに連れられ、チーパオマーラータン。
麺はノーマル、スープは極薬膳、2辛。
空芯菜、きのこをたっぷり、ワンタン、木耳、味玉と香菜も追加して、食べながら黒酢。
近ごろ代謝が良すぎてすぐに汗。
温まった身体で、11月になった夕暮れを歩く。
2024.10.31_Thu.
夜は道場でAさんの稽古。
審査のことを気にしてくれ、相対での『臂力の養成』をやってみて、と稽古がはじまる。
そして前にも教えてくれた諸手取りの所作の意味をAさんはもう一度話した。ただ相手の一方の手を自分の両手で握る、というだけの行為ではない。まず手刀を合わせて少し引きながら握る。後ろ足を出しながらもう一方の手を沿わせる。
今日はその諸手取りからの様々なこと。
諸手取りで握られたところから『臂力の養成』の動きに入り、相手を回すときは自分の手を下に沈めない。上げた手の高さを守りながら、自分の肩に相手の頭をつけ、『入り身投げ』をする。『入り身投げ』のときは相手の背中に入りたいんだ、とAさんは何度も言った。
それから、相手の背に入り、相手の手と繋がった方の手は力を抜く。矢筈の手で相手の首を取っただけで相手を転がすことを練習した。その2点の繋がりだけで、その場で力を下の方向に下ろし、腰を使う。
そして諸手取りからの『一ヶ条』の表。前足を横に開き、『臂力の養成』の動きから相手の臂を取り、『一ヶ条』に入る。他の人とやる私の足の動きを見て、「基本の足捌きはそうだけど、その運びで自分の体勢が崩れるような相手とやるときは、自分のいい位置を保てるところまで何歩使ってもいいんだ。」最後は足の運びを守るより、大事なことがあるよ、ということ。
上手くできなかったけど、その後にやった『呼吸投げ』の軌道が面白かった。『一ヶ条』の入り口と同じところから、相手の手と繋がった手を自分の腹の前に大きく通し、(足を開きながら)今度はその手を相手の腹の前に通す(どうやって通したんだっけ)→もう一方の自分の腕を相手の臂に下から当てて、『呼吸投げ』。受ける方は前方回転受け身。こんな浮遊するような技がすんなり出来るようになりたいな。Aさんが合気会では『天秤投げ』と言う、と言ったっけ。(あやふや)
『座技呼吸法』をして終わり。
Aさんは合気会の道場の審査で4段を持っている。ビールを飲みながらだけど、「自分だったら(わたしに)弍級をあげるかな。」と言う。
Aさんの受けた審査と流派が違うから、区切りも違うだろうけど、そしてそれが何級であってもいいのだけど、Aさんが感じているところは知りたいと思った。(でも分からない。)弍級とは。
そして「審査は、わたしは強い、ではなくて、言われたことを"やる"、を見られるよ。」「それと、ここの問題は、もし道場がなくなった時、他の所ではまた初めからやり直さないといけない。」と。「ずーっと続けることが目標だから。」とわたしが言うと、「そう思ってるならいいけど。」とAさん。
言いながら、(わかっていても家庭と稽古の頻度と仕事とを考えたら、どう動くことも出来ないじゃないか)と心の中。
「すべての(道場や流派を分ける)ラインがなくなればいいのに。」と呟くと、ラインという言葉がAさんに伝わらなかった。英語じゃないのか?
起伏を生まず、淡々と続けられたらいいな。
でも起伏を生まなかったら、稽古のはじまりから上手い人と練習できなくて、その時間は果てしなくつまらないと感じる。起伏を生んだあと、記憶を消したらいいのかな。
2024.10.29_Tue.
夜はAさんと稽古。
今日は正面打ちからのこと。右相半身で正面打ちをしてこられたら、左足で前に入り、右足は回転しすぎない。両手で上から相手の手を落とす。そこからの入り身投げ。
次にやったことが面白かった。
右相半身から、相手の正面打ちを自分の右手で受けたら→左手で下から相手の手を切って→右足は前に入って右手で横面打ち→入り身投げ。同じ入り口から、四方投げにも入れる。
色んなことができる。
次にやったことは、右相半身で相手の正面打ちを右手で受けたら、すぐに左足を前に相手の腹の中に入って、入り身投げ。受ける方は面食らう位にスピード感がある。
相手が正面を打ってくる方の『一ヶ条抑え』。相手の力が100%になる前、振りかぶった序盤のうちに相手の肘あたりを自分の両手で受け、腹側に出る『表』のことと、背中側に入る『裏』のこと。この時AさんはQuaの話をした。黒板に身体の絵を描き、両肩に○、腰の左右に○、4つの○を描いて、それを結んだ四角の中から腕がはみ出さないように。
その後にやった『天地投げ』も、そのQuaを意識すると、感触が違う。崩す方の『地』にある手ははみ出していい。『天』の手をQuaからはみ出さないようにする。
『三ヶ条抑え』も稽古した。入り口はなんだったっけ。すごく面白かったのに思い出せない。相手に三ヶ条をかけて下に切った後の方向に今日も迷ったことと(自分の背中の方へ下がれば良かった。養神館の場合は歩かずその方向へ方違え。)相手の腹側に入る、背中に入る、の2通りを稽古したこと。
最後は『座技呼吸法』。気持ちがすーっとする。相手の力の向きを感じること。自分の力の向きを伝えること。
稽古が終わって、今日も黒ビールを1缶飲むあいだ話して、「また木曜日に!おやすみ!」と別れた。
帰宅してQuaのことを調べたけど、うまくでてこない。あの時AさんがQuaと書いたのは、カタカナの発音を伝えようとしてくれたのか。
Aさんが言ったのはCoreのことだった。
2024.10.28_Mon.
実家の両親がK(9才)に宛てて、「まだ全部見たことがないだろう?」と優しい口実で、新旧の1万円札、5千円札、千円札を送ってきてくれた。新だけじゃなく、旧まで入っていた。
目に入れたあとは、自分がいま欲しいものを考えて、クリスマスに使いなさい、とKにお小遣いをくれた。Kは(まだ熱が下がりきらない頭で)それを数えて、「ゲームのソフトはいくら高くても6千円とかなんだよ。」と言った。(残りを貯めておくことは、ちゃんと分かっているそう。)
先週Aさんが教えてくれた筋トレをやってみる。プランクという筋トレ。その格好になってみただけで、自分には腹筋が全くないことが分かる。揺れてフルフルになる。
試しに30秒を3回。
2回に減らさないと、心が逃げて毎日続けられそうにない。
30秒を2回、目標はとりあえず1ヶ月間。
夕方Kさんが『四方投げ』や『二ヶ条抑え』での、抑えるときの足のことでLINEをくれた。
程度によるけど、後ろ足が残ってしまわないように、(後ろ足の指が前足の踵や指に近くなるように)最後に少し寄せるといい、と書いてくれている。
『二ヶ条の抑え』の抑えるときの両足の形は、片膝を着いた相撲のそんきょのような形で股が開くこと。
そして、『肩持ち入身投げ(二)』の変更点→まっすぐ手を入れたあとの【肘打ち】が型では不要なこと。
2024.10.27_Sun.
稽古。前半は上手い人と組めなくて、曖昧な箇所がクリアにならない時間がしんどかった。
しつこくいつものルーティンの、突きからの二ヶ条に迷う。(突きからの三ヶ条は迷わない。)
自由技をしてから休憩。
後半は他の人は杖道。自分はKさんが続けて合気道を出来るようにしてくれる。
途中、怪我をした人がいて、キズパワーパッドを薬局まで買いに行った。はじめて道着を着たままスニーカーを履いて外に出た。冬休みの部活の日みたいだった。
Kさんに相手してもらって合気道を習う。
また先週からの訂正と補足。
『正面打ち入り身投げ(ニ)』・・相手の襟を掴むときは、矢筈の手ではなく、襟に指をかけて掴む。最後は投げてから歩み足。(相手側にある足が前)
『横面打入り身投げ(一)』・・先週までと大きく訂正。右相半身のとき、足は踵方向に45°回転しながら→自分の左手で受ける、右手で当て身→四方投げの手を取るときのような動きで相手の手を取る。足はV字で入りながら。→肘であごに寸止め→両手の平は上向きで投げる。
『胸持ち二ヶ条抑え(一)』・・はじめに二ヶ条をかける時の足の動きは、後ろ足が先に横に動き、前もその方向に少し動く。
『肩持ち入り身投げ(ニ)』・・相手の肘より肩寄りに自分の手首を前に向かって入れる(力の向きは下方向ではない。)
『半身半立ち四方投げ(横)』・・これも先週までと大きく訂正。館長が見て下さった。相手に手を引かれる状況なのだから、相手の手を取る時、自分の右手の小指が刃になる。小指で相手の腹を切る角度に動く。足指は立てるけど、立ち上がらない(膝はいつも床についている)、相手側にある自分の足から動く。
最後に。横面打ちを受ける時の足のこと。
逆半身のときは前に出て受ける。
相半身のときは回転して受ける。
2024.10.24_Thu.
K(9才)の40℃の熱がようやく37℃まで下がり、昼ごはんに素麺と梅干しが食べられた。
夜はAさんと稽古だった。昨日事情を話して、今日もやりとりするうちに、やっぱり稽古することにした。Aさんも今朝東京へ戻って来たばかりで、珍しく「今日は疲れている。」と話した。
準備体操をして、「なにかやりたい事はある?」と聞かれたから、「今度審査を受けることになった。」と話す。
基本動作の相対から一通り見てくれ、上段払い、中段払い、下段払いのやり方、立った状態からでは膝をつかないと前受け身を取れない、とやってみせると、筋トレの方法を教えてくれた。
それから8つの中級技のこと。Aさんは自分の合気会のやり方ではない養神館の技だけど、ひとつずつ相手してくれ、たぶんここはこうなんじゃないか、と考えてくれた。
一通りが済んだから、合気道を終わりにして、Aさんが木剣を持って、わたしが杖を持って、交代しながら打ち込みの練習をした。
杖を7:3で持って、正眼の構え(右足が前で半身、右手が上、左手が下)→左足を前に出して上段(柄頭が自分の目の上)に構える→振り下ろす(振り下ろした時、右足を揃える)→目付け。
振り下ろすときは力を抜く。杖の重みだけで相手の木剣にのせる。杖の軌道を大きく。
Aさんの持つ木剣の鍔に振り下ろした杖が当たっている感じがしたとき、「もうすこし腰の回転があるといい。」とAさんが言った。腰を使うように気をつけると、相手の鍔に当たる感じがなくなった。
交代するとき、自分の木剣を相手に渡すときは、右手に持っていたのを納刀して左手に持って(左手は鍔つばにある)→それをまた鍔から握りこぶしひとつ分開けて下を右手で持ち直して、相手に渡す。その少し開けた部分に相手の受け取る手が入る。刃は自分の方に向いている。
2024.10.23_Wed.
午前中は次の撮影のため、4人でzoom打ち合わせ。皆で顔を合わせて話せる時間が持てて、これまでもそうすればよかった。それぞれに話すのではなくて。次からもそうしましょう、となる。
K(9才)の熱が40℃前後から今日もまだ下がらない。昨日病院で再診すると、マイコプラズマ肺炎だった。「頭も腹も喉も全部痛い。」と言って、果物でも少し入れると吐いてしまい、何も食べられず、水筒の 麦茶だけ飲んでいる。
2024.10.21_Mon.
土曜日に「夜更かしがしたい。」とK(9才)が言うから好きにさせてみたら、明け方の4時までひとりで(猫に付き添われ)起きていて、翌日の昼過ぎから発熱。
今日は学校も休んでYが病院へ連れて行く。ただの風邪との診断だったけど、本日40℃まで熱が上がる。
手ぬぐいで冷やしながら、頭が痛くてうずくまっているKに「4時はやり過ぎたなぁ。」というと、「4時はやり過ぎたから、今度やる時は最大でも12時にする。」と素直な言葉。
Kが体調を崩すと、必ずナリタが見守るように隣にいる。
先週末は、ナリタとヒガシを保護して家へ連れてきてくださった方の突然の訃報が入った。
譲渡会ではじめてお会いしたとき、私たち家族の顔を見て「野生の感でこの兄妹はご家族と相性がいいと思います。」と仰った。そして縁を繋いでくださった。
Kの隣に寄り添うナリタを見て、ヒガシを見て、今日はその時のことばかり。
2024.10.20_Sun.
道場に着いて館長(85才)に「おはようございます。」と挨拶すると、「次の審査会で審査を受けてください。」と言われた。
準備体操。正座をして鏡を拭くような動作と腹の前でおにぎりを握るように両の手を合わせ、振ること。3人で交代しながら基本動作と二ヶ条と三ヶ条のルーティン。内開きと外開き、相手に手を取らせる、正面打ちから、突きから、の小手返し。
木剣を持って八通大太刀。杖を持って制定形のひとり形。相手をしてもらって『着き杖』から『左貫』まで。
その後はKさんに合気道を教わる。
基本動作の相対。昇級技の6本と、中級技の8本。全部相手してくださった。
先週からまた訂正と補足。
『両手持ち四方投げ』・・受けるとき、転がる角度は相手の身体に沿って。
『両手持天地投げ』・・相手を転がす方向に相手の肩越しに視線を置く。
『胸持二ヶ条抑え』の最後はやっぱり袖をひく方の抑え方。
『片手持小手返し(一)』・・受ける時は飛躍受け身。
最後に昇級技(初段)をひとつだけ。
『肩持呼吸投げ(二)』・・帰宅したら忘れた。
2024.10.18_Fri.
Dさんとお別れの日。フランソワーズ・アルディ『Tous les garçons et les filles』『Françoise』、ジョー・ストラマー、マンフレッド・マン『Groovin' with Manfred Mann』、フェアーグラウンド・アトラクション『ay fond kiss』、フィル・スペクター、ベン・E.キング、ゴダイゴ『ガンダーラ』、ボブ・ディラン『Nashville Skyline』、ソンドレ・ラルケ『Faces Down』、ケニー・ランキン『After the Roses』、ポート・オブ・ノーツ『さらば』
2024.10.17_Thu.
半月ぶりにAさんと稽古。
逆半身で片方の手首を握られたところから、入り身→腰回転→転換の練習から。
同じ入り口から、握られてない方の自分の手を相手の手に重ね、握られた手を抜く練習。そこからの小手返し(前足を抜く)→相手の頭の上を歩き腹這いにさせる→抑える。
その後は足捌きが難しかった『一ヶ条抑え』。逆半身からはじまったんだっけ。どうだったっけ。難しかった足は、Aさんが杖道の繰り付けの時と全く同じ足だと言った。あぁ、あの難しいやつ。前足が横に動き、足を踏みかえる。
それをしながら握られている手を(わずかに)引き、握られていない方の手で、相手の臂の内側に手刀。そこから自分の両手は座技呼吸法の時のような動き(それも難しい)→相手の臂をとる→相手の腹側に入って、送り足、歩み足、送り足、抑える。
相半身で両手首を掴まれたところから、後ろ足が前に入り→身体の方向を180°変える→投げる(受ける方は前方回転受け身)。
座技呼吸法をして、稽古終わり。
2024.10.14_Mon.
体育の日は必ず晴れるから今日も晴れ。
普通の時刻に起きて、朝ごはんをたべて、顔を洗いながら必要なものを頭の中に置いていく。
ザックにそれらをザーッといれて、昔登った山のファイルを開き、登ったときにメモしておいたルートタイムを控えた。地図のカラーコピーを2枚とって、きちんとファイルしていた12年前の自分に深く感謝して、1枚をポケットにいれる。家を出る。ひとり金時。
山にひとりで入るのは、今回がはじめてのこと。
バスタ新宿の発券場で、山に登るのに都合のいい時刻の登山口までの直通バスがなかったから、御殿場駅までの切符を買う。(新宿に戻る最終バスの時刻だけ聞いておく。)
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【金時山】
11:05 新宿バスタ発(御殿場行き)¥1,800
13:21 御殿場駅着(観光案内所で路線バスを尋ねる。あれ、その区間を刻むバスなし。)
13:25 御殿場駅発タクシー ¥3,000(12年前の地図では¥2,000だった。ぎゃー。)
13:38 fujimi cafeの駐車場でタクシーを降りる。車道を挟んで逆側に乙女峠入り口
13:45 乙女ハイキングコース分岐
14:14 乙女峠
14:38 長尾山
15:29 金時山山頂 1212m(朝ごはんの残りのおにぎりひとつ。)
15:46 山頂を出る
16:02 やっとクロモジを発見→爪で削る
16:09 分岐 金時神社方面へ
16:49 金時宿り石
17:03 車道(ここが終わりではない)
17:14 公時神社
17:24 公時神社入り口(缶コーヒー、ミニヤッカ)
17:29 金時神社入り口バス停(真っ暗で何もない。立って待つ。)
18:13発 高速バス(バスタ新宿行き 最終)¥2,130
21:44 バスタ新宿着
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ハラヘッタ!
2024.10.13_Sun.
館長が85才になっていた。
向かいあった相手が短刀を持ち、体捌きの稽古。短刀の持ち方。刃の向きはいつも上。突くときは、自分の手のひらをお椀にして凹むところに短刀の柄頭をつけて握る。横面打ちをするときは、柄頭に蓋をするように親指をつける。
そして自由技。結局小手返しばかりになってしまう。辛うじて入り身投げ。
杖道のこと。今日館長に指摘されたことは、引き落としのときに(足が)後ろに下がらないこと。その場でやること。
終わってからKさんに今日も中級技を習う。
習って帰ってからいつも思い出してメモをとるけど、ところどころ間違っている。
先週の記憶違いの訂正と補足。
『横面打入り身投げ(一)』・・右相半身のとき→足は転換しながら、右手で流して受ける→前足はV字で入る、左臂を相手の顎に向けて寸止め→入り身投げ
『胸持ち二ヶ条抑え(一)』・・最後の抑えは、相手の袖を持っての二ヶ条の抑え方ではなく、一ヶ条のときのように相手の脇に自分の膝をいれて抑える。一ヶ条の抑えと違うところは、相手の手首を床に抑えるのではなく、相手の手に二ヶ条をかけたまま。
『肩持ち入り身投げ(二)』・・はじめの部分。相手の臂に手刀を当てるとき、床に沈める方向に力を向けるのではない。→そのまま滑らせる方向はまっすぐの方向。
『片手持ち小手返し(一)』・・右相半身のとき、相手に奥の手を取られる→握られた左手の手のひらを上に返すときは"しっかり指を開く"→足は転換→右手で相手の手首を下から取り、自分の左手を抜き→左手で相手の指に手刀をいれて小手返しする"その時の足は、もう一度踵方向へ転換"→"相手の頭の上を通るときは相手の臂を押さえておく"→相手の身体を腹這いにさせる→あとは先週やったこと。
『片手持ち肘當呼吸投げ(ニ)』は、やり方云々ではなく、ただただ様にならない。
2024.10.12_Sat.
去年からこの時期に訪れることにした。大切な人が住んでいた海のある町に出かける。
今年は町は歩かずに、ただ海岸に着いて、海岸に座った。この1年で唯一変わったことは、海岸への階段も、なにもかもが綺麗にペンキが塗られ、そこいらじゅうが陽気なピンク色の景色になっていたこと。私たちをたのしませようとしているのですか?
自分 はそう受け取った。Yはどう受け取っただろう。
去年はなかった頑丈で巨大なブランコ(それもピンク色)まで出来ていた。K(9才)が嬉しそうだった。海沿いのロシア料理屋で昼ごはんを食べた。ペリメニを分けて、わたしとKは壺焼きとピロシキ、Yはビーフストロガノフ。
2024.10.10_Thu.
K(9才)は昨日の夜、「唐揚げをたのむ。」と言って寝にいった。
『 座・高円寺』へ演劇鑑賞に行って、小学校に戻ってから皆でお弁当を食べるらしい。いいなー。ごはんを握らず入れるのはいつもの約束。梅酢唐揚げ、タコさんソーセージ、ピーマンおかか炒め、たまご焼き(青海苔)、柿、シャインマスカット。普段は少食のKが「今日はまだまだ食べられたよ。足りなかった。」と言って帰ってきた。「夜は栗ごはんだからお腹あけといて。」と言って、せっせと栗の皮を剥いた。手が包丁の形から開かない。
2024.10.08_Tue.
ちょっと分厚いかな、と迷った長袖を着てちょうど良かった。
Rさんと久しぶりに飲みにいこう、となって、Dさんも呼び出したら雨の中来てくれた。
駅前の居酒屋で、おいしいものを食べて飲んで沢山話した。またこんなふうに飲めたらいいな、と思った。この人たちと交差できて、閉じていたものが戻ってきたり、やっぱり大きく影響を受けた。こうやって交差する時間はもうまもなく終わるかも知れないけど、影響されたことが残る感じが面白い。また会いにいくし。
2024.10.06_sun.
道場で稽古。また袴のプリーツが気になる。
ハンガーに吊るしているからいけないのかな。稽古のあと干さないのも嫌だし。後ろのプリーツがくずれるのが嫌。アイロンは難しくてもっと嫌。袴に嫌が溜まっている。
鞄に入れようと、袴を畳んでいると猫が紐に寄ってくるから、しゃしゃしゃっとやるのを落ち着いてやりたい。
今日は基本動作から。人数が少なかったから、臂力の養成はひとりの手首をふたりで握って行う。いつもの二ヶ条と三ヶ条のルーティンもKさんとMさんと3人で出来て、館長にずっと見てもらえたのが今日はよかった。
胸持ちの二ヶ条が今日はうまくかからなかった。当て身をした手で自分の胸にある相手の手をとるとき、捻るのが足りていなかったから、かからなかった。自分の逆の手は突き上げてきて、相手の手首をとる。それでも足りないときは臂を使う。
基本技6本も、3人で交代しながら稽古した。
休憩を挟んで自由技。Kさんに動きすぎるとまた言われた。相手が打ってくるのを待つこと。
木剣を持ってパスカルさんの剣、八方斬り、十二の型。八通大太刀のこと。『相摺 右』『相摺 左』『鷲(じゅ)』『乳拂(ちばらい)』『左輪』『受け返し』を、教わりながらKさんに相手してもらった。
終わってから先週に引き続き中級技を教えてもらう。
『正面打ち四方投げ(一)』・・右相半身のとき、受けた右手で相手の手首をとり、左手はクロールの手で上から相手の母指球をとる→右手は相手の腕に沿って当て身→当て身した手で相手の手首の脈部をとる。
『横面打入り身投げ(一)』・・右相半身のとき、左足が左前に動きながら左手で受ける→右手は当て身→右手が上にクロス→左足が前に入りながら臂が出て→右足が出ながら(手のひらは下向きで)投げる。だったかな。。。
『胸持ち二ヶ条抑え(一)』・・右相半身のとき、右に開きながら二ヶ条をかけて→転換しながら右手で相手の臂をとる→一ヶ条のように足を出しながら→右手で相手の袖をつかみ、自分の右脇に挟み、相手のお尻を見てから→左手で相手の臂に手刀しながら相手の頭方向に力を向ける。
『肩持ち入り身投げ(二)』右逆半身のとき、転換しながら相手の臂に朝顔の手で手刀を当て、そのまますべらせる→入り身投げ。
『片手持ち小手返し(一)』右相半身のとき、相手に奥の手を取られる→握られた左手の手のひらを上に返しながら、足は転換→右手で相手の手首を下から取り、自分の左手を抜き→左手で相手の指に手刀をいれて小手返しする→相手の頭の上を通り相手の身体を腹這いにさせる→自分は立ったまま、左手で相手の手首を持ち、右手は相手の臂より少しだけ上(肩寄り)を持ち、床に押す(その時に右手を少し滑らせる)。
『片手持ち肘當呼吸投げ(ニ)』右逆半身のとき、相手に右手首を握られる→転換しながら左手で相手の手首を上からとり、右手は相手の臂の下に入れる→送り足で出ながら投げる(手のひらは下向き)。
『半身半立ち四方投げ(横)』・・正座をしたところから、相手に左手首を取られる→右手で相手の手首を取りながら、相手側にある左膝を前に一歩出す(足の裏で立たない。膝は常に床、足の指は立つ。)→身体を反らせる→右膝を支点に左膝を前に回転→最後は右膝が前に出て、左手で手刀をあてる。
『座技両手持ち呼吸法』・・正座で向かい合い、両手首を取られる→臂力の養成の動きをしながら足の指を立てる→膝で左へずれる→ずれた時、受ける人の左足が左に伸びる→前傾しながら左手を手刀にして斜めに振り下ろす。
2024.10.05_sat.
雨の日。写真を仕上げる作業。
あとで一冊だけ図書館に本を返却にいかなきゃならない。清水さんの本の貸し出し期限を延長してもらっておこう。
涼しくなって(寒いのか?)猫もK(9才)も普段より身体の距離が近い。
2024.10.02_wed.
駅に行く最中に、図書館で本の返却と、郵便局でレターパックの発送。
電車にのって銀座、シロタ画廊へ。原陽子さんの『朽ちる家』の展示。
パウリスタで読書、清水眞砂子さん著『本の虫ではないのだけれど』の一冊目。どうして清水さんの文章は、ここまですんなり身体に入ってくるのだろう。どんな速度で話す方なんだろう。
読みたい雑誌があって探したけど、教文館になく、有楽町の三省堂書店まで足を伸 ばしても手に入らない。
2024.10.01_tue.
服を贈ってみようと一枚選んで、待ち合わせの場所へ。今夜は西荻窪のFeveでご馳走をたべる。
18回目の結婚記念日だ。向こうからちょっとおしゃれしたYとK(9才)が歩いてきた。
Kがはじめてベルトを締めてもらっている。
無花果が入ったカンパリソーダ(夏の始まりに神戸のFに作ってもらって以来、いつも飲みたい。)
シチリアワイン COLPASSO GRILLO、トマトとチーズのケーク・ド・サレ、パテ・ド・カンパーニュ、戻り鰹と山羊のチーズのマリネ、鴨のロースト、野菜のキッシュ、蛸と柿のマリネ、かぼちゃのスープ、自家製パン、牛さがりのロースト、和栗入りミートパイ、和栗のモンブラン、珈琲。
Yはいつもイヤフォンをして音楽を聴く。
18年以上一緒に居るけど、いま一番好きな歌さえ知らない(親友には話すのに)。Yは夜中まで仕事した後、家族が寝静まった後でひとりで面白い映画をいつの間にか観ている。そのあたりのところを、もう少し教えてもらえるような次の一年にしたい。
2024.09.29_sun.
随分涼しくなって稽古がしやすい。
いつものルーティンのあと、正面打ちからと突きからの自由技。やっている最中、四方投げを相手にかけようとして、逆に自分が転がってしまった。あれは何がどうなってそうなったのだろう。
後半は杖道のこと。打ち込み、と言ったっけ。
木剣を持った相手が前に立ち、杖で打ち込む練習。
その後で『着き杖』『水月』『引さげ』『傾面』。
杖は出来る限り長く持つこと。繰りつけのときの横に出す足の位置が今日は一番難しく感じたこと。上手く出せれば相手の足と直線を結べる。杖の影に自分の身体を入れること。後ろにある手をまず下に下ろせば、杖の先が自然に上がり、Cの字を描きやすいこと。Cの字の最後を丁寧にすること。
皆の稽古が終わり、今日もKさんに合気道を習う。
中級技を覚えたい。一人型ができるくらいにまで。そうKさんに話し、教えてもらう。
『胸持ちニヶ条抑え(一)』→相半身からニヶ条をかけ、相手の臂をとり、一ヶ条のときのように歩み足→送り足→歩み足→ニヶ条の抑え方(相手の頭側にある手で手刀)。
『肩持ち入り身投げ(ニ)』→逆半身から転換しながら→相手の臂に朝顔の手で手刀を当てて崩す→入り身で入る。
『片手持ち小手返し(一)』→相半身で奥の手を握られたところから→逆の手で相手の手首を下から取る→握られた方の手を外し→相手の指に添える。
『半身半立ち四方投げ(横)』→正座して、相手に片手を取られる→相手側の自分の足を前に出し(立ち上がらない)→身体を反らせる→後ろ足を支点に回る→腕を伸ばす→抑える。
稽古が終わり、館長が用意してくださったお寿司と焼き鳥とビールと日本酒を皆でいただく。
2024.09.28_sat.
仕事部屋にキャンプ椅子を運び、今日は『極悪女王』を観る日。
1話を見終わったところで、Yが『碁盤斬り』を挟む。
こんがらがっているものをほどくのは、許すこと、緩めること、なのかな。
『柳田格之進』の落語を聞きながら昼ごはんを食べて、(Yは『碁盤斬り』の余韻と過ごしたくなったからここで離脱。)
ひとり続けて『極悪女王 2話~5話』、それぞれの気持ちが分かる中、自分は誰を目指すだろうと考える。ジャガー横田かライオネス飛鳥のような気がする。
昔の女子プロレスの映像も観た。コーナーポストから飛び上がったジャガー横田の姿が美しかったこと。やっぱりジャガー横田かな。
プロレスの受け身の取り方を調べてみる。
2024.09.26_thu.
火曜日はAさんが体調を崩していた。
今日は稽古をすると言っていたけど、回復明けで大変かなと思ったから、いつもの夜の大人の稽古の前にAさんがこどもに教えているクラスに、多少は手伝えるかな、と思って夕方から参加する。
布団を敷いて受け身の稽古のあと、水筒のお茶をそれぞれに飲んでいるときに、こども同士の喧嘩がはじまった。
事のはじまりは見ていなかったけど、ひとりのこどもがぼそっと「自業自得だろ。」と言った一言に、相手のこどもが闘牛のようになった。
K(9才)が生まれてから、Kを通した人間の様子に触れてきたけど、Kは今日のこのタイプではないから、この種類のトラブルにはまずならない。
闘牛のようになった他人のこどもの仲裁にはじめて入った。
なだめても、気をそらしても、Kにやるように足を揉んでみても効かない。
ロケットの噴射を食い止めるみたいに、放すと飛んでいってしまう。
Aさんとふたりがかりで四苦八苦しているところに、タイミング良く館長が道場に入ってきた。
館長は喧嘩だと分かると「ようし、ふたりともこっちへ来て、畳8枚使っていいから相撲をとれ。」と言って、自分は行司の位置に立った。取っ組み合ってルールの下に相撲をとるうちに(館長は「なぁんだ!お前たちは。技がないから組み合ったまま動けないんだ。」とか言っている。)闘牛が人間に戻ってきた。戻ってきたところで相撲が終わり、館長はふたりに握手をさせた。(84才はすげぇ。)昭和の仲裁の仕方を目の前で見て、人間の勉強をした気分。
もう今夜限りで充分だけど。とても疲れた。でも振り返ると面白い経験をした。
大人の稽古の時間。まず『呼吸投げ』。さっきまでこどもと布団の上で受け身をたくさん取ったから、床でやると今日は感覚が変。
『入り身投げ』。相手が大きく、投げるのに持っていけない時のひとつのやり方。入り身投げの途中、投げられないと思ったら、自分側にある相手の手を自分の腿のあたりで抑え、逆の手で相手の肩を返す。
『四方投げ』今日は硬い人に技をかけられる時も、自分で頭を寄せてうまく受け身がとれた。
『天地投げ』要点は言葉で頭に入っているのだけど、もっとかっこよく出来るようになりたいと今日も思う。
2024.09.25_wed.
山口洋(HEATWAVE) ソロツアー『Highway60~61 Revisited. 』#025を観るため、
吉祥寺へ。
山口さんが育てた植物を、今日いただけることになったから(応募をしたら当選した)、
『Give 'Em Enough Rope』のアルバムジャケットが胸に入ったニットを着てStar Pine's Cafeに向かった。ドリンクチケットをカンパリソーダに代えてライブをみる。
顔を見て渡したかったからと、1部が終わった時、山口さんに「ちよじさん。」と呼ばれてステージから手渡された。『初心者でも失敗しないしっかり育ったオリズルラン』。
自分の日常に山口さんが育てたオリズルランがやってくる。
今日も山口さんの歌が聴けてよかった。
2024.09.23_mon.
家族と映画館に『ルックバック』を観に行く。
漫画は3人とももう読んでいる。
先にぐんぐん進みたい気持ちも、その繋がれた手を止めて、離してでもじっくり取り組みたい気持ちもとてもよく分かる。
映画館を出たとき、K(9才)が「ととはずっと目を押さえていたね。かかはずっと腕を組んでいた。」と言った。Yは漫画をもう10回以上読んでいて、映画館でも涙が出た様子。わたしは映画館が寒かった。
最後に違うストーリーが描かれたことをKがなぜ?と言ったから、頭の中は、ひと通りでなくても自由に別のことを何度描いてもいいんじゃないかな、と話しながらトニーズピザまで歩き、ニューヨークピザを頬張った。トニーズピザのご主人が窓際でピザを伸ばしていた。その立ち姿はピザを伸ばし続けてきた形をしていた。『ルックバック』の背中のようだった。
公園を横切って帰る。また9月のあの肌寒さがやってきた。
2024.09.22_sun.
傘をさして道場へ。今日は館長とKさん、Aさん、Mさんと自分だけ。大いに教われる日だ。
いつものルーティンのあと、休憩を挟んで自由技。他の人は突きでも正面打ちでも何をされてもそれを返す練習。わたしは混乱しないように、正面打ちからだけに絞ってくださった。その後は、両手を持たれたところから。
自由技で両手持ちからを指定されるのがはじめてで戸惑っていたら、Aさんが「隅落としでもなんでもいいよ。」と助け舟を出してくれた。
自由技でははじめてなだけで、稽古でいくつも練習していたのを思い出した。
『四方投げ』が出来る。『入り身投げ』が出来る。
「天地投げだってあるぞ!」と館長の声が聞こえた。(地にある手はそこに椅子があると思って動かさない。天の手で投げた後の手の曲線。投げる方向は前に出した足の方向。)
他の人がやるとき、館長はだんだんに、「胸でも臂でも肩でも掴んでやれ。さぁ、どうする。」「次は後ろから掴んでやれ。さぁ、どうする。」と発破をかけていく。稽古が面白い。
杖道のこと。Aさんに『着き杖』から『左貫』まで相手をしてもらい、教わる。
『引っさげ』の"繰り付け"のこと。相手が木剣を握る手と手の間に自分の杖をつけるとき、相手の手首のところまで杖が届くように。
『斜面』のときの逆の納杖の仕方、"返し突き"は昔は"腰捻り"と呼ばれていたこと、"返し突き"のときの親指の使い方。
『左貫』で杖を頭上に上げる時、目はまっすぐに前を見たまま、視界にギリギリ入るくらいのところで杖を持つ。そうすれば相手の木剣が振り下ろされても身を守れる。Aさんはわたしと向かい合って立った状態で、杖がわたしの視界ギリギリに入った瞬間を言い当てた。
水月を突かれるときの杖の動きのこと(いなすこと)。いなすより、避けるを先にやること。その順番はとても大事なこと。
『水月』ときのはじまりの腕の伸び方のこと。(全部伸ばしてしまわない。極端に曲げない。)
他にももっと教わったと思う。突くときに一番自分の力が入る間合いのこととか。リズム(タイミング)のこととか。’’目付け’’のとき、Aさんの目に杖を向けたと思った箇所が高かったこと。Aさんがそこだ、と言った目の場所は自分から見てAさんの目の下あたりに見えたこと。
皆の稽古のあと、Kさんに合気道を習う。
『一ヶ条(ニ)』のこと。逆半身で正面打ちを打ってこられる。(一)の時のように歩まずに、転換したあと煽り足→卍足。
後ろから両手を持たれた時の身体の抜き方、先週やった『正面打ち四方投げ』の手の取り方のおさらい。『四方投げ(ニ)』のこと。
そして『飛び受け身』の練習で、『小手返し』と『四方投げ』で技をかけてもらう。
最後に面白いことを教えてもらった。すべてボールを持っているときの手の動きなんだと言うこと。ボールを持った(と想像した)手を親指を支点にして上げると相手の身体が浮く。それと逆に、小指を支点に下げると相手の身体が下に落ちる。Kさんはその手のことを「朝顔の手」と言った。いい名前。もうこれ以上頭に入らない、というところで稽古が終わる。
2024.09.21_sat.
受け身をとる時に痛いから、袴の腰板の内側についているプラスチックの爪を外してしまっていた。稽古で動き回ると爪がない分どうしても腰板の位置が下がってくる。だから今日は朝ごはんを食べたあと、袴の内側に太くて平たいゴムを縫い付けて細工してみる。上手くいくかな。
午後は2日続けて京王線にのった。京王多摩川駅で降りて河川敷まで歩く。
去年はK(9才)とふたりで見た花火を、今年は家族皆で見に行った。去年は寒くて冬のショールをぐるぐる巻きにして見ていたけど、今年はちっとも寒くなく、その代わりにものすごい湿度で、3人とも気圧にやられてグズりはじめる。
前に居た浴衣を着た学生のカップルの、恋をする目を見てみろと言って、あの目ではないではないか、とYに絡んだ。あの目をしろ、と言ったところで全ては自分のせい。今日は全部気圧のせい。
それでも大きな花火は好きだった。Kも今年は眠らずに見ていた。
2024.09.20_fri.
撮影。京王線にのって神奈川県まで。
たいてい撮影の日は黒い服を着るけれど、今日は黒は辞めようと思って茶色い服を着た。
駅でTさんと待ち合わせ。今日も真夏のように暑くて、ふたりで汗の粒を流して現場についた。デカフェのアイスコーヒーを出してくださった。Tさんと並んで座って話を聞いた。
この撮影は打ち合わせの時から、伺ってみないと何が撮れるかわからないと話していた。
Tさんは問いかけ聞くうちに泣いていた。それから撮影をした。
しっかりポートレイトを撮りたかった。Tさんとの仕事はいつもそう。
撮影が済んでまた駅まで汗の粒を流して歩いて、駅でTさんと別れた。
帰り道、タワーレコードに寄って、今日が発売日のフェアグラウンドアトラクションの新譜を買う。
2024.09.19_thu.
夜、Aさんと稽古。今日ははじまりから終わりまで∞を描くこと。どうやれば尖るところを作らずに∞が描けるか。受ければ感じるけど、やるのは難しい。
稽古が終わってAさんと話しはじめ、ビールを2缶と半分。いままでの中で一番Aさん自身のことを話してくれた気がする。
2024.09.18_wed.
都内で撮影。玄関を出るときに「夕方にひと雨降るみたいだよ。」とYが言った。
本当かな?と思うくらいに外は強い日差しだったけど、その一言があったから心づもりがあって、夕方に本当に雨を見たときに、朝の一言に感謝した。
これまでも人の暮らしや生き方を撮影する機会がたくさんあったけれど、近頃はよりまっすぐ正面に人の姿があるように感じる。
撮影が終わって、編集者Tさんと車に乗って、ふたりでこの町に居たら、会うことが自然、という友の顔が浮かび、ふたりで1時間程だけ会いに行った。Aは急に連絡したのに家に招いてくれ、庭のレモングラスでおいしいお茶をいれてくれた。
2024.09.16_mon.
知り合いから、「Kがたくさん持ってた恐竜のおもちゃ、今も大事にしてる?今度友だちのこども(恐竜好き)が遊びに来るんだけど、Kがもしいいよって言ってくれたらいくつか分けてもらえないかな。」駄目元で、と打診があった。もうずっとしまい込んであるし、いいんじゃないかな、と深く考えずにそれをそのままK(9才)に伝えた。
するとKはたちまちベソをかいて、「大事にしてたものだから、顔の知らない人にはあげられないんだ。」と言った。こどもの言うことが合っていてハッとした。
「Kが毎日使ってる恐竜のフロスピックなら、たくさんあるから分けてあげられる。」と言って、ちいさな袋にフロスピックを詰めた。
2024.09.15_sun.
暑気払いから1週間が経ち、今日は館長(84才)の稽古のメニューが違った。教えてやろう、を感じるというか。稽古はじめ、神前に礼をするときは上手い人から順に並ぶのがルールだけど、いつものルーティンに入るとき、隣同士(初心者同士)で組ませるのではなくて、出来る人と組んで稽古ができるようにしてくれた。小手返しの外開きのときは、わたしのやるのを見て「そうじゃない。90°開くんだ。」と声をかけてくれた。(相手の手をクロールの手でとるとき、足は90°開く。)
休憩を挟んでその後は、杖道をせずにそのまま合気道の稽古が続いた。後半は受け身を全部の種類やらせてくれた。呼吸投げで全員を投げていく。投げられた人は前方回転受け身。こんなとき、もうずっと館長は自分も受け身をとってみせることはしなかった。だけど今日は自分も列に加わり、前方回転を何度も何度もしてみせてくれた。これはかっこ良かった。いつまででも見ていたかった。座受け身後方、側方、前方、中腰、立ち受け身、一通りやったあとは、『一ヶ条抑え』~『二ヶ条抑え』までの6本の技のひとり型。
皆の稽古が終わってからKさんが、この間『一ヶ条』の受けをしていて腕の筋を伸ばしてしまったときの状況を聞いてくれ、手のつき方、腕の伸びを見て、なぜ怪我をすることになったかの要因を探してくれた。怪我のあと、自分では柔らかく受けていても、手をつくときは強さが必要だったのかな、と考えた。だけどそれも違ったみたい。Kさんは手をつく位置と角度、臂から手首までがピンと張りすぎている、と指摘した。ピンと臂を張って止めてしまわずに、手をついてからぐにゃりと受けろ、とやってみせてくれた。すぐに全く同じようには出来なかったけど、自分の(いつもより)近くに手をついた後、自分の(顔ではなく)胸の下で少し手のひらを返すと、Kさんの言っているぐにゃりに近づいた。
その後は『二ヶ条』と『三ヶ条』のルーティン、『正面打ち四方投げ(一)』の手の取り方。これは前にも教えてもらって、自宅でも練習していたことだけど、しばらくやっていなかったら(あのレールのやつだ)ということしか覚えていなかった。右相半身で正面打ちをされたら、右手で受けて(左手は相手の臂)→足は踵方向に転換しながら→自分の左手は相手の親指側から相手の手(母指球)を掴み→自分の右手は相手の腕をレールに見立てて、レールづたいに当て身→当て身を当てた自分の右手で、相手の手首の脈部を掴む→足はV字で入り、あとはいつもの四方投げ。何度もやらせてもらって、右は動きが身体に戻ったけど、左はまだ戻らず。
2024.09.14_sat.
神戸からMが東京に来ている。
たぶんMとはじめて会った日(もう21年前)に「これHさんが撮ってくれたんだ。」ともらったポストカードがあって、昨日寝る前に探したら2枚見つかった。
Mの手元にはあるだろうかと、Mの泊まっている吉祥寺まで1枚届けることにした。(ちょうど朝からジブリ美術館に行く日だったし。)
Mに会うまでの道道はまた夏が戻ったみたいに暑くて、顔を合わせるなり、「散歩に出ようか。」とMが言い、「ガリガリ君たべようか。」と私たちが言い、4人でガリガリ君を食べて歩いた。
MとYはぶどう味、K(9才)とわたしはソーダ味。川の手前の緑の中まで。なんか凪いでいるような時間だった。
その後で、ジブリ美術館へいった。『やどさがし』という短い映画をみた。それがなんとも良い映画で3人とも心を惹かれて、今日の美術館の思い出が『やどさがし』になる。
美術館を出て少し時間をもらい、book obscuraに寄った。ペパカフェでバナナケーキ。駅前で葡萄を買い、次はコトリコミューンの人たちとS君Mちゃん宅で食事会。長い一日だった。
2024.09.12_thu.
Tさんからの宅急便を受け取ってから出かけようと待っていた。宅急便の方が、朝イチに届けてくださった。荷物を開けてみると、昨日図書館になかったバックナンバーだった。(すごーい。)
ページをめくるうち、清水眞砂子さんの文章に釘付けになって、このあと上野にでも出かけようかと思っていた気持ちがすっかりすぼみ、ピアスをとり、外行きの服からジーンズに履き替えて、自転車をこいで図書館に行った。
清水眞砂子さんの著作は隣町の図書館にあるとのことで、予約をして帰ってきた。
2024.09.11_wed.
図書館にバックナンバーを見に行ったら、最新号を除いて見事に全部貸出中だった。
返却されたらついている、と思うことにして、次の番で予約しておく。合気道の棚と、英語の棚と、写真の棚を見て、7冊借りて外に出る。
晩ごはんのために、アチャラチのタンドリーチキンの下準備をしておく。(アチャラチは、随分前にK(9才)がテレビで見て好きになったインドの青年。)夜になって、そのタンドリーチキンを焼きながら、沖縄に居るAさんに腕が良くなってきていることを伝えようと思った。
「I'm all better. I'm looking forward to 稽古 with A-san.」
これを書くだけで時間がかかった。まだ僅かに治りきってはいないけど、それを伝える言葉は持っていなくて、もうすっかり治ったことにした。
「Great!」と返事がきて、その後は日本語でやりとりをした。いつもより平仮名を多めにメッセージを送ったら、わたしより漢字が多めにメッセージが返ってきた。
『君は泣きながら眠っていたと
決して僕に云いはしない
僕も眠れず起きていたと
君に云いはしないだろう』
ヒートウェイヴの『CARRY ON』の歌詞が頭に浮かんだ。全然違うけど。
はじめて少し砕けたメッセージが返ってきたのが今日はうれしかった。
沖縄には台風が近づいているらしい。
2024.09.08_sun.
先週は腕を痛めて稽古を休んだけど、84才の館長が、近頃稽古に来る大人の人数が少ないから、今日は稽古の後で暑気払いをしよう、と仰っていることは聞いていた。『暑気払い』という言葉は耳にするけど、どういうことなんだろうと、道場に着く前に言葉の意味を調べた。
『暑気払い・・その名のとおり、暑さを払うために体に溜まった熱気をとり除くことをいう。暑気というように、暑さや熱そのものに限らず、弱った気(エネルギー)を元に戻して「元気」になろうということ。』
道場に着くと館長が「(怪我は)治ったかい。」と声をかけてくださった。
いつも稽古に来るメンバーに加えて、館長は古い門人にも「暑気払いをするから集まろう。」と声をかけてらした。そんなわけで、今日は普段と違うメンバーで、普段と同じ形稽古と自由技をした。
普段と同じでも、いつもと違う人が加わることで、ちょっとした形の違いを感じたり、刺激的な時間だった。稽古は久しぶりだという、姿を見ただけで上手そうな80才の古くからの門人の方(Nさん)が、準備体操もせずに飛び受け身をとった。
人はある期間ぎゅっと集中して稽古をしていたら、期間が空いていたとしても、80才で飛べるんだな。腹の底から驚いた。
テーブルを囲んで用意してくださったお弁当とビールをいただいた。日頃感じていることをそれぞれに話し出し、今日はいい会だなと感じる。
自分もこんな場で未熟の強みでしか聞けないと思ったのと、植芝盛平先生と塩田剛三先生のどちらもから教わっていた経験のある館長が生きているうちに(そう書くと失礼だけど)聞いておかないと、と思ったから、えいやっ!と館長に話しかけた。
「平日はAさんに合気会のことを教わり、日曜日は館長とKさんに養神館のことを教わって、その両方の稽古があることは良かったことだと思っています。ただ、自分がいま直面していることは、そのふたつの稽古で、回転受け身のときに立ち上がる足が違う。合気道をはじめて1年半の自分には、なぜ塩田先生が植芝先生と逆の足で立ち上がることにされたのかなんて、まだどうしても分からないので、どちらもが正しい、ということが出てきたときに、どちらを練習していけばいいのかが、考えても答えが出せません。」すると館長は、「そんなものはどちらでもいいんだ。受け身なんていうものは、きちーっと自分の身を守れて、その後またきちーっと体勢を戻して構えられたらそれでいいんだ。」と仰った。(じゃあ日本中でラインを引いてるのは誰なんだ。)館長がラインを引かなかったのが嬉しかった。
朝に道場に向かうときは、暑気払いなんていうけど、食事してビールをのんだだけで覇気が上がるのかな、と頭の隅で思っていた。
それが見事に覇気を上げられてしまい、どれほど昔からはじまった行事なのかも知らないけれど、年上の言い出すことは嘘じゃないな。『暑気払い』に恐れ入った。
2024.09.05_thu.
なーんか今週は周りがざわついている。
外側で見ながら、だんだんユーモアに触れたくなってくる。
今朝は5時半に起きた。
K(9才)が社会科見学に行くから、全部のリクエストに応えて弁当をつくる。
鶏の唐揚げ、卵焼き、タコさんソーセージ、ゆかりキャベツ(給食で食べたのと同じのをつくって!)、茎わかめ、梨。ごはんはおにぎりではなく、食べにくいからそのまま入れて欲しい、とのご要望。
ついでにYと自分の分も弁当箱につめて、仕事の合間に修理から戻ってきたキャンプの椅子とテーブルを出して、テラスで食べた。
うっかりしおりの行程表の時間を控えておくのを忘れて、(Kはまだ帰ってこないなー)とGPSをみたら、レインボーブリッジをまっすぐに進んでいるところだった。
2024.09.02_mon.
6月に電話をして、がん検診の予約がとれたのが今日。容赦ないギラギラの日差しのなか、大きな病院へ。長い時間待つだろうと持っていった文庫本は半ページしか読めず、30分ほどで会計まで済んだ。女医さんの居る病院にして良かった。何のストレスもなく検診が終わる。
Yを呼び出して、行ってみたかった店の麻婆豆腐を食べた。
珈琲店にも 寄って、座った席の本棚にあった、アンダーソン夏代さん著『アメリカ南部の台所から』を読み始めて、豚バラ肉をどうしても買いたくて奔走しているところが面白くてしょうがない。なんて体験をされている方だろう。
そんな場所に身を置いてみたい。想像してみた後、いま出来ること。duolingoで紫色の女の子と通話。
2024.09.01_sun.
今日は稽古を休むことにした。
この間の稽古で、上腕三頭筋を伸ばしてしまっていた。生活と仕事には支障なく、稽古となると(どうしようかな)と思う程度。伸ばす角度によって、少し痛みが出る。
整体師さんに、「日曜日に稽古があるからそれまでに治れば嬉しいです。」と言ったら、
「その日曜日をお休みして安静にしたほうが痛みが長引かないと思います。」と言われて、言葉に従うことにした。
いつもよりゆっくり朝ごはんを食べていたら、Aさんから英語で長いメッセージが届いた。
メッセージの最後に日本語で「英語ですみません。」と書いてくれている。
時間がかかったけど、言葉の意味を調べていった。ひきつった筋肉の回復のさせ方と、「怪我から将来もっと上手に動く方法を学ぶことができる。」と書かれていた。
夜は夜で、Hさんが携帯を鳴らしてくれたのがうれしかった。毎日、気になっていたから。
「思いきりパジャマなので少しだけ待ってください。」と待ってもらって、玄関先でおいしそうなお菓子のお裾分けをいただいて、少しの間、立ち話をした。
2024.08.29_thu.
台風の影響で大雨の中、道場へ。
Aさんが無事にビザが下りたと言って、うれしい顔をしている。
今日は諸手取りからの様々なこと。諸手取り(右逆半身)で片方の手を握られたら、右足で前に入って、(後ろにある左足が)180°転換しながら、両手は臂力の養成の動き→両手は上段のまま左手で相手の臂を取り→送り足→歩み足→送り足で『一ヶ条抑え』の表。逆(左半身)も同じこと。
入り口は同じで相手の背中側に入り→腰回転→『一ヶ条抑え』の裏。
受けるとき、柔らかく受けようとして、身体の力を抜きすぎてしまった。左手を床につけるとき、自分の汗で滑って手をついて、左の上腕なのか、肩なのかを痛めてしまった。
腕を上げようとすると痛くて力が入れられない。全く同じことを前にもやってしまったことがある。柔らかく受ける、を間違えていたことに今日のことで気がついた。
全体的には柔らかく、床に手をつくときは力強く、要所要所でメリハリをつけていないと、受けていることにはならないんだな。受け身をとれていないから怪我をする。
Aさんがすぐに腕の状態を診て、肩のストレッチの方法を教えてくれた。お陰で徐々に緩く動かせるようになった。
その後は、また諸手取りから臂力の養成の動きまでは同じ→今度は両手が下段に下りる→足はここでひとつ何かある(相手との位置関係を正すような)→入り身しながら『小手返し』の手を取る→転換。両手が下段に降りるところから次のこと、までのところが難しくて出来ない。
するとAさんが『呼吸投げ』をしてみようと言う。入り身→180°転換して→少し送り足で前に出て、後ろ足を寄せながら相手を投げる。
そこにさっき出来なかったことのヒントがあると言う。
その流れで『前方回転受け身』も練習。今日は合気会のやり方で。右手を床につけて回転するとき、後ろ足(左足)を曲げる→曲げた足で立ち上がる。(普段練習している養神館のやり方では、後ろ足が最後まで伸びていて、逆の足で立ち上がる。)
自分ははじめてまだ日が浅く、塩田剛三がなぜ師匠の流派の通りに立ち上がらないことにしたのかを理解することができない。
どちらの正しいを取ればいいのかなんて、自分で判断出来ない。そんなこと、生活を引き替えにしている人にしか分からないんじゃないか。
いま出来ることは、どちらもできるようになっておくこと、まで。
最後に、さっき出来なかったことの入り口までやって稽古を終える。
2024.08.28_wed.
今日でK(9才)の夏休みが終わる。
この夏の間にKはいくつもはじめてのことをした。Yと、最後にもう一発何か、と考える。
午前中は作業があって出発は昼も過ぎてしまったけど、浅草にいくことだけを伝えて3人で家を出た。浅草寺でお参りをして、花やしきの前に立った。「入ろう!」
Yともう作戦は練ってある。ふわぁ~っと階段をのぼり、『ローラーコースター』の列に加わった。
状況のわかったKに、腕にしていたバングルを「落ちるといけないから、ちょっとKの鞄に入れておいてくれる?」と頼むと、「ピアスも外しておいたほうがいいんじゃない?」といった。
いつもはメリーゴーランド以上の早い乗り物に乗ろうとしないKの、はじめての『ローラーコースター』を一緒に経験した。怖すぎてずっと目を瞑っていたらしい。
『ディスク・オー』にも一緒に乗った。これは(ローラーコースターを経験する前の)Kが自分からのってみたいと言ったやつ。
動きだして隣のKを見ると、表情を無くして「もうやだ、Kはもういい。」と叫ぶのではなく唱えつづけている。
その後は射的と、やっぱり好きなメリーゴーランドにのって、花やしきを後にした。
路地に焼き肉屋がひしめき合う界隈で焼き肉を食べた。この浅草は知らなかった。
2024.08.27_tue.
沖縄からAさんが帰ってきた。久しぶりにふたりで稽古だった。
思う存分動いて、思う存分汗をかいて、心も身体も清々しい。
道場に通っていると、銭湯のようにこれからの自分(の身体)がどうなっていくのか、人を見て知ることになる。関節もできる限り柔らかく、倒れたり、転がったり、いまの可動域の全部を使っておきたくなる。動ける時間には限りがあるから。
逆半身で両手首を握られたところから→入り身→転換→『入り身投げ』
入り口は同じ(だったと思う)で、相手の腹側に入り、『一ヶ条』の表。背中側に入り、『一ヶ条』の裏。
逆半身で片方の手首を握られたところから(右半身の場合は)→右足で入り身→左足が90°転換、左手で相手の手首を切って自分の右手を抜く→右手で相手の臂を切って崩す→そこから自分の右手を相手の手首まですべらせる→小手返しの手(相手の薬指と小指の間に自分の親指を入れる)でとる→足はもう一度入り身→転換(だったかな?)で『小手返し』。
それと入り口は同じで、相手の臂を切ったとき、自分のもう片方の手のひら(甲ではない)が相手の手首の下側にきて、その2点で相手の臂を折り曲げる。折る角度は四方投げの腕の角度と小手返しの中間くらいの何とも言えない角度。
その後はその角度のことの話をして、受けると分かるけど、やると分からなくなることを、相手の腕を曲げてみて(どの角度かを)探す。
その後は、相半身で両手首を持たれたところからの『呼吸投げ』。投げられた方は前方回転で受ける。『前方回転受け身』が練習しているうちに縦回転になりすぎている感じが、ここのところしていたので、それを戻す手掛かりをAさんに教わりながら探す。
最後は正座して向かい合い『座技呼吸法』。
稽古を終え、1缶だけビールをのむ間に、夏にあった出来事を互いに話す。
2024.08.25_sun.
「諸手取りの二ヶ条は袈裟斬りなんだ。」と、いつものルーティンをしていたら、館長がそう言った。今日も色んなことをやったけど、この言葉が今日の雷。
その言葉通りにちょっと手の角度を袈裟にするだけで、いつもよりちゃんと技がかかる。
こういう事に感動する。
その後はMさんに習う。木剣を持って神道流の大太刀のこと。
『相摺(あいすり・右)』『相摺(あいすり・左)』『鷲(じゅ)』『乳拂(ちばらい)』『左輪』『受返し』『二刀合(にとうあい)』
杖に持ち替えて『着き杖』『水月』『引さげ(ひっさげ)』『傾面(しゃめん)』、今日あたらしく次のこと、『左貫(さかん)』を教わる。『左貫』には『突き外し打ち』というのが出てくる。はじめてやってみる。うまくいかない。
皆の稽古が終わってからKさんに合気道を習う。二ヶ条と三ヶ条のルーティンのこと。
二ヶ条をかけるとき、もう少し高い手の位置からかけた方がいいこと、正面打ちから二ヶ条を取るときはもう少し自分の親指が動くのを我慢して、手で鏡をつくること、横面打ちを打ち落とした後、自分のもう一方の手は、打ち落とした手の上からクロスすること、突きから相手の手をとる(←三ヶ条の)ときは、転換して線を外し、手は自分から取りに行きすぎずに待つこと。後ろから両手を持たれたときは、腕を上げる前の手のひらが大事な(それで相手を崩せる)こと。
『前方回転』を数回、『飛び受け身』を数回。
今日は袴がサラサラとして、それに気づくたびに気持ちが良かった。
手ぬぐい2枚がもう汗を吸わなくなって、稽古が終わる。
2024.08.24_sat.
小杉湯でハッカ刻みの交互浴をして、阿波踊りの背中を眺めて、屋台ごはん(ビールとタコスと、おいしいソーセージ)。町に音が鳴っているのがいい。
普段は子連れで入れないだろう立ち飲みのバールが、こんな日は入っても構わないよ、という気配で店を開けている。有り難く入れてもらい、パテ・ド・カンパーニュ、自家製ハム、キッシュと山形セット(しそ巻きと辛子茄子)、氷入りの白 ワインとシェリー。
帰る頃にゲリラ豪雨。ずぶ濡れで帰宅すると、「土砂降りでも町の熱気が下がってなかったのが良かった。」とYが言った。
2024.08.21_wed.
武道具を引き受けてくれるクリーニング屋さんがかっこいい。日曜日に発送した袴がもう仕上がって戻ってきた。すごく早いし、ピシッと綺麗だ。武道への愛まで感じられる。
袴をたたむ時、紐の最 後の最後の始末がフワッと曖昧だったけど、クリーニング屋さんがたたんでくれたのを慎重に解いてみて、ようやく紐の最後のやり方がわかる。
2024.08.20_tue.
「獅子唐が辛い。」とわざわざ伝える人はなんだろう。窓を開けたら虫が飛んでいるくらいに当たり前のこと。こんな馬鹿な会話から離れたい。
千葉で買いそびれた生落花生を見かけたから、買って帰る。魚屋で息をしているセコガニと鮎も見かけて買って帰る。キャンプの貝がたのしかったから、K(9才)と色んなものを一緒に食べたいと思う気持ちと、自分も単純にドキドキしたい気持ちと。
2024.08.18_sun.
朝に道場へ。着くと、北京の高校で音楽を教えているというトルコ人の男性が居た。明日にはもう北京に戻るらしい。
館長が夏休みを終え、今日から稽古にいらっしゃる。
皆で一緒にラジオ体操をして、ストレッチをした。基本動作をして、自由技。
上手く動けなかった。休憩のあと、杖道。
「Are you training Jodo, too?」と、隣に居たトルコ人の男性に話しかけてみた。男性は「No.」と答えた。こんなささやかなことは、duolingo164日目のお陰。
頭から4本目の型まで、館長に相手してもらった。
皆の稽古のあと、『前方回転』と『飛び受け身』を今日も数回。その後でKさんに『二ヶ条』と『三ヶ条』のルーティンと、内開きからと外開きからの『小手返し』の手を取るまでをやらせてもらった。
帰宅してから1年振りに袴をクリーニングに出した。プリーツがもう限界だった。
次の日曜日にはまた稽古があることを伝え、土曜日には戻してもらえる。
気付きながらも後回しにしていたアウトドアの椅子とテーブルも修理に出した。梱包するのが大変すぎたけど、出してしまえて清々した。
2024.08.14_wed.
3人とも寝るのを諦めて、4時半に湯を沸かし、珈琲を入れた。昨夜の炭にもう一度火をつけ、パンにバターを塗って焼いて、ハムと食べる。昨夜残ったホタテも焼いた。
磯浜に降りて少し歩いた後は、もう全部片付けよう、となって、広げまくったあれやこれやを小さく畳んで車に詰めた。朝なのに、もうすでに猛烈な暑さがやってきている。
キャンプ場を後にして、K(9才)とYが釣りをしている間に、ひとりでカメラを持って歩く自由な時間をもらった。ふたりと離れ、太海の集落の細い階段を登っては降り、路地を足の向くまま、気の向くままに歩いた。
ひとりで渡し船にのって『仁右衛門島』に渡った。
島の入り口に着いて船の代金を払う。島を一周するのにどのくらいの時間がかかるか訊ねると、「ゆっくり歩いて40分くらいですね。」と入り口の女性。
知らない場所に立っている。もうそれだけで自分の身体が面白い!と叫ぶ。迷うことのない一本の道(まずは階段)が目の前にある。進む。島を一周する終盤に(ここですよね。)と思う。
2024.08.13_tue.
千葉、太海。
駅に車を停めて、海まで歩いた。
日焼けした瑞々しい肌のライフセーバーの男の子が、浜に入るなり寄ってきて「ここに来るのははじめてですか?この浜は砂が暑くなって足の裏をやけどすることがあるので、浜を歩く時はサンダルを履いてください。それと、泳ぐときは黄色の浮きまでの中にしてください。」
旅のはじまりから声の出し方のいい人に会えると、いい予感がする。
肩まで海に入る。K(9才)も大きな浮き輪をつけて波にのっている。
この旅の行き先を太海にしたのは、熊谷守一の絵を見たから。そして「キャンプをしてみたい。」というK(9才)の4年越しの夢を叶えるため。
ひとしきり泳いで、砂を落とし、Yが調べておいてくれたシーサイドベースで昼ごはんを食べた。明日の朝に食べるパンも買えた。スーパーに寄って、夜に焼くハマグリとサザエ、ホタテ、肉とバターと氷も買った。15時頃にキャンプ場に着いた。
夕方なのに猛烈に暑い。この状況は予測していたので、暑くて疲れてテントがすんなり立てられなくても、喧嘩することとグズることだけは悪循環だから辞めよう、と事前に3人で話は済んでいる。
案の定すんなりテントは立たない。ストックがないと自立しない山用のテントを10年振りに炎天下の中で立てるのだから、すんなり行くはずがない。事前に喧嘩しないことを取り決めておいて本当に良かった。Yはテントが立ち上がるまでに3度頭から水をかぶりに行った。それぐらい猛烈に暑かった。
なんとか小さなテントが無事に立った。前日に(海辺のキャンプは暑いだろうから、と)新宿まで買いに行った新しいタープは「無理しないで今回は立てるの辞めておこう。」と、立てなかった。この日差しも、言う間に落ち着くだろうから。
寝床が作れたことでホッとして、磯浜に降りた。Kは小さな魚を網ですくって虫かごに入れ、嬉しそうに眺めた後でまた元のところに戻した。夕飯は炭をおこして貝を焼いた。うまい、うまい、と言い合って食べた。
片付けは明日にして、3人でテントに入って横になってみた。
「・・・・・。」
標高の高い山でしか、これまでテントで寝てみたことがなかった。ここは海だ。暑すぎてテントに入っていられない。寝るなんてとても出来ない。
幸い、山のように何故か海辺には虫があまりいなかった。しばらく我慢して、しばらく考えて、テントの外に厚手のシートを敷いて、星空の下で寝ることにした。
「これは思い出になるな。」とわたし。「他の人に見られたら変だと思われないかな。」とK。「それなら明るくなる前に起きようぜ。」とY。
人は何かのアクシデントがあったら空の下で寝ることになるんだな。
ここはキャンプ場で、こんな安全な場所で危険もなく、腹も満たされていて、なにがアクシデントだ。本当のアクシデントではない。屁でもない。
うつらうつらして、だけど1時半にも2時半にも3時半にも3人で顔を合わせ、トイレに行ったり、水をのんだり、流れ星を見たり、喋ったりして、またうつらうつらした。
2024.08.12_mon.
K(9才)は体力温存のため、留守番。
Yと新宿へ、タープを探しに。
ついでにYがサイズ直し、自分も磨き直しに出していた結婚指輪を受け取りに。
もうじき18年、を目前に磨き直された結婚指輪は、指輪に顔が映るほど綺麗に磨かれて戻ってきた。目に入るたびにその綺麗さが可笑しい。その足 で『らんぶる』に寄って、アイスコーヒーをのんだ。それと、チーズケーキをひとつ。18年(17年?)前の『らんぶる』のトイレは、亡くなった祖父母の家のトイレと同じ匂いがした。今日の『らんぶる』のトイレは、もうその匂いがしなかった。
2024.08.11_sun.
道場で稽古。一応道場は夏休みに入っているし、今日も人数が少ない。3人だけ。Aさんも沖縄に行っていてずっと居ないし。夏休みだから館長も来ない。
忘れないように杖道 の『着き杖』『水月』『引さげ』『傾面』をおさらい。
鹿島の太刀を持って、『一の太刀 袈裟斬り』。
そして合気道。手合わせ、二ヶ条と三ヶ条のルーティン。
暑さがあまり堪えていなくて、もっと動きたいのは自分だけで、他の人は暑さに堪えていて、受け身をとる稽古がメニューに入らない。つまらない、などと思わずに、今日やらせてもらったことも、パーフェクトには出来ていないのだから、それに集中すればいいだけのこと。だけど心はそんなに素直にいかない。
ここのところ日曜日だけの稽古だから、身体が忘れないように、ひとりで『前方回転受け身』と『飛び受け身』を数回、まだ身体から抜けていないか確認して、なにも疲れないまま稽古が終わる。